キメルのYOYO!

登録日 :2011/11/24(木) 00:54:10
更新日 : 2015/07/25 Sat 16:37:35
所要時間 :約 7 分で読めます




『キメルのYOYO!(キメルのヨーヨー!)』は、かつて『月刊コロコロコミック』2010年10月号から連載していた、『超速スピナー』以来のハイパーヨーヨーを題材にした漫画。
作者は『学級王ヤマザキ』、『コロッケ!』等で有名なカッシーこと樫本学ヴ。



【ストーリー】

素雛小(すぴなしょう)に通う少年「斗陸キメル(とりく きめる)」は「かっこよく生きる!」が信条の小学五年生。
ある日キメルは、クラスメイトのチョビ太が力尽くでヨーヨーを不良達に盗られた所に遭遇する。
最初は「そんなオモチャを取り上げてよろこんでんでんの?かっこ悪っ!!」と不良達をバカにするキメルだったが、それに対し聞き捨てならないと、ヨーヨーが得意な不良達のリーダー、カマイタはトリックを披露。
キメルはカマイタのプレイを見てハイパーヨーヨーをかっこいいものだと感じる。

そしてカマイタはヨーヨー勝負に勝てば返してやると提案。
しかしヨーヨーを持っていなかったキメルだったが、クラスメイトの糸川静からヨーヨーを借りてカマイタと勝負。
見事勝利し、ヨーヨーを取り返したキメルは、静に「ヨーヨー部」にスカウトされたのだった。


【登場人物】


◆素雛小(すぴなしょう)

●斗陸キメル(とりく きめる)
本作の主人公。「かっこよく生きる」が信条。
カマイタとの一件からハイパーヨーヨーのかっこよさを知り、静に勧誘されヨーヨー部に入部。

実家のラーメン屋で二歳の頃から手伝いをしており、かっこつけた湯切りを続けた結果、手首のスナップが鍛え上がった。
ヨーヨーは初心者だが、スナップが良い為ヨーヨーの回転力は凄まじいものがある。

使用したヨーヨーは
  • 静スペシャル
  • スピンフェニックス
  • ハイパークラスター
  • マッハフェニックス
  • ブレイズグリフォン
  • サンダードレイク

●糸川静
ヨーヨー部の部長を勤める少女。
キメルのクラスの委員長でもあり、クラスでは眼鏡をかけている。
ヨーヨーの腕前は相当高い。

●チョビ太(超美太(ちょうび ふとし))
キメルの一番の友達で、語尾に「~やんす」と付く背の低い少年。キメルと共にヨーヨー部に入部した。

同作者の作品でいう、ウスターやツナヨシポジション。

当初は活躍が無かったが、現在はそれなりに上達している。
使用するヨーヨーは『マーキュリー』。

●カマイタ(鎌板チズル(かまいた ちずる))不良のヨーヨーチーム「チーム・カマイタチ」のリーダーの少年…だったが、ヨーヨー部に入部した。
関西人でお金には目が無い。

ヨーヨーの腕は高く、関西にいた頃、ルーピングの速さと切れ味から「疾風のカマイタチ」と恐れられていた。
しかし嵐の存在により「疾風のカマイタチ(笑)」状態。

●陽々(ようよう)
「ペイ」と鳴くキメルのペットのパンダ。大きさはシャオ○イ位で、前髪(?)が跳ねている。

警察犬並に鼻が良いらしい。


◆獅子王学園
何度も日本一に輝いたことのあるヨーヨーの名門校。
部員は三百名以上もおり、登場した限りでは6軍まである。

●糸川嵐
獅子王学園ヨーヨー部三百人の頂点に立ち、キャプテンを勤める少年。
静の双子の兄だが、静とは仲違いしている。
キメルのライバルであり、ある意味本作を象徴する存在。

