ジャスティスガンダム

登録日:2010/03/26(金) 21:47:57
更新日:2024/03/02 Sat 21:22:43
所要時間:約 21 分で読めます







上記は『機動戦士ガンダムSEED』のリマスター版39話「アスラン」より引用



俺はあいつを……
あいつらを死なせたくない……!

Generation
Unsubdued
Nuclear
Drive
Assault
Module Complex


機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。




ジャスティス
JUSTICE

■基礎データ

型式番号:ZGMF-X09A
所属:ザフト→三隻同盟
全高:18.56m
重量:75.40t
動力:核エンジン
装甲材質:フェイズシフト(PS)装甲

武装:
MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲×4
RQM51 バッセル・ビームブーメラン×2
MA-M20 ルプス・ビームライフル
MA-M01 ラケルタ・ビームサーベル×2
対ビームシールド

追加装備:
MS支援空中機動飛翔体「ファトゥム-00」
MA-4B フォルティス・ビーム砲×2
M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲×2
GAU5 フォルクリス機関砲×4

特殊装備:ニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)

オプション装備ミーティア

パイロット:アスラン・ザラ


■機体解説

C.E.70から始まった地球・プラント間の第一次大戦後期に、ザフトが来るべき最終決戦の為に製作した機体。
機体名の「ジャスティス」は「正義」の意。
由来は兄弟機のフリーダムガンダムと併せて、『ナチュラルに正義の鉄槌を下しコーディネイターの真の自由を勝ち取る』という言葉から。


フリーダム同様、ヘリオポリスで連合から強奪したGAT-Xシリーズを解析して得た技術を投入して開発されており、頭部にはツインアイとV字アンテナなど「G」系に似た意匠が施されている。
頭頂部には縦長のセンサーマストがあり、フェイズシフト起動時の赤色系の装甲色も相まってイージスに近い印象を与える。
反面、イージスのような可変機構などは無く、ボディの構造・シルエットは非常にシンプル。
また、胴体や足回りのデザインはシグーディンなど既存ザフト系列機のデザインラインを継いだシャープなフォルムになっている。


主動力機関としてNJC搭載型核分裂エンジンを採用。
原子力発電によってエネルギー切れの心配が無くなったため、従来機を上回る継戦能力を獲得し高出力武装の搭載も可能としている。
コクピットは胸部にあり、内装はフリーダムと同仕様。

機体の特徴としてバックパック換装機能を持つが、標準装備の「ファトゥム-00」以外は実装されることは無く、
それもあって作中ではファトゥム-00を用いた高機動戦闘を得意とする機体となっており、換装機という印象はほぼない。
フリーダムと比較すると単純な総合火力は劣るものの、武装は中距離戦闘用の装備が充実しており、多彩な射撃武器による一対多数の戦闘を得意とするフリーダムに対し、
本機はビームブーメランやファトゥム-00を活用したトリッキーな戦法、中・近距離の射撃と格闘戦を織り交ぜた一対一での戦闘を得意とする。
なお、ファトゥム-00装着時の最大推力及び重量共にフリーダムよりジャスティスのほうが上であり、
直線軌道における加速性ではジャスティス、運動性ではフリーダムがそれぞれ勝っているとされる。

またフリーダム同様、ミーティアとのドッキングも可能。
コクピットもフリーダムと同型でマルチロックオンシステムを備えているため、多数の標的を正確に狙撃し一網打尽にすることが出来る。
とはいえ格闘戦向きの機体と言うこともあって長射程の砲撃武器は少ないため、素の状態でマルチロックオンシステムが活用されることはなかった。

∞ジャスティスガンダムは開発経緯が曖昧な部分もあるが事実上の後継機。



■武装

  • MMI-GAU1 サジットゥス20mm近接防御用機関砲
マイウス・ミリタリー・インダストリー社製の対空機関砲で、両側頭部に計4門装備される。
フリーダムのピクウスよりも小口径だが、その分速射性がある。
サジットゥスはラテン語で「矢」の意。

両肩にマウントされたビームブーメラン。ザフト系MSでは初実装となる。
使用時には分離させた肩パーツの先端をくの字型に変形させ、中心からビーム刃を形成し投擲する。
ビーム刃に対する干渉反応を利用し、投擲軌道をコントロールすることができる。
トリッキーな武装故軌道が読まれ難く、威力もMSの脚部を容易に両断するほど。
装備自体はおそらくソードストライクの「マイダスメッサー」を真似たものと思われる。
バッセルとはラテン語で「スズメ」の意。

