ジャスティス(辣韮の皮)

登録日:2011/09/02(金) 22:45:19
更新日:2023/09/28 Thu 21:52:24
所要時間:約 5 分で読めます




漫画「辣韮の皮 萌えろ! 社の宮高校漫画研究部」の登場キャラクター。

主人公達が所属する漫研の顧問を勤める教師で、本名は名取正義(なとりまさよし)。
ドラマCDでのCVは中井和哉

漫研の顧問だけあって熱烈な仮面ライダーオタクであり、家にはライダーのDVDやグッズが山のようにある。
また、常に1号の変身ベルトを身に着けており、ジャスティスの怒りと連動して回転するようになっている。

学校でも思いっきり趣味に走っており


  • テストに「仮面ライダー1号からアマゾンまでのそれぞれのもとになったと思われる生物を答えよ(アマゾン以降の記入は+10)」という問題を出す

  • 50ccの改造バイク「ジャスティス号」で登校(1号風のスーツとヘルメットで)

  • 修学旅行は後楽園
しかもジェットコースターの線路の上でポーズをとり新聞に乗ってしまう(お騒がせニュースとして)

  • 年末は生徒と(無理やり)徹夜でライダー全シリーズ全話上映会

  • 文化祭でライダー喫茶

と、公私混同っぷりが酷く、お世辞にも教師をやってる人間とは思えない態度や言動が目立つ。

ちなみに幼少時のトラウマから怪人役だけは絶対にやろうとしない。
「絶対に……もう二度と怪人役はやりたくない……。
 やりたくないんだ……!!」

しかし彼の言う仮面ライダーとはあくまでも「昭和ライダー」のことであり、平成ライダーの事は快く思っていないどころか異常な程嫌っている。
毎年2月はアレルギー反応を起こして学校をしばらく休むのが恒例(通称2月病)で他の教師からも半ば諦められている。こいつ本当に社会人か?

彼の言い分によると「奴らは改造していないのだからライダーマン、もしくは仮面ライダーの皮をかぶったの戦隊物と呼ぶのが相応しい」とのこと。
ただし、この意見ではライダーマンも仮面ライダーとして認めていない(4号認定はあくまでも風見の心情である、という見解)ことになる。
…「僕のライダーマン」や「戦え!七人ライダー」で当時からおもいっきり仮面ライダー4号と呼ばれていた(=仮面ライダー4号は公式設定)のを彼は知らないのだろうか?
確かに改造人間というのは仮面ライダーのアイデンティティの一つではあったが、平成以降のライダーから改造人間の要素が無くなったのは技術が進歩したことで体にペースメーカー等の医療器具をつける人が増え、その人達に失礼のないよう配慮した結果である。

更に言うならスーパー戦隊の1作目と2作目のゴレンジャー、ジャッカー電撃隊は原作が仮面ライダーと同じ石ノ森章太郎氏で、特に後者は動植物の能力こそ持っていないものの歴としたサイボーグである(バイクにも乗る)。
そのため、彼の言い分をそのまま取ると『ジャッカー電撃隊は仮面ライダーに含まれる』と言っているようなものなのだが…

総じて仮面ライダー〝ファン〟と呼ぶには底が浅く、自分の価値観以外のものを受け入れず、それにそぐわないものは徹底的に貶すという典型的な厄介オタクである。


以下各平成ライダーに対する反応

  • 2002……「あれはバン[自主規制]」で「ガンダムで言うトコロのGガンダム」と評し、「我々に言わせればライダーではない」と言い放つ。

  • 2003……よほど気に障ったらしく、龍騎くらいではとやかく言わなくなった。

  • 2004……もはや消え入りそうなほどヘロヘロとなり、ベルトも回転のしすぎでショート。黒煙が上がった。

  • 2005……珍しく2月病にならなかった。
曰わく「あれはホラ だってアマゾンだから」
「規格外は当たり前だろ? バイクに乗らないくらいむしろアリだよ。平成のアマゾンだからね」
ナニイッテンダフジャケルナ!と思った人は正しい。

わざわざ屋久島まで行ってヒ○゛キさん(のソフビ)と記念撮影するほどのハマりっぷりを見せた。
しかし……しばらくたつと何故か遅れて2月病が発症。
理由はお察しください。
番組終了後は「平成のアマゾンなのだから2クールで終わらなかっただけいいじゃないか」と少しだけ大人になった。

  • 2006……「兜王ビートル」とか「ビーファイター」と呼ぶくらいに症状が悪化。

「うん カブトね いいよね!! ……どーでも」

前年のトラウマから「期待しなければ傷つくこともない」と逆に明るく振る舞った。
しかし、カブトにはサイボーグでは無いが『悪者に捕まって改造手術を受けさせられ、怪人にされてしまった』昭和ライダーのような登場人物がいる。勿論変身もする。
まぁこうゆう輩は大体自分に都合の悪い話や設定は無視するものだが。

  • 2007……1月のうちに「何事にも揺れない心」を手に入れるために修行へ出た。
しかし……

「キエェェェェェ!! 桃電! 桃電めがあぁぁー!!」

  • 2008…もはや気の毒な程の落ち込み具合だったが、意外にも早く復帰。
「ウルトラセブンと欽ちゃんがマージャンを打つという円谷派のやるせなさに比べたら」ということらしい。

  • 2009……遂に入院するほど体がボロボロに……と思ったら普通に盲腸でした。
ただし「心の風邪は外科では癒されない」と言っていることからかなりのダメージを受けたのは間違いない。

そして夏。
平成ライダーの原作改変っぷりに「平成ファンザマァww」などと思っていたら昭和ライダーも対象となってしまい酷く悲しんだ。
しかし、昭和ライダーの出演に不安と同時に期待もしてしまい、やたらと情緒不安定となった。
ちなみにGのデザインは石ノ森っぽくて好印象。


最終巻の書き下ろしでは放送時期の変更に伴い2月病が9月病となったことが明かされた。

もう観なきゃいいのに……。
と思うかも知れないが彼にはそんな選択肢は一切ない。
「困難から目をそむけても何の解決にもならないんだよ」
「困難に立ち向かう勇気が必要なんだ」

もっともらしく言ってはいるが、要は現代でいうところの『散々ネットで文句を言ってる割に毎回律儀に放送を見ている面倒くさいアンチ』のようなものか。
なお、上記の平成ライダー達はファンからは概ね名作や良作と呼ばれている作品ばかりであり、自分の価値観や基準に固執するあまりちゃんと作品を見る目もないことが窺える。

ちなみにスーツアクターのYU〜KI(本名:名取勇樹)という兄がいる。通称ブレイブ
こちらは平成ライダーに対する偏見はもっておらず
「この齢になると昭和だとか平成だとか円谷か東映かすらだんだんどーでもよくなってくるんだよね☆」とかなり寛容。
この発言にジャスティスは憤死かけた。

子供の頃はジャスティスに怪人役ばかりやらせたためトラウマの原因となっている。
ジャスティスのトラウマの元凶であり、現在も増やしつつある。

  • 幼少時代、いつも自分がライダーでジャスティスが怪人役。

  • たまにライダー役を譲ったかと思えば黄色いマフラーを巻かせる。

  • 寝込んで元気がない所を桃電スーツでお見舞い(結果鈍器のようなもので殴りかかって来た後失神。)

  • 手術後のお見舞いに10周年スーツで現れ、(悪い意味で)興奮させる

……等。

ちなみにブレイブは毎回何かしらの特撮スーツを着て現れるので、最後まで素顔を見せることはなかった。


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最終更新:2023年09月28日 21:52