シン・アスカ

登録日 :2009/06/26(金) 15:20:36
更新日 : 2017/08/01 Tue 14:44:51
所要時間 :約 12 分で読めます




もしかして→アスカ・シン



何でこんな事を……また戦争がしたいのか、アンタ達は!






生年月日:C.E.57年9月1日
年齢:16歳(番組開始時)
性別:男
身長:168cm
体重:55kg
星座:おとめ座
所属:ミネルバ→プラント国防省直属特務隊FAITH


概要

人物

ザフト軍所属の第2世代コーディネイター。
素直で正義感の強い人物だが同時に感情的になりやすく自制心に欠ける。
そのため行動力はある反面、周囲が見えなくなり無茶な行動を起こしてしまうことも。
歳相応に子供っぽい面もあり、自分が納得いかない事に対しては教官や上官に反抗的な態度を向ける事が多々ある。
良くも悪くも感情がそのまま態度に出てしまう裏表の無い性格。
MSパイロットとしては「SEED」の因子を持っている等、有り余る才能に恵まれているのだが、過去のトラウマが行動原理となっている事から、
激情に駆られ易い上に勝手な判断で行動し、問題行為を劇中で何度も起こしている。
ただ参加した任務の達成率自体は高く、また軍法会議にかけられ銃殺刑の可能性もある重罰行為を自覚しながらも逃げずに帰還するなど組織への帰属意識もあり、
なにより主要人物の大半が事情があったとは言え軍の離反者や造反者である本作においては貴重な所属する組織が終始変わっていない人物でもある。
ただ物語後半で存在を知ったエクステンドとして戦わされる少年少女たちに感情移入しながらその相手を撃墜し疲弊していく姿もあり、戦時における軍人としては不向きと言える。

従来のガンダム作品の主人公は、周囲の大人達の言葉や、様々な人物達との出会いや別れ等によって、「力の成長」と共に所謂「心の成長」というものを経ていくのだが、
シンの場合はパイロットとしての力は成長しても心の成長は見られず、実力を認められたとして増長したり、親しい人間の脱走などでストレスを溜めて情緒不安定からノイローゼになったりし、
結局、性格で問題のあったところはほとんど改善されないままに最終回を迎えてしまった。

これは一概に彼自身の性格や問題行動の数々だけが原因とは言えず、状況に流され中途半端な姿勢で戦うまま何かと口出ししてくるアスランへの反抗心や、
タリアやアーサーといったミネルバの上官達がシンに必要以上に干渉しようとしなかった事、
そして自身の理解者と言えたレイやデュランダルでさえも結局は利用していたに過ぎなかった事など、周囲の人間関係に恵まれなかったことも原因の一翼を担っていると思われる。

ちなみに、事故でステラ・ルーシェの胸を鷲掴みにしてしまって顔を真っ赤にしたり、
海に落下して溺れたステラを(別段それまでなんの関わりがあったわけでもないのに)危険を顧みずに自分も海に飛び込んで救出したりと、
戦争に関わっていない時は善良でむしろお人好しに近い普通の少年である。

配信公式HPや某雑誌の紹介にてナチュラルに憎悪を抱き殺戮しようとしていると書かれた事もあるが、
劇中に於いて地球連合(ブルーコスモス)がコーディネイターに向ける一方的な憎悪や、強化人間などの非道な研究を目の当たりにして彼らを批判することはあるが、
ナチュラルそのものを蔑視したり、差別したりといった言動は見られない。
そのためアニメとはいえ些か公平性に欠けるのではないかと扱いを疑問視される事もあった。

メタ的に言えば、終盤近くまでかなり性格に難のあるキャラクターとして描写された結果、動かしにくいキャラクターとなり、
キラやアスランのほうが動かしやすいキャラクターになったため主人公の座を奪われたといったところだろう。
ただし脚本家は誌面インタビューにおいて「自分はシンが理解できない」といったどこか突き放すようなコメントもいくつか残しており、
後述する悪人面や、アスラン達が撃墜する隣でシンが敵MSを撃墜した時に限って恋人らしき女性の名を口にして死ぬモブ兵士など、ある種の印象操作とも取れる演出がされており、
脚本家から元々あまり良い感情を持たれていなかったとも取れる特殊な事情も伺える。
(放送終了後、脚本家は「私はシンがかわいくてしかたがない」とこれまでの発言を覆すような発言をしているが、その時にはすでに放送は終わっており、その後のいくつかの機会でもシンへの好意が汲み取れる描写はなかった為、発言の意図は不明。
本作では名前が二文字の登場人物が他にも何人かおり、そちらと言い間違えたか、記事が誤記入した可能性もあるか)
当時の作画監督の自身のHPで語られた監督への数ある苦言の中にはシンの扱いについてのものもあり、制作内でもその手法を危惧する声はあったようだ。
この件は同業界からも関心を向けられたようで、某メカニック雑誌の某むせる特集などの会談で登場人物の描写を語る際に比較として本作が挙げられる場面も見られた。

