SDF-1 マクロス

登録日:2010/10/23(土) 02:58:58
更新日:2024/03/23 Sat 01:21:31
所要時間:約 7 分で読めます





全艦、トランスフォーメーション!


SDF-1 マクロスは、マクロスシリーズに登場する宇宙戦艦の一つ。
主に超時空要塞マクロス』『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかで活躍した超時空要塞(Super Dimension Fortress)。




機体詳細

機体番号:SDF-1
通称:マクロス
搭載機:VF-1 バルキリーQF-3000 ゴースト、デストロイド各種、多数の航空機
攻撃システム:OTM艦首砲撃システム×1(主砲)、OT誘導収束ビーム砲システム×8(副砲)、OT超高速電磁レールキャノン×4、ロケット兵器、火砲多数
防御システム:ピンポイントバリア、全方位バリア
推進システム:OTMグラビティコントロールシステム、OTMフォールドシステム・クラスター
動力:OTMヒートパイルシステム・クラスター
重量:約1800万t
全長:1,210m(要塞艦) / 312m(強攻型)
全幅:465m(要塞艦) / 496m(強攻型)
全高:335m(要塞艦) / 1,210m(強攻型)
所属勢力:地球統合軍 ⇒ 新統合軍


概要

1999年7月、突如として南アタリア諸島に落下したASS-1(Alien StarShip)と呼ばれる恒星間宇宙船を改修した艦艇。

当時の国連が調査した結果、元所有者は人類の約4〜5倍の巨体を持つ宇宙人と判明。
人類の知らない大宇宙を舞台とした大規模な戦争が行われていることが推定され、いずれ戦火が地球に及ぶことに備えて地球を一つの国家とする統合政府を樹立することになった。

元々の所有者は監察軍(劇場版ではメルトランディ軍)であり、ゼントラーディ軍との戦闘で打ち捨てられた後、自動フォールド航行で地球に出現した。
偶然落ちたのか、意図的に落とされたのかは不明。
『小説版マクロスF』では、「使われているテクノロジーやデザインセンスは確かに監察軍のものなのだが、監察軍の自動工廠や残骸をさんざん捜索してもSDF-1の同型艦は見つかっておらず、地味に由来が謎のままの艦」という記述がある。

本艦には当時の科学技術を遥かに凌駕するオーバー・テクノロジーが用いられており、人類の科学技術の発展に多大な貢献を果たすことになった。
一方、統合思想に反対する反統合同盟とこのOTM(Over Technology of Macross)を巡って大規模な戦争(統合戦争)が起こる原因ともなり、2009年に改修が完了した当初は世界状勢を混乱させた元凶として必ずしも万人に祝福された訳ではなかった。


そして2009年2月の進宙式当日、月軌道上にゼントラーディ軍が出現。
統合軍が驚く間もなく、マクロスが突然稼働して主砲が発射され、先峰艦を撃沈してしまう。
マクロスには監察軍によって、被弾擱座状態でも近づくゼントラーディを自動で攻撃するブービートラッププログラムが仕組まれていたのだ。
この結果、人類は否応なくゼントラーディの敵と認知されてしまい、宇宙を舞台とする初めての戦争(第一次星間大戦)に突入する。

マクロスはブルーノ・J・グローバル艦長の判断でフォールド航行により月裏側に退避しようとするも、冥王星付近にまで飛ばされフォールド機関も消滅。
共に巻き込まれた南アタリア島民を艦内に収容し、通常エンジンで地球を目指すことになる。


改修が完了したとは言え人類にとって未知のテクノロジー満載の機体であったため、原理不明のまま使用している機能も多くトラブルも頻発した。
地球離脱時のフォールド機関消滅や、重力制御システムが宙に飛び出すといった事故はその最たるもので、後者に至っては主任オペレータの早瀬未沙に「拾ったものを使うからです」とまで言われてしまった。

強攻型へのトランスフォーメーションやピンポイントバリアといった戦闘における必須のシステムも殆どが偶然の産物であり、艦内外の様々のトラブルに見舞われながらも無事に地球に帰還したという事実は本艦の悪運の強さを象徴するものである。


紆余曲折を経て、最終的にリン・ミンメイの歌の力で約480万隻のセントラーディ軍ボドル基幹隊を撃破し、勝利へと導いた。


主な特徴、武装、システム等

  • 艦内市街地
フォールドに巻き込まれた南アタリア島の市街地を艦内に収容・復元した仮設都市。
病院、学校、商業施設、娯楽施設など日常生活に必要な全ての設備を再現している。
成り行き上で建設されたが、後の超長距離移民計画に応用されることになる。

