アヌビス(Z.O.E)

登録日:2012/05/24(木) 06:52:40
更新日:2024/04/08 Mon 09:20:05
所要時間:約 6 分で読めます




人の命が軽い世の中だ…アヌビスの一撃で何万もの人が死ぬ。




アヌビスとは、Z.O.Eシリーズに登場するオービタルフレーム。(以下OF)
名称は古代エジプトの冥界と死を司る神アヌビス神に由来。

作中では常にノウマンが搭乗する。


●開発経歴

ジェフティ同様「アーマーン計画」の中核であり、軍事要塞アーマーンの始動キーとして建造される。
勿論設計者はノウマンの父リコア・ハーディマン。この為ナフス・プレミンジャーは「ノウマンはアヌビスに執着心が強い」と指摘している。
この時用いられたのは2168年にディンゴ隊が極秘にアンティリアに輸送したメタトロン
ダイモス事件」の翌年から既にジェフティと共に開発構想があったことがうかがえる。


●機体性能

カラーリングは無印ではダークブルー基調だったが、dolores,i・ANUBISでは茶+黒基調となっている。
ジェフティと違い、最初からフルスペックの状態でバフラムに接収された為、現行OF最強と言って差し支えない。

背面に装備された6基のウィスプはジェネレーター・スラスターも兼用しており、文字通り桁外れの出力と速力、運動性を持つ。
また、機体を覆うほどの大容量のベクタートラップを使用可能。
ジェフティと違いサブウェポンを持たないが、代わりに機体そのものをベクタートラップに格納することでステルス行動を実現する。
更に亜光速移動機能の「ゼロシフト」を併用することで確実かつ強力な奇襲・一撃離脱戦法を実現している。

dolores,iではネイトやオルタネイトを上回る速度、運動性を誇るセルキスでも追いつけず叩きのめされた。

各資料等から分かる範囲では

  • 大気圏内では音速を遥かに超える速力を持ち、地表から瞬時に大気圏離脱が可能。
  • 宇宙空間では月から地球まで(約38万km)数分程度で辿り着くOF(AX2001/7,10/特集、特別号)
  • アヌビスと兄弟機のジェフティはLEVが数日を費やす距離を瞬時に跳ぶ(NTA Vol.15)
  • この時代のLEVは旧式も含め旧時代のジェット戦闘機を凌ぐ速力、機動性を持つ(AX2001/7,10/特集、特別号)
  • 時速40万kmから更に加速した状態で宇宙から海面に激突しても無傷のドロレス以上の堅牢さ
  • OFの数万倍の質量を持ち、OFと同速度で運行する巨大列車を正面から受け止める
  • バースト攻撃はOFの空間障壁や次元を破壊する事が可能 AX2001/7,10/特集、特別号)
  • バーストショットは「膨大なメタトロンを利用し超巨大な恒星を消滅させる砲撃が可能の要塞の数%の威力」を持つ(AX2001/10/特集、特別号)
  • ゼロシフトによる亜光速移動(事実上の瞬間移動)を使用しての戦闘をする。


ジェフティのADAに相当する独立型戦闘支援ユニットDELPHIを搭載。
ただし、唯我独尊なノウマンの性格上、AIに頼っていたかは疑わしい。(dolores,iですらその描写が無かった)
因みにDELPHIの名称は同名のWindows用開発アプリケーションツールから。

作中では使用されなかったがジェフティには無いケーブル状の尻尾を持ち、当初の設定では「オーバーメガドライバー」という武器を接続させる予定だった。


●作中の活躍

  • ZONE OF THE ENDERS Z.O.E
ゾンビネイト撃破後に登場。アーマーンの始動キーの片割れであるジェフティがこの時点で不要なのと、
ヴァイオラの弔いとしてレオの搭乗したジェフティを破壊しようとする。
ADAすらキッパリ「勝てない」と言ってるので逃げる以外の手段が無い。
……この消化不良な終わり方で「ガチで体験版ですかこのゲーム?」とか言われたりした。
因みに対戦モードでも唯一使用不能な機体。

