ストライカーパックシステム

登録日:2010/02/23(火) 00:31:11
更新日:2024/03/26 Tue 20:09:17
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機動戦士ガンダムSEED』及びC.E.世界を舞台にした作品全般に登場する、一部MS用の武器換装システム。






【概要】

C.E.70の大戦中に地球連合軍大西洋連邦が試作MSとして建造したMSの一機、ストライクガンダムに導入されたのが始まり。

MS本体とは別に武装類を纏めてパッケージ化した「ストライカーパック」を用意し、これをMS背面のコネクタを介してバックパックとして装備させる。
用途に合わせたストライカーパックを換装する事で、多種多様の武装を自由に選択でき、一機のMSで様々な戦況に対応する事が可能となる。
またストライカーパックにはバッテリーが搭載されているものもあり、換装によって電力を補給する事も可能。
スカイグラスパーにも装備可能で、スカイグラスパー自体の強化装備として使用できるほか、
スカイグラスパーからストライカーパックを射出してストライクが空中で換装すると言う運用を行ったこともある。
初期型は背中と肩に装備する形だったが、ウインダム以降連合のMSの肩にブースターが標準装備されたため後期型は背中のみ、
または背中と前腕に装備箇所を変更している。

一部外伝では本来対応していない機体にも改造を施し装備するケースもある。

その汎用性からザフト軍も参考にし、ジャスティスに換装を視野に入れたバックパック「ファトゥム」を装備させた。
更におそらくモルゲンレーテの技術者から情報を得たのか、ストライクのコネクタをまんま丸パクリしたテスタメントの開発を経て、
ザクシリーズの換装システム「ウィザード」、インパルスガンダムの「シルエットシステム」を完成させた。

なおザフトはインパルス用のテストパーツとしてマルチパック機能を持つコアブロックも開発しており、
コアスプレンダーと交換することでストライカーパックを使用可能にしている。




【主な対応機種】




【ストライカーパック一覧】

ストライク・ストライクルージュ・105ダガー用

AQM/E-X01 エールストライカー

高機動戦闘用ストライカーパック。
バックパックに大容量バッテリーとビームサーベル二本が装備されている他、ビームサーベルを使わない限り手に持つ装備が存在しないためか、
キラはエール選択時、ストライク自身の装備であるビームライフルとアンチビームシールドも携行して出撃することが多かった。
同時開発された、格闘もしくは砲撃に特化した他二つと違って尖った武装は持たないが、その代わりに汎用性は三つのうちで最も高く、
『SEED』本編でキラが最も使用したストライカーパックもこのエールストライカーである。
本来宇宙用で大気圏内での飛行はできないが、高高度ジャンプや短時間の滑空、低空でのホバー移動は可能。
なお主翼は宇宙では放熱板として機能する。

後に連合・オーブでそれぞれ別に製造された改良型は出力が強化され、大気圏内での空中戦も可能になった。
連合では既に完全な飛行用パックのジェットストライカーが実用化していたものの、そちらに比べて小回りが利くためファントムペインのスローターダガーなどはこちらを装備していた。


AQM/E-X02 ソードストライカー

格闘戦用ストライカーパック。
バックパック右にレーザー対艦刀「シュベルトゲベール」、左肩アーマーにビームブーメラン「マイダスメッサー」、
左腕にシールド代わりにもなるロケットアンカー「パンツァーアイゼン」を装備する。
バックパックはバッテリーとウェポンラック以外の機能がないシンプルなものになっている。
ミゲル・アイマンニコル・アマルフィを真っ二つにしたり、モラシム隊長を串刺しにしたのもこの兵装。
カガリはスカイグラスパーに装備した本装備を使用し、アンカーで敵艦に組み付きつつシュベルトゲベールで砲台を真っ二つにするという活用法を見せた。
他のストライカーパックと違って実体兵器が主軸である*1ため、水中戦にも比較的対応力を持つ。
出番こそ少ないが、出撃の度にエースパイロットを撃破しているストライカーパックでもある。