  • フォールドシステム
超時空空間転送装置。
簡単に言えばワープ装置で、空間を折り畳んで目的座標と現在座標の空間そのものを入れ替える。
当時はまだ未解明な部分が多く、上述のような誤作動を招いた上に消滅した。

  • スカル隊
元々は空母プロメテウスに乗艦していた可変戦闘機部隊。
凄腕揃いの精鋭部隊であり、マクロス防衛の主戦力として活躍した。
有名なメンバーは統合戦争の英雄ロイ・フォッカー、元スタントパイロット一条輝、天才マクシミリアン・ジーナス、みんな大好き柿崎速雄

  • 主砲(バスター・キャノン)
通称:マクロス・キャノン
地球から月軌道上のゼントラーディ艦隊を撃破できる程の射程と威力を持つ巨大ビーム兵器。
フォールドシステムの消滅(ブロックごとごっそり)により主動力源とエネルギーラインが断絶されて一時的に使えなくなるが、トランスフォーメーションにより直結(物理)によって解決。

  • トランスフォーメーション
艦内のブロックを移動させることで主反応炉と主砲を直結させ、要塞艦から主砲射撃体勢(強攻型)に変形すること。
巨艦故に変形には3分かかり、市街地にも多大な影響を与えるため多用はできない。

  • ピンポイントバリア(PPB)
フォールドシステム消失によって偶然発生したエネルギーを利用した直径10メートル程の局所バリア。
大きさ的に艦全体を覆えなかったため、初期の頃は攻撃を受ける度にバリアを移動させて文字通りピンポイントで防御していた。
後の時代では可変戦闘機にも搭載されている。

  • 全方位バリア
後に開発された艦全体を覆う球状バリア。
ほぼ全ての攻撃を無効化できるが安定させにくく、暴走する危険性がある。
TV版における柿崎の死亡原因。

  • ダイダロス・アタック
艦首砲撃システムが不調だった頃に未沙が考案した必殺戦法。
右腕のダイダロスにPPBを集中させて突撃パンチ、対象の装甲をブチ破って敵艦内部でダイダロス艦首揚陸ハッチを開放し、ダイダロス艦内に集結させたデストロイド部隊による一斉発射で対象を内部から破壊する。
この強化戦術として、主砲、ダイダロス、プロメテウスをブチ込んだ上に反応弾を全弾叩き込む「マクロス・アタック」が存在する。
後の時代においても後継艦種の基本格闘戦術の一つとして使用され続けている。

1000mオーバーの宇宙戦艦が変形したヒトガタが近接格闘……というかパンチをかます豪快極まる絵面は当時非常なインパクトだった。

TV版と劇場版の相違点

  • 両腕に接続されている艦艇
TV版は右腕:強襲揚陸艦ダイダロス、左腕:攻撃空母プロメテウス。
劇場版は右腕:アームド-01、左腕:アームド-02。

本来の計画における正式仕様はアームド級空母二隻接続なので、劇場版が本来の形。
TV版では接続前にデフォールドしたため、一緒に巻き込まれたダイダロスとプロメテウスを接続した。

なお、劇場版ではダイダロス、プロメテウス双方とも撃沈されている。

  • 艦内市街地
TV版ではあくまで偶発的に建設されたものだったが、劇場版では当初の計画から居住区スペースが確保されていた。
そのため劇場版の市街地は近未来的なデザインになっている。
『超時空要塞マクロス Flash back 2012』ではマクロスへの乗艦募集の広告が街中に貼られていたことが確認できる。

  • 艦橋のコールサイン
TV版ではガンサイト1、劇場版はデルタ1。


終戦後

ボドル基幹隊の軌道爆撃によって形成されたクレーターへ不時着。
ゼントラーディとの和平が結ばれた後は艦内に新統合軍政府指令所が設置され、周囲には新統合政府の首都「マクロスシティ」が建設される。
クレーターには後に水が溜まり、「マクロスレイク」と呼ばれるようになった。

2012年にカムジン・クラヴシェラ率いるゼントラーディ一派の反乱で右舷が大破。
その後修復され、銀河系地球文明圏の守護像として長くその巨影を留めることになる。


歴代作品における扱い

シリーズの象徴の一つとして後の作品でも本艦が度々登場する……が、何故か碌な目に遭っていない。
また、後継艦となる「マクロス級(バトル級)」の戦艦が必ず登場する。
こちらも悲惨な目に遭うことが多い。

