レントラー

登録日:2010/09/04(土) 16:12:46
更新日:2024/01/29 Mon 10:49:05
所要時間:約 9 分で読めます




あらゆるものを透視してしまう目を持つ。物陰に隠れた獲物を見つけて捕らえる。




出典:ポケットモンスター XY&Z、15話『荒野のブリガロン!木を植えるロボン!!』、
2015年10月29日~2016年11月10日まで放送。
OLM Team Kato、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon

レントラーとはポケットモンスターシリーズにダイヤモンド・パールから登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.405
分類:がんこうポケモン
英語名:Luxray
高さ:1.4m
重さ:42.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:でんき

特性:とうそうしん(相手の性別が同性だと技の威力1.25倍、異性だと0.75倍になる。不明だとそのまま)
   いかく(繰り出した時に相手の攻撃を1段階下げる。先頭にすると自分よりレベルが5以上低いポケモンの出現率が半分になる)
隠れ特性:こんじょう(状態異常の時、攻撃が1.5倍になる。やけどによる物理技のダメージ半減も無効)

HP:80
攻撃:120
防御:79
特攻:95
特防:79
素早さ:70
合計:523

努力値:攻撃+3

コリンクがレベル15でルクシオに進化。ルクシオがレベル30で進化する。

■ルクシオ


全国図鑑No.404
分類:でんこうポケモン
英語名:Luxio
高さ:0.9m
重さ:30.5kg

タイプ:でんき

■コリンク


全国図鑑No.403
分類:せんこうポケモン
英語名:Shinx
高さ:0.5m
重さ:9.5kg

タイプ:でんき

■概要


黒と青色の虎やライオンみたいな姿をしたポケモン。
進化するにつれて黒色の部分が多くなる。

主に群れで生活し、互いの電流を感じとってコミュニケーションを取る。
身体の筋肉を伸縮させて電気を作り出しその雷を纏った爪は一撃で相手を気絶させるという。

「がんこうポケモン」の名の通りとても鋭い目付きをしており、その眼を金色に光らせあらゆる物を透視するという羨まし…いやすごい能力を持つ。
この能力で隠れた獲物を追い詰めたり、危険物を発見したり、迷子の子供を探したりする。
ぶっちゃけガーディよりも警察が持つポケモンとして優秀かと思われる。

名前の由来はレントゲンとトラから。
進化前のコリンクの名前の由来は子+lynx(オオヤマネコ)、ルクシオは明るさの単位であるluxであろう。
どちらも「光」を意味するギリシャ語に由来する言葉から来ている。
また、オオヤマネコは古来より、その視力からどんな物も見透かしてしまう力の持ち主と考えられており、中世キリスト教では明敏や明智のシンボルとして扱われた

こうして見てみると、モチーフの持っているエピソードの落とし込み具合が秀逸なポケモンである。


■ゲームでのレントラー


進化前のコリンクはマサゴタウン周辺の202番道路というかなり序盤に登場する。

割と能力も高く、その登場時期の早さも相まってストーリー中はかなり頼もしい。
シンオウは捕まえやすいでんきタイプが少ないのもポイント。DPに至っては殿堂入り前に捕まえられるでんきタイプがパチリスライチュウ系列しかいないから消去法で1番使いやすい。

ただしでんき技の「スパーク」を覚えるのが少し遅く、育て始めた頃は火力不足。
また自力の一致技が微妙な為終盤は「10まんボルト」のわざマシンで強化しないと力不足…
と思ってマシンを使うと終盤に差し掛かる頃に「ほうでん」を自力で覚えやがるというプレイヤー泣かせなところがあるので要注意。

トレーナーではダイヤモンドパールで我等が自称最強のナギサシティジムリーダーデンジが切り札として使用する。
……のだがオクタンのインパクトがデカ過ぎた為かどうにも切り札としての印象は薄い…
さらにプラチナではエレキブルに切り札の座を奪われてしまった…

ダイパリメイクのBDSPでは従来通り序盤から登場するほか、地下大洞窟にも出現する。
地下大洞窟の個体はランダムでタマゴ技を1つ覚えているため、技次第ではダイパ当時よりも大きく活躍してくれるかもしれない。
一致物理技の最高火力が「ワイルドボルト」となったたが、習得が非常に遅いためシナリオ攻略ではあまり当てにならない。
このため「10まんボルト」か「ほうでん」に頼ることになるだろう。


■対戦でのレントラー


でんきタイプにしては珍しく素の素早さは低めだが、その分だけ攻撃はかなり高く耐久もでんきタイプの割にそこそこ。
特攻も攻撃程じゃないがまあまあ高い。

しかし攻撃力こそ高いものの、タイプ一致の物理技は威力たった65の「スパーク」「かみなりのキバ」止まりという不遇だった。

幸い他に覚える攻撃技は三色牙や「かみくだく」等、でんきタイプにしては豊富だが、
同じ物理型でんきタイプであるエレキブルは「じしん」や三色パンチ等のレントラー以上に豊富な技バリエーションを持つ上に素早さでも勝る。
さらに単純な種族値だけならエレキブルの完全劣化である。

そのタイプ一致技の不遇さはあの唯一王やかつての唯一神を彷彿させ、まさに電気版唯一王。
一部では彼らにあやかって「唯一獅子」や「唯一獣」とか呼ばれたりしているとかいないとか…。
あのでんきタイプ版「フレアドライブ」である「ボルテッカー」さえ覚えたら良かったのだが、「ボルテッカー」は現在あのピカチュウ一族大絶賛独占中