AQM/E-X03 ランチャーストライカー

遠距離砲撃用のストライカーパック。本編で最初に使用されたストライカーパックでもある。
バックパック左に本ストライカーパックのメインウェポンである超高インパルス砲「アグニ」、
右肩アーマーに簡易シールドと近接防御用のバルカンとガンランチャーを積んだコンボウェポンユニットを装備する。
後に「開発当時のMS用装備としては過剰な火力」と言われており、
実際にヘリオポリス戦では外れたアグニが外壁に穴をあけてしまい、コロニーに大きな損傷を与えてしまった。
また、「アグニ」は威力相応に消費電力も激しい他、対MS戦では機動力の低さも仇になるため、
ストライクに乗っていた頃のキラは基本的に一対多の戦闘を強いられていたこともあり、ほとんどランチャーを使っていない。
どちらかと言えばムゥの乗るスカイグラスパーで使用された事の方が多かった。
一方で機動砲台としては最適なのか、ヘブンズベース所属の105ダガーの中にランチャー装備の機体が複数見受けられる。
ソード同様にバックパックは主武装のウェポンラックとバッテリーの機能のみ。


AQM/E-YM-1 マルチプルアサルトストライカー

上記三種を全部乗せした全領域型ストライカーパック。
作中の描写では分かり難いが、ソードとランチャーのウエポンラックはそれぞれ片側にしか武装を装備できないため、
このストライカーパックでは通常とは別の、左右同時装備が可能なウエポンラックを使用。このためエールの翼は位置をずらされている。
武装が多い分、電力消費も激しいため、多数の予備バッテリーを外付けしており、1個使い切るごとにパージされるようになっている。
なお、これを装備したストライクは他のようにストライカーの名称を採った「マルチプルアサルトストライク」ではなく、「パーフェクトストライク」と呼ばれる。

第八艦隊との合流時にストライクバズーカやスカイグラスパーと共にアークエンジェルに搬入されたが、キラには初見で扱いづらさを指摘されており、
実際各種パックの大部分を背中に背負い込むため、電力消費の問題を抜きにしても重量バランスの悪さが大きな課題となっていた。
オリジナル版及びスペシャルエディションには登場しておらず、リマスター版のアイキャッチ及びOPで描かれていたのみだったが、
オーブ戦ではエールストライクのシーンを差し替える形でムウが使用。カラミティを含む連合軍のMS部隊を相手にオリジナル版以上の大活躍を見せた。
ただし、ファンサービス実験的な投入であったため一度しか使われていない。
また『SEED Re:』の砂漠戦でキラが使用したが運動性の低さからラゴゥハイマニューバの動きに対応しきれず破壊されてしまった。

ちなみに元ネタはBB戦士ストライクガンダムのプラモデルオリジナルギミックの「スーパーストライクガンダム」。
こちらは特に設定委なども無い単なる全部載せに過ぎないので予備バッテリーとマウントアームが付いていない。


AQM/E-M1 / P202QX*2 I.W.S.P.

正式名称「Integrated Weapons Striker Pack」で、即ち「統合兵装ストライカーパック」の略称。
新日本プロレスのベルトでも池袋西口公園でもない。
エール(機動)、ソード(格闘)、ランチャー(砲撃)の機能を一つにまとめることを目標に開発された。
コンセプト自体は上記のマルチプルアサルトストライカーと同じだが、「全部載せ」と言うよりは「整理して一体化させた」という印象。

エールに類似したパックに115mmレールキャノン、105mm単装砲、試製9.1m対艦刀がそれぞれ2つずつに加え、
30mm6銃身ガトリング砲とビームブーメランを搭載したコンバインドシールドを装備し重量バランス改善を図ったが、
それでも並のパイロットには扱えず、パックの電力消費もパワーエクステンダー(を搭載した改良型ストライク)の登場までは使い物にならないレベル。
後にオーブのモルゲンレーテ社に渡り改良・再建造されてからはいくらかマシになったが、ビーム兵器に欠けるなど根本の器用貧乏感は拭えず。
カガリは「強そう」という理由でルージュにて本装備を使用する事を希望していたが、
エースパイロットですら扱いに難儀するものをM1三人娘より多少出来る程度のカガリに使い熟せる訳もなく、結局実戦では使用されなかった。

