ガンダムアストレイ ブルーフレーム

登録日:2010/09/14 Tue 17:32:00
更新日:2024/03/19 Tue 18:21:06
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ガンダムアストレイ ブルーフレーム(Gundam Astray Blue Frame)とは、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するモビルスーツ(MS)。
『ASTRAYシリーズ』の主役機の一つであり、本項目では改修形態なども併せて記載する。








ガンダムアストレイ ブルーフレーム


基礎データ

型式番号:MBF-P03
開発:モルゲンレーテ社ヘリオポリス工廠
所属:サーペントテール
全高:17.53m
重量:49.8t
装甲材質:発泡金属装甲
動力:バッテリー

主な武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
対ビームコーティングシールド
アーマーシュナイダー
ハンドガン(ショートライフル)

搭乗者:叢雲劾
ロウ・ギュール
風花・アジャー


機体解説

オーブ連合首長国の半国営企業モルゲンレーテ社が開発したMS「アストレイシリーズ」の中でも、ヘリオポリスで最初期に試作された「プロトアストレイ」の一機。
ゴールドフレーム(プロト01)レッドフレーム(プロト02)に続いて建造された3号機に相当する機体で、開発関係者からは「プロト03」と称される。
同型機であるゴールド・レッドフレームと同じく基礎フレームの多くがむき出しになっており、そのフレーム部分の表面色はオーブで局地戦闘機を示す
ロウ・ギュールが付けた「ブルーフレーム」という通称もこれに由来する。


ヘリオポリス崩壊時にレッドフレームと共に秘密工廠内に置き去りにされ、現場にやって来たロウ達によって発見された。
直後、アストレイシリーズの破壊依頼を受けていた劾を迎撃すべくロウが乗り込み*1交戦するが、
実は劾諸共「アストレイを見た者全てを抹殺する」予定だった依頼主が裏切って「ホーム*2」を攻撃し、そこを制圧していたイライジャ・キールからSOSが飛んできたため、
劾は即座に事情を把握してロウとの戦闘を停止し、半ば彼から強奪するような形で劾がブルーフレームに搭乗して依頼主からの刺客を退ける。
戦闘後、劾はブルーフレームをロウに返却するが、結果的とはいえ「ホーム」を護ってもらった礼としてロウから譲渡された。
それ以降、ブルーフレームは劾の専用機として運用されることとなる。

劾はブルーフレームを入手するまでは所謂「愛機」を持たず、ミッションの内容に合ったMSやMAを使い分けていたが、
本機との相性の良さ(劾曰く「自分の手足のように動かせる」)と、ブルーフレームそのものの汎用性の高さから、
本機を入手以降、劾はどんなミッションでも基本的にブルーフレームを使用するようになる。
こうして本機は、劾にとっての初めての「愛機」として、彼やその仲間達と共に様々な任務で活躍し、
やがて劾はもちろん、彼が率いる傭兵部隊「サーペントテール」を象徴する機体として認知されていく。


また、ブルーフレームは元々「換装用オプション装備の検証機」として開発されていた*3という背景があり、
それもあってか投棄された時点で様々な戦況に合わせた試作装備の設計データが、機体内のデータベースにあらかじめインプットされていた。
そのうちのいくつかは、ロウから本機を譲り受けた劾によって実際に製作・使用されている
劾が本機を様々なミッションで使用できるのも、アストレイシリーズの特徴である運動性能や拡張性の高さに加えて、
水中戦から対ミラージュコロイドまで、様々なミッション内容や状況に対応できるこれら試作装備の存在も大きいと思われる。

なお、パイロットの職業柄、通常の換装だけではなく、破損した部分の修理や基礎性能の向上等の目的で度々大規模な改修を施されており、
シリーズを通して本機は初期形態から段階的な変化を遂げている。



武装

プロトアストレイ共通の武装。
ビーム兵器はエネルギー消費が激しいために、劾は他に装備した実体弾・実体剣を用いることが多いが、
ロウに比べるとビームライフルやサーベルを使用する機会はそれなりに多い。

  • アーマーシュナイダー
MS用の対装甲ナイフ
劾はブルーフレーム入手以前から、MSに近接戦闘用としてこの装備を搭載・愛用しており、事実上の愛機である本機にもこの装備を搭載し、主に近接戦闘で愛用している。
ただし、あくまでナイフという事もあってリーチは短く、これを効果的に用いることが出来るのは劾の技量によるところが大きい。
ノーマル時には後腰部に一本マウントしている他、他の形態でも各部にマウントされている。

ちなみにストライクガンダムの同名武装とサイズは大差無いが、形態に合わせて刀身やグリップのデザインにいくつかバリエーションがある。

  • ハンドガン
短銃身の実体弾銃。「ショートライフル」とも表記される。
護拳や弾倉で下腕を上下に挟み込むように装着される。
通常のライフルなどに比べると取り回しが良い反面、他武装への切り替えはややし難い。
そのため下部は装甲化され、近接戦での打撃にも使える頑丈な造りになっている。
基本は片手に装備するが、必要なら両手に装備して二丁拳銃のように使用することも可能。