「ヨーヨーは命を懸けた真剣勝負」という考えを持ち、人を傷付けてまで強さを追い求めている。
だが静はそれに対して反発し、逆に嵐も静のことを甘いと嫌っている。

ループ・ザ・ループでカマイタチが発生する程の超高速プレイが可能。
こいつのせいでカマイタの立場が無い。

使用したヨーヨーは
  • ストームタイガー
  • 暗黒のストームタイガー
  • スラッシュドラゴン


◆四露死苦小
古い暴走族風のチーム。
トリックの「オートバイ」をしながら移動したりする。

●天上唯
四露死苦小の総長(キャプテン)の男。
見た目によらず、ヨーヨー界ではピクチャートリックの第一人者として名が知れている。


◆不忍学院(しのばずがくいん)
「忍ヨー部(にんよーぶ)」という名前のクラブの生徒達。全員が忍者の格好をしている。

●星影ハンゾウ(ほしかげ はんぞう)
忍ヨー部のお頭。
忍術の修行の足しに成ると思って大会に参加した。

実力はあるが、ヨーヨー自体は「しょせん子供の遊び」と考えていた。
しかしキメルとの勝負の後、「ヨーヨーにも心が必要」と思い直した。

使用するヨーヨーは『スターフライ』。


◆山奥山小(やまおくやましょう)
キャプテンのプー太郎以外は動物で、プー太郎もウンチを二つくっつけたヨーヨーを使う等、ネタ要素の強いチーム。

  • 月の輪プー太郎
山奥山小ヨーヨー部キャプテンで、熊の着ぐるみを着た可愛い顔の少年。
しかしヨーヨーの実力はあるが卑怯な手を好む。
また、気に入ったからと言って人のヨーヨーを盗ったり、いらないと言ってヨーヨーを捨てる等、使うヨーヨーに愛情を持たない。

使用したヨーヨーは
  • ハイパーインフィニティー
  • ハイプーヨーヨー


◆その他

●じいちゃん
キメルの祖父で、ラーメン屋「陽々軒」の大将。

●テイラー
ハイパークラスターを知り尽くした「クラスタースピナー」の男性。
ハイパークラスターの力を引き出せると感じて、キメルと嵐にハイパークラスターを託した。
使用するヨーヨーは『ブレイズグリフォン』。

●ジャッジ・マニー
ヨーヨー日本一を決める大会「スピナーズカップ」の司会&ジャッジマンを勤めるドレットヘアーの男性。
寒いギャグを連発する。
また、よくコスプレをして登場する。










さて、本題に入ろう。

コロコロに限らずホビー漫画では、題材のホビーで命を懸けたバトルが繰り広げられたり、命懸けとまではいかずとも、激しい闘いが行われることは当たり前にある。

しかし本作の題材である、ハイパーヨーヨーはビーダマンやベイブレードのように相手を攻撃したりするバトルには成り得ない筈である。

だが本作は遊戯王のハイパーヨーヨー編以上にバトル漫画と化している。

以下、具体例


  • ヨーヨーをわざと人にぶつける(人によっては横からトラックを突き飛ばせる)
  • ↑をトリックの「フェニックスホイール」や「エレベーター」でガード。
  • 木造の手摺りを切断出来るカマイタチを起こして人を攻撃
  • ↑を「ループ・ザ・ループ」でヨーヨーをぶつけて迎撃
  • トリックをクリアした後、更に巨大なカマイタチで攻撃(攻撃する必要性は全く無い)
  • 相手のヨーヨーにヨーヨーをぶつける(床にヒビが入る程の衝撃が発生する場合もある)
  • 『犬○叉』の「風の○」の痕みたいなものが出来る技を使う
  • 落下しそうに成った仲間をヨーヨーのストリングス(糸)を絡めて救助
  • 崖の上から岩を落として攻撃
  • ↑から仲間にヨーヨーを絡めて引っ張り救出
  • 隠れ身の術で隠れて奇襲を仕掛ける
  • 変わり身の術
  • 分身の術
  • ↑の分身を、ストリングスを長くしたヨーヨーで「ラッソー」という、頭上でヨーヨーを回転させるトリックを使って(つまりヨーヨーを振り回して)全滅させる
  • 粘着性のあるヨーヨーで人のヨーヨーを盗る
  • 水中で足が挟まった岩をヨーヨーで破壊して脱出
  • 地面に小さなクレーターが出来る技を使う
  • 二人がかりで相手をヨーヨーで攻撃(すごい衝撃が発生)
  • ↑を「ロングスリーパー」でガードし、逆に攻撃した方のヨーヨーを破壊(ガード後もヨーヨーは回転)
  • 片手の指全部にヨーヨーを付けて、五つのヨーヨーで木造船のマストを折り、相手チームを攻撃
  • ↑に対して更にヨーヨーをぶつけ、マストを折って救出(使ったヨーヨーは一個(ただしヨーヨーも壊れた))


…このようにハイパーヨーヨーの漫画としては 何かが間違っている。
確かにヨーヨーは昔は武器として使われていたという説もあるし、ヨーヨーを武器として使った作品も多いのだが、言うまでもなく、 ハイパーヨーヨーはホビーである。
ヨーヨーの話だけなら『遊戯王ではよくあること』ってレベルじゃねーぞ!

ただ、一応断っておくと、本作でもきちんとしたトリック勝負は普通に行われている。
…が、そういった勝負でも、地面との摩擦熱でヨーヨーが燃え上がる、超すごい「犬の散歩」、「ダッシュ・ザ・ケルベロス」という技が登場する、等といったことが起きる。

少なくともカッシーが『コロッケ!』や『ガリレオ』のノリを引きずっているのは間違いないようだ。



最後に

ヨーヨーを人にぶつけるのは普通に危ないので、良い子は絶対に真似しないように。
お兄さんとの約束だぞ!




追記・修正はケータイにヨーヨーを思いっ切りぶつけてからお願いします。

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