Axis Powers ヘタリア

登録日 :2011/05/24(火) 23:19:31
更新日 : 2017/03/13 Mon 10:31:48
所要時間 :約 6 分で読めます




Axis powers (アクシス パワーズ)ヘタリアとは、日丸屋秀和によるウェブコミック作品。一時期は幻冬舎の「コミックバース」にも連載されていた。


◎概要
「ヘタリア」とは、2chの軍事版などで使われる「ヘタレ+イタリア」の造語で、
何かと情けない面が目立つイタリア軍に対する蔑称である。

世界史をモチーフの主軸とし、その国を代表する風土や風俗などを擬人化したキャラクター達が織りなす、 国擬人化歴史コメディ である、
というのが本作の最大の特徴。

特に 「Axis powers」(枢軸) のタイトル通り、話の中心になるのは第二次世界大戦前後のことで、
それ以前の建国史などは「子供時代」や「先祖」の話として描かれている。

2016年現在は集英社のウェブサイト『少年ジャンプ+』で、題材の幅を広げた新作『ヘタリア World☆stars』を連載中(既刊3巻)。



◎設定
作品世界では「国」(国民性・風土等)が擬人化して存在しており、一般人にも認識可能である。
その寿命は「国」に依存しており、作中では「古代ローマ帝国」・「ゲルマン」が「故人」として扱われている。また「国」がおかしくなると自身の体調もおかしくなる。
逆にいうと「国」が存在する限り死なないため、接触した一般人からは「不老の人間」・「国と同じ名前の不思議な人達」と思われている。
成長速度にもばらつきがあり、誕生して3,4世紀ほどしかたっていないアメリカが短期間で幼児から成人に成長し(といっても常人よりは遅い)、
プロイセンら「基盤」があったドイツが誕生時既に少年でWW1前にはもう大人な一方、被支配時期が長かったイタリア兄弟は育つのが遅かった。
また「公式な国」の他にも「シーランド公国」の様な「自称国家」、日本における「藩」や「都道府県」、中国における「省」も擬人化して存在している。
また作者公式ブログでは「傍にいるペットも彼らの時間軸に合わせて長命化する」・「常人がペット並みに傍にいると時間感覚が滅茶苦茶になって発狂するかも」ととんでもない設定が公開されている。




◎主な登場キャラ

枢軸国と連合国については、枢軸国(APH)連合国(APH)を参照のこと。なお第二次世界大戦参戦組は軍服姿がデフォルトのイラストになっている。


◎その他キャラクター

実際の国々をモデルにしているため、登場キャラクターは非常に多い。ここではアニヲタ諸兄にあまり知られていない女性キャラクターにスポットを当ててみよう。


女性キャラでは一番露出が多い姐さん。
騎馬民族。武器はフライパン。女性キャラとしては唯一軍服姿のイラストがある。
ふんわりした茶髪の巻き毛に、お花の髪飾りがトレードマーク。
かつてはオーストリアの元に住んでおり、いまだクリスマスに二人きりで出掛けるような関係らしい。
プロイセンとは幼なじみ。今ではよくフライパンで殴っている。
幼い頃は自分を男だと勘違いしており、お●ちんち●んは大人になれば生えるものだと思っていた。
ハンガリーがゲイビデオのメッカだということで、やや腐女子のケがある。

スイスを兄のように慕う少女。
彼のために夜なべしてパジャマを縫ったり、愛らしいイラストが好きだったりと、女の子らしい性格。アニメでは声優の演技も相俟って多くの視聴者を悶えさせた。
かつて大戦の影響で瀕死となっていた際、自分の身も省みずに助けてくれたスイスに心酔しており、彼の真似をして、長かった髪を切ってしまうほど。
髪を切り、弟に間違われたのでスイスに買ってもらったリボンをつけている。貧乳。

  • ウクライナ(CV:増田ゆき)
ロシアの姉。
貧乏で、よく弟へのガス代を踏み倒している。色々あって弟の元を離れてEU側に付こうとしたが、中々友達ができずに泣いた。
作中随一の爆乳の持ち主で、彼女の登場するコマには『バイーン』『ベイーン』等の謎の擬音が現れる。
この擬音はアニメではティンパニーを打ち鳴らすような音で表現された。
その際、ボタンの弾けたシャツの隙間に下着の類が確認できず、『つけてない』疑惑が持ち上がった。抜け目ない。

  • ベラルーシ(CV:高乃麗)
ロシアの妹。
見た目は色素の薄い長髪と肌、リボンやメイドドレス姿で可愛らしい。
だが中身はエキセントリックな性格。
兄であるロシアに兄妹以上の感情を抱いており、兄に逆らう者には容赦しない。
鬼気迫る様子で兄に『結婚』や『合体』を迫り、泣かせている。素手でドアノブをブチ破ったり、周りを口汚く罵ったりとやりたい放題。だがそこがいい。
リトアニアから(一方的な)好意を向けられているが、本人は兄一直線であるため眼中にない様子。

