ミリアリア・ハウ

登録日:2011/03/25(金) 15:19:18
更新日:2024/03/13 Wed 22:45:25
所要時間:約 6 分で読めます







見かけたらすぐ引っ張ってこいって。な~に? また何か手伝わされてるの?



機動戦士ガンダムSEEDシリーズの登場人物。
CV:豊口めぐみ


【概要】
生年月日:C.E.55年2月17日
星座:水瓶座
人種:ナチュラル
血液型:AB型
年齢:16歳→18歳
身長:159cm (DESTINYでも変更無し)
体重:52kg→47kg
好きなもの:ヨーグルト
出身:オ-ブ


両側で跳ね返った特徴的な髪型の少女(シャワーシーンだとかなりイメージが変わる)。
カガリラクスも殆ど出番がなく、フレイが単なるワガママお嬢様だった第1クールでは女性キャラで最も人気が高かった。
ポジション的には1stにおけるフラウ・ボゥに相当する。 

ヘリオポリスの工業カレッジではカトーゼミに所属し、キラ・ヤマトらと級友。
優しく明るいしっかり者で、お気楽者のトール・ケーニヒとは仲睦まじい恋人同士。彼からは「ミリィ」の愛称で呼ばれている。
彼と深い仲だったかは明らかにされていないが、よりにもよって第16話で着崩れを直すトールと同じ部屋から出てくる描写があるので可能性は否定できない。

基本的に人当たりは良く、コーディネイターであるキラにも偏見を持たず普通に友人として接している。

軍の機密事項であるストライクガンダムを目撃してしまった為マリュー・ラミアスに仲間共々拘束され、紆余曲折を経てアークエンジェルのオペレーターを務める。


オーブ近海での戦いではトールが撃墜され、キラまでもが未帰還という状況で悲しみに暮れる。そんな中、捕虜となったディアッカ・エルスマン
「馬鹿で役立たずなナチュラルの彼氏でも死んだか?」
と茶化す。

これを命懸けで戦ったトールを愚弄する言葉と受け取ったミリアリアは激昂。
手元にあったメスを手に、鬼のような形相で目の前の憎きコーディネイターを刺殺せんと襲い掛かった。

「トールが! トールが居ないのに! なんで……こんな奴!! こんな奴がここに居るのよ!!」


実のところディアッカからすればトールとミリアリアの関係など知らず、ただ鬱憤晴らしのために当てずっぽうで言っただけであった。
だが、普段バスターガンダムの射撃は外すクセにこういう時だけ見事に命中してしまった。

捕虜への殺人未遂は問題行為とはいえ、完全にディアッカの自業自得であった。

その直後、キラがMIAになった事からコーディネイターへの憎しみが爆発してしまったフレイがディアッカを銃殺しそうになった時にはディアッカをかばっている。
このままフレイがディアッカを殺せば、コーディネイターのキラの存在をも否定してしまう事に気付いたためである。

ディアッカにとっても当然ながらこの一件はよほど衝撃的だったようで、考えを改めるきっかけとなる。自分が見下していたナチュラルにも大切な人のために戦う者がいるという事実を思い知らせた。

アラスカを経たオーブ解放作戦前には、祖国を守るべく残留を決意。解放される運びとなったディアッカを送り出す。
いくら人手不足だからって、色んな意味でよく彼女一人に任せたものである

その後、戦う理由やミリアリア個人にも思うところがあったディアッカはバスターでアークエンジェル側として参戦・合流。
当初は彼を冷たく袖にしていたミリアリアも最終的にはやや親密に。

トールを失ってからの期間を短いと見るかそうでないと見るかは人それぞれ。一応、スペシャルエディションのエピローグではトールへ思いを馳せていた。




ヤキン・ドゥーエの戦いが終結してから空白の2年間で、フリーランスの戦場カメラマンとして世界各地を回るように。
カイ・シデンみたいなその後である。

火星圏から来訪したディアゴ・ローウェルと遭遇したりする内に、やがてアークエンジェルを捜すアスラン・ザラと再会。
彼とキラのパイプ役を務めた後、再びアークエンジェルへ乗艦しオペレーターに復帰した。