腰部サイドアーマーの上部にマウントされている。フリーダムと共通の武装だがグリップ部のラインの色が異なる。
核エンジンの恩恵により、バッテリータイプの物よりも高出力かつ長刀身のビーム刃を形成する。
作画バンクの多用によりアスランは2基を連結した「アンビデクストラス・ハルバード」形態を良く使用していた。
見た目はビームナギナタだが、両刃の利点を活かした場面はない。なぜわざわざ連結するのかは謎。
ラケルタとはラテン語で「トカゲ」の意、アンビデクストラスは英語で「両利き」の意、ハルバードは戦斧と槍を合わせた長柄武器。
つまり「ハルバードのように両端を武器として使えるようにすることで順手逆手両方で斬れるようにした形態」ということ。

フリーダムと共通のビームライフル。サーベル同様外装カバー部の縁ラインのカラーが異なる。
こちらも核エンジンの恩恵により、高出力と速射性能を両立している。
不使用時はリアスカートにマウント可能。
カバーを外した形状はストライクのライフルに似ている。
ルプスとはラテン語で「オオカミ」の意。どこぞのガンダムとは関係ない。

専用の大型シールド。デザイン面にはGAT-Xシリーズの影響が窺え、カラーリングは異なるが、これもフリーダムと同型。
上部には覗き穴、正面からみて左上部の縁には丸いガンポートがあり、ここからビームライフルの銃口を出して防御姿勢をとったまま攻撃を行うことも出来る。
表面部分にはGAT-Xシリーズなどで採用されていた対ビームコーティングではなく、アークエンジェルなどで採用されていた対ビーム用ラミネート装甲加工が施されており、
受けたビームを熱エネルギーに変換しシールド全体へ拡散させることでダメージを抑える。
耐久性に優れ、レイダーのミョルニルを弾いて受け流したり、カラミティのスキュラを押し切るほどの防御力を誇る(後者はそのまま相手の砲口に密着させるという荒業を敢行したため、流石にシールドの表面が爛れてしまっていた)。
通常時は左腕に装着される。


ファトゥム-00

本機の背中に取り付けられた大型フライトユニット。資料などでは「MS支援空中機動飛翔体」、「リフター」などの呼称が用いられている。
ちなみにファトゥムはラテン語で「運命」の意味。00は「ダブルオー」と読む太陽炉搭載機とは関係ない

四角い板状本体ブロックの後部に二基のスラスター、左右に二枚の大型翼と四基の大型スラスターを備え、前半分にはビーム砲や機関砲などの火器が複数内蔵されている。
ザフト製MS専用飛翔体である「グゥル」の流れをくむが、装備類が充実しウェポンプラットフォームとしての特性が増している。
普段は背面に沿うようにして装着されてメインスラスターとして機能するが、装着位置を肩に移動させビーム砲を前方に向け攻撃形態をとったり、
翼に設けられた可動軸を用いて空力特性を得たりと、機体の各機能を向上させる。
更に本体から分離させて遠隔操作し、グゥルのように上部に本体が乗っての移動や単独もしくは本体との連携などを行う遊撃戦闘機としても活動が可能。
ファトゥム自体も本体同様にPS装甲製であるため高い耐久性を持ち、その質量と推力を活かして敵機にに体当たりさせるといった攻撃も行っている。

ぶっちゃけ、物凄いサブフライトシステム

そんな素晴らしい装備だが、最終回のジェネシス潜入時にストライクルージュを止めるために飛ばされてどこかに行ってしまった。
なお、オープニングではファトゥムの上に乗って突撃し、フリーダムと共にフルバーストで攻撃する場面があるが、
本編では残念ながら殆ど上にジャスティスが乗ったことはなく、パナマやオーブの偵察に行ったときしか活用されなかった。
その代わりにオーブの残存勢力がマスドライバーを使って地球軍を逃れて宇宙へ向かう際、
三馬鹿の追撃を振り払うために、フリーダムを上に乗せた状態で、両機の火器を三馬鹿に向けて一斉掃射して牽制したことはある。
本機はストライカーパックのように、背面ユニットを換装する事で特性を変えることも視野に入れていたらしいが、結局この装備以外は装着されなかった*1


□「ファトゥム-00」内武装

  • MA-4B フォルティス・ビーム砲
前方に突き出した爪状パーツに2門搭載されているビーム砲。
フォルティスはラテン語で「強力」という意味で、サイズの割に威力は高い。
後年の開発されたセイバーガンダムにはこの装備の発展型が搭載されている。

  • M9M9 ケルフス旋回砲塔機関砲
エンジンブロック上部に搭載された実弾砲。稼働範囲が広い。
ケルフスとはラテン語で「シカ」の意。

  • GAU5 フォルクリス機関砲
フォルティス砲の後ろに内蔵された機関砲。
フォルクリスはラテン語で「鳥」の意味。



■劇中の活躍

C.E.71(『SEED』)