  • キャットゥス500mm無反動砲
ジン等に装備されているザフト製のバズーカ。
エネルギー消費がない上に量産されており、比較的容易に入手可能なため使用することも多かった。
戦場で敵機から奪って使った事もある。

  • 重斬刀
ジンが装備する実体剣。
こちらも敵機から奪って使用したことがあった。

  • 強化ビームライフル
任務に合わせて改造した物。
通常の3倍の威力だが、その分1発しか銃身が耐えられない。



装備バリエーション

ガンダムアストレイ ブルーフレーム フルウェポン

エネルギー消費の激しいビーム兵器に代わってジンなどの武装を施した状態。
追加装備は、
  • M68キャットゥス500mm無反動砲×2
  • M68パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒×2
  • 8連装ミサイルポッド
……の3種類。
通常バックパックは後腰部付近に移動し、背面にはミサイルポッドと予備のキャットゥスを懸架する追加バックパックを装着している。
全て実体弾兵器のみでエネルギー効率が良く、大量に製造されているジンの武装故に、安価で補充が効くのが利点。
使い終わった装備は随時パージ可能で、使い切ると通常のブルーフレームに戻る。


ガンダムアストレイ ブルーフレーム スケイルシステム

水中戦闘用装備を施した状態。
背面にメインとなる大型ジェット推進器の他、頭部には水中用センサー、脛に追加装甲、脹脛に追加スラスター、そして両腕と脚部側面にスケイルモーターを装備。
このスケイルモーターは装甲の上に並べられた鱗を振動させることで推進力を生み出すもので、手足を全く動かさずに水中での移動を可能にする。
流石に背部のジェット推進器の推力に及ばないものの、両者を組み合わせることで従来の水中戦用機とは一風変わった挙動を実現する。
ただし、本体ボディはノーマル時と大差なく、耐圧性の問題から水深の浅い場所でしか活動出来ないのが欠点。
専用武装は気泡で包む事で超音速となるスーパーキャビテーティング魚雷発射管を備えたライフル。
接近戦用に両大腿部にアーマーシュナイダーも懸架する。

初代『ASTRAY』で登場し、海中に引き込んだゴールドフレーム天(未完成)と水中戦を繰り広げ、水中故に思うように動けない天を翻弄した。


ガンダムアストレイ ブルーフレーム ハイスピードブースター

背中に大型のブースターを接続した状態。
ブースターは機体全高を超える20m級の巨大な筒型で、側面には可動型のサブスラスターを接続している。
その加速性は凄まじく、劾ですら一瞬気を失う程。
戦闘を目的とした装備ではないため、デッドウェイトとなる武装の一切は外されている。


ガンダムアストレイ ブルーフレーム コンプリートセンサー

ブルーの頭部を専用のセンサーパーツに換装した姿。
高感度センサーの搭載によりデクター開発以前でありながらミラージュコロイドを感知できるほどの性能を誇る。
外見上はデュアルアイもブレードセンサーも無い為、ぱっと見ガンダムには見えない。
しかも電力消費と排熱負荷の問題から、短時間しか使用できない。


ガンダムアストレイ ブルーフレーム ショートレンジアサルト

コンプリートセンサーに加えてショートライフルとアーマーシュナイダーを装備した状態。
閉所での強襲用装備。



ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドL/G


基礎データ(セカンド)

型式番号:MBF-P03 second L/G
製造:モルゲンレーテ社オノゴロ工廠
全高:17.78m
重量:64.4t
装甲材質:発泡金属装甲/トランスフェイズ(TP)装甲(コクピット周辺のみ)
動力:バッテリー

主な武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×6
ビームライフル
ハンドガン(ショートライフル)
ビームサーベル×2(セカンドG)
タクティカルアームズ(セカンドL)

搭乗者:叢雲劾


機体解説(セカンド)

ソキウス達との決闘に敗れて中破したブルーフレームを、モルゲンレーテ本社工廠に運び込み修復と同時に強化改修を施した姿。

元々、劾はブルーフレームの運用から導き出した自分用の強化案をモルゲンレーテに提示し、同社に必要となる新規パーツ類の製造発注を行うなど近いうちに本格的な改修を実施する準備を進めていた。
そのため改修作業は基本的にこの強化案に従っており、劾が提示していた案は主に以下の内容。
  • 肩部:アーマー部分を大型化し、後部に後述のバックパックと同等の推力を持つ可動型フィンスラスターを設置。
  • 脚部:足首部分を爪先が小型の物に変更し慣性モーメントを抑え、踵と爪先にアーマーシュナイダーを内蔵、これに伴って草履のような形状から厚底の靴のような形状になり、全長が若干伸びている。
……以上のように運動性能の向上に主眼を置いている。