最終的には一部のパイロットに気に入られたり派手な外見から式典に使われたりしたが、ごく少数が生産されるに留まった。
その後このストライカーのデータを活用、または発展させる形でいくつかの派生機が生み出されている。

スパロボだと大抵隠し扱いで、Jでは設定を無視して物凄く強いが、
WではJと同じスペックなのに他にもっと強い連中が多すぎて注目されず、
第3次αではストライクルージュしか換装できない上に苦労して取るほど強くないなど、実のところ浮き沈みがかなり激しい。


EW454F オオトリ

I.W.S.P.から発展した多目的ストライカーパック。オーブがカガリのストライクルージュ用に開発した。
両舷に火砲が突き出した航空機として単独航行が可能で、機首を折り畳み接続することでMS本体に飛行能力と遠距離火力を与えるという点、
そして名前から、アカツキ用のオオワシとの類似が見られる。多分技術的な繋がりがあるのだろう。

X字に展開する主翼下に小型ミサイルとドロップタンクを懸架し、機体上面には右に大型対艦刀、
左にミサイルランチャーや機関砲、電子戦兵器などに換装できる武装ポッドを装備する。
主砲となるのは機体下部に接続された右舷のビームランチャーと左舷のレールガン……なのだが、
プラモの解説でどちらの火砲もいかなるMSのPS装甲も一撃で貫通または破砕できるとかぶちあげてしまったことで、
PS装甲が更に可哀想なことになってしまった。

初出はリマスター版DESTINY。カガリがルージュに乗ってオーブ艦隊に呼びかけるシーンや、キラがエターナルの応援に駆け付けたシーンで登場。
特にキラは本機の豊富な武装を駆使し、スペックで上回る最新鋭機の集団相手に大立ち回りを演じた。


AQM/E-X04 ガンバレルストライカー

メビウス・ゼロを小型化しストライカーパックとして運用させた装備。
パック(ゼロ)側にもコクピットがあり、単体での運用も可能と、分離状態でも支援戦闘機として運用できる一風変わった特性を持つ。
ストライカーパックとして運用する際には機体を折りたたんでプラグを露出させる。合体後にゼロ側のコクピットを切り離すことも可能。
これを(ストライカーパックとして)十全に扱うには優れた空間認識能力が必要不可欠であり、
空間認識能力に優れるムウ・ラ・フラガをパイロットとする前提で開発されたが、
完成した時にはムウは既に連合から脱走していたために彼に引き渡されることはなく、
紆余曲折を経て最終的には高い使用適性があった“月下の狂犬”ことモーガン・シュバリエの手に渡っている。

コクピットを含めた外見は小型化したメビウス・ゼロそのものだが、ガンバレルの配置はX字となっている。
また、ガンバレルの内容も実体砲一門と小型ミサイル二基となっている。メビウス・ゼロ自体が既に旧型機であるとはいえ、装備が豪華すぎる。
ガンバレルはゼロ同様の有線式オールレンジ兵装であり、線が切れるとガンバレルを使えなくなる欠点を持つが、
モーガンはその線で敵のMSを絡めとり、切り離したストライカーと共に大気圏内に無理矢理突入させるという戦法を取ったことも。

CE73年には、ビーム砲搭載型も開発されており、PS装甲にも対応可能になる。しかし、ミサイルが搭載されているかは不明。

GBA用ゲームソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で』では、条件を満たすことでムウがガンバレルストライクに搭乗する。
さらに、ガンバレルストライク搭乗のムウでプロヴィデンス搭乗のラウに挑む、中々に胸熱な外伝シナリオもある。


