サーペントテール(SEED ASTRAY)

登録日:2010/02/24(水) 23:59:45
更新日:2024/02/28 Wed 23:43:23
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サーペントテール(以下ST)とは、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場する戦闘集団の名称。

構成員は各方面のプロフェッショナルで、その確かな仕事で連合、ザフト問わず依頼が舞い込む。
常に皆一緒にいると言うわけではなく、普段は個別に活動していて、必要に応じて召集されるという。


名前の由来は、最も危険な仕事を任されながら、すぐに切り離される「蛇の尾」の様である事から。


【構成メンバー】

叢雲劾(ムラクモ・ガイ)

STのリーダー。
MSを使った戦闘を担当。時には自ら交渉にも赴く。
口数が少なく、表情の変化もあまり見られないが、話せばわかる人で周囲からの信頼も厚い。また、一人で出来る事の限界も弁えており、仲間を大切にする。
元々は、仕事の度に乗機を変えており、愛機と言う物は無かったが、ロウからブルーフレームを譲られ、以降それを愛機とする。
ついでに戸田版のアストレイRではかなり濃いクールガイになっている


◆イライジャ・キール

劾と共にSTのMS戦闘を担当するコーディネイターの青年。整った顔立ちの美青年だが、何故かそれ以外にコーディネイターの特徴が見られない(身体能力がナチュラル並)。
本人もその事を気にしており、曰く「見た目だけで中身が無い」。
その事もあってか連載当初はやたらヘタレで。
  • 不測の事態には泣きながら応援する。
  • 強気な女性に対し「ロレッタとは大違いだ!」と弱音を吐く
といった情けない言動を見せていた。
だがそれは最初の方だけであり、そのコンプレックスをバネに腕を上げ、立派にSTの一角を為す。
なんと扱いの難しいミーティアを笑みを浮かべながら扱うなど、その腕前はコズミック・イラでもトップクラスと言えるだろう。
また彼の我武者羅さや誠実さには垓も(言葉には出さないが)救われていた部分もあるらしい。
因みに過去にザフトに所属していたがついて行く事が出来ず、ザフトを抜けてフリーの傭兵をしていた時期があった(体中の傷痕はその頃ついた)。

とはいえ良くも悪くも子供っぽく、子供の風花と精神年齢がほぼ同じとまで言われている。(向こうが大人びているのもあるっちゃあるが)
また皮肉屋な一面もあって、その美貌も相まって他人としょっちゅう口論になりがち。



◆ロレッタ・アジャー

STの紅一点。
爆薬処理のプロフェッショナル。褐色肌の美人で、同業者からよくアプローチされる。子持ちの母故か、時折諭す様な口調になる。


◆リード・ウェラー

ST交渉担当。
常に酒瓶を持ち歩き、酔いで顔が赤い。しかし、頭はしっかり働いており、仕事もきっちりこなす。
過去に連合に所属していた経歴を持つが、その態度からクビにされた。だが、それなりに人望が厚かったらしく、その頃のコネを使う事も。


◆風花・アジャー

ロレッタの娘で交渉を主に任される。
正式なメンバーでは無いが、その手腕は相当な物。いつか正式にメンバー入りする事を夢見る。しっかり者だが年相応な面も見られ、コーヒーのブラックはまだ苦いらしい。
余談だが、6歳にしてBFの操縦経験がある。これは最も幼くしてガンダムを操縦したというあまり名誉とは言えない気もする記録だったのだが


カイト
マディガンの方じゃないよ!



【メカニック】



劾の愛機にしてSTの主戦力。
ヘリオポリスでの「アストレイ完全消去」の任務実行中に依頼人の裏切りに遭い、ロウと協同で敵を退けた後にロウから「船を守ってくれたお礼」として譲り受けた。
ソキウスとの決闘で大破したが、オーブのモルゲンレーテでロウによる改修・改造を受けてブルーフレームセカンドとなる。
劾が元々考えていた改修案が取り入れられており、レッドフレームに搭載予定だったタクティカルアームズを譲り受けた。
セカンドへの改修の際にモルゲンレーテで建造途中だったストライクルージュの余剰パーツを流用。バイタルパートにのみTP装甲に類似した技術を使用している(ロウがその場で思いついたもので、当時の連合最新鋭機だったカラミティレイダーフォビドゥンに使用されたTP装甲に近い)。
ストライクルージュのPS装甲を流用した都合上、通常装甲の下にあるPS装甲色は紅色。



単独での長距離航行を強化した濃いブルーカラーの機体。
装甲の各所に肉抜き穴を設けるなどの改良が加えられており高い機動性を誇るが、肉抜き穴を開けてでも機動性を上げた弊害で元のジンに輪を掛けて装甲が薄い。メイン武装はバズーカとアーマシュナイダー。
本編開始前のザフトの補給基地破壊任務で使用されたがミゲルのジンとの戦闘で破壊された(ミゲルのジンも小破した為、痛み分け)。



青を基調としたイライジャの愛機。
ノーマル機との違い、頭部のセンサーが格闘用の「バスターソード」に変わっている。しかし、位置が位置なので使い難い。
ヴェイアとの戦いで中破したが、ヴェイア機のジンのパーツを移植して修復され、青と赤の二色のカラーになった。



大破したジンの代わりにカイト・マディガンのコレクションから譲られた機体。
頭部に「バスターソード」が受け継がれている。
元々乗っていたジンにヴェイア機の装甲を移植した後についてしまった癖を補う為に被弾し易い箇所にはPS装甲が使用されている他、専用の飛行用ウィザードが用意されている。
この飛行用ウィザードにより重力下での飛行が可能である事から機動性に優れている。



VS ASTRAY』に登場。
ライブラリアンが開発したセイバーガンダムの改良型。
カーボンヒューマンのヴェイアが搭乗していた物だが、ザクと交換する形でイライジャの乗機となる。
ライブラリアンの改造機の中では比較的マトモだったが、背面にマガノイクタチストライカーを取り付けるという魔改造を施され、かなりアンバランスなデザインに…






以下、ネタバレ











実は劾は連合によって「コロニー・メンデル」で作られた戦闘用コーディネイターだった(スーパーコーディネイター計画やソキウス計画と同じようなもの)。
いつも掛けているサングラスは、目の網膜に打ち込まれた識別コードを隠す為の物。まだ心理コントロールの不十分だった劾はそこから脱走し、今の様な力を手に入れた。
その為、彼の強さは戦闘用コーディネイターのそれのみならず、それまで生き抜いて来た経験による部分も大きい。




劾「追記・修正はするが、これは別料金になるぞ」

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最終更新:2024年02月28日 23:43