アナザーガンダム初、そしてガンダムテレビシリーズ初となる「物語開始時点で既に軍人だった主人公」である。
(ガンダムシリーズ全体で見ると、バーニィウラキシローに次ぐ4人目となる)


来歴

元々はオーブ連合首長国に移民して来た民間人だったが、地球軍によるオーブ侵攻戦の際戦闘に巻き込まれ、両親と妹マユを目の前で失う。
その後はオーブ将校であるトダカに暫く世話になっていたが、彼の勧めによりプラントへ移住を決める。

プラントへの移住後、適性検査で軍人の道を勧められた事からザフト・アカデミーに入隊。アカデミーでは優秀な成績を修め、卒業後はトップガンの証たる赤服を纏う事を許され、ミネルバに配属。
同時に新型MS「ニューミレニアムシリーズ」の1機であるインパルスのパイロットとなる。
ちなみにミネルバの同僚であるレイ、ルナマリアとはアカデミーからの友人で、ルナマリアの妹であるメイリンとも面識はあった様子。

作品序盤では実戦経験が不足していた事であまり目立った活躍はなかったが、中盤でSEEDを発現。その後は地球連合及びオーブ艦隊を単機で壊滅、アビス撃破など鬼神の如き活躍をする。
ただ、この激戦の中、特攻を仕掛けてきた恩人であったトダカが乗る戦艦を互いの存在を知らないまま沈め、殉職させてしまっている。

デストロイ戦では攻めあぐねていたフリーダムを差し置いてコクピットを切り裂く技量を見せるも、そのパイロットがステラだと知ると戦闘を止め説得に手段を変える。
一度は説得に成功するも、慕っていたネオを撃墜したフリーダムが視界に入ったことでステラは再び錯乱し、デストロイが再起動。止めるシンの声も届かず、攻撃態勢に入ってしまう。
「敵」への恐怖のあまり射線上にいるシンの事も忘れフリーダムを攻撃しようとしたステラだが、キラが寸前にビーム発射口にサーベルを突き立てたことでデストロイは機能停止し返り討ちとなってしまう。
コクピットがビーム発射口の近くにあったことでステラは爆発により致命傷を負ってしまい、コクピットから救出されたものの、ステラはシンへの好意を口にしてすぐ、シンの腕の中で息を引き取った。

物語の展開上ではキラの行動はハイネの戦死の要因とセイバーを撃墜した事によるアスランの負傷というミネルバへの被害がデストロイ戦でシン一人だけが出撃する事態となっており、
またステラの件もシンが沈静化に成功したものを、ネオが乗ったウィンダムを撃墜したキラが居合わせた事で再度ステラを暴走させてしまったりと、事態を悪化させている。

だが、客観的に見れば、キラがシンとステラの関係を知るはずがなく、デストロイに狙われて当然そのまま撃たれる訳もいかない為、この件でのキラの行動に関しては仕方が無い話である。
が、結果的にステラをキラが殺害してしまったことは事実であり、
またミネルバへの攻撃でクルーに死傷者が出ている事やハイネの戦死を誘発するなどのそれ以前のフリーダム(キラ)の戦場での振る舞いに対する悪感情も合わさり、シンはフリーダムに憎悪の念を燃やすことになった。

ステラの復讐に燃えるシンはレイと共にフリーダムの戦闘データを解析し、インパルスの特性を最大限に活かした戦法で見事撃墜に成功。
その功績を讃えられ、デスティニーを受領する。

同日夜、アスランがメイリンと共に脱走したためこれを追撃し、投降するよう説得するが応じられず、葛藤の末、二人の乗ったグフを撃墜。
その後、共に心に傷を負ったルナマリアと依存し合うように急速に距離を縮めていった。

オペレーション・ラグナロクにおいての地球連合最高指令部・ヘブンズベース攻略作戦では、量産されていたデストロイを始めとした敵勢力を相手に活躍を見せ、スティング機を撃破するなど多大な戦果を上げる。
その功績が認められ、レイと共にFAITHに任命されるが、指揮能力等の基準を満たしているとは言えなかったシンが任命された事について、タリア・グラディス等からは疑問視されていた。