P204QX ライトニングストライカー

戦域パワー補給と超遠距離攻撃に長けるストライカーパック。初出はメカコンテストの一般公募作品。
超々大容量バッテリーにより狙撃用レールガンの使用を可能にし、その有効射程は宇宙空間では1万kmに及ぶとも言われる。
さらに余った電力を味方機に接続しパワー補給が可能で支援機としての運用も出来る。でもムウさんがぶっ壊してから死亡フラグへ。
胴体にも干渉する唯一のストライカーパック。
DESTINYより前に登場したパックの中では特にマイナーで長らくガンプラ化もされなかったが、ゲーム作品では『スーパーロボット大戦W』にて使用できる。

登場から15年以上が経過した2020年になってようやく公式で立体化、
プレミアムバンダイ限定ではあるが、2020年にメタルビルド、2021年にはRM版MGストライクの拡張パックとしてガンプラ化した。


エールストライカー(コスモグラスパー用)

その名の通り、宇宙用スカイグラスパーであるコスモグラスパー用に開発された改良型エールストライカー。
MSにも装備可能だが、ビームサーベルはオミットされている。
別名コスモストライカー。



地球連合製・大量生産モデル

AQM/E-A4E1 ジェットストライカー

重力下用の飛行用ストライカーパック。大量生産品。ストライカーユニットではない
初期型のエールでは不可能だった、1G重力下での自在な飛行が可能になった。
翼下にハードポイントが設けられており、ビームカービンのホルダーや増槽、ミサイル等を搭載できる。
完全重力下用だが、一部漫画では宇宙で使われたりしている。

HGウィンダムの発売に伴い、15年越しにガンプラ化した。

元ネタは若き日の福田己津央監督が演出として参加していた『機甲戦記ドラグナー』に登場する飛行用オプション・リフター。


AQM/E-M11 ドッペルホルン連装無反動砲

長距離砲を二門備えた砲撃用ストライカーパック。大量生産品。
直撃すればナスカ級を一撃で撃沈する威力を持つ。
上記のジェットストライカー共々、開発にあたってはI.W.S.Pの戦闘データが活かされた。
因みにドッペルホルンとは砲の名前で、ストライカーの名前では無い。意味はドイツ語で「二重の角」。
その砲の大きさからか宇宙専用。でも外伝では普通に地上で使われていた。

こちらも下記マルチランチャー共々、ガンダムベース限定のHGウィンダム・ダガーL専用拡張パックとしてガンプラ化した。


マルチランチャー

大型の「MK5 戦術核ミサイル」を二基搭載可能な「青き清浄なる世界の為に」必要なストライカーパック。
ブルーコスモス主導の核攻撃部隊「クルセイダーズ」で運用された。
核ミサイルによる核攻撃に特化しているため見た目通り機動性を著しく損なう。そのため地上での使用は困難。
ちなみに連合による核(NJC)の軍事利用はバリバリのユニウス条約違反である。

名称が一定しておらず、「マルチストライカーパック」「マルチランチャーパック」「核ミサイルランチャーストライカー」等々媒体によって色々な名前がある。

上述の通り拡張パックという扱いでガンプラ化を果たしている。
なお、当該セットにはドッペルホルンやランチャーのみならず、Mk5核ミサイル本体も付属する



アウトフレーム用

バックジョイント

アウトフレームの基本装備。
作業用のクレーンアームを用いて三階建ての居住ユニット「バックホーム」を支えている。


Gフライト

アウトフレームの高速飛行用装備。
小型輸送機を丸々身に纏ったような形をしている。
大型盾のウイングシールドは飛行形態では展開し主翼となる。この時、手はフリーなのでこのまま撮影も可能。
取材でインパルスの速度について行く為8が設計し、ジャンク屋組合に発注して製造された。8GJ!!
余談だが、コイツをスカイグラスパーに装備させると輸送機が戦闘機を食ってるように見える。
というかファーストガンダムGアーm(ry