フリーダムと共にプラント本国での建造・最終調整が進められており、ラクスの手引きによってキラに渡されたフリーダムの奪還と、
奪取したパイロット(キラ)を始めとする関連人物殺害・施設破壊の命令を受けたアスランに引き渡され、彼の2代目乗機となる(受領日は5月17日)。
しかしアスランはラクスからの叱責や、地球に降りてから交流したマルキオ導師の交流を経て心境に変化が訪れており、
地球連合軍が行ったオーブ解放作戦にて鹿に苦戦するキラに助太刀し、なし崩しに共闘。
即席のタッグにも関わらず、ファトゥムで視線切り⇒レールガンの至近攻撃や、フリーダムが隙を見て近接攻撃のフェイント⇒後追いのジャスティスが膝蹴りを繰り出すなど、
息の合った連携攻撃によって数の上で劣る三馬鹿を翻弄し、『時間切れ』による撤退に追い込んでいる。
その後はアスランがザフトを離反し、アークエンジェルと共に行動。戦争終結に奔走する。

宇宙に上がってからはフリーダムと共に、合流したエターナルの艦載機となる。
NJCの整備機能が搭載された専用艦なので当然だが、実質コロニーメンデル戦以降だけなので、期間としてはそれほど長くは無い。

コロニーメンデル戦では、交戦したシャニフォビドゥンを損傷させたことでつけ狙われるようになる。
またストライク及びバスターの救援に向かったフリーダムの代わりに三馬鹿を一手に引き受けた事もあったが、SEED状態で対抗したもののやや劣勢気味だった。

そしてヤキン・ドゥーエではミーティアを装備して多数の核ミサイルやMS・戦艦を撃破。
圧倒的な戦果を上げ、フリーダムとの挟撃でカラミティを一刀両断した。
最終的にカガリのストライクルージュと共に巨大ガンマ線レーザー砲「ジェネシス」内部に突入、発射を阻止すべく機体の核エンジンを暴走させ、自爆した。

フリーダムと並ぶほどの戦果を上げ、更に目立った損傷も少ないのに最後は自爆して消し飛ぶというガンダム史上類を見ない経歴を持つ。
まぁパイロットがアスランだから仕方ないか……。

なお、発進バンクは簡易的に描かれており、フリーダムやストライク、バスターと違ってカタパルト内を滑走するシーンは描かれなかった。
発進シーンが描かれるときは滑走を開始するときの足元と、母艦を飛び出してくるときの様子を遠景で映すのみとなっている。
物足りない気もするのだが、本機が登場した終盤は発進バンクよりもテンポ重視の展開が多いため、大きな問題があるわけではない。


TV本編以外

『キラとアスランの激闘』

高山瑞穂による漫画。ダイジェスト形式で連載されていた漫画なので、オーブ戦とヤキン・ドゥーエ戦の僅かしか出ない。
オーブ戦では原作同様フリーダムの救援に現れる形で参戦。戦闘は省かれたが、肉弾戦を主体とした格闘をしていたような描写がある。
ヤキン・ドゥーエではミーティア装備だったが、アスランの突撃を阻害しようとするザフト軍の集中砲火によって本体諸共に大破。
胴体部分だけ奇跡的に残り、ジェネシスの近くまで漂っていたためそのまま自爆を敢行する
アスランはすんでの所でキラに救助されるが、やはり機体の運命は避けられなかった。



■関連機体

デュエルガンダム
バスターガンダム
ブリッツガンダム
イージスガンダム
ザフトが地球連合から強奪したGAT-Xシリーズ。
ジャスティスの開発時にこれらの機体から得られたデータが多く活用されている。

フリーダムガンダム
並行して開発された兄弟機。

ドレッドノートガンダム
先行して開発されたザフト製MS。試作型のNJCを実装している。

火器運用試験型ゲイツ改
本機とフリーダムに採用予定の武装をテストするため試作されたゲイツの改造機。
試作タイプのリフターなどが装備されている。

∞ジャスティスガンダム
事実上の後継機。
ジャスティスをベースにしつつ、セカンドステージMSで採用された武装などC.E.73年時の技術が投入されている。



■立体化

ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG GUNDAM SEED、1/100、RG、MGで発売。
HGは同時期に発売されたフリーダムに比べかなり出来がいい。ただし、自立のためかリフターは少々小さめで色分けもシールが多め。
リフターを水平にするのに頭部を一旦外す必要がある上に、ビームブーメランの展開が再現されていない。ビームサーベルの連結もできないためそこも注意。
HGは後にリマスター版に差し替えられた。成形色の調整、新規デカール、スタンドキットとの接続ジョイントが付属している。
1/100は1/20カガリのフィギュアが付属している以外にHGと違いが少ない。

