ウルトラマンダイナ

登録日 :2009/08/11 (火) 14:50:57
更新日 : 2017/07/14 Fri 21:39:40
所要時間 :約 7 分で読めます





俺はどんな時だって諦めないし、絶対に逃げもしない!


本当の戦いは、ここからだぜ!!



究極の爆発力!熱い戦いを見ろ!!



ウルトラマンダイナとは1997年に放送された円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ。
ウルトラマンティガ』の続編であり、「ネオフロンティアスペース」と呼ばれる共通の世界観を持つ。

本作ではシリアスな雰囲気だった前作から変わって、
バラエティ豊かな怪獣達の魅力とウルトラマンのパワフルさを中心にアスカの成長やスーパーGUTSの面々の熱さを絡め、
ドラマ性を維持しながらも明るく楽しい娯楽作を目指した。

前作『ティガ』の根幹に大きく貢献した脚本家の小中千昭の弟であり、番組企画時に今作の方向性を決定付けた小中和哉監督は、
『ティガ』が志のA級ならば、『ダイナ』は心意気のB級にしたいと語っていた。

各エピソードの内容も多様さを増し、

◇大人しいのに能力が凶悪な怪獣にスーパーGUTSやダイナが振り回されるコメディ回『遥かなるバオーン』『発熱怪獣3000℃』
◇未知の世界から迫り来る恐怖を描いた『幽霊宇宙船』『ツクヨの兵士』『怪獣戯曲
◇どこかマヌケな侵略者・ミジー星人の侵略奮闘記『怪獣工場』『侵略の脚本』
◇一人の少年の旅立ちをテーマにした感動作『少年宇宙人』
◇壮大なスケールで描かれたシリーズ屈指の怪エピソード『うたかたの空夢』

など、シリアスからギャグまで幅広く描き、前作とは違った意味でウルトラシリーズらしい作品になった。

また、シリーズとしては初めて前作と同じ世界観であることを強調し、
旧GUTS隊員達のその後を描いた回や前作のエピソードの後日談的な回、さらには前作のセルフパロディ回などが作られた。

一時は、かつてのタロウのように明るい雰囲気がシリアス好みのマニアにウケず、ティガやガイアに人気で劣っていた時期もあったが、
出演のつるの剛士氏の知名度が上がったことや『大決戦!超ウルトラ8兄弟』での客演で人目に触れる機会が増えたことなどにより、再評価されるようになった。
ヒロインのマイ役には、グラビアアイドルの山田まりやを起用。前作におけるV6・長野博に続く人気アイドルのレギュラー出演となった。

もちろん、それ以前から人気もティガやガイアより冷遇されていたとはいえ高く、
映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』では少ない出番ながらもスーパーGUTSメンバーの過去の姿が描かれたほか、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でもスーパーGUTS隊員がカメオ出演している。



●あらすじ


ウルトラマンティガが邪神ガタノゾーアを打ち倒し、世界に再び平和が訪れてから7年が過ぎた。
人類は新たな未来を求めて宇宙に進出し、「ネオフロンティア時代」と呼ばれる新たな大航海時代を迎えていた。

しかし、人類の宇宙進出を阻むかのように謎の侵略者スフィアが現れ、地球を始めとした人類の生活圏を攻撃する。
スーパーGUTSの入隊試験中にスフィアの襲撃に遭った訓練生「アスカ・シン」はスーパーGUTS隊員や他の訓練生と協力してスフィアに立ち向かうが、
乗機を撃墜され、宇宙に放り出されてしまう。

一度は死を覚悟したアスカだが、パイロットだった父が行方不明になる前に見た「光」にたどり着くという決意を思い出し、再び生き抜く意志を見せる。
その瞬間、アスカは自分が不思議な光に包まれるのを感じた……。

次に目を覚ましたとき、アスカは自分が無事に救助されたことと入隊試験で見せた技術や度胸が認められたのかスーパーGUTSへの配属が決まったことを知る。

後日、スフィアに襲撃されたTPC火星基地を救うために出動したスーパーGUTSだが、
スフィアが火星の岩石と融合して誕生したダランビアに苦戦。単機で突撃したアスカも再び乗機を撃墜される。

しかし、アスカは諦めることなく生身で敵と戦い続ける。
するとアスカの体は以前に見た不思議な光に再び包まれ、次の瞬間には光の巨人の姿がそこにあった……。



スーパーGUTS

旧GUTS同様に7人で構成されたエキスパートチーム。
ネオフロンティア時代になって活動範囲の広がった人類を守るため、極地や海底、ときには火星や未知の天体にも向かう。
とにかく全員が暑苦しいくらいに熱い。前作のGUTSが理性的ならスーパーGUTSは情熱的とでもいえばよいだろうか。
ただし給料は安い。それでいいのかTPC!?