マルチパック

アウトフレーム用装備。正確に言えばストライカーパックではない。
これを使用する事でアウトフレームに、
  • ストライカーパックシステム
  • ウィザードシステム
  • シルエットシステム
この全てを装備する事が可能となるトンデモ装置(外付けアダプターみたいなもの)。
もう軍とか所属とか規格とか関係ねぇ!!
ちなみに、これはリジェネレイトを参考に8が設計した。8、お前どんだけ凄いんだよ……

もっとも、これはアウトフレームが後述のテスタメントの予備機(フレーム)の改造機であり、
『ザフトが開発したストライカーパックシステム試験用MS(の予備機)』という特性を持っていたために可能だったと思われる。


AQM/E-X05 ディバインストライカー

地球連合軍がザフトから奪取したストライカーパックシステム試験用MS・テスタメントガンダム用に開発したストライカーパック。
平時は大気圏内の飛行も可能な高機動スラスター及びフライトユニットとして用いられるが、
巨大なクローアームに変形させることが可能で、こちらの形態は格闘戦で真価を発揮する。
更には、テスタメントが核エンジン搭載型であることを加味してかVPS装甲も実装されているが、その分消費電力は激しく、
『DESTINY ASTRAY』では、テスタメントの予備機(の改造機)であるアウトフレームが装備するシーンもあるが、
そもそもテスタメントの使用を前提としている専用パックということもあり、テスタメント以外のMSには扱いづらくなっている。



発展改良型

AQM/E-X09S ノワールストライカー

連合内でファントムペインがアクタイオン・プロジェクトに基づきI.W.S.P.を近〜中距離戦闘寄りに再構築、より実戦的に昇華させた統合兵装ストライカーパック。
登場の少ないかなりレアなストライカーパックで、計画の専任パイロットを務めたスウェン・カル・バヤン等に極少数が配備された。
I.W.S.P.のコンセプトを活かしつつ高度にスリム化されており、悪魔の羽を思わせる細身でスタイリッシュな外観に、
フラガラッハ3ビームブレイド×2、2連装リニアガン×2、アンカーランチャー×1を搭載、ストライカーパックとしては珍しくVPS装甲まで採用されている。
ただ、外伝では実体剣で切断されるという矛盾した描写が存在し、MGプラモ発売時には通常装甲仕様の存在が後付けで語られた。

なおこのストライカー自体はスラスターを持たないので飛行能力はなく、
劇中で飛んでいるのは実際にはストライクEの高い推力を活かして可変翼の揚力で滑空しているだけのはずなのだが、
近年の『ASTRAY』やプラモでは、姿勢制御スラスターらしきものが見て取れる。
その他にも装備の長射程用レールガンが中近距離向けにカスタムされたリニアガンに変更されていたりと装備周りで設定の変遷が激しいパックでもある。

アナザートライアルソードストライカー

ストライクEなど肩にマウントが無い機体用に改修されたアナザートライアル版ソードストライカー。
両腕に付けたパンツァーアイゼン基部にマイダスメッサーが移植された。


アナザートライアルランチャーストライカー

同じくアナザー(ry
コンボウェポンポッドが肩から背部アームへと移動している。



ライゴウガンダム用

東アジアガンダムことライゴウガンダム用のストライカーパック。
ストライクガンダムの基本三種の発展強化型である。
日本(っぽい)企業製らしさを出すために各パックの名前は三種の神器「鏡」「剣」「勾玉」になぞらえている。
そのまんまの名前が使えなかったのは、オーブが商標を取得していたせい。

 八咫鏡:ヤタノカガミ(アカツキ)
 草薙剣:クサナギ(戦艦)
 都牟羽大刀:ツムハノタチ(ゴールドフレーム天)
 八尺瓊勾玉:オーブ(=宝珠≒勾玉)

スペキュラムストライカー

ライゴウ版エールストライカー。スペキュラムとは「翼鏡」という意味である。
シルエットはそっくりだが、翼下にミサイルポッドを搭載し、下に付く左右のスラスターは内側に90度回した形でくっついている。
VPS装甲はトリコロールカラー。