これらに加え、作業に参加したロウの発案でストライクルージュ用に生産中だったフェイズシフト(PS)装甲素材の余りを転用したTP装甲に近似した機構*4を追加。
消費電力の問題やアストレイタイプの特長である機動性を阻害しないため、実装はコクピットブロック周辺のみに留められているが、耐弾性能を確保し生存率を高めている。
さらにソキウス戦で本来のバックパックと頭部を喪失していたことから、ロウがレッドフレーム用の強化パーツとしてモルゲンレーテに発注していた多機能バックパック「タクティカルアームズ」と、
それを操作するための専用頭部をブルー用に青に塗り替えてブルーフレームに搭載。相変わらず気前が良すぎる男である
専用頭部には防護用フェイスマスクの展開機構も備えており、より近接格闘に向いた仕様となっている。

こうして劾とロウのアイデアを合わせる形で、ブルーフレームは「セカンド」へと生まれ変わった。

タクティカルアームズと専用の頭部を装備した状態は「セカンドL(ロウの頭文字)」
しばらくして新造されたブルー本来の頭部とバックパックを装備した状態(劾の強化案に近い姿)を「セカンドG(劾の頭文字)」と呼び区別される。
セカンドLはその性質上、中近距離での対MS戦に適しているが、タクティカルアームズの汎用性から対応力も高いため、選択されることが多かった。
一方、セカンドGは今までの換装オプションも従来通り使用可能となるため、汎用・換装用ベース形態として使用された。
また、胸部装甲の色も建造時のダークグレーから白に変更され、よりガンダムらしいカラーリングに近くなった。

初代『ASTRAY』でこのセカンドになってから、『X ASTRAY』『DESTINY ASTRAY』を通してこの姿を基本形態とし、ブルーフレームといえばこの形態を思い浮かべるファンも多い。
ちなみに、初登場のエピソードが描かれたのは小説版『ASTRAY』であったため、漫画版の『ASTRAY』『ASTRAY R』などではいつの間にかこの姿になっていた。



武装(セカンド)

  • イーゲルシュテルン
頭部に内蔵。
セカンドGは元の頭部と同じなのでこれも同じだが、セカンドLの場合は内部機器の違いから砲門は頭部側面に配置されている。

  • アーマーシュナイダー
両大腿部のマウントラッチに懸架された鞘に納刀し装備している。
改修前との違いとして、刀身に対ビームコーティングを施したタイプへとバージョンアップされている。
これにより、ビーム兵器による攻撃にある程度耐えられるようになり、大きさと重量がネックだったシールドの代用としてビーム兵器への防御に使えるようになった。
とはいえ相変わらずリーチは短いため、攻撃と同じく防御するにもかなりの技量が要求される。
また、隠し武器として両脚部の爪先と踵に内蔵。前者は剣状、後者は斧状でそれぞれ蹴りなどの動作に合わせて展開し目標を切り裂く。
踵の物は攻撃の他にスパイクとしても利用可能。

  • ビームライフル
  • ビームサーベル
  • ハンドガン
これらは改修前と同じ。
サーベルはセカンドG時にバックパックと共に装備可能。

  • タクティカルアームズ
セカンドL時に装備される多機能型バックパック
専用頭部によってコントロールされ、状況に応じて3つの形態に変形する。
また、スラスターを複数備えており、ある程度の距離ならドラグーン・システムのように遠隔操作することも可能。

ちなみに、当然ながら手持ち武器として使用することは本来使用者(機体)として想定されていたレッドフレームにも可能で、
初代『ASTRAY』では、ゴールドフレーム天との最終決戦で劾がこれをロウに投げ渡し、勝利に貢献した。

○フライトフォーム
背部に接続し、左右に2枚の翼を展開するフライトユニット形態。待機時などは基本この形態をとっている。
上部と翼部に内蔵された高出力スラスターによって高い機動力を生み、大気圏内での短距離飛行・滑空も可能。
ただし、特殊な配置・構造になっているため、運動制御にはパイロットに高い技量が要求される。

○ソードフォーム
機体と同じくらいの大きさの実体剣となる斬撃形態。
刀身はフライトフォーム時の翼が変形したもので、質量・強度に加えて内蔵スラスターによる加速力も合わさることで高い切断力を誇る。
基本は手に持って使用されるが、その気になればスラスターの加速によって投擲することも可能。
また、刀身表面はラミネート装甲化されており、面積も機体を隠せるほど広いこともあって盾代わりにもなる。
『GジェネOW』ではどう見てもゴッドハンドスマッシュなキックと拳打を繰り出す。

○ガトリングフォーム
中央に内蔵されている4砲身ガトリング砲を展開した射撃形態。
ソードフォーム時の刀身は左右に分かれて下向きに展開され、安定脚兼放熱板兼遮蔽板として機能する。
当初発射出来るのは実体弾のみだったが、改良後は2門ずつで実体弾とビーム弾の撃ち分け、または混成発射が可能になり、PS装甲搭載機相手でもある程度対応可能になった。
弾丸やビーム用エネルギーは上下に装填した弾倉・パワーパックから供給される仕組みで、これらはガトリングフォーム時以外は後腰部に追加したホルスターに懸架される。
ちなみに砲身部分はフライトフォーム時でも展開されており、固定武装として背面に向けて発射することも出来る。
また、ソードフォームで突き刺した状態から刀身を開いて目標の内部に直接ガトリングを打ち込むといった荒っぽい攻撃も可能。



装備バリエーション(セカンド)

ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドG スナイパーパック

セカンドGに狙撃用バックパックを装備した遠距離攻撃形態。
パック右側に二つ折りにした大型ビーム砲、左側にはセンサーユニットを装着しており、狙撃時には双方が展開され狙撃体勢に移行する。
センサーはコクピット内の照準器と連動しており、通常の精密射撃に近い要領で使用可能。
『X ASTRAY』のハイペリオンガンダム戦で使用された際にはハンドガンも装備していた。


ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドL ローエングリンランチャー

アークエンジェル等にも搭載されている陽電子破城砲「ローエングリン」をMS用サイズにまで小型化して装備した姿。
ローエングリンの砲身は分割して腰部に懸架され、使用時には2つを合体させて発射体勢を取る。
小型化しているため戦艦に搭載されるものに比べると威力は控えめだが、MS用の火器としては破格の破壊力を誇る。
反面、燃費も激しくバッテリー駆動のMS単体では使えないため、後腰部に核エンジンユニット追加装備し、ここからケーブルを介してエネルギー供給を行う仕組みになっている。
だが、ニュートロンジャマーで核が使えない&Nジャマーキャンセラーが非常に貴重な為に搭載していないため、
他機のNJCの影響下に入るなどしないと使えず、『ASTRAY B』では敵機の、『DESTINY ASTRAY』ではカナード・パルスドレッドノートイータのNJC圏内に入ることでそれぞれ使用した。
この他、砲身部分に掛かる負荷が大きいため一度の戦闘で何度も連続使用することが出来ないなど、威力相応の制約も多い装備となっている。

ちなみに『スパロボW』では、大河の承認を得てランチャーにNJCが取り付けられた(他形態ではNJCが使えないのでブルー本体ではない)。


ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドL ミーティア装備

ジャンク屋組合から借り受けたミーティア05を装備した姿。
ミーティア自体に核エンジンが搭載されているタイプな為、非核動力機でも充分な火力を発揮できる。
マルチロックオンシステムの無いブルーフレームでフルバーストを使用しているが……まぁ劾だし、ねぇ?
一応セカンドL用頭部は装備しているが、接続部に干渉するため、タクティカルアームズ本体は装備していない。



ガンダムアストレイ ブルーフレームサード


基礎データ(サード)

型式番号:MBF-P03 third
全高:不明
重量:不明
装甲材質:発泡金属装甲/トランスフェイズ装甲(コクピット周辺のみ)
動力:バッテリー

武装
大型ソード×2
アンカーランチャー×2
ビームライフル×2
対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×2
ビームサーベル×4

搭乗者:叢雲劾
風花・アジャー


機体解説(サード)

アジア圏の密林での任務に合わせてセカンドから換装した姿。
劾の要望に従い、パーツ製造及び換装作業はアメノミハシラのファクトリーを借り受け、ロウ主導の下で行われた。

樹木が生い茂る高温多湿の密林での運用を想定し、セカンドGの各部を専用パーツに交換したような構成。
Nジャマーの影響を受けやすい地上、かつ障害物の多い地形での通信機能を確保するため、頭部は大型のV字アンテナを備えた新造タイプを搭載。
劇中ではこのタイプしか使用なかったが、これ以外にもツインアイが無く、正面に太い一本角型のアンテナを設置したタイプの頭部も設定されている。

戦闘では取り回しのいい武装と機動力を活かして、近距離格闘戦で立ち回ることに主眼を置いている。
また、火災など周辺への被害を抑えるためにビーム兵器の搭載は極力抑えられており、劇中でもほとんど使われなかった。

セカンドからの大きな変更として両肩のフィンスラスターが外され、その代わりに背部に可動式スラスターユニットを設置。
このユニットを頭部後方に展開することで特殊な運動制御を可能にしており、特に近接格闘戦で有用な装備となっている。
その他両腕に大型ソードユニット、踵にアーマーシュナイダー、臑部分に装甲を追加するなどしており、セカンドと比較すると全体的に四肢のボリュームが強調されたシルエットになっている。


「セカンド」に続く姿として「サード」と名付けられてはいるが、本体の基礎性能向上が主だったセカンドと違い、完全に密林という局地戦用の形態となっている。
加えてパーツを交換すればすぐにでもセカンドへの再換装も可能。
そのため登場したのは『FRAME ASTRAYS』のみと、他のナンバリング形態に比べると出番はかなり少ない。



武装(サード)

  • 大型ソード
両腕側面に装備された大型の実体剣。
非使用時は肘向きになっているが、使用時には籠手部分を軸に半回転しつつ刀身をスライド展開する。
展開時の長さは地面に届く程になるが、タクティカルアームズのソードフォームに比べると小型で取り回しがいい。
レアメタルで構成された刀身は高い切断力を持ち*5、刀身への対ビームコーティングによって盾代わりにも使用される。
ちなみに、籠手部分に接続して装備されるため、展開中もマニピュレーターは空いており、別の武装との併用も可能。

  • アンカーランチャー
大型ソードユニットの刀身と逆側に内蔵。
小型ながらキャリバーンストライカーのパンツァーアイゼン改を空中で弾く威力を持つ。
構造上、ソードの展開中は使用出来ない。

