アナハイム・エレクトロニクス社

登録日 :2012/09/29(土) 20:41:31
更新日 : 2017/11/12 Sun 18:52:11
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Anaheim Electronics

アナハイム・エレクトロニクス社とは「機動戦士ガンダム」シリーズのうち、宇宙世紀を舞台とした作品に登場する架空の企業の事である。
初登場は「機動戦士Ζガンダム」。

電子・電気機器の製造販売を中心とする軍産複合企業として名を馳せ、キャッチフレーズは「スプーンから宇宙戦艦まで」とされている。
その果てはスペースコロニーの建造にも携わっているとか。

本拠地は月でグリプス戦役前後から連邦軍は勿論、反連邦組織等の機体の開発や製造も行っている。
いかんせん組織が巨大すぎる上に各部署間の風通しも悪く、連邦軍からさえ「何を作っているのか分からない」「右手がしていることを左手が知らない」とまで言われている。
逆襲のシャア」等では両軍がアナハイム社製のMSを使って戦っているんだから仕方ないか。
(連邦側のMS生産拠点はフォン・ブラウン工場、ネオ・ジオン側MSの製造拠点はグラナダ工場。双方は月の正反対に位置している)
まあだからこそシャアがサイコフレームの情報をアムロ側に簡単に流せたわけだが。 *1

宇宙世紀初頭には新進の一企業であったが、U.C.0080前後には地球圏有数の大企業へと発展。
その躍進の背景には、盟友のビスト財団が関わっている。
ビスト財団当主の妹かつアナハイム会長夫人のマーサ・ビスト・カーバインは、ラプラス戦争の黒幕として暗躍した。

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第二部』では、アナハイム大躍進の時期において反連邦組織である南洋同盟のレヴァン・フウ僧正に目を付けられる。
「世界に邪悪を撒き散らす元凶」「祓うべき魔物の巣窟」と評され、ソーラ・レイ・システムによって月面の本社を消し飛ばすテロ計画を立てられた。
レヴァンはNT能力で終末に向かう刻の流れが見えるようなので、それによって後々の戦争で暗躍するこの会社の存在を感じて敵視したのかもしれない。
なお、この計画を明かした際のレヴァンの話によると、アナハイムの月面本社は超性能のサイコ・ザク軍団 *2 でも歯が立たないとまで見立てられている。えぇ…。

グリプス戦役期はエゥーゴのスポンサーを務めるが、保身の為にエゥーゴの敵であるティターンズとも取引した。
これは、自己保身と同時にグリプス戦役を煽って戦争を加速化させて金を稼ごうとした背景もあると思われる。

ガンダムUC」ではアナハイム・エレクトロニクス工業専門学校も登場。
就職率は100%ながら、シニアハイレベルの学力がないと雇ってくれないらしい。

閃光のハサウェイ」では、マフティーとの極秘取引で宇宙世紀100年代の最新鋭機であるΞガンダムを提供。
この際には証拠隠滅の為に製造の元となる情報は全て隠していたが、こんな超高級機を提供できる会社なんてアナハイムしかないので、公然の秘密だった。
なお、連邦もマフティーに対してアナハイム製である超高級機ペーネロペーを投入している。

大きな戦乱もなかった閃光のハサウェイとF90の間の時期には、超高級機であるゾーリン・ソールを連邦向けに製造。
この機体は小型化路線とは真逆の存在だったので連邦軍に採用されず、ズィー・ジオン・オーガニゼーションに譲渡される。
実際はゾーリン・ソールの開発はアナハイムと連邦にズィー・ジオンが働きかけて、譲渡前提で開発されていたとの疑いもある。

ガンダムF90」辺りでサナリィとの小型MS開発競争に敗れたことからアナハイムが戦争の表舞台から消えつつあった。
特にサナリィの機体を模倣した機体のデータから新機体を開発しようとしたり等、サナリィの技術を盗用あるいは参考にする事がしばしば見られた。
連邦の敵対者であるブッホ・コンシュルンとも技術交流を重ねるなど、アナハイムの相当の焦りが目に見える。
また、残骸となったマザー・バンガードから帆を回収して実験してた事もあった。
まぁいくつものロングセラーの量産機を開発しているのでなんだかんだで潰れない。