ブルーコスモスの盟主であるロード・ジブリールはオーブに逃亡し、オーブはそれを隠匿。その為オーブ攻略戦、オペレーション・フューリーが発令される。
オーブ軍MSを多数撃破し、カガリのアカツキと交戦。技量差もあって終始優位に戦いを進めるも、撃破寸前にストライクフリーダムの介入を受ける。

アロンダイトは太刀筋が見切られて白刃取りされる、至近距離からビームではなくレールガンを撃たれるなど、そばでオーブ兵士が撃墜されながら仮にも自国の危機にも関わらず挑発するかのような、力の差を見せ付けるような戦いをされる。
シンはそんなキラの戦いに激昂するも、結局その後のデスティニーには設定上有り得ないエネルギー切れとレイの説得により、一時撤退した。

第二次攻略戦ではレイのレジェンドとの連携でストライクフリーダムと互角以上に戦うが、アスランの乗る∞ジャスティスが戦闘に乱入し、敗北する。
ジブリールが宇宙へ逃亡した為に戦闘はなし崩しに終了、撤退した。

月面連合軍基地ダイダロス攻略戦では圧倒的少数の中で奮闘。守備隊を次々撃破し、任務も完遂した。
その後デュランダルはデスティニープランを公表し、同時期に戦友であるレイから自身の生い立ちを知らされ迷いを残しながらもザフトとして戦う事を選択する。

メサイアへ侵攻してきたオーブ軍との決戦では、ルナマリアの乗るインパルスを中破させたアスランに激昂し戦闘を開始する。
が、制止に入ったインパルスの姿を見てフリーダムと誤認、ステラや妹のマユのトラウマがフラッシュバック。
錯乱状態に陥りインパルスに攻撃を仕掛けてしまい、最終的にSEEDを発動させたアスランに敗北。
デスティニーは月面に墜落し、そこでルナマリアと共に終戦を迎えた。

フリーダム撃破以降は実質的に主役がキラとアスランに変更されている為、明らかにザフト側の描写が減少しており、あってもあまり掘り下げられていない。
アスランとの戦闘など、完全に敵役に変更されている。
というか、脱走したアスランを追う時のシンの顔は すさまじいまでの悪党の面 である。

終盤ではEDのキャスト欄においてシンを差し置いてキラが一番上にくるという悲劇も。

なお、担当声優の鈴村健一氏は最終回前に「シンは和解するのではなく自分自身の道を歩んで欲しい」と語っており、
同時に、安易にキラとシンが和解して終わり、というエンディングは見たくないとも言っていたが、
最終回特別編のファイナルプラスはまさしく鈴村氏の『見たくない終わり方』の展開通り、シンがキラと和解してエンディングという流れになってしまった。

本編終了後は、ザフトの所属となったキラの下に配属されることとなったらしい。
原作世界に置いてはアスランとのわだかまりはまだ解消されていないが、何だかんだ互いを認めてはいるようだ。
アスランもシンを心配して気にかけてはアドバイスしているつもりではあるが、結局似た者同士とも言える。
その後の彼についてはインタビューにて家族の死の悪夢にうなされ続けながら戦っていると語られている。

オーブに移住するより前の経歴は不明。
ただ地球に住んでいたからか地球出身だと思われがちだが、二世代目のコーディネーターが生まれる時には地球でのコーディネーター施術は禁じられているので必然的に出身は宇宙のどこかのプラントであると思われる。


余談だが、鈴村氏は監督直々のオファーで呼ばれており、その時には「ついに自分もガンダムの主人公になれる」と嬉しさのあまり叫んだというエピソードがあるが、
蓋を開けてみれば上述の通り氏にとって残念な結果となっている。
それだけなら話は大きくならなかったのだが、事態はシンを演じる鈴村氏への非難にまで及んでおり、
シンに批判的な立場を取るファンの中にはシンの言動を批難する投書を鈴村氏に送り付ける者も出てくる事態を招いてしまった。
鈴村氏は「シンのキャラクターや言動を見て彼を「嫌い」と言ってくれるなら、表現者として本望」とコメントしつつも、
「キラやアスランと敵対するから」「デュランダルの味方だから」という、キャラクターの立ち位置だけを見てシンを嫌いと言う作品のファンに対しては、
「キャラクターの人格や人生にも目を配って作品を楽しんでほしい」とコメントしている。

