悪の教科書 Textbook Of Evil

登録日 :2011/04/08(金) 21:34:01
更新日 : 2016/02/23 Tue 00:25:42
所要時間 :約 5 分で読めます





君に悪を教えてあげよう

偽りの正義から目覚め。


この世の闇と立ち向かうために

今こそ全てを教えてあげよう。




先生は教える この世の闇を
先生は教える 闇の歩き方を
死の匂いを嗅ぎつけて どこからともなく現れる


誰も知らない悪の授業 読み上げたるは悪の教科書
これは狂った先生と 彼の生徒になった少年少女の物語


知ってはいけないことを知り
考えてはいけないことを考えてしまう
闇の真理を知った生徒の 行くべき道は生か死か


そして同じく全てを知った 君自身が行く道は……?


同人サークル・さんだーぼるとの製作した同人ゲーム。
通称・悪書。

ジャンルは「社会批判ノベル」


基本は選択肢が無く読み進めるノベル形式で全五講。

日本の抱える社会問題を痛烈に描いた問題作で、現在の日本について深く考えさせられる。
シナリオ自体も良いが、突如入る心電図や黒バックに映る文字等の演出も巧み。

最早ゲームじゃないとまで言われる程。


しかも、これだけのクォリティーを誇りながら 無料 である。
当然完成版です。

公式では配布終了しているが、探せばダウンロードしてプレイは出来る。
しかし、サポート等は出来ないので要注意。

更に、 無断複製・転載がOK という非常に珍しい作品。
つまり、自分のブログに張ろうが、某動画サイトで実況プレイしてもOKという事。


尚、OHPにもあるように暴力的な描写と鬱展開が多いので苦手な人は要注意。
特に第三講の鬱度は異常。
しかし、ラストはモヤモヤしない内容で〆るので、鬱が嫌いな人にも我慢してでもオススメする。

尚、システムが整っていないのでイライラするかも知れないが、そこは、無料だからと許そう。


登場人物・各章説明

先生
「善として生きていなくなったのならば、
これからは悪として生きなさい。

さあ、授業の始まりです。

私が悪を教えてあげましょう」

このゲームのキーパーソンで第三講の主人公。
見た目は赤い目に黒い手袋、コートと帽子を被っている。
出会った主人公達に「悪」を教え渡り歩く。
政治家や有名人達の弱みを握ったり生徒の心理状態を瞬時に把握したり人の殺し方を熟知していると謎が多い。

第三講にて「辻村誠司郎」が本名である事が解り、過去は腐った日本を立ち直らせようとする熱血教師だった。
しかし、全く改善されないどころか、愛する者まで奪った世の中に裏切られた事で歪んでいく。


第一講「吐き気」
テーマは《いじめ》

出席番号男子一番
真田優輝
第一講の主人公。
先生の最初の生徒。
受験戦争真っ只中の名門中学に通うが、そこでイジメに合い自殺まで考える。
そこに、先生が現れイジメに打ち勝つ方法を教わる。
彼の起こした事件は社会問題になるほど大発展する。
しかし彼は後悔などしておらず、やって良かったと先生との面会で言っていた。
後に彼は法律を勉強するようになり……。


第二講「扉」
テーマは《差別》

出席番号女子一番
宇佐美聖
第二講の主人公。
私立女子校に通い、生徒達からは「アネモネの君」と慕われている。
アルビノの少女で赤い目と白髪が特徴。
社会に拒絶・イジメられた事でブチギレ、いじめっ子を半殺しにした過去がある。しかし、「獣」はまだいる。
とあるキッカケで恵利華と対立しイジメられる。
そこで先生に出会う。
この事件で誰よりも人間らしく成長していく。

杜若梨沙
聖のルームメイト。アメリカの帰国子女で金髪碧眼。テニス部部長。
聖の事を誰ゆりも理解している唯一無二の親友。聖のイジメを庇うが、
同時に自らもイジメに巻き込まれ、それが聖を暴走させる引き金となる。
ラストは主人公を差し置いて大活躍する。

清水恵利華
聖のクラスの学級委員長。
大企業の令嬢で絵に描いたようなタカビーお嬢。
あるキッカケで聖をイジメるが、ある行動が聖の逆鱗に触れ偉い目にあう。
下手すれば故人になってたが、エピローグでは和解した模様。


第三講「戦場」
テーマは《社会・病院・教育》
八重園勇作
関西弁で喋り明るく気さくで、自分よりも先に相手を優先する、先生の先輩にあたる教師。
過去に腐った日本を立て直そうと共に頑張っていた。
決して松田○作ではない。

保品美樹
先生の教え子の一人。
黒髪ロングに金のメッシュ、そしてツンデレだけど素直な少女。
当初は問題児扱いされ匙を投げられていたが、先生の努力で更正され、卒業後には結婚する。
しかし、社会的に許されない恋だったが故に……。

辻村健太
先生の息子。
仕事で忙しい父を気遣い子供ながらも逞しく強いが、
やはり彼もこの腐った日本の被害者となり……。


第四講「現世の鬼」
テーマは《宗教》
御堂遥
第四講の主人公。
有名歌手の一人娘であるお嬢様な女子高生。
しかし、同時にカルト宗教の道具でもある。
歌を歌う事が好きで実力も高いが、母がその歌声を宗教の道具にした事で人前では歌えなくなった。
エピローグでは世界的有名な歌手になった。


御堂チヱ子
遥の母親。有名歌手だが、同時にカルト宗教の信者。
しかし、コレは腐った芸能界により強制的に選ばざるをえなくした道。
本心は過酷な運命を歩ませた娘に申し訳なく思い、同時に誰よりも娘を愛している。


第五講「理想」
テーマは《社会、未来、政治》
高井沢亮馬
第五講の主人公の高校生。実質的なこのゲーム(二本)のキーパーソン。
不良と見做されているが、今の日本の矛盾に誰よりも鋭く見抜いており、それ故に今の社会を退屈に思う。
それでも理想論の域を出ないのだが、「先生」に出会う事で運命が動く。
実は友人が死んだのは事実上先生のせい。

寿乃之美
亮馬の同級生で幼なじみ。色々あったけどラストでフラグが建った。
まさかのキーパーソン。

吾野源次
亮馬の友人であるホームレスの爺さん。通称「ゲンさん」
この人のおかげで、「ホームレスはクズだろwww」と思っていたユーザーを改心させたとかないとか。



じゃま項目は修正してしまえ。すみごこちのいいアニオタWikiにしようじゃないか。

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