宇宙世紀200年代を描いた『ガイア・ギア』『G-SAVIOUR』と言った作品には登場しないため、この時期の詳細は不明。
ガイア・ギアに登場するマン・マシーンのゾーリン・ソールが、上述したように大昔のアナハイム社製という設定が存在するのみである。

ここまでは至って普通の会社に見える(いや見えないか)。

この会社の恐るべきところ、それは……



実にクリエイティブな機体を作る事である。



≪代表的な製品一覧≫


ガンダム開発計画の5体
ハイザックマラサイ
リック・ディアス系列(ディジェは除く)
ネモガンダムMk-Ⅲ(AE仕様)
百式系列、デルタガンダムメタス
Ζガンダム系列、Ζプラス系列、ΖⅡ
ル・シーニュ
Gディフェンサー、メガライダー
ΖΖガンダム系列、FAZZSガンダム
ディープストライカーネロ
ジェガン系列、ジェスタ
グスタフ・カール、シルヴァ・バレト
デルタプラスリ・ガズィリゼル
νガンダム系列、ユニコーンガンダム
ギラ・ドーガ系列、ギラ・ズール
ヤクト・ドーガサザビーシナンジュネオ・ジオング *3
Ξガンダム、メッサー、ペーネロペー
ヘビーガンGキャノン(OEM生産)
シルエットガンダムハーディガン
Gキャノンマグナネオガンダム
ザク50
ジェムズガンジャベリン
ゾーリン・ソール


また、キャッチフレーズ通りにアーガマ級アイリッシュ級ネェル・アーガマなどの戦艦も建造している。
各々の説明は項目の中の内容でまとめてあるのでそちらを参照。


≪技術力やその歴史に関して≫


まあ、何ていうか、色々とヤバい機体を開発しているのである。
特に核爆弾を積んだり、サイコミュを積極的に取り入れた危ない機体を見かけたら、 とりあえずそれはアナハイムの機体だろう 、多分ね。
あとMAは基本的に開発していない。
デンドロビウムやディープストライカーは装備を積み込みまくってデカくなったMSである。

また製品の他にも、一時期はニナ・パープルトンやオサリバン常務などなど、多くの 名物社員 を抱えたことでも有名である。中にはスパイもいたりと、枚挙に暇はない。
特にニナやルセット・オデビーを始めとするアナハイムの女性エンジニアは“ アナハイム・ギャルズ ”と渾名される名物集団であった。

これらの凄まじいまでに特徴的な有り様から、数多いるガンダムファンからは 超ド級の変態企業 という認識が不動のものとなっているアナハイム・エレクトロニクスであるが、
実際その技術力や経済力からくる存在感は凄まじいものがある。

一年戦争時、既に巨大なコングロマリットを形成していたアナハイムは、当時からジムやその武装を中心に生産しつつ、軍関連資材の納入も積極的に行っていた。

一年戦争が終決すると、ZEONIC社をその巨体に吸収。
更にその勢いは止まらず、RX計画にてコアファイターを開発したハービック社、
ビームライフルの開発生産を行ったブラッシュ社やボウワ社なども次々とM&Aによって吸収、或いは傘下に収め、
ついには 地球圏最高 とまで言われる程のMS技術を持つまでに至った。

一応中立の立場を取っていたが、歯に衣着せぬ表現をすれば 「勝てば官軍」 を地でいく腹黒っぷりを発揮している。
アナハイムは相手の身分を問うことはせず、テロリストだろうが反連邦組織だろうが金さえ払えば誰でも顧客にする。
戦争してる勢力両方に兵器を提供する ”など日常茶飯事。
上にも書いたが 敵も味方も全部アナハイム などよくあること。
遠慮誇張無くもう こいつだけでいいんじゃないかな 状態である。

月に本拠地を置くその体系から、アースノイド至上を掲げるティターンズからは爪弾きにされたために(実は元々アナハイムは地球の企業なのだが)
ムーバブルフレームの技術を得られなかったものの、“ブロックビルドアップ”と呼ばれる ムーバブルフレームに近いもの してリック・ディアスに採用。
更にエゥーゴに繋がりを持っていたおかげでもたらされたガンダムMk-Ⅱのデータを使って更に発展させ、可変機Ζガンダムを完成させる。