2012年にはRGで発売。先んじてフリーダムが発売していたが、あまり期待されていなかったため多くのユーザーがこれには驚いた。
アドヴァンスドMSジョイントはフリーダムの物がそのまま流用されている。
ビームブーメランの分離・可動や、ビームサーベルの連結機能、リフターのスライドギミックなど充実した機能を搭載。
リフターはHGと比べるとやや大きめに設計されている上に形状のアレンジも強め。

2017年にはMGで発売。フリーダムVer.2.0のフレームを一部流用したもので、プロヴィデンスに先を越されたが核搭載機が揃い踏みした形となる。
足裏にはリフター搭乗時に固定するピンが追加、そのリフターも搭載時には横にスライドし窮屈な姿勢にならないようにされた。
リフターのエンジンブロックは他のキットよりもやや細めになっており、素立ちでの形状バランスはいい。



ゲーム

◇連合VSZ.A.F.Tシリーズ
高コスト機体。
フリーダムが射撃寄りなのに対しこちらは万能機。アスラン仕様なのかサーベルは常時連結。

本機の特徴であるリフター(ファトゥム-00)はサブ射撃入力で敵目掛けて飛んでいき、攻撃後は手元に戻ってくる独自の武装。
飛ばしている間は機動力が下がったり一部攻撃が変わるが、弾数は実質無限で威力も誘導も強力。メイン射撃を撃つとリフターからもビームが発射される小技もある。
また飛ばす瞬間に相手から攻撃されてもリフターは飛んでいってくれるため、敵の格闘コンボを初段で食い止めるという荒技も可能。

前格闘はリフターに乗って突撃する技で伸び・判定・威力ともに強力。
チャージショットを仕込んでおくとかわされた時の保険になる。
ちなみに抜刀状態でシールドガード入力をすると、連ジ時代のゲルググを彷彿とさせるサーベル回転が見られる。

ちなみに、アーケードモードの出撃ムービーが赤服キラ×フリーダムで舞い降りる剣の再現ムービーとなるのだが、
フリーダムではなくジャスティスでも再現ムービーとなり、フリーダムがジャスティスに置き換わる。
なおプロヴィデンスでは汎用出撃演出となる。盾が小さすぎたか…

では変形(リフターに乗り移動するだけだが)が追加され、高コスト帯では数少ない可変機体となった。
旋回能力は悪いものの持続は優秀。


EXVSシリーズ
フリーダムの射撃CS攻撃(所謂アシスト技)と覚醒技で登場する。
しかしアシスト技はチャージ時間が長めで性能も微妙、覚醒技はテンポが最悪でフリーダムがあまり動かない(ジャスティスは動きまくる)ので基本どちらも封印安定という散々な扱いである。
さすがに初代EXVSから登場しEXVSMBONまで続いたため、射撃CSの方は僅かだが性能が上昇。とりあえず出しておけば、賑やかしには使えるようになった。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では射撃CSと覚醒技の両方が変更され、完全に存在が失われた……のだが。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST
コストアップした後継機∞ジャスティスガンダムの穴を埋めるかのように2500コスト枠で参戦。
何気に機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II以来の久しい参戦である。
とはいえ連ザ時代には無かったファトゥム-00搭載武装による射撃攻撃や、よりスピーディーになったゲームに合わせて各種攻撃はより機敏になった。

最初期では若干低い攻め能力とバンシィという壊れ機体強機体がいたせいで評価が二分化していたが、バンシィ弱体後は2500コストトップの強機体として躍り出る。
特に評価されていたのは突飛した自衛力の高さで、多彩な着地テクや迎撃択の多さからこのゲームのセオリーである"着地の隙を狙って攻撃する"がとにかく難しかった。そして逆に攻撃面では高性能の横サブ射撃や二連撃可能なブーメランで押し付けと変則的な攻撃を可能としたため、やはり相手にするには手強すぎた。

2022年3月に行われたGGGPではG-セルフ(パーフェクトパック)とのコンビで固定部門決勝を制し優勝を飾る
両機体とも高い自衛力を有しており大会決勝の時間制限なしのルールとも相性がよく鉄壁の試合を繰り広げていた。
なお、もう一つのシャッフル部門もジャスティスが優勝している。
更に2022年12月のPDF(全国大会)でも優勝してしまい、一作品で二度の勝利を飾る稀有な機体と化した。

