クラフト(英雄伝説 軌跡シリーズ)

登録日:2012/04/10 (火) 09:58:06
更新日:2021/10/26 Tue 00:35:14
所要時間:約 5 分で読めます




クラフトとは、RPG『英雄伝説 軌跡シリーズ』における“技”や“必殺技”に該当する物の呼称である。
プレイヤーは各キャラ毎に固有のこれらを駆使して戦いに臨むことになる。




【概要】

技である以上、基本的に各々が得意とする武器を通して繰り出されることが多い。
そのため、設定的に戦闘を得意とするキャラであれば直接的な攻撃力に富んだものを、そうでない者や導力魔法に長けたタイプならサポート系統のものを多く覚える傾向にある。


各キャラが戦闘でどのような役割を担うかは、
  • 最大HPや攻撃力などの各種パラメータ
  • 戦術オーブメントのライン配列(最大EPの多寡やアーツの使用適性に影響)
などと並び、このクラフトの性能に大きく左右される。



大まかな分類と共に、いくつかの例を挙げてみよう。


《攻撃型》
まんま攻撃タイプ。状態異常、遅延、能力値変動などの追加効果を持つものも。

○金剛撃(エステル・ブライト)
敵一体(強化後は対象が範囲に変わる)にダメージを与えつつ、準備中のアーツやクラフトを強制解除。

○双連撃(ヨシュア・ブライト)
一度の行動で二度のダメージを与える。


《回復・防御型》
体力や状態異常などを回復したりするタイプ。

○バイタルカノン(ティータ・ラッセル)
回復効果のある砲弾を打ち上げ、範囲内の味方を治療。


《サポート型》
敵味方の能力値を変動させたり、行動順を入れ替えたりと様々。

○掛け声(エステル・ブライト)
自分を中心に、範囲内の味方の攻撃力を増加させる。

○ケンプファー(クローゼ・リンツ)
愛鷹ジークの攻撃(?)により、敵一体の攻撃力・防御力を激減させる。


これらはあくまで一例に過ぎず、他にも様々なクラフトが存在する。
どこぞの剣帝は分身を作り出すクラフトを使い、挙句、その分身が本体と同様に攻撃してきたり……。ホント勘弁してください。




【CP(クラフトポイント)】

戦闘中に頻繁に増減する各キャラのパラメータとして、HPEPCPがある。
このうち、クラフトの使用時に消費されるのがCP(最大値は200で固定)となっている。


他のパラメータにも少し触れておくと、
HP:残り体力。最大値がレベルアップで成長
EP:アーツ使用時に消費される、各自所有オーブメントの残存導力。最大EPは店でスロットを改造することで増大
といった具合である。


CPはに攻撃を当てる、または敵から攻撃を受けることで少しずつ回復する性質を持つ。
大体の目安として、一体の敵に通常攻撃を当てた時の回復量は10程度。ただし“弱すぎる敵を攻撃しても回復量が少ない”という仕様もあるので、0から満タンを目指すのはちょっと面倒。

ちなみに、広範囲アーツなどで複数の敵を攻撃すれば一度での大量回復が見込める。上手くいけば、そのアーツ後に続けてSブレイク(後述)発動も可能になるかも。




【Sクラフト】

CPを全て消費して発動する、いわば超必殺技。条件が少々ややこしいが、通常のクラフトとは一線を画した性能を持つ。
仕様は以下の通り。

  • CPが最低でも100必要で、しかも使用後は必ずCPが0になる
  • CPを200まで溜めている時のみ最大級の威力を発揮する(または何がしかの追加効果を得られる)
  • 必ず命中する(『シャイニングポム』という、メタルスライム的なモンスターの狩りにうってつけ)
  • CPが100以上あるキャラは常に入力待ち状態にあり、他キャラの行動に割り込んでいつでもSクラフトを発動可能(この発動形態を『Sブレイク』と呼ぶ)

特にSブレイクの意義は大きく、
  • 弱っている敵に先回りして止めを刺す
  • 戦闘中に度々発生する『STRボーナス』などを横取り可能(敵の邪魔をしつつ、自身の攻撃の威力をさらに増大させられる)
  • ピンチでも割り込んで回復や防御ができる
など、上手く活用すれば様々な恩恵を受けられる。
当然ながら、Sクラフトは行動順が回ってくるのを待って通常クラフト同様に使用することもできる。


ただし、Sブレイクで使用できるSクラフトはメニュー画面で事前登録した一つだけに限られる。
攻撃特化、回復・防御特化……といった別方面のSクラフトを持つキャラは、どちらを登録するかで運用方法が大きく変動することとなる。



【コンビクラフト】
零の軌跡で新登場したクラフト。
味方2人のCPを100消費し放つ連携攻撃。

Sクラフトより総じて威力が高く範囲も広い傾向にあり、雑魚の殲滅からボスの削りまで非常に役立つ。
消費CPは合計200であるものの、Sクラフトのように一人がすっからかんになることもないのでその後のケアがしやすいのも魅力。CPMAXからならコンクラ→Sブレイクなんてことも可能。

一方で2人同時行動なため、AT落ちの影響には注意。下手するとずっと敵のターン!になりかねない。
Sブレイクのような割り込み使用も不可能なので、使用タイミングには注意。

また一人用のSクラフトと違い、能力強化やマスタークオーツ効果の参照先が面倒なので把握しておく必要がある。まぁ片方だけ強化すればいいので楽と言えば楽だが。

碧の軌跡から追加されたバーストとも親和性が高い…と思いきや、バーストゲージを二枠使ってしまうので微妙。
バースト前にラッシュをかける時か、バーストゲージ最後の1枠を使うと効率的。




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最終更新:2021年10月26日 00:35