アニメ

改修前のASS-1が南アタリア島に落下した様子が冒頭で描かれる。

初代マクロス本艦が登場。
シャロン・アップルにより乗っ取られ、マクロスレイクより浮上。
イサム・アルヴァ・ダイソンによる艦橋へのタッチダウンで撃沈する。

バトル級の一隻バトル7が登場する。
船団からはぐれたり大破したり、やはり碌な目に遭っていない。

1/4サイズのマクロス・クォーターが登場。
VF-25 メサイアと並ぶ主役機としてド派手な戦闘を繰り広げる。

第一世代型の後継艦SDFN-4 グローバルが登場。
惑星ガリア4にてバジュラに襲撃され、準女王級の巣として利用されていた。

バトル級のバトル・フロンティア(バトル25)、バトル・ギャラクシー(バトル21)が登場する。
最終決戦でバトル・ギャラクシーはバトル・フロンティアのマクロスアタックで撃沈された。

バジュラ戦役の最終局面で初代マクロス本艦がマクロス・ギャラクシー船団の操るバジュラの襲撃を受ける。
小説版ではこの事態に際し、初代オペレーター三人娘の一人であるキム・キャビロフ中将がバトル13を率いて防衛任務に当たった。

バトル・ギャラクシーは画面に映らないままバジュラに撃沈される。
バトル・フロンティアは虚空歌姫ではバジュラ戦艦メガマクロスキャノンを放つなど見せ場はあったが、
恋離飛翼ではバジュラ本星入植直前にブレラなどを率いたギャラクシー首脳陣によってグラス大統領などフロンティア首脳陣が殲滅され、
乗っ取られた挙句にバジュラ・クィーンと融合させられラスボスと化した。
最終的にはアルトと共に何処かへとフォールドして退場するとやはり碌な目に遭わない。

S.M.Sフロンティア支部のマクロス・クォーターの他、新統合軍・S.M.S連合艦隊の援軍機としてクォーター級が数隻参戦した。

マクロス型戦艦マクロス・エリシオンが登場。
普段はケイオス・ラグナ支部として活用されている。
惑星ラグナ攻防戦において実戦投入され、ウィンダミア王国旗艦シグル=バレンスに一矢報いた。
なお、この際に『劇場版』の初代マクロスのオマージュとして艦首部が破壊されている。

イプシロン財団のベルガー・ストーンの口から歌の歴史が語られた際、ASS-1の落下やシャロン・アップル事件の一枚絵として登場した。

  • 劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ
マクロス・エリシオンと同型のマクロス・グラシオンとマクロス・メガシオンがケイオス保有戦力として登場。
エリシオンに助太刀するものの、グラシオンはマインドコントロールされ、メガシオンに至ってはシグル=バレンスの攻撃で轟沈してしまった。

ケイオス保有のマクロス型として新たにマクロス・ギガシオンが登場。
艦長にマックス、参謀にエキセドル・フォルモとかつてのバトル7を彷彿させる。
オペレーターには明らかに早瀬未沙をモデルにしたモブキャラがいる。

敵勢力である反新統合政府組織「ヘイムダル」の保有戦力としてバトル級のバトル・アストレアが登場。
シャロン・アップルを参考に更に発展させた「セイレーン」システムを搭載し、銀河全体に影響を及ぼした。

終盤、スーパーフォールドゲートを利用したヘイムダルによる銀河規模の音響攻撃の際、ワンカットだけマクロス本艦が登場した。

スーパーフォールドゲートの先、行方不明となっていたメガロード級1番艦SDF-2 メガロード-01が登場。
その艦橋には一組の男女の姿があった。


ゲーム

シャロン・アップル事件の結果、地球至上主義組織ラクテンスの手引きで修繕の際に艦橋にジャミングサウンドシステムを設置されてしまう。
このため主人公のエイジス・フォッカーにより艦橋を再度破壊された。

ラクテンスの最終兵器としてバトル13が地方分権主義組織ビンディランスとの抗争に投入される。

第一世代型の後継艦SDFN-8 ブリタイが登場。
惑星ウロヴォロスの首都ブリタイシティになっている。

輝、未沙、ミンメイと共に初代マクロス本艦が登場。
伝説の戦艦であるにもかかわらず、他の時代のキャラクターからは登場時に少し驚かれた程度でその後も特に触れられない。
未沙のサポート能力としてマクロス・キャノンが使用できるが、見た目に反して当たり判定が異常に狭く使いものにならない……と性能面でも踏んだり蹴ったり。