トールを殺した張本人であるアスランを憎もうとはしなかったが、やはりわだかまりを完全に捨て去る事はできないのか、普通に会話はするものの態度は少し硬い。
当のアスランは気を回すつもりでディアッカの話題を振ったりもしたが、彼にだけはミリアリアの恋愛に首を突っ込む資格がないと感じた者も多い筈。

小説版ではこの時のミリアリアの雰囲気や態度を見たアスランにしたたかになったと評された。

なお、ディアッカのことについては「フッちゃった☆」と軽く言っている。
告白されて断ったのか、それとも交際して破局したのかは諸説入り乱れており正確な真相は不明。アスランの反応などから察するに後者の方が近いと思われる。
理由としては彼女を心配するあまり「あーだこーだ」口出ししてくるディアッカに腹を立てたらしく、致命的な仲違いというわけではないらしい。

Gジェネレーションクロスレイズのディアッカのキャラクター紹介にはしっかりと「破局した」と書かれている
…とはいえ、「口喧嘩の延長線上」という説もあり、完全に縁が切れたわけではないようだ。




【漫画版】
いずれのコミカライズでも、DESTINYでは出番が殆ど無いのが共通(アニメ通りといえばそうだが)。
どちらかといえばトールとの絆が描かれる事が多く、マガジンZ版でもディアッカを殺そうとしたのを思いとどまらせたのはトールの思い出であった。

ボンボン版ではサイクロプスによる殲滅作戦直後、その惨状を目の当たりにし戦争に疑問を投げた(やたらと熱い)サイ・アーガイルを殴りつけるジャッキー・トノムラ軍曹に、涙を流して抗議する印象的なシーンが描かれた。
トノムラ「わかるのか? お前らに!? 祖国に裏切られた今の俺達の気持ちが! 外国人(オーブ)のお前らなんかに!!」
ミリアリア「じゃあトールを返してよ…アンタたちの国のせいで死んだ……トールの命を返して!」

因みにそのトール、単行本化の大幅な加筆修正で消されてしまったがボンボン掲載(読み切り付録)当時は、命を落としたオーブ近海戦もアレンジが加えられて扱いが格段に良くなっている。

ブリッツの奇襲で絶体絶命の危機に陥ったアークエンジェルのブリッジを、トールがミリアリアの名を叫びながら救うという一世一代の大活躍が最期に用意されていた。



スパロボシリーズ
同年代のキャラクター達とすぐに仲良くなるようであり、若い世代が集まって雑談するような場面で高い頻度で登場する。

J』ではミリーと言う愛称のキャラがいるため、名前の共通点を付いた絡みもある。
W』では条件次第でトールが生還するため、ディアッカェ…になる。
L』ではオープンチャンネルで弱音を吐くディアッカを叱ってくれる。


サブパイロットとして精神コマンドが使えるのは『J』のみだが、
応援、信頼、祝福、加速、激励、補給と申し分ないラインナップとなっている。

【余談】
ミリィ自身は料理下手という設定だったりする。
GBA版『僕と君と戦場で』ではシチューを作るシーンがあるのだが、キラが走馬灯を見るほどの出来栄えであった。
キラが無理して4杯目まで食べたせいで卒倒することとなり、調査の結果軍用の濃縮調味料を薄めずに使ってしまったからこうなったらしい。
…のだが、トールは食べる前から避けており、キラの感想の中に「繊維がゴリゴリで全然火が通ってない」というのもあるので仮に薄めたとしても根本的にアレだったと思われる。
(その後、マリューさんが無事に作り直してくれたのでご安心を)

【セリフ集】

「トールがいないのに……何で、何で!こんな奴がここにいるのよ!!」

「違うっ違う!わたし………ちがう!」

「こういうのが作戦なの?"戦争だから"、私たち"軍人だから"、そう言われたら、そうやって死ななきゃいけないの?」

「こんなことになっちゃってゴメンね」
―お、お前も戦うのかよ?
「私はアークエンジェルのCIC担当よ!」
―え……
「それにオーブは私の国なんだから……」



ジェネシスと核と戦いながらどっちも防げったってさ
「じゃあ止めれば?」
―ああ!?オイ
「嘘よ……ゴメン。……気をつけて」
―え?…、……サンキュー






システム、オールグリーン。進路クリアー。
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最終更新:2024年03月13日 22:45