なお翼鏡とは鴨やその仲間の鳥の翼にある、光沢のある青や緑などの色の羽根の部分を指す言葉。
鏡の一種とかではない。流石にちょっと苦しくないか。


キャリバーンストライカー

ライゴウ版ソードストライカー。キャリバーンとはかのアーサー王伝説に登場する聖剣のことである。
シュベルトゲベールはより大型で折り畳み機構を取り入れたシュベルトゲベール改となり、背中の左側に付くエネルギーパックに代わり大型ビームソード「カラドボルグ」が追加。
パンツァーアイゼン、マイダスメッサーも大型化した。
VPS装甲は水色主体。
キャリバーン(アーサー王伝説)とカラドボルグ(ケルト神話)が混在しているあたりが、なんとも種世界らしい。


サムブリットストライカー

ライゴウ版ランチャーストライカー。勾玉→弾→サムブリット というこちらも割と苦しいネーミングである。
右肩部分にカラミティから発展したトーデスブロック改、左肩にバスターから発展したミサイルポッド、
主砲にランチャーから発展したアグニ改を持った、ある意味全部乗せ。
アグニ改はMSの装備としては過剰威力なので普通のアグニや、バスターの高エネルギー収束火線ライフルにも換装できる。
VPS装甲は緑色主体。



ライブラリアン製キワモノシリーズ

派生作品『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』に登場するストライカーパック。
いわゆるMSVにあたり、ストライクなど優れたMSをカスタマイズしつつ、本体と装備をストライカーパックシステムに対応させたというもの。
奇天烈なデザインのものが多数あるが、ライブラリアン製だから仕方ない。
(実際は「ストライクやデュエルの金型を流用しつつ別物っぽくするために、既存パーツの配置を変えるだけでなんとかする」というガンプラ的大人の事情がry)


シールドストライカー

ストライクの発展機「ゲイルストライク」が装備するストライカー。
名の指す通りシールドが装備されていて、接続されているアームを稼動させる事で手を使わずにシールドを展開できる。
シールド展開範囲は背後と頭上のみだが、乱戦時の死角に当たる箇所をカバー出来る。オマケ的な機能としてシールドを制御翼としても使える。
エールストライカーを上下ひっくり返してブースターを外し、代わりにシールドをくっつけたような外見。
ぶっちゃけ非常にダサい。ていうか制御翼にするならシールド部分くらい新規設計にしても良い気がする。


バスターストライカー

バスターの発展機「ヘイルバスター」が装備するストライカー。
バスターダガーで成しえなかったパック化を実現したもので、バスター系ほどの性能は出せないが他の機体も砲が使える。
パイロットの趣味で砲の構成が左右逆になった。
中央部分が弾倉とパワーパックになっており、アームで接続された両火砲は分離させて手持ち武器として友軍機に貸したりもできる。
アームの可動範囲の都合で連結方式がバスターから変更されており、アームから外した状態で連結させることになる。
『VS ASTRAY』の中では一番まともなストライカーだが、背中から見るとデザインのやっつけ感が酷い。


バズーカストライカー

デュエルの発展機「レーゲンデュエル」が装備するストライカー。
バックパックに一本のアームがついただけの、シンプルな武装ラック。
アームはMSの腕と同じぐらいのパワーがあり、打撃などにも使えるとされている。

通常はアーム先端にデュエル用バズーカ『ゲイボルグ』がマウントされている。
ランチャーストライカーのデータを基にしており、ゲイボルグをアグニに換装もできる。
というか、見た目はランチャーストライカーのアーム先がバズーカになっただけ。

携行武装が増えるのはいい事なのだが、ストライカーパック使ってバズーカ一本追加されただけでは流石にガッカリ感が拭えない
(他がぶっ飛んでるだけ余計かもしれないが)。
冷静に見てみれば、過剰火力と言われた「アグニ」をダウングレードしたうえで、威力と消費のバランスを取っているようにも思われる。
また、必要なくなったらすぐにパージするという運用思想のため、単純で安価なものにしたともとれる。