初代マクロス本艦が劇場版設定で登場。
強攻型への変形イベント等で目立ちまくっており、スペック自体も高めに調整されているのだが、グローバルの精神コマンドの構成が酷過ぎて折角のマクロスキャノンが宝の持ち腐れと化している
せめて集中じゃなくて必中を覚えてくれれば…と思わずにはいられない。さらに火力系のコマンドも一切覚えない。
そのくせマップ兵器で稼げと言わんばかりに幸運はあるのが泣ける。
何より悲しいのは、以後のスパロボで初代マクロスは参戦してもマクロス本艦は仲間にならない事だろう。こいつが一体何をした。
その代わりと言ってはなんだが、マクロスプラスでシャロンに乗っ取られた事件はバトル7が被害を喰らった。出番がさらに減ったとも言えるが…
当時はちょうど戦艦の扱いが大きくなる直前くらいの時期だったので、現在のスパロボのバランスならグローバル共々マクロスキャノンで薙ぎ払うようなスペックになったであろうに…

準同型艦・後継艦

第一世代型

純地球製のマクロス。
超長距離移民船団の予定航路調査や安全確保を目的とし、全12隻が建造され地球を出港していった。
ペットネームには統合軍の英雄の名が付けられている。
  • SDFN-1 ジェネラル・ハヤセ
1番艦。
由来はかつての地球統合軍最高司令官である早瀬隆司。

  • SDFN-4 ジェネラル・ブルーノ・J・グローバル
4番艦。第117次大規模調査船団の旗艦。
艦長(団長)はマヤン島出身のDr.マオ・ノーム。
行方不明状態だったが、2059年に惑星ガリア4にて残骸として発見される。
由来は初代艦長にして新統合政府初代最高指導者ブルーノ・J・グローバル提督。

  • SDFN-8 ジェネラル・ブリタイ・クリダニク
8番鑑。
惑星ウロボロスを発見、そのまま降下して首都ブリタイシティになっている。
由来は人類に味方したゼントラーディの代表的人物でブリタイ艦隊の司令ブリタイ・クリダニク。

バトル級

いわゆる新マクロス級移民船団の防衛の要となる可変ステルス攻撃空母。
居住区をシティ艦に全て任せ、戦闘能力に特化させている。
平時はメインランド艦首にドッキングされ、船団の総合指揮管理を執り行う。
バトル7はそれ一つで空母となっていたがバトル21・25では指揮空母1隻(胴体)、空母2隻(両腕)、突撃戦艦2隻(両脚)、重砲撃艦1隻(主砲)に分離でき各々でフォールドも可能。
同じバトル級でも改良が施されているようで大きさや重量が新しい番号では異なっている。
  • バトル7
マクロス7船団旗艦。
バロータ戦役の最終局面で大破するが、その後修繕される。
小説版の恋離飛翼ではマックスに率いられ最終決戦に参戦する。

  • バトル13
忌み番のため、シティ艦が存在しない。
ラクテンスの最終兵器として使用された後、キャビロフの指揮下に置かれる。

  • バトル・ギャラクシー(バトル21)
ギャラクシー船団旗艦。
概ねの形状は他のバトル級と似ているが、スポンサーであるゼネラル・ギャラクシー社の影響で他にはない独自の装備が多くみられる。
また推定値ではあるもののバトル7よりも重量は若干軽いという資料もある。
バジュラ本星での決戦ではその巨体に投影機能を使いランカが投影された。

  • バトル・フロンティア(バトル25)
フロンティア船団旗艦。
バトル7と比較すると全長が約200m、重量は2倍以上大型化している。
有事の際は臨時政府としての機能も備えているが、それが仇となり劇場版では軍民双方の首脳陣が全滅することとなった。

  • バトル・アストレア
ヘイムダル旗艦。
イプシロン財団とヘイムダルによるプロトカルチャーの遺産も反映されたかなりの魔改造が施されており、強攻型はクイーン・フロンティアや鳥の人のような意匠となっている。
甲板には「21」という刻印があり、バトル・ギャラクシーと被っている。ミスなのかギャラクシーの兄弟艦を意味するのかは不明。


その他

民間軍事会社S.M.Sフロンティア支社の最高戦力。
大火力武装はそのままに、クォーターの名の通り従来の4分の1のサイズに縮小することで機動性を大幅に上げた機体。
惑星ゾラ支社所属の8番艦エンライトメントや、イサムが乗艦したクレイジー・ホースといった同型艦もある。