しかし技こそ不遇なものの特性はなかなか特徴的で、特に「いかく」はそこそこのHPや防御種族値と合わせて使いやすい。
なんと「いかく」込みならHP振りだけでガブリアスの「じしん」をギリギリ耐える物理耐久を持つ。
この耐久力を活かす事が劣化を逃れる最大の道である。

もう一つの特性「とうそうしん」は相手の性別に左右される為扱い難いが同性相手への火力はなかなかの物。
特にプラチナからは強力なかくとう技である「ばかぢから」を習得し「とうそうしん」込みでハピナスを確一にする事が可能。
もちろんタイプ一致物理技は技相変わらずな為上手く活用するなら特殊メインの二刀流型がオススメ。
ただし異性相手だと火力が激減する上、素早さが低いので攻撃される前に「メロメロ」で足止めするという手も使いにくい。
またエレキブルも「けたぐり」や「クロスチョップ」等の強力なかくとう技を習得するのも頭に入れておきたい。
不一致だが先制技「でんこうせっか」もあるため、タスキ持ちが相手でもフォローは利く。


その後、BWではついにねんがんの「ワイルドボルト」をてにいれたぞ!
ついでに隠れ特性こんじょうで、やけども怖くない!
ワイルドボルトは状態異常時のからげんきに僅差で威力が負けているがな!


レントラー始まったな。


しかし実際は、いかくを活かした物理受け型の方が使いやすいという声も少なくない。
XYから先制で相手の攻撃を下げる「つぶらなひとみ」が登場したのも、それに拍車をかけている。
事実、防御特化なら攻撃2段階ダウンのガブリアスの「じしん」を2発耐えられるほどの硬さに。
同じでんきタイプではメガライボルトがいかくを持っているが、シュカやオボンなどの持ち物で十分差別化可能。 
なにより貴重なメガ枠を使わないという意味で小回りはこちらの方が勝る。
その他にも「バークアウト」「かいでんぱ」「ボルトチェンジ」など優秀な小技が揃っているので、パーティの潤滑剤として活躍してくれるだろう。

一方比較対象のエレキブルは火力、素早さ、耐久力のどれもが中途半端なことから今ではかなり評価を落としてしまった。
そういうわけで、かつてエレキブルの劣化と呼ばれていた状況からは見事に脱出したと言える。


剣盾ではDLC第一弾『鎧の孤島』から参戦。半端な素早さを補える「こうそくいどう」を覚え、アタッカーとして強化を遂げた。
素早さに努力値を80振れば130族抜き、223振れば150族も抜けるため、仮想敵を定めて調整するのもアリ。
ただしあまり素早さに振りすぎるとせっかくの耐久を犠牲にするため、欲張らないようにしよう。


■ポケダンでのレントラー


時の探検隊・闇の探検隊』ではエレキ平原のボスで縄張りに侵入した主人公達を話も聞かず群れのルクシオ達を引き連れて襲いかかってくる。
初めての集団ボス戦なのでレベルが足りないとボコボコにされる事も。

『空の探検隊』では進化前のコリンクが新主人公ポケに追加され、それに伴いエレキ平原のボスはライボルトとラクライに変更された。

同じでんきタイプの主人公であるピカチュウと比べて特性「いかく」のおかげで硬く、PPの多い技も多く、強力な全体技「ほうでん」を覚えるのが早いのが利点だが、
もう1つの「とうそうしん」の影響で攻撃力が安定せずかしこさタイプも使い勝手が悪いCな為主人公の中ではイーブイに次いで扱い難い部類とされている。


■アニメでのレントラー一族


序盤の電気ということもあり、わりと登場回数は多め。
デンジは原作(ダイパ)通り切り札に抜擢。
映画にも「ディアルガVSパルキアVSダークライ」にコリンクやルクシオ、昔はレントラーもいた。


そしてXYの47話でルクシオがシトロンの手持ち入りと初登場から8年越しにレギュラー入りとなった。
CV:寺崎裕香

シトロンが幼少期に学校に通っていた時にコリンクと仲良くなり卒業後連れていく約束をしていたが諸事情により約束が果たせず、
月日が流れコリンクは自力で進化してサトシ達の旅の途中でシトロンが通っていた学校に来た時に再開を果たす。
約束を守らなかったこともありルクシオはあまりよく思ってなかったがロケット団との争いで信頼が回復。
再び仲間にならないかとシトロンが誘い翌朝やってきて仲間になった。シトロンがジムのポケモン以外で初めてゲットした電気タイプのポケモンである。

その後62話でロケット団との戦いの中、レントラーに進化。
CV:佐藤健輔
同話の最後、メンバーを一時離脱するシトロンに同行する。

67話のジム戦ではエレザードが先に倒れたため、実質シトロンの切り札。
最後の一匹ながらサトシのルチャブルピカチュウに連勝し一気に巻き返すもサトシ最後の一匹ヌメルゴンとの激闘の末敗北した。

なお、原作のカロス地方にはレントラーは生息しておらず、シトロンもレントラーは使っていないため異例っぷりが際立っている。
製作陣にレントラー好きがいたのだろうか?

キミにきめた!ではソウジの回想シーンに登場。当時幼かったソウジにとっては親同然の存在だったが…。


追記・修正は透視を悪用しない人がお願いします。

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最終更新:2024年01月29日 10:49