地球連邦がサイコミュ技術を独占して民間企業を弾き出したのに、アナハイムは「 そんなの関係ねぇ! 」とばかりに、
吸収したZEONIC社の技術を発展させ 準サイコミュであるバイオ・センサーを独自開発 。同じくΖガンダムの機体管制・制御系に搭載する。

その後もアナハイムの 変態 っぷりは止まることを知らず、宇宙世紀を席巻し続けた。

が、変態企業とも言えるアナハイムであるが実は資金や施設、技術力に隠れてる弱点がある。

それは自らが 「新機軸の技術」 を生み出すこと。

そもそもMS産業は一年戦後様々な企業買収をして得たものだし、ガンダム開発計画も連邦との共同プロジェクトでRX-78シリーズの設計データを入手したことから始まっている。

グリプス戦役時代は新装甲材であるガンダリウムγもシャアがその技術を提供し、Z計画を進行させるも独自のブロックビルドアップ構造では思うように開発が進まなかった…。
そんなところにエゥーゴがガンダムMk2を強奪して、ムーバブルフレームを手に入れたことでそれを改良・発展することでZガンダムを始めとする高性能機を生むことが出来た。
これらがなければアナハイムはガンダム開発計画時代の技術力で頭打ちだった可能性も高かったのである。

サイコミュ関連もバイオセンサーを開発するも機体制御などでは優秀だったもののサイコミュとしては安定性などが欠けており、
シャアのネオ・ジオンの方からもたらされたサイコ・フレームほうが優秀なのでそっちに取って代わる事となる…。

大企業で大規模な生産施設おかげでにあらゆる陣営から協力を持ちかけられてその度に新しい技術を手に入れて、それを発展・応用することには長けているが、自らが挑戦とあまり上手く行かないという研究期間ではなく、その権力と資金力で買収で力をつけてきた企業体質な故だと考えれる。
だが、手に入れたものを活かし数々の傑作機を作り、量産型も開発してMSのシェアを得られたのも、この企業の力とロビー活動の優秀さが凄いところ言えるのだが…

しかし、111年代頃の小型高性能MSコンペでMSA-120を開発したが、サナリィの開発でガンダムF90に惨敗。
自分たちは胡座をかいてガンダムタイプを使わなかったこの結果に「あの機体をガンダムと呼んで欲しくない」と発言しているが、そもそもサナリィは宇宙世紀以前からあった企業グループの母体としている連邦が持ち株会社の半公営の研究機関であり、連邦軍所属なのである。
エゥーゴの勝利にうやむやされているが自分たちは連邦からガンダムMk-Ⅱを奪ってその技術を大本に勝手にガンダムタイプを開発していたり、テロリストにガンダムを提供していた歴史を考えると、自分たちがそう言った発言するのは相当な恥の上塗りだと思うのが…。

このような敗北もあっても企業体質は変わらないままであり、サナリィのデータを非合法な手段を得ようと新型小型MS開発計画「シルエットフォーミュラープロジェクト」を立ち上げているが、
挙げ句の果ては盗用した技術を最大限に活かして開発した高性能MSに「ネオガンダム」と名付けるなど節操がなく傲慢すぎるものがある。

また、130年代以降になるとMS産業自体が斜陽な傾向になっており、アナハイムもこれはいけないと思ったのが地球圏の各地に支社を立ち上げて生産力を分散・平均化して、その周囲の工場にライセンスを貸してMSの生産やその部品を作らせて業界全体が廃れないように後援を務めるようになった。
これによってザンスカール戦争時にリガ・ミリティアやザンスカールが生産設備を確保できた大きい要因となっている。
そしてかつての商売敵だったサナリィスタッフたちも受け入れ、Vガンダムの開発するのに支援したとも言われており、だいぶ様変わりしたようである…。


≪余談≫


実はカリフォルニア州アナハイム市に「Anaheim Electronic」という会社が 実在 する。
また、日本にも業態・業務の異なるアナハイム・エレクトロニクスが いくつか 存在している。




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それがwiki篭りってもんだものな。

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