残念ながら鈴村氏の切実な望みも虚しく、アニメ終了後もネット掲示板やある動画サイトなどで鈴村氏への誹謗中傷はしばらく続いた(流石に同じ立場を取るファンからもやりすぎ等と言われていたと思われるが)。
中には正当化の為にシンの言動を理由にする人も多かったが、まず根本からして鈴村氏は脚本に携わっていないので完全に筋違いである。

放送終了後のインタビューで鈴村氏は本作について「大変勉強になった」と終始大人の態度で応じてくれたものの、やはり演じた者として悩んでもいたらしく、
後に発売されたスーパーロボット大戦Zでのコメントで「当時監督の求めていたシン・アスカと自分の中のシン・アスカがスパロボの収録で一致した」と無事本人の中で消化できた心情が明かされた。

この様な事情から古参の鈴村ファンの中にはこの作品の話題を本気で嫌がる人もいるので作品とは関係ない場では気をつけよう。

尚、こういった事は種死に関わらず大なり小なりどんなアニメでも起こりうる危険性があるので注意されたし。

残念ながらシンは主人公として描かれる事はなかったものの、当初の説明から乖離したシナリオ、厳しい修羅場と化した職場環境、追い討ちをかける心無いファンからの悪意に晒されながらも、仕事の仲間達と一丸となり最後までやり遂げた鈴村氏は間違いなく主人公であった。


本編以外での扱い


本編が描写不足というせいもあるが、どのメディアでもシンの心情を補足するようなフォローが入っている。

別の媒体で触れることで印象が大きく変わることも多い。

  • 漫画版

項目先を参照。

  • ノベライズ版
基本的な扱いは変わっていないが、流石に著者がシンの扱いを哀れに思ったのか、後半では要所要所でシンの心理描写が足されている。

レイがシンをデュランダルが望むように誘導しつつ、友人として彼を望まない戦いへ導くことに苦悩するという心理描写も追加され、アニメよりはシンの扱いが良くなっている。
冒頭に記した命令違反について、アニメにおけるインド洋の死闘にて、基地建造の為に連合軍に強制徴用されていた現地住民が戦闘に紛れて逃亡しようとしたところを兵士が住民を銃撃する場面を見たシンが激怒し、アスランの制止を無視して基地を破壊した時の描写に手を加えられている。
この時に連合の兵士の中には現地住民の強制徴用に後ろめたさを感じていたルーカ曹長という兵士がいたが、その基地の破壊に巻き込まれて死亡しており、さらに残った全ての建造物にビームを打ち込むというアニメよりも過激な描写となっている。

最終決戦後にボロボロになったインパルスでルナマリアと共にメサイアにいるレイを迎えに行き、彼の遺言を受け取るというシーンも追加された。

  • ドラマCD

ムウがシンとアスランを和解させる為に開いた飲み会において、
「キラさんは、何か温かくて包容力のある凄い人っす」
などと言うシンに対して、
「キラは基本何も考えてないからそう見える。お前は自分に都合の良いことを言う奴の話だけ聞く傾向がある」
「キラは努力は嫌いだが変なところで頑固で、特にラクスを困らせる奴には一切の容赦が無い」
とアスランが過去の体験を基に愚痴混じりのアドバイスをする一幕も。
(ちなみにアスランのシンに対する評は過去にシンが自分の苦言に耳を貸さなかった事を言っているのだろうが、
本作を見て分かる通りアスランはハイネから「下手くそ」と笑われるほどの口下手であり、
その内容は言葉足らずなものや抽象的過ぎるものが大半なため相手に伝わりにくいのも否めず、この評価はあくまでアスランの主観が多く含まれるものと思われる)

シンもシンで、せっかく自分から話題を振ったのにアスランに酒の席でいきなり説教されたことが気に入らないようで
「キラさんのことをそんなに理解してるなら、何で負けるんすか?」
「キラさんに容赦なく切り捨てられるって、セイバーみたいになるんすか?」
などと挑発し返す応酬が繰り広げられ、仲の悪い兄弟みたいな関係になっている。結局仲が悪いとは言ってはいけない。
まあ、この時は自身の苦しみを腕ずくでも止めてくれたアスランに対して真摯に礼を述べたシンに、酒が入って酔っていたアスランが茶化すような失言を連発してしまっており、シンがつっかかるのもやむなしだが。

ちなみに本作を知る人たちからはこの作品での登場人物たちの言動や関係に首を傾げる者も少なくなかったが、これはドラマCD特有のