エヴォル(遊戯王OCG)

登録日 :2011/10/17(月) 20:11:53
更新日 : 2017/05/17 Wed 00:39:14
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エヴォルとは、遊戯王OCGに存在する「エヴォルド」「エヴォルダー」「エヴォルカイザー」を包括した非公式の呼称である。
あくまで公式のカテゴリーとして存在するのは上記の3種類であるが、密接なシナジーを形成していることから名前の共通部分を抜き出してエヴォルと呼ばれる。

比較的新しいカテゴリーであり、初登場はPHOTON SHOCKWAVE。ここで3種類のエヴォルカテゴリーがまとめて登場した。
しかし、枠の都合上仕方ないのかも知れないが、エヴォルダーは3種類、エヴォルカイザーに至っては1種類しか登場しなかった。
そのため、強力な効果を持つエヴォルカイザーを活かすデッキなのに エヴォルドもエヴォルダーも入らない と言う構築が一般化してしまっていた。


エヴォルの三種類は進化の系譜をイメージしており、尾の意匠にはDNAを想起させる二重螺旋模様が入っている。サポートカードも「進化への架け橋」「進化の奇跡」と言った言葉が使われている。
エヴォルは エヴォルド(爬虫類) から エヴォルダー(恐竜) を経由して、 エヴォルカイザー(ドラゴン) へと至る形になっている。
爬虫類→恐竜と、現実から見ると逆進化の順序になっており、恐竜が更に進化を遂げた姿がドラゴン、進化の究極点と言う事だと思われる。

エヴォルドとエヴォルダーには、進化元と進化体が設定されているらしく、尻尾の模様が共通したモンスターが1体ずつ存在している。
この先もこの設定が通されるなら、エヴォルドとエヴォルダーの数は同数となる筈である。

また、種族は3種類に分かれているが全て 炎属性 である。

では、それぞれのカテゴリーの特色を実例と共に紹介して行こう。


エヴォルド
全体的にステータスは低めで、特にアタッカーとしての運用は絶望的。
エヴォルダーの特殊召喚に関わる効果を持っているのが多い。

エヴォルド・ゲフィロス
レベル1
被戦闘破壊時、墓地に存在するエヴォルダーを特殊召喚できる。

エヴォルド・プレウロス
レベル1
自分フィールド上で破壊されて墓地に送られた場合、手札の「エヴォルダー」を特殊召喚。
壁にしたり、進化の代償や分岐点で自分から破壊して展開に繋げたい。

エヴォルド・エルギネル
レベル2
リリースされて墓地に送られた時1ドローし、手札の恐竜族を1枚戻して「エヴォルド」モンスターサーチ。
手札事故回避のカードであるが、自身が事故要因にもなり得る。強制進化と組み合わせて使いたい。

エヴォルド・ナハシュ
レベル2
フィールド上からリリースされた場合、「エヴォルダー」をリクルート。
強制進化等ですぐランク4エクシーズが出来、アドバンス召喚のリリース元にすればランク5・6エクシーズにも繋がる。

エヴォルド・オドケリス
レベル2
召喚成功時、手札のエヴォルダーを特殊召喚できる。
効果使用後は強制進化でエクシーズに繋げたり等、棒立ちにならない様にしたい。

エヴォルド・ウェストロ
レベル3
おそらく最も使われているエヴォルド。
1900と言う下級では高めの守備力を持ち、リバースするとデッキからエヴォルダーを特殊召喚する(強制)。

エヴォルド・カシネリア
レベル3
戦闘破壊成功時のバトルフェイズ終了時にリリースして、レベル6以下の炎属性・恐竜族同名モンスター2体をリクルート。
追撃は出来ないものの、すぐにエクシーズに繋がる。
1600とリクルーター程度なら倒せる攻撃力を持つが、上記のナハシュとも相性の良いミニマム・ガッツ等で補助すればよりベター。