  • ビームライフル
サード用に開発された新型ビームライフル。後腰部のホルスターに懸架される。
通常のライフルと比較すると銃身が長く、後部にはアーマーシュナイダーが収納され、グリップが露出している。
上記の通り密林ではビーム兵器が使用しづらいため、劇中では基地にやって来たグリーンフレーム相手に1回使われた程度となっている。

  • 対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
脚部後方に装着。
手持ち式ではなく足首付近に直接取り付けられており、刀身は膝下部分とほぼ同等の長さ。
主に蹴りなどに合わせて目標を両断することを想定している。

  • ビームサーベル
膝下前部のアーマーに内蔵。
手持ちではなく固定型で、使用時には膝アーマーが上方向に開き内側の上下パーツから1本ずつサーベルを発振する。
隠し武器的なもので、アーマーシュナイダー同様蹴りと斬撃の連動が可能。
また、展開時の膝アーマー先端には銃口があり、ここから前方に向けて射撃が行える。弾種はニードルガン、散弾、トリモチ、ビーム等から選択可能。
ただし、劇中ではこの膝アーマーの武装全般が未使用に終わっている。



ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドリバイ


基礎データ(セカンドリバイ)

型式番号:MBF-P03R
全高:18.32m
本体重量:62.7t
装甲材質:発泡金属装甲、トランスフェイズ装甲(コクピット周辺のみ)
動力:バッテリー

武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2
対装甲コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×6
タクティカルアームズⅡ

搭乗者:叢雲劾


機体解説(セカンドリバイ)

サードからセカンドへの再換装を実施した姿。
単純にセカンドに戻したというわけではなく、サードの運用データを参考にして本体や武装など各部を改良したバージョンアップ版となっている。

セカンドG同様に換装機能を持っており、各種オプションも装備可能で、『VS ASTRAY』で登場して以降はこれを基本形態として運用している。
ただし、セカンドと違って基本頭部は一種のみで、タクティカルアームズⅡの有無で名称の変化はない。



武装(セカンドリバイ)

  • イーゲルシュテルン
頭部に内蔵。改修前と同じ。

  • アーマーシュナイダー
劾がこれまでも愛用してきた対装甲ナイフ。
両大腿部に懸架されるのはセカンドと同じだが、リバイ用にデザインが一新され、刀身が大型かつ複雑な形状となった。
大型化したため鞘に刀身全体を納刀するのではなく、エッジ部分だけをホルスターに掛けて懸架する形になった。
刀身への対ビームコーティングは維持しており、防御にも使用可能。
爪先と踵に内蔵されている物はセカンドと同じだが、踵側は常時展開されている。

  • タクティカルアームズⅡ
タクティカルアームズをベースに設計された改良版。
原型のシルエットを維持しつつ全体的にディテールが細かくなり、上部スラスターにスタビライザーが追加されるなど外観も若干変化している。
機能面では従来のフライト・ソード・ガトリングの3形態に加え、一部パーツを分離して使用する2種類の新形態が追加され、汎用性が増した。

○ソードアーム
左右の刀身部のみを分離し、両腕に追加した接続部に取り付けてトンファーのように装備した状態。
峰部分に内蔵されたビームサーベルを展開する事も可能。
なお、これはサードの大型ソードの機能を再現したもの。

○ガトリングアーム
ガトリング砲基部のみを分離した状態。
ガトリングフォームに比べると命中精度などは低下するが、取り回しの良い携行火器として機能する。



装備バリエーション(セカンドリバイ)

ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドリバイ スケイルシステム

セカンドリバイにスケイルシステムを装備した状態。
デザイン・構造は初代『ASTRAY』時代のものをベースにしているが、本体のアップデートに合わせてスケイルモーターなどにも改良が施されている。

『天空の皇女』でシージャックを目論むテロリスト相手に使用された。


ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドリバイ ローエングリンランチャー装備

セカンドリバイにローエングリンランチャーを装着した状態。
セカンドL用の物をベースに改良されており、内蔵したAIによって自律行動し、必要に応じてMS本体と合体する。
接続プラグはアストレイ用のものだけではなく、ストライカーパックシステム用のコネクタにも対応。
さらにランチャー部分を分割したまま2門の砲としても使用することも可能。
ただしNJCの追加まではしていないため、相変わらず他の機体のNJC圏内に入るなどしないと使えない。

装備自体は『METAL BUILD』で設定されたもの。
エピソード内ではカナードのドレッドノートイータの協力でテストが行われ、その後オルタナティブ・プロジェクトに持ち込まれ、シミュレーションも行われた。


ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドリバイ スナイパーパック装備

セカンドリバイにスナイパーパックを装着した形態。
セカンドG用のスナイパーパックをベースにしているが、構造が大きく改められており、バックパックは背部から装甲で頭部と両肩を覆い隠すような形になっている。
頭部の装甲にはセンサー、両肩の装甲には簡易なゲシュマイディッヒ・パンツァーとしてそれぞれ機能する。
狙撃用の大型のビーム砲を1門装備し、ビームの軽度の曲射も可能。
パックは内蔵AIによる自律行動し支援戦闘機としても機能するが、精密射撃は単独では行えない。