ちなみにモデラーのセイラマスオ氏はホビージャパン誌上でレーゲンデュエルをレッドウォーリア風に改造した作例を製作している。
確かに軽装でバズーカを背負ったガンダムとして両機はよく似ており、そうして見るとこのストライカーも十分アリに見えてくる不思議。


マガノイクタチストライカー

ブリッツの発展機「ネブラブリッツ」のストライカーパック。
ぶっちゃけゴールドフレーム天のマガノイクタチを赤くしてストライカーパック対応に改造しただけ。
ミラコロ搭載だが、使用するには特別な対応機でないと使えない。
つまりネブラ専用……と思ったらイライジャ専用機になったセイバーの発展機、ヴァンセイバーに装備してしまった。
ミラージュコロイドを空力制御に利用しつつマガノイクタチを翼にして飛行形態時の安定性を高めている。
また、マガノイクタチによる強制放電も使えるため、実質戦闘能力向上に貢献している。
ちなみにヴァンセイバー&マガノイクタチストライカーの組み合わせは開発元であるライブラリアン側でも有効との実験結果が出ているので、意図的に対応するようにしていたものと思われる。


ドラグーンストライカー

プロヴィデンスの発展機「ニクスプロヴィデンス」の装備するストライカー。
外見は天帝のライフルにスラスターを付けただけのシロモノで、ドラグーンにしてはかなり大型。
計12基となり、これによりC.E.世界のMSでは最多のオールレンジ兵器を有する結果となったが、
元々ドラグーンが大量装備されてる天帝に今更ひとつ増えた所で意味がない気がする。

ドラグーンストライカーもプロヴィデンスのデータを持った敵であれば位置情報により誤認させる使い方ができるみたいだが、
そもそもプロヴィデンスを相手取って生き残ったパイロットが少なく、だれを仮想敵にする機能かわからない(せいぜいキラ・ヤマトかダンテ・ゴルディジャーニくらいだろう)。
しかもドラグーンなので使える人間が限られる為、ほぼニクス専属装備。
固定砲台として使用が可能なのかもしれないが、それならバズーカストライカーでも使ったほうが現実的である。



ガンダムビルドファイターズ系

ガンダムビルドファイターズ』に登場するものたち。
「SEEDの世界に実在する」というのはいわゆる「俺設定」なので、もちろん実際にSEEDの世界にあるわけではないが、
規格上ストライク系列のガンプラにはすべて無改造で装備可能で、ストライカーパックの1つと言える。

ビルドブースター

ビルドストライクの追加装備としてイオリ・セイが制作した。
これを装備した形態はビルドストライクガンダム・フルパッケージと名付けられた。
オオワシをモデルにセイがフルスクラッチした装備で、大型の可変翼と二門の大出力ビームキャノンを備える。
また、オオワシ同様パック単体が戦闘機に変形できる。
ガンプラバトルのルールの都合、事実上の脱出機としての運用が可能である。
このため機動力、攻撃力と負けにくさが大幅に向上した。

翼を寝かせてビームキャノンを斜め後方に向けるとエールストライクっぽくなり、翼を広げてビームキャノンを前に向けるとフリーダムっぽくなるなど、
製作者のセイが生粋のガノタであるがゆえにガンダムの設定に縛られていたため、SEED本編に出てきてもおかしくないような大人しさがある。
逆に言えば地に足がついた設定であり厨二臭さがないため、ユニバースブースターよりこちらのほうが好みだというファンも多い。


ユニバースブースター

「ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいい」という発想に辿り着いたセイが、作中設定などガン無視で創造の翼を広げた結果がこれだよ!!!