◆メンバー

アスカ・シン
「本当の戦いはここからだぜ!」「見たかよ、俺の超ファインプレー!」 でおなじみの本作の主人公。詳しくはリンク先で。

◇ヒビキ・ゴウスケ
スーパーGUTS隊長。アスカをよく怒っているが、それは無茶をしやすいアスカや他の隊員を心配してのことである。
自ら前線に出ることも多く、昔は「TPCの荒鷲」と呼ばれていた。
「難しいお年頃」の一人娘に悩む父親としての顔も持つ。

◇コウダ・トシユキ
ヒビキの代わりに現場で陣頭指揮をとることが多い。物語中盤で副隊長に昇格し、名実ともにスーパーGUTSのサブリーダーになった。
基本的に冷静沈着だが、実はアスカ並の熱血漢。仲間の夢を粉々にした怪獣と戦った際にはアスカ以上に熱くなっていた。

◇ユミムラ・リョウ
勇ましく勝ち気で下手な男より男らしい女性隊員。
本人もそのことを気にしているようで女性らしく綺麗な花を摘んでみたこともあるが、カリヤ隊員に「ここまで花が似合わない女性は初めてだ」と言われる始末。
ガッツイーグルを始めとしたマシンの操縦技術はピカイチ。操縦時にはサングラスを付ける。
物語後半のヒロインであり、終盤でアスカと急接近した。
ちなみに、幼少時代の役は現声優の喜多村英梨である。

◇ナカジマ・ツトム
メカニック・科学分析担当。技術者としてはかなり有能だがたまにドジを踏むこともある。
若干チキンっぽい慎重過ぎるな性格だが、惚れた女のためにひたむきに頑張る漢気ある一面も。
肥満体型の大食いキャラで、むしゃくしゃするとフライドチキンをやけ食いする。
最終回での中の人の自己体験を生かした名演技は必見。

◇カリヤ・コウヘイ
射撃の名手であり考古学にも詳しい。かなり冷静な性格。
いつも金属製のマイカップでコーヒーを飲んでいる。
考古学への好奇心が非常に強いのが災いして宇宙人に取り憑かれたこともある。
余計な一言も多く、リョウ隊員に前述の一言を言った瞬間殴られた。

◇ミドリカワ・マイ
コンピュータープログラムに詳しく、主にオペレーターを担当。
スーパーGUTS最年少の18歳で年相応にミーハーな面があり、恋の相手も野球選手・宇宙人・ロボットなど多種多様。
物語前半のヒロインであり、「ダイナ」の名付け親でもある。

◇ハネジロー
本作のマスコットである宇宙珍獣。
アスカと仲が良く、彼がダイナであることも知っている。
基本的にセリフは「パム~」だけだが、たまに単語や片言の短文程度ならしゃべるほか、パソコンや携帯電話を使いこなしている描写もあるなど知能は高い。
終盤でファビラス星人という宇宙人の守り神ムーキットであることが判明し、宇宙を放浪している彼らの下に帰っていった。


◆スーパーメカ

ガッツイーグル
主力の大型戦闘機。『ウルトラセブン』のウルトラホークがモチーフ。
新型の推進機関「ネオマキシマドライブ」を搭載し、宇宙ではマッハ50で飛行。火星まで十数分で行けるスーパーマシン。
赤いα号、青いβ号、黄色のγ号の三機に分離可能。
後にα号の発展型であるスペリオルαが登場。

◇ガッツディグ
シリーズお馴染みのドリル地底戦車。地球どころか月でも使える優れもの。

◇ガッツマリン
シリーズお馴染みの特殊潜水艇。左右にデカいマジックハンドが付いている。

クラーコフNF-3000
空・陸・海・宇宙の全てで活動可能なネオフロンティア計画の象徴とも言うべき大型移動基地。
もちろんネオマキシマを搭載しており、最終回での勝利の鍵にもなった。

マウンテンガリバー5号
本作最大の問題児。詳しくはリンク先。

◇ガッツシャドウ
ある時は怪獣を倒したりある時は噛ませになったりと強さが安定しないステルス機。

◇プラズマ百式
光の速度で飛行可能の戦闘機。アスカの父がこの実験で行方不明となった直接の原因。なんと脱出機能がない。



●ウルトラマンダイナ

アスカが宇宙で出会った光の巨人。
ティガ同様にタイプチェンジ能力を持ち、様々な状況に対応できる。
詳しくは「ウルトラマンダイナ(登場キャラクター)」参照。




最終章三部作で衝撃的なラストを迎えた本作だが、その展開はアスカ=ダイナの更なる活躍へと繋がっていくことになる。

後日談として『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』と『ウルトラマンサーガ』を観てみると良いかもしれない。




見たか! オレの超ファイン追記・修正!!

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