こちらも『METAL BUILD』で設定された装備。
エピソード内ではシミュレーションで劾のセカンドリバイと戦うストライクが装備したが、途中でセカンドリバイに奪われてしまった。
また、キットではリメイク版のハンドガンも付属しており、下部にアーマーシュナイダーを懸架するギミックが追加されている。


SLランチャー ガンダムアストレイブルーフレームセカンドリバイ

セカンドリバイにローエングリンランチャーとスナイパーパックを同時装備させた状態。
ローエングリンランチャーの核エンジンからのエネルギー供給でスナイパーパックのビーム砲を高出力で連続発射可能にしている。

これも『METAL BUILD』で設定され、シミュレーションで劾が使用しストライクを撃墜した。



ガンダムアストレイ ブルーフレームD


基礎データ(D)

型式番号:MBF-P03D
全高:17.53m
重量:53.90t
装甲材質:発泡金属装甲/トランスフェイズ装甲(コクピット周辺のみ)
動力:バッテリー

武装
センサードラグーン×2
ステルスドラグーン×4
ソードドラグーン×2
ビームキャノンドラグーン×2
ブレイドガン×2

特殊装備:ストライカーパックシステム

搭乗者:叢雲劾
ダンテ・ゴルディジャーニ


機体解説(D)

劾が自らを作りだした男であるダンテ・ゴルディジャーニと闘うためだけに用意した姿。
製作にあたってセカンドリバイまでの装備を全て外し、アメノミハシラのファクトリーで製造したパーツで一旦初期のブルーフレームに戻してからカスタマイズした。
そのため、脚部などは初期のブルーフレームのデザインに戻っている。

さらにダンテに対抗すべく、全身に大小異なるブレード状のドラグーンを8基も搭載している他、
バックパックはストライカープラグを搭載した専用パックを使い、2基のドラグーンを持つ改良型エールストライカー「ヴィーヴルストライカー」を装備している。

ダンテ戦の後には両腕に更なる装備を施しており、両腕それぞれにドラグーンを集約し、巨大なブレードとする事ができる。
自分と同じくダンテに作りだされたエルザ・ヴァイスとの闘いで披露したが、この装備を追加したのにはある理由があった。
実はエルザと闘っていたブルーフレームDを操縦していたのはダンテであり、エルザの成長を確かめるためであった。

セカンドリバイを含むブルーフレーム全形態の中でも最強と呼ぶべき姿だが、特定の相手との戦いのためだけに用意された形態である上、
劾は自身の能力を隠し玉としていたため、機体名にナンバリングは冠しておらず、使用後はセカンドリバイに戻されている。
初登場は『DESTINY ASTRAY B』で、『天空の皇女』でも天ミナや天ハナとの模擬戦で使用された。



武装(D)

  • センサードラグーン
頭部左右に装着する小型のドラグーン。
センサーやカメラを搭載しており装着状態でも本体の補助になるが、ドラグーンとして分離させることで死角を補うことができる。
センサー部を保護するためビーム砲を搭載しておらず、攻撃力はブレード部に限られる。

  • ステルスドラグーン
両肩に2基ずつ装着する中型のドラグーン。
装着状態でもドラグーンとしての推進力を活かし、セカンド形態のフィンスラスターのように機動性を向上させる。
ミラージュコロイドステルスを搭載しており、停止中または慣性移動中ならステルス状態でも射撃が可能。

  • ソードドラグーン
腰部左右に装着する大型のドラグーン。
手持ち剣としての性能が最も高く、盾のようにも使える。

  • ヴィーヴルストライカー
エールストライカーパックを改造したもので、ビームサーベルがドラグーンに変更されている。
エール同様に機動性向上のためのストライカーとしても使えるのだが、対ダンテ戦では奥の手として使うために一度切りの突進加速に特化した仕様になっており、
最大限に加速したところでストライカーを切り離し、機体重量を軽くして多段加速を行うために使われた。
なお、ヴィーヴルはフランスに伝わるドラゴンの一種で、翼を持つ蛇として描かれる。

  • ビームキャノンドラグーン
ヴィーヴルストライカー上部に装着するドラグーン。
可動する3枚のブレード中央にビームキャノンを備える。
砲撃性能が最も高く、ステルスドラグーン2基を前方に配置してビーム屈曲場を作ることでフォビドゥンガンダムのような曲射砲撃が可能になる。

  • ブレイドガン
追加装備となる二連装銃。
両下腕に直接マウントするため、マニピュレーターが使える。
左右に並んだ銃口それぞれに用意されたカートリッジにより、様々な弾種を撃ち分け可能。
名前の通り二つの銃身の間には剣がマウントされており、手持ちでも使えるようになっている。

  • シペールソード
ブレイドガンに全身のドラグーンを集約させて生まれる大型剣。
後のサードやリバイに続きそうな大型剣二刀流が可能になる。
実体剣ではあるが、剣先となるソードドラグーンを挟み込むステルスドラグーンがミラージュコロイドでビーム形成を行うことで、刀身にビームを纏うことができる。
シペールはギリシャ語で「鱗」を意味する「lepis」の逆さ読みで、「逆鱗」の意味を持たせている。



