ビスト財団

登録日 :2012/05/03 (木) 23:47:36
更新日 : 2016/09/15 Thu 23:39:35
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ビスト財団とは、「機動戦士ガンダムUC」に登場する財団法人。


【概要】
サイアム・ビストが創設した、美術品の保護を目的とした財団法人。
歴史的美術品を地球からスペースコロニーへ輸送する事が主な業務。

サイアムが稼いだ莫大な資産を洗浄する集金窓口と云うマネーロンダリング機関でもある。
連邦政府の官僚の天下り先としても機能している。

宇宙世紀一の大企業「アナハイム・エレクトロニクス社」とは盟友関係にあり、財団法人の枠を超えた絶大な影響力を持つ。
とある事情 から、地球連邦軍が迂闊に手を出す事が出来ず、(間接的に)様々な戦乱を引き起こしたアナハイムが連邦軍からお咎めを受けない理由の一つ。

アナハイムが管理・運営する工業コロニー「インダストリアル7」を拠点としており、コロニービルダーには財団の屋敷がある。
屋敷には西暦の15世紀に製作されたタペストリー「貴婦人と一角獣」が飾られている(サイアムの子が一年戦争前に購入した物らしい)。



【財団の誕生】
西暦から宇宙世紀に変わろうとする日…。
サイアムは貧困生活から抜け出す為に、首相官邸「ラプラス」の爆破テロに加わる。
テロは成功し、サイアムを加えたテロリスト達は逃亡を図るものの、雇い主の策略で宇宙艇が爆破されてしまう。
サイアムは奇跡的に生存し、ラプラスの残骸から とある箱 を発見する。

後にサイアムは、近くを通り掛かった宇宙船に救われ、無事に生還する。

生還して地球に帰ったサイアムは、表向きには故人と云う自分の特性を活かして裏社会へ足を踏み入れる。
宇宙世紀0010年、裏社会を牛耳る様になったサイアムは地球連邦軍に接触… の存在をちらつかせ、連邦軍を揺さぶる。

後に特許事業を始めたサイアムは、アナハイム・エレクトロニクス社と関係を持つ。
中規模な家電メーカーだったアナハイムはサイアムの協力で得た特許で莫大な利益を挙げ、大企業へ成長する(サイアムが箱の力で間接的に連邦軍を動かし、ライバル社を蹴落とした事も影響する)。
これにより、サイアムは役員としてアナハイムに入社し、当時の専務の娘と結婚する。
サイアムの結婚相手はフランスの名家「ビスト家」であり、婿入りしたサイアムは「サイアム・ビスト」となる。
後にサイアムは美術品のコロニー輸送、マネーロンダリング事業を始め…「ビスト財団」が誕生する事になる。



【財団の裏事情】
サイアムが回収した箱… 「ラプラスの箱」
それは連邦政府の官僚を揺るがす大スキャンダルであった。

時が流れる事によって箱の存在は風化するかと思われたが、ジオン・ダイクンの提唱する「ジオニズム思想」登場によって、箱は連邦政府を崩壊させるかも知れない力を持ってしまう。

連邦政府は 箱の中身 を隠蔽し続けた。
それにより、箱を管理しているビスト財団は影響力を強める事になる。

時は流れ、宇宙世紀0096年。
一年戦争、デラーズ紛争、グリプス戦役、ペズンの反乱、第一次ネオ・ジオン抗争、第二次ネオ・ジオン抗争…多くの戦乱の果てに、サイアムは箱の解放を決意する。
これが、「ラプラス戦争」を引き起こす事になる…。



【関係者】

■サイアム・ビスト
ビスト財団の創設者。
ラプラス事件の実行犯の一人であり、ラプラスの残骸から発見した箱の力で財団を作り上げる。
既に100歳を裕に超える老体だが、宇宙世紀0096年にも、冷凍睡眠を続けながらも生きながらえていた。
権力闘争のため自身の血族を殺めるなど手段を選ばない人物だったが、箱の持つ意味を考え直した末、孫のカーディアスの協力もあり、これまで封印してきたラプラスの箱を解放しようと動き出す。


■カーディアス・ビスト
サイアムの孫で、宇宙世紀0096年時点のビスト財団当主。60歳。
サイアムの意志でラプラスの箱を解放する為に行動する。
バナージとアルベルトの父親(バナージは愛人の子)。
袖付きへ箱の鍵であるユニコーンガンダムを譲渡しようと行動する中、ミネバが接触してくる…。
その後、マーサがインダストリアル7に送り込んだエコーズの襲撃を受け、エコーズに同行していたアルベルトに撃たれ重傷を負う。
最期はユニコーンガンダム…バナージに希望を託し、炎の中へ消えて逝った…。


■マーサ・ビスト・カーバイン
カーディアスの妹。55歳。
アナハイム・エレクトロニクス社長夫人(勘違いされがちだが、会長のメラニー・ヒュー・カーバインの妻ではない)。
財団存続の為に箱の解放を阻止しようとして、カーディアスの元にエコーズを送り込む。
男社会を嫌っており、男性に対して異常な対抗心を持つ。
目的の為には、甥のアルベルトと関係を持ったり、グリプス2を使用する等手段を選ばない。
ラー・カイラムをほぼ私物化する等、連邦軍に対しても強い影響力を持つ。


■アルベルト・ビスト
カーディアスの息子で、バナージの異母兄。32歳。
アナハイムの重役。
エコーズを率いてネェル・アーガマに乗り込み、傍若無人ぶりを発揮する(それは艦長のオットーが陰でブチギレる程)。
バナージに対して嫉妬心を抱いている。
マーサの言いなりであるが、父親であるカーディアスを撃った事による良心の呵責に苦しむ等、根っからの悪人では無い。
ある一件でマリーダに救われた事で、彼女に対して好意を抱く様になる。


バナージ・リンクス
カーディアスの息子で、インダストリアル7のアナハイム高専に通う学生。
詳しくは、該当項目参照。


■アンナ・リンクス
バナージの母親で、カーディアスの愛人。
本編開始時点では既に故人で、彼女の死後バナージはカーディアスの奨めでアナハイム高専に入学した。
ビスト一族の一員として迎え入れられていたものの、バナージをビスト一族の運命に巻き込まれない様にする為に、バナージを連れて一族から抜けカーディアスの元から去った。
ピアノの演奏が趣味だったらしい。




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