なお、ジェフティと接近すると某黒歴史兄弟よろしく共鳴反応を引き起こす。
この音色はタイトル画面にも使用されるが、実は逆再生すると無印のEDテーマ「flowing destiny」の一部になる。

チョイ役で登場。ナフスはメタトロンを魔法と評しているが、ノウマン曰く「アヌビスこそ究極の魔法使い」とのこと。
ノウマンの元愛機であるセルキスを模擬戦にもかかわらず、実戦仕様のウアスロッドでボコボコにする。
他にもシャッター破壊とか。N.U.T.ってバフラムのOF製作してる企業なんですけお…。搭乗者の性格の悪さが原因だが。
終盤、バフラムの想定から外れ、軌道エレベーター倒壊を目論むナフスの前に現れるが何もしないで撤退した。

当機の名をタイトルが冠しており、ジェフティ共々重要な位置付けの機体。(余談だが海外版はタイトルが違う。宗教上の問題か?)
火星の地表に大穴を開けて回るほどの破壊力を発揮しているが、
上記設定で分かる通り、これでも最大出力の足元に及ばない物だというのが分かる。
作中度々衝突するが、ゼロシフトプログラムを有していないジェフティでは勝てない。
周回プレイでゼロシフト使用可能でもイベント進行上無理。
アーマーンが起動した終盤、圧縮空間内でダメージドジェフティと戦うが敗北。フォボスの地表に叩きつけられるが………。


●偽アヌビス

ゼロシフト機能は有するが、性能は低下している模造品。
本物とは違い、背中のウィスプが存在しない。終盤、ケンが乗せられAI制御でジェフティVer2と戦う。
アーマーン起動の時間稼ぎに過ぎず、こっちに気を取られたレオはレベッカのセルキス宜しくフルボッコ。
更にこの直後に圧縮空間波の直撃を受けてジェフティは大破してしまう。
ちなみにケンはエンディングまでこれに搭乗したまま。


●アーマーンアヌビス

一度は敗れ、大破したアヌビスだがアーマーンと一体化することによって変化した姿。
曰く「メタトロンとの完全なる結合
内なる力を「解放」したネイキッドジェフティとは対極と言える。

上腕部が無く、前作のゾンビネイトの様に腕が浮遊しており、背面のウィスプに代わってアーマーン内壁が翼の様に形成されている。
カラーリングもネイキッドジェフティの様に白基調になっているのも特徴。
乗っているノウマンも人間離れした容貌に。元々か?

本来の能力を開放したジェフティの攻撃すら耐えるほどの耐久力を持つ上に、
内壁からのエネルギー供給で修復能力を備え、「戌笛」の元々高い追尾力もアホほど上がっている為回避が困難。
二周目ならマミーで簡単に防げるが。
ジェフティとは最早OFの枠すら超えた亜光速の死闘をアーマーン内で繰り広げる。二周目でガントレットだけで勝てると言ってはいけない。

しかし、最終的に「結合」ではなく「開放」したジェフティが再度勝利。
その後アーマーンの起動は始まってしまうものの、ADAはジェフティを自爆させれば対処できると提案。
ディンゴはこれを却下し、ジェフティの代わりにアヌビスの残骸を自爆させることにより阻止に成功する。

●立体化

ジェフティ共々ガレージキッドしか存在しなかったが、ジェフティ発売を機にアヌビスもリボルテックで立体復帰。
ANUBIS版同様ウィスプは浮遊している状態で、クリアパーツとリボルバージョイントで接続。
コレにより原作のような展開が可能。ただ、膝が逆間接のため下半身のポーズがつけにくかったり、ジェフティと違いランディングギアが無いのがちょっと難点。
アーマーンアヌビスの立体化は…流石に無理があるか?




「追記・修正終了、アヌビスの項目です。お疲れ様でした」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Z.O.E
  • ANUBIS dolores
  • i
  • アヌビス
  • オービタルフレーム
  • リドリー・ハーディマン
  • ノーウ
  • /ヽ・∀:;/ヽ
  • 終末
  • 週末
  • 魔法
  • DELPHI
  • (U^ω^)わんわんお!
  • ヴァーダント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月08日 09:20