エヴォルド・ラゴスクス
レベル3
通常召喚時にデッキの「エヴォルダー」を墓地に送り、リバースした時に「エヴォルド」をリクルート。
墓地に落とした「エヴォルダー」をウルカノドンで吊り上げたり、ゲフィロスで蘇生させたり、
手札が悪いならセットして「エヴォルド」サーチして次に繋げたり等、
状況に合わせて効果を使い分けたいが、出来れば序盤の内に来て欲しいカードではある。


エヴォルダー
ステータスは多少マシになるが、下級モンスターなので戦線維持は難しい。
いずれもエヴォルドの効果で特殊召喚しないと効果を発揮できない。よって、以下に記す効果は全てエヴォルドにより特殊召喚した場合のもの。

エヴォルダー・ディプロドクス
レベル4
特殊召喚成功時、相手フィールドに存在する魔法・罠を1枚破壊。

エヴォルダー・ウルカノドン
レベル4
特殊召喚成功時、墓地に存在するエヴォルダー1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したエヴォルダーは攻撃できない。
このカードを出せば速攻でエヴォルカイザーに繋げることができる。

エヴォルダー・ケラト
レベル4
特殊召喚成功すると攻撃力が200上昇する。相手モンスターの戦闘破壊に成功した時、デッキからエヴォルド1体を手札に加える。
1900打点の下級エヴォルダーであり、エヴォルのメインアタッカー。
スーパーレアなので、エヴォルカイザーより高値が付いている場合も有る。

エヴォルダー・ペルタ
レベル4
特殊召喚成功時は守備力が500上がり、被戦闘破壊時に「エヴォルド」サーチ。
守備力が2500まで上がる為、被戦闘破壊が難しいのでサーチ効果がほぼオマケ。
何とか自分のターンまで保たせてエクシーズに繋げたいところ。

エヴォルダー・ダルウィノス
レベル5
特殊召喚成功時に場のモンスター1体のレベルを2つまで上げる。
単体ではエヴォルの戦術と自身のレベルが噛み合わず使いづらい。
ジュラックやジャンク・シンクロン等と組み合わせてシンクロ召喚やランク5エクシーズを取り入れたい。

エヴォルダー・エリアス
レベル6
ATK/100 DEF/2400
特殊召喚成功時に、手札から恐竜族・炎属性・レベル6以下のモンスターを特殊召喚できる。
上級としては控え目なステータスなので、ウェストロでデッキからの特殊召喚を狙いたい。
ナンバーズハンターの切り札 の出番は無いだろうが。

エヴォルダー・テリアス
レベル6
ATK/2400 DEF/600
特殊召喚成功時に、自身の攻撃力を500ダウンさせる。


エヴォルカイザー
現在のところ3種類が存在するエヴォルの切り札。
また、全てエクシーズモンスターである。

エヴォルカイザー・ラギア
ランク4 炎属性 ドラゴン族
ATK/2400 DEF/2000
恐竜族レベル4×2

強力なエクシーズモンスター。詳細はリンク先で


エヴォルカイザー・ドルカ
ランク4 炎属性 ドラゴン族
ATK/2300 DEF/1700
恐竜族レベル4×2

このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。

海外版で先行登場したエヴォルカイザー。
痒い所に手が届くモンスター効果対策のエヴォルカイザー。


エヴォルカイザー・ソルデ
ランク6 炎属性 ドラゴン族
ATK/2600 DEF/1000
恐竜族レベル6×2

エクシーズ素材が存在する時、このカードはカード効果では破壊されない。
相手が特殊召喚に成功した時、素材を1つ取り除くことでそのモンスターを破壊する。

「ORDER OF CHAOS」で登場。インヴェルズ・ローチと似た効果と、強力な耐性を兼ね備えたモンスター。
後述のラビットやジュラックでは効率良くレベル6を展開できないので、純正エヴォルを構築するなら差別化としても重要となる。


☆サポートカード

強制進化
「エヴォルド」をリリースして、「エヴォルド」の効果による特殊召喚扱いで「エヴォルダー」をリクルートする通常魔法。
ナハシュをリリースすれば2体リクルート出来るのですぐエクシーズに繋がる。