その間と末期に合わせて5回の下方調整が施されたが、稼働終了に至るまで同コスト帯では上位から落ちる事なく正義を貫いていった。
この5回の下方調整は数こそ多いが質はかなり悪く、特に1~2個の微修正で済まされてしまうケースがあったため、実質無傷だったというものもある。

勝利ポーズはファトゥム装着からのライフル構えと、連結ビームサーベルでの決めポーズ。
敗北ポーズは最終話の自爆シーン再現。さすがに核爆発規模の爆風は発生しないが、SEED系では唯一となる爆発オチ。

次回作の機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは、度重なる下方修正の影響もあってか下方調整は横サブ射撃の被弾モーションがダウンになった程度で、それ以外はおおよそ近距離戦闘においては強化という塩梅になった。
迎撃においては未だ堅牢を維持しているが、引っ込んでいるだけでは勝ちづらくはなっただろう。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ
NJCとPS装甲持ちなので手堅くはあるが、武装の個性が薄く決め手の少なさと火砲の地味さが欠点。
登場初期の作品だと、フリーダム同様にマルチロックオンからの一斉射撃がMAP兵器として採用されていた時期がある*2
インジャは(フリーダム→ストフリと違い)明確な上位互換なのでこだわりがなければ要開発。
『WARS』では、三馬鹿の代わりに登場したガンダムスローネ相手にフリーダムと共闘。スローネアインのGNランチャーを切り落とす戦果を挙げる。
『CROSSRAYS』ではインジャ共々、ファトゥムが貫通付き特殊格闘となったために防御アビリティを破り易くなった。


◇終わらない明日へ
アスランサイドの後半主役機。
機動力も高く、最大7機のマルチロックオンに多彩な格闘、自動回復とフリーダムと並ぶ最強クラスの機体。
っていうか、マルチロックオンのスキがでかいフリーダムより、威力は低いがライフル連射のこちらのほうがスキがなく使いやすい。

キラが乗ると出撃時に「アスラン、君の機体を借りるよ」と言う。


◇GENERATION of C.E.
フリーダム共々オーブ戦ステージから加入。
最強クラスの高スペック機だが、火力面ではフリーダムに若干劣る。
ミーティア装備はジャスティスと別ユニット扱いだが、Gジェネと違って破壊されても脱出機能が無い事には注意。
また、アスランは搭乗機ごと途中離脱するのでジャスティスを重用したい場合は別の機体に乗せ換えた方が良い。
DESTINYのルート分岐によっては、ザフト脱走後のアスランがミーティア装備付きで登場する。
TV放映中に発売されたゲームなので前提からしてやむを得ないが、武装は全く変わりなく見た目の違和感がないため特に問題視されていない。


◇ガンダムアサルトサヴァイブ
初出のステージは稼ぎミッションの一つである「正義の名のもとに」で、内容は「決意の砲火」のアスランサイド。
予備弾倉かウェポンラックを積んでバッセル極振りし、開始直後にA→Bへ移動しある程度近づいて連打するだけの簡単なお仕事です。
機体そのものの性能は良いが、バッセルの性能に助けられている感はある。


スーパーロボット大戦シリーズ
第3次αJW、X-Ω、DDで登場。
いずれも自爆せずに最後まで使えるが、フリーダムとの合体技やミーティアを除く、
最も攻撃力の高い武器がフォルティス・ビーム砲だったりファトゥム-00による連携攻撃だったりと、攻撃面で機体の方向性がシリーズによってまちまち。



■余談

元々は大型のMAが合体した機体としてデザインがオーダーされ、様々な形態があったもののそれらはいつしか鳴りを潜め、
決定稿はリフターを背負った機体となった(ファトゥム-00に搭乗できるのは、初期ラフ段階にあった突撃形態の名残)。
尚、公然と「リフター」「連結サーベル」といったガジェットが用いられているが、これらは『機甲戦記ドラグナー』に影響を受けたものである。
あちらも主役機は地上装備と宇宙用装備を換装する設定があったものの、ジャスティスでは「装備換装型強襲用MS」として位置付けられるのみでその詳細は明かされることはなかった。



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最終更新:2024年03月02日 21:22
添付ファイル

*1 本機やフリーダムが装備したミーティアの他、同時期に開発されたザフトのZGMF-XAナンバーには換装機能を持ったテスタメントや外部モジュール機能を発展させたリジェネレイトなどがあり、当時のザフトでも換装などによるMSの機能拡張が模索されていたと思われる。

*2 この際発射する火砲は、ビームライフルとフォルトゥスのみなのだが、範囲及び火力は同格