ザク50

登録日:2012/11/16 Fri 22:39:22
更新日:2023/08/04 Fri 01:04:07
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ゲーム「SDガンダム Gジェネレーションシリーズ」に登場する機体。
型番:MS-50


宇宙世紀0130年、ちょうど一年戦争が終結して50年が経ち各地で祭典が行われていた。そこには色々な会社が博覧会の如く参加しており、その中にはかつて軍需産業で隆盛を極めていたアナハイム・エレクトロニクス社の姿もあった。

この時期のアナハイムはサナリィとの新型MS競作に敗北し、さらに小型MSのシェアを得るため社運を賭けて発動した「シルエットフォーミュラプロジェクト」も成功寸前で水泡に帰したため業績不振にあえいでいたのである。

この状況を当然良しとしなかったアナハイムはかつての威光を取り戻さんと、この「一年戦争終結50周年イベント」に参加することを表明。そして長年の実績と開発技術力をアピールしてMSシェアを少しでも回復しようと開発し、出品したのがこの機体である。

外観はジオン系MSを意識した…というかザクを意識したものになっている。これは一年戦争関連のイベントなのでその時代の傑作機とされたザクを強化した…という技術力アピールの狙いがあったものと思われる。そのため、頭部もモノアイを搭載しておりこの時代においては珍しいものであった。さらに大型ビームサーベルや大型メガ粒子砲、Iフィールドバリアも持つなど攻防優れた性能を持つ。
…しかし、この機体には最大の、そして賛否両論な特徴があった。


大型MAなのである。


前述したようにこの時代においては、小型MSが主流であり大型機は敬遠されやすい傾向があった。本器はあくまで技術力アピールのための機体で、量産検討機というわけではないのだが、賛否両論は免れなかったようだ。
そもそも、アナハイムってMAは基本作っていなかったのだが…(技術自体は持っている)。もしかしたら、何が何でも注目を集めようとして、あえてこうした機体を作ったとも考えられるのでアナハイムの必死さと凋落振りが窺える、ある意味では悲しい象徴ともとれる。

ただ、7年前のU.C.0123年のコスモ・バビロニア戦争にはラフレシア、3年後のU.C.0123年の木星戦役にはディビニダドといった大型MAが(しかも後者は8機も)現れて、そりゃもう大暴れしており、大型MAが採用される余地も確かにあった。
というか見栄えの良さもあって敵組織はいっつも大型MAを繰り出しているしな。ドッゴーラとか

また、この機体そのものも(量産を前提とせずに開発されたとはいえ)大火力やバリア、格闘能力、飛行能力など総じて高性能であったため技術力は本物であったといえる。
アナハイムの売り上げがこれで即上向いたというわけではないが、8年前のU.C.0122に開発したジャベリンの存在もあって、アナハイムはサナリィに対抗する技術力があることを見せることには成功したと言える。
またジャベリンの開発自体は122年だが、生産ラインが整ったのは十年を経た132年頃といわれる。ザク50が130年に示した技術で弾みがついた、と考えるのもあながち無理とも言えないだろう。



[ゲーム中での活躍]
「ZERO」で初登場。ザク系の終着点であり、高威力の大型メガ粒子砲や射程1〜2をカバーする大型ビームサーベル、MAP兵器、Iフィールドなど使い易い要素が多い。「F」ではドク・ダームを乗せると全カットインが見れたりする。
「F-IF」ではプラモ狂四郎vsサッキー竹田のステージで、パーフェクトジオングを撃墜されたサッキーの乗機として登場。ブラッディマリーじゃ駄目だったんだろうか。

「魂」からはサイズ制の結果、大型MA扱いになった上サーベルの射程が1のみにされたためPS時代のようにはいかなくなってしまった。
とはいえ武器の仕様は変わらず高威力であり、最近の作品ではマルチロックも可能なため大型機の中では大分使い易い方である。
最近だとGジェネオリキャラを乗せれば「歴戦の勇士」「戦場の女神」で補正が掛かってさらに火力が上がる。


「ZERO」のデモではレイチェルが、「WARS」のデモでは「ザク」繋がりかバーナード・ワイズマンが搭乗していた。これ以前からバーニィを乗せていた人は多かったようだが、このデモでさらに拍車がかかったとか。



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最終更新:2023年08月04日 01:04