多様進化
「エヴォルド」と「エヴォルダー」を1枚ずつサーチする通常魔法。
1ターン1度とは言え、1度に2枚サーチは破格。状況に応じてサーチしたい。

進化の奇跡
「エヴォルド」によって特殊召喚されたモンスターに破壊耐性付与する速攻魔法。
ノーコストかつデメリット無しで破壊耐性がつくものの、腐りやすいので枚数には注意。
下記の聖杯が目下最大の敵。

原初のスープ
手札の「エヴォルダー」を2枚まで戻して同じ枚数ドローする永続魔法。
「エヴォルダー」はリクルート手段が豊富なので手札よりデッキに居てくれた方が有難い。

進化の宿命
「エヴォルド」の効果による特殊召喚成功時に相手の魔法・罠・モンスター効果を発動させなくする永続魔法。
相手の召喚反応を躱しつつ展開したり、
特殊召喚に合わせてフリーチェーンを発動させる事で妨害を受けずに使用したり出来る。

進化の代償
「エヴォルド」の効果による特殊召喚が成功した場合に場のカードを破壊出来る永続魔法。
デメリットの有りそうな名前だが「タイミングを逃さない任意効果」なので自滅する事はまず無い。
ただし、ゲフィロスやウェストロ等のダメージステップ中の特殊召喚には反応出来ない。

強制退化
レベル4以上の恐竜族をリリースして手札・墓地からレベル3以下の爬虫類族を2体特殊召喚する通常罠。
名指しされてないものの、種族・レベルの指定からほぼエヴォル専用。
そのままランク1〜3エクシーズしたり、カシネリアやナハシュ等から更なる展開を狙おう。

進化の特異点
墓地の「エヴォルド」と「エヴォルダー」を1枚ずつ素材としてエクストラデッキから「エヴォルカイザー」を特殊召喚する通常罠。
エヴォルの切り札。
エクシーズ召喚扱いにはならないが、レベルが異なっていても素材に出来る上ランクを問わない為、非常に強力。

進化の分岐点
爬虫類族を破壊してデッキから「エヴォルド」をセットする通常罠。
プレウロスを破壊したり、ウェストロやラゴスクスをセットしたり等、展開に繋げられる様にして毒蛇の供物と差別化したい。

進化への架け橋
墓地の「エヴォルド」を蘇生して、他のモンスターへの攻撃を代わりに受けさせる通常罠。
ゲフィロスを蘇生して「エヴォルダー」の展開に繋げたい。
ダイレクトアタックには対応してないので注意。

突然進化
爬虫類族をリリースして「エヴォルダー」をリクルートする通常罠。
大抵の場合は強制進化で事足りるので、サクリファイスエスケープやバトルフェイズの追撃に。
「エヴォルド」による特殊召喚扱いにならない点には注意。


以下、相性の良いカード

レスキューラビット
詳しくは当該項目を参照。
セイバーザウルスを並べると速攻でラギアに繋げられる。
「エヴォルダー要らね」と言わしめた主犯。

禁じられた聖杯
対策が難しいモンスター効果を無効にしてくれる。
微量ながら打点も増強してくれるので、カウンターとしても使える。ラギアに使うと優秀な効果を使えなくなってしまうので注意。

バーニングブラッド
打点の低さを補ってくれる。
しかし、エヴォルド・ウェストロなどのステータスはより不安になる。

ジュラック
DT出身の恐竜カテゴリー。
しかも炎属性であり、すでに出尽くした感の有るカテゴリーなので、完全にエヴォルダーの役割を喰える。
中でもジュラック・グアイバは相性が良く、戦闘破壊に成功するとデッキからジュラックをリクルートできる。自身がレベル4の恐竜なので、即ラギアをエクシーズ可能。
ウェストロ涙目。

除去カード全般
ラギアは優秀な効果を持つが、「先出しされた大型モンスター」の処理は困難なので、地砕きなどの速効性の除去カードを積むと対応力を上げることができる。





追記・修正お願いします。

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