ガンダムアストレイ ブルーフレームフォース


機体解説(フォース)

『ASTRAY B』のエピソードに登場したブルーフレームの姿。
名前がフォース(4th)なのは時系列的に一番後の時代とされるため。
『DESTINY』の少し後の『天空の皇女』でもまだこの形態には至っておらず、未だ正確な時期は不明である。

ちなみに登場したのは後述のフルアーマーフェイズシフト形態であり、素のフォースのデザインははっきりしていない。



装備バリエーション(フォース)

ガンダムアストレイ ブルーフレームフォース フルアーマーフェイズシフト

太陽付近に浮遊するビーム砲を破壊する為、増加装甲を纏ったブルー。
フード付きマントのような形状で、防御展開中は本体の姿はほぼ見えなくなる。
増加装甲はPS装甲製で、装甲表面に供給される融除剤ジェル*6と併せて、短時間なら太陽の熱をシャットアウト可能な耐熱性を持ち、単独での大気圏突入も可能。
さらに増加装甲を全て後方に展開して内蔵のバーニアを全て後方に向ける事で、太陽付近の重力すら振り切る程の推力を発揮する。

本体の頭部にはV字アンテナは無く、右上部に一本のアンテナ、左上部に大口径の砲門がある。
肩部分などは初期のブルーフレームと同じデザインだが、脚部周りなどはセカンドと同形状。
武装として両手にハンドガン、大腿部にアーマーシュナイダーを装備している。



関連機体


ガンダムアストレイ ゴールドフレーム

ガンダムアストレイ レッドフレーム

ガンダムアストレイ グリーンフレーム

ガンダムアストレイ ミラージュフレーム

ブルーフレームと共にヘリオポリスで製造されたプロトアストレイ。
元々はほとんど同じ機体だったが、ブルーフレーム同様様々な形で強化されていった。

ストライクガンダム

デュエルガンダム

バスターガンダム

ブリッツガンダム

イージスガンダム

前期GAT-Xシリーズ。開発時にこれらの機体の技術を盗み出し投入しており、一部装備も共通する。

ストライクルージュ

モルゲンレーテがストライクを複製した機体。
セカンドへの改修を実施する際、製造の途中だったこのルージュ用PS装甲素材が流用されている。



立体化


ガンプラ

  • コレクションシリーズ
ノーマルでレッドフレームの色替え。固有のオプションはない。

ノーマルが発売。
基本はこちらもレッドと同じだが、ガーベラストレートが無い代わりに500mm無反動砲が付属している。
フルウェポンまで再現するためには、脚部ミサイルは同シリーズのジンから流用すればいいが、ミサイルポッドはスクラッチする必要あり。

SEEDリマスター版が公開された頃にHGでセカンドLが発売。
タクティカルアームズのギミックが再現されている。
ほとんどにレッドフレーム フライトユニット版の金型が使用されており、可動域や精度は通常版に比べて格段に良くなっている。アーマーシュナイダーの足への装着ギミックもパーツ付け替えで再現可能。
当然互換性もあるため、レッドフレームのライフルやシールドもそのまま装備できる。流石にシールドは赤の部分を塗装する必要があるが

  • RG
2015年にノーマルの仕様で、店頭ではなくプレミアムバンダイ限定で受注販売された。
よりディテールの細かい500mm無反動砲が付属する。

  • 1/100
旧キットでセカンドLが発売。造形は悪くない。
1/20劾のフィギュアも付属。

  • MG
セカンドリバイが発売。踵落としが可能な程の変態可動である。
後にブルーフレームDが店頭販売された。ドラグーン展示用ベースもプレバンで発売。

  • PG
2014年にプレバン限定販売。
ノーマル状態で、500mm無反動砲が付属。


METAL BUILD

レッドフレーム、ゴールドフレーム天ミナに続いて通常のブルーフレームが発売。
特筆すべきはガンプラで未発売のフルウェポン装備で、多彩な実弾系武器を装着できる。

その後セカンドリバイが発売され、オプションとしてローエングリンランチャーやスナイパーパックが発売されている。



ゲーム作品


機動戦士ガンダム Extreme vs.

  • セカンドL
初代家庭用DLCでガンダムデュナメスと同時に販売。コストは2000。
汎用的なビームライフルやバズーカを持ちつつも、特殊射撃は横にヒット判定の広いタクティカルアームズ投擲、
特殊格闘は出だしにスーパーアーマーの付いているタクティカルアームズ攻撃と、アストレイ系統の剛毅さを継承。

通常格闘はアーマーシュナイダーを使用した格闘術が主体。なので伸びはそれほど良くはないが、コンパクトに纏まっているのでダメージ確定までの時間が短い利点がある。
格闘CSはビームライフル(最大出力)で、弾速と威力に優れた射撃武装だが一出撃で一回しか使えない。その代わり性能が高く、着地などの隙に使うと大ダメージが狙える。