  • SDF/C-108 マクロス・エリシオン
星間複合企業ケイオスが保有するマクロス型戦艦。
艦形は初代マクロスよりマクロス・クォーターに近い。
サイズはマクロス級とクォーター級の中間の800mクラス。
通常はケイオス・ラグナ支部として利用されている。
右腕の宇宙空母ヘーメラーはマクロス・キャノンに変形し、左腕の宇宙空母アイテールはワルキューレとΔ小隊の母艦となる。
マクロス・グラシオン、マクロス・ネガシオン、マクロス・ギガシオンといった同型艦が複数存在する。
ギガシオンのみ、要塞艦形態で可動翼となる部位が追加されているのが特徴。

メガロード級

強攻型へのトランスフォーメーションをオミットし、移民船としての機能を増やした艦種。
全25隻だが、メガロード-24と25は建造中の事故で工場ごと爆沈している。
  • SDF-2 メガロード-01
1番艦。
本来は二代目マクロスとして建造されていたが完成前に第一次星間大戦が終結。
移民船として銀河播種計画に再利用され、第一次超長距離移民船団として輝、ミンメイ、未沙らを乗せて銀河へ旅立った。
2016年7月7日に銀河系中心部で消息を絶ち、この事実は新統合政府によって隠蔽された。
長らく行方不明となっていたが、バジュラ戦役終結後からメガロード-01と同一周波数の亜空間からの通信が観測されるようになった。

2068年のケイオスとヘイムダルの抗争に際し、ヘイムダルの思惑でスーパーフォールドゲートが開かれ、メガロード-01の健在が確認された。
フォールド断層の狭間で身動きができなくなっていたらしいが、何らかの形で通信手段を確立させ、艦内の何者かがケイオスや新統合政府に「レディ・M(レディ・メガロードワン)」として大きな影響を与えていた。
どういう政治手腕をしているのか。
「レディ」とあるが、艦船は女性名詞で呼ぶ慣習があるため、実際にレディ・Mとして活動している人物が女性であるかは不明。
抗争終結後、再びスーパーフォールドゲートの彼方へ姿を消した。

  • SDF-5 メガロード-04
4番艦。
2013年に地球人類初の移民惑星となるエデンを発見し入植。
その後新たな移民計画に再投入され、フォールド断層が絡む遭難事故の末2027年に惑星ウィンダミアに辿り着く。

  • SDF-14 メガロード-13
13番艦。
2025年にバロータ星系に辿り着き入植するが、封印されていたプロトデビルンを覚醒させてしまう。

新マクロス級

メガロード級の後継として第31次超長距離移民船団から使用されている。
居住区としての機能に特化したシティ艦が存在し、防衛・および船団総指揮をセットで運用される上述のバトル級が担う。
  • NMCV-004 マクロス4
2033年にララミス星系に辿り着き、惑星セフィーラをテラフォーミングして入植。
セフィーラは星間流通の要所として発展する一方、大規模なはぐれゼントラーディの襲撃を受けるといった戦火にも見舞われた。

  • NMCV-005 マクロス5
ゼントラーディのみで構成された船団。
2045年に惑星ラクスに入植するが、バロータ軍の襲撃を受け壊滅。

  • NMCV-007 マクロス7
第一次星間大戦の英雄であるジーナス夫妻がトップを務める船団。
2045年から2046年にかけてバロータ戦役を戦い抜く。
FIRE BOMBERの出身船団。

  • NMCV-021 マクロス・ギャラクシー
ゼネラル・ギャラクシー社がスポンサーを務める船団。
それゆえ技術力は全銀河でもトップクラスなのだが極端に資本主義に傾倒している、更には電脳化・効率化を進めたため貧富の差が激しくテロが起きるなど治安は悪い。*1
バジュラ戦役で暗躍し、TV版ではバトル・ギャラクシーを失ったものの健在、劇場版では壊滅する。
ただしTV版も新政府にバジュラ絡みで暗躍していたことは通報されているので安泰とは言い難い状況。
銀河の妖精ことシェリル・ノームの出身船団。

  • NMCV-025 マクロス・フロンティア
バジュラ戦役の中心となった船団。
最終的にバジュラから母星を譲られ入植する。
超時空シンデレラことランカ・リーの出身船団。




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最終更新:2024年03月23日 01:21

*1 そもそもシェリルは両親がテロ(『キス・イン・ザ・ギャラクシー』では破壊活動防止法および内乱罪で連行されそうになった際に抵抗したため射殺された。)によって死亡したことで孤児になっている