  • セーシェル(CV:高本めぐみ)
インド洋に浮かぶ小さな南の島。通称『最後の楽園』。
漫画ではあまり出番はないが、作者のサイトで配布していた同人ゲーム・及びそれがモチーフのゲーム『学園ヘタリア』の主人公として活躍した。
元々はフランスの植民地、その後イギリスの植民地となったため、イギリスにはツンデレ気味。言葉も両者が混じった物になっている。
小麦色の肌に、二つの大きな赤いリボン、そしてカジキマグロがトレードマーク。身体つきは意外にむちむちしているらしい。

オランダの妹。滋賀弁が可愛い。
キャラ紹介は割と早い段階から存在していたがあまり漫画に登場せず、コミックス三巻から本格的に登場。アニメで最初に映し出されたドレス姿の女性が彼女。

  • 台湾 (CV:甲斐田ゆき)
長らくキャラ紹介と設定画のみ存在だったが、最近は活躍も多くなって喜ばしい限りである。
黒髪で長いアホ毛が特徴。ピンクを基調とした服装に赤い髪飾りがトレードマーク。周りのアレコレで気苦労が多い。

  • ベトナム
設定画が存在していたが、のちに削除されたため一時期は幻のキャラだった。近年は本家サイトのイラストにたまに登場するようになった。
長髪の黒髪を後ろでくくり、アオザイを身につけている。

例のマグロ問題の時期に登場。
髪をゆるいみつあみで結った眼鏡っ子。典型的な委員長タイプ。今後の活躍に期待。

  • ワイ公国(CV:小松未可子)
ロリ担当。最近はアニメに登場している。ぺたんこだが露出は多い。
しかし眉毛。

  • 古代エジプト
2014年12月1日の「ヘタリア World☆Stars」21話にて登場。
現代エジプトの母である。

  • チェコ
「ヘタリア World☆Stars」85話で登場。後頭部でお団子にし、ハーフアップ。
カラーリングは不明。お嬢様口調で、真面目で忍耐強い頑張り屋さん。
長い間スロバキア(男)と一緒にいたため、独り立ちの時「離婚」扱いされた。




  • 作風について

歴史上の事実や国家の紛争等を萌え風に展開して風刺する形で展開している。
歴史の勉強は嫌いっていう人に世界史の興味を持たせられるきっかけになるかもしれない。

ただし、漫画にするためなので当たり前と言えばそうなのだが、 かなり事実を脚色してある のでこのまま覚えるのはNG。
実際に、イタリア軍は砂漠でパスタを作ったりはしていない。

『イタリア軍はかなりヘタレでバカだったのよ~。砂漠でパスタ食べてたんだから~。』

とか人前で得意気に言って赤っ恥をかかないように。歴史の勉強はちゃんとやろう。
イタリア軍の実際は該当項目にて。

また元が「WW2」題材の作品だったせいか、はたまた不謹慎ネタになりかねない所を避けているのか、
アフリカ諸国で擬人化されているのがエジプト・セーシェル・カメルーンだけだったり、イスラム教国家の擬人化率が低過ぎたり、トルコ以外の中東諸国・旧ユーゴ・南アメリカ諸国が対象外になっていたりする。



  • アニメ化について

『ヘタレ』なイタリアというタイトルにも表されるように他国家の侮辱に繋がるのではないか?という疑問の声もあった。
地上波ではなくアニメイトTVにて配信。
2010年には映画化もされた。
作品ファンは圧倒的に女性が多い。
(女性の中でも、あまり一般的とは言い難い嗜好のお姉様方だが)
従って二次創作は大体『そういう』のが多いが、男性向けも少なからず存在するので興味があったら探してみよう!
なお公式二次創作な「にょたりあ」についてはにょたりあも参考。

なお2016年現在、アニメ化された原作は『幻冬舎発売の単行本・作者公式サイト・公式ブログ』に掲載されたもののみであり、
『ヘタリア World☆stars』編は未アニメ化となっている。

この作品だが、(現実による)海外においての評価は千差万別であり、好評だった国もあれば、
日本人によるイメージにそぐわない理由から、不評もしくは反感を持っている国もある。(作者はかなり研究したと言っているらしいが)

特に、韓国人の多くは韓国(APヘタリア)の設定に対して批判的。
そんな話がある所為か、アニメ版で韓国(APヘタリア)は一切登場せず
単行本版でも1巻で少し出たくらいでそれ以降何もネタにされていない。


ドイツドイツ~








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