信長のシェフ

登録日:2012/01/17 Tue 20:06:11
更新日:2024/04/22 Mon 22:41:04
所要時間:約 3 分で読めます




西村ミツル(原作)と梶川卓郎(作画)が週刊漫画TIMESで不定期連載している戦国料理漫画

何らかの理由で戦国時代へとタイムスリップしてしまった料理人ケンが現代の料理技法や知識を生かし、織田信長の料理人として奮闘していく物語。

2013年1月~3月にテレビドラマ化された。第2シリーズは2014年7月~9月まで放送*1


◆登場人物
  • ケン
演:玉森裕太(Kis-My-Ft2)
戦国時代へとタイムスリップしてしまった青年。その影響か自身に関する記憶を喪失している
京都で料理達者と評判になっていたところを信長に目を付けられて彼の専属料理人となり、食文化によって信長を支えてゆく。
料理に関する確かな技術と知識、そして信長の無理難題に応えられる発想力を持っている他
どんな謀略渦巻く場にあっても「アヤツは腕を切り落とされようとは入れない」と信長に言わしめるほど料理人としてのプライドを持つ。
日本史についてはあまり詳しいわけではないようで、信長の最期(本能寺の変)は知っているが、松永久秀は知らなかったりする。
話が進むにつれて、歴史の教科書に載るような大名、武将どころか更に五大摂関家をはじめとする公家とも顔が知られるようになっていき、もはや料理のスキル(セネガルなどのアフリカ料理も作れることが判明している)&人脈が当時にしろ現代にしろ非常におかしい広さを持つようになった。

  • 織田信長
演:及川光博
皆ご存知の戦国大名
ケンの評判を聞いて自分の料理人として召し立てた。
外交面においてはケンの料理が信長にとっての重要な武器となっており、その腕前と実直な人柄を深く信用している。
暴君と恐れられているが、日本を世界の国々に負けない強国にするという理想と信念を抱き、人を惹き付けてやまない魅力を持つ。
当初は「わしは食い物に興味はない。ケンの人気の秘訣に興味がある」な発言をしていたが、話が進むにつれてケンの多彩すぎる料理によって舌が肥えすぎたのかよほどの料理人ではないと満足できなくなっていった模様。

  • 井上恭之介
演:きたろう
織田家の料理頭だったがケンとの料理勝負に負けて、その地位を取って代わられてしまう。
かなりセコイところがあるが不思議と憎めない人物。
料理人としての腕は確かであり、その知識をケンに頼りにされたり、ケン不在の時は信長の食事を担当している。
茄子の中に酒で煎った鴨肉を詰めた鶴つぼが得意料理。


演:志田未来
タイムスリップしたばかりのケンを拾って面倒を見てくれていた女鍛冶。
信長の料理人となったケンに自分の作った包丁を託す。
気まずい関係になったり、武田勝頼にNTRされそうになったり、仲直りしたりと紆余曲折平行線が長い期間もあったが、現在は祝言を前提にケンと恋仲になっている(ただし弟子の勘太に代々の技術の伝承を終えるまで待つことに)


◆作中でケンが作った料理
  • 宇治丸のネギ塩焼き干し、大根の味噌和えのせ
白焼きにした宇治丸(うなぎ)を味噌で和えた干し大根と一緒にご飯に乗せたもの。
骨っぽくなくてさっぱりとした風味。

  • 真鴨のロースト、柿のピュレ、栗と野菜のキノコ添え
酒でフランベした鴨肉に、鴨の脂で炒めた栗とキノコ、そしてピュレ状にした柿を添えたもの。
当然だが信長に「奇天烈な名前の料理」と言われた。

  • めし玉
料理勝負に負けた井上を斬ることを拒否したケンが信長の「もう一品作れ」という命令に応えて作ったもの。
焼きめしのなかに鴨肉そぼろ、人参、大根、キノコをみじん切りにして炒めたものを詰めたもの。
大量に保存ができる上に、お湯を注ぐだけで温かい状態で食べることができる。
後に鯛そぼろや海老などの伊勢の幸を具にしたものも作っている。

  • 金平糖、友好の花仕立て
水に溶かした金平糖を茶筅で糸状にしたもの。
ルイス・フロイスと信長の友好の証として作った。

  • 伊勢海老の辛子味噌炒め金箔乗せ
北畠具教に出した料理の一つ。
鳥獣の脂を煮溶かしたもので伊勢海老を炒めたもの。
炒めるという料理技法を知らない北畠に衝撃を与えた。

  • うずらの葱巻き照り焼き
本膳料理を超える料理として足利義昭に出したものの一つ。
味噌の上澄みを醤油代わりにして、うずらの肉を照り焼きにしたもの。
肉はふんわりと柔らかく、まろやかな風味。

  • 茹で海老蝶仕立てサバイヨンソース添え
信長の正室である濃姫に出した料理。
茹でた海老に卵黄を鴨脂で乳化させたものを海老の煮汁と酢で伸ばしてマヨネーズ風のソースをかけたもの。
海老の甘さとソースの酸味が合わさって絶妙な風味を生む。

  • 蟹のカクテル、鯖の瞬間燻製梅肉ソース
越前名物の蟹と鯖を使った料理。
もともとは別の料理を作っていたのだが、ある理由によって信長から作り直しを命じられて急いで作ったため、調理法自体は簡単である。

上記は初期の料理だが話が進むにつれて各地方の中華料理、トルコ、マレーシア、インド、アフリカなどなど一介のホテルの副料理長の枠を遥かに超えた料理を披露している。


追記・修正は信長のシェフになった人がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 漫画
  • 料理漫画
  • 戦国時代
  • 織田信長
  • タイムスリップ
  • 西村ミツル
  • 梶川卓郎
  • テレビドラマ
  • テレビ朝日
  • 信長のシェフ
  • 玉森裕太
  • 及川光博
  • 京都ミステリー枠
  • 週刊漫画TIMES
  • 芳文社
  • 実写化
  • ドラマ
  • 東映
  • 13年冬ドラマ
  • 14年夏ドラマ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月22日 22:41

*1 第2シリーズは木曜ミステリーの時間帯で放送されたが、ミステリー作品ではない為、この期間のみ木曜ミステリー枠を一旦休止し、2014年10月に再開している。