二門のビームキャノンを装備し、変形して戦闘機となる点などはビルドブースターを踏襲している。
一方で翼が廃されたため一見なシンプル外見となったが、その実態は敵のビームをシールドで吸収し、
そのエネルギーでV2ガンダムデスティニーストフリオーガンダムのような光の翼(プラフスキーウイング)を形成して超加速できるという、
少なくとも種死後半ぐらいじゃないと出なさそうなトンデモ兵器である。

ビームを受け止めて充電するのはヤタノカガミやデュートリオンビーム送電システム、光の翼はデスティニーやストライクフリーダムからの着想だろうか?


ビルドブースターMk-Ⅱ

イオリ・セイ製作のビルドガンダムMk-IIのバックパックとなるほか、分離して支援機として活用可能。
ガンプラ的に言っても厳密にはストライカーでなく、立ち位置的にはGディフェンサーなどの方が近く、外観もセイの考えた設定の下ギャプランなどをイメージしている。
しかしながら、製作者が同じと言うこともあってかスタービルドストライクの背中には対応しており、最終話でビルドMk-IIから託される形で装着している。
現実の商品では、接続用のパーツを使うことで換装可能。


リボンストライカー

べアッガイⅢ用のバックパックで、一応ストライカーパック。
ストライク系列のガンプラにry
これもおそらくセイが作った。
外見はどう見てもただのピンクのリボンだが、スラスターとしての機能を持つ。

厳密には、アッガイのバックパックの代わりにランドセル型のコネクタがついており、そこにストライカーパックが接続できるようになっている。


チェアーストライカー

ガンダムビルドファイターズトライ』に登場。
べアッガイF用のバックパックで、プチッガイを座らせることが出来るイス。
というかもう、ただの凹凹接続用変換コネクタだが、一応ストライカーパック。ストライry

なお、こちらはセイにガンプラ作りを教えてもらったコウサカ・ユウマが製作に関わっている。


サインストライカー

セブンイレブン限定ベアッガイⅢ用のバックパックで、セブンイレブンの看板が付いている……もうこれストライカーパック関係ねえ!!



エクリプスガンダム用

エクリプスの機能拡張を目的として設計されたストライカーであり、いずれもエクリプスの変形に対応している。

EW452HM マニューバストライカー

4基のブースターユニットが搭載された機動力強化用のストライカー。
単体でも戦闘機形態に変形して稼働できる。


EW453R ライジンストライカー

ライトニングストライカーのコンセプトを基に自立飛行能力を付与しつつ再設計したもので、頭部にもユニットが追加される。
ミラージュコロイドの応用で曲射が可能な『71-XX式曲射型ビーム砲』2門を搭載していて、こちらも戦闘機形態に変形可能。



その他

ヴィーヴルストライカー

ブルーフレームD用にエールストライカーを改造したもの。
ビームサーベルの代わりに三枚のブレード中央にビームキャノンが付いたドラグーンを装備している。
一度切りの突進加速に特化した改造が施されており、最大に加速したところでストライカーを切り離し、重量を軽くして更に加速、という運用を目的としている。


名称不明のストライカー

モノアイガンダムズ』に登場するストライクが装備しているストライカー。
図鑑によれば中距離戦用らしいが、詳細は不明。
黒本のようなX字のものを背負っており、武装はエールと同じだが、よく見るとライフルもデザインが違う。

その正体はストライクの初期稿で、その中でも宇宙用標準ユニットとされたもの。
原作放送開始前の隠しユニットとしての登場になった為、ゲーム作成時にはまだ決定稿がなかったものと思われる。


デスティニーRシルエット

アンチストライカーシステムを体現したシルエット。
シルエット?ここストライカーだよね?
詳細は該当記事に載せるが、簡単に言えばストライクとダガーの天敵。


キバストライカー

アレ? ここガンダムの項目? 色々一緒だから間違えちゃった。テヘ。


ディープストライカー

何者なんだ、おまえは!?





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最終更新:2024年03月26日 20:09

*1 シュベルトゲベールはレーザー刃こそ出せなくなるが剣先は通常の刃物であるため、刺突に限れば使用可能。

*2 それぞれ「AQM/E-M1」は地球連合製、「P202QX」はオーブ製での形式番号である。