射撃CSはタクティカルアームズ展開。ガトリングガンを展開して前方に射撃をするのだが、ビームと実弾を一発ごとに切り替えて射撃するのでABCマント相手にもある程度の耐性を持つ。
また妙に広い射撃ガード判定を持ち、およそ前方180度に防御判定がある。
しかし攻撃性能はあまりに低く、よろけを取るのですら一苦労する。そのため封印安定という見方が一般的。

……だったのだが、EXVS2XBで超絶強化を貰う。
銃口補正強化、慣性強化、よろけ値上昇など欲しいものを全て貰ったような性能で復活し、
下格闘からステップで滑りながら射撃ガード判定を持つこの攻撃を押し付けるムーヴが界隈で一時期流行る事となった。
さらにXBではサブが弾数1消費でバズーカを3連射する技へ変更。メインへのキャンセルルートも増設され弾幕要因兼降りテクになった。
特徴的な大型ブーメランによる引っ掛け能力や両CSによる逆転力に加え、安定感が+されたためかなり高い評価を得ている。
2000コストということでブースト性能にやや難を抱えており、撒ける弾の質も強力とは言えないが、
ブーメランをはじめとした強みがより強化されており比較的扱いやすい機体となっている。

  • ブルーフレームD
レッドフレームやゴールドフレームが充実する中で唯一寂しいラインナップだったが、遂にEXVS2で別装備が登場。コストは2500。
その名前の通りにドラグーン兵装を多く積んだ武装で立ち回り、センサービットは赤ロック距離延長、ステルスドラグーンは二段階誘導攻撃、
ビームキャノンドラグーンは楔形照射ビームなどを放つなど、バリエーションに富んだ攻撃ができる。

格闘もシペールソードやソードドラグーンを主体にした攻撃が優秀なので、使用感はセカンドLと比べだいぶ異なる。
リリース当初は多少猛威を奮っていた時期があったが、戦術や対策が分かるようになるとさすがに勢いを失った。


スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦W』で初参戦。
改修前の状態で使えるのはスポット参戦時のみで、本格的に運用できるのは2部中盤。
セカンドLはNJCが付いている上にENの値も上昇し、パワードレッドとの合体攻撃まである関係で、セカンドGは陰がとにかく薄い。
というか、デフォルトがセカンドLでセカンドGは強制出撃もなくシナリオでも言及されないため、下手すると存在自体気付かない。
更にいうと、素のセカンドGではなく、セカンドG スナイパーパックの状態になっている。

『X-Ω』ではセカンドLのみ登場。
通常ではクリティカル率100%の上、通常攻撃で直線状の敵を同時攻撃可能な破格の攻撃性能で、非常に使い勝手が良い。
アリーナモードでも使い勝手が良い必殺技と強力な味方全体バフでかなりの強ユニットとして君臨した。
ただしスーパー系ディフェンダーの相手は苦手で、特にクリティカルダメージを90%軽減するジェネシックガオガイガーはまず勝ち目のない天敵。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

『WORLD』では何故か改修前しか使えないので劾を雇ってもブルーは使わない、というプレイヤーが結構いたが『OW』で2ndLが参戦。
但し空は飛べない上に射程が短いのもあって正直影が薄い…が、タクティカルアームズのソードの演出が
  • まずソードで串刺し
  • バーストキィィック!飛び蹴り
  • とあああああ!!パンチ連打
  • 奥義を受けろ!トドメにソードでぶった切り
…と、どう見てもスパロボのゴッドハンドスマッシュと同じ構成なので別の意味で濃い。

悪いが、破壊させてもらう!!

『CROSSRAYS』では素体、スケイル、フルウェポン、2ndGスナイパー、2ndL(ローエングリンランチャー装備含む)、2ndR、Dが参戦。
物理武器が充実しているため対ナノラミネートアーマーも安心。
ブルーフレームDで敵機を撃破すると、戸田泰成版アストレイの奇抜な登場シーンを再現してくれるため、一見の価値がある。


◇機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.

ノーマルブルーフレームとセカンドLが参戦。
ノーマルは途中からスケイルシステムへの換装が可能。
ブルーフレームはレッドフレームと同性能だが、ビーム持ち機体が不足する序盤から使用できるためそれなりに重宝する。
セカンドLはガトリングでビーム攻撃が可能なうえ、TP装甲のアビリティで防御が高くなっているためバランスのいいユニットになっている。

ASTRAYステージを中心に登場するが、オリジナルのEXTRAステージでも第三勢力として現れたりする。


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最終更新:2024年03月19日 18:21

*1 見つかった際レッドフレームの方はボディの半分が瓦礫に埋もれており、すぐに起動出来るのはブルーフレームの方だったため。

*2 ロウ達の母艦。

*3 前述の通りフレーム色が局地戦闘機を示すカラーである青色なのもそのため。

*4 改修時点でロウ達は連合が後期GAT-Xシリーズに採用したTP装甲の存在は認知しておらず、この類似は偶然の産物である。

*5 劇中ではライゴウガンダムのVPS装甲を正面から貫く場面も。

*6 アークエンジェルが大気圏突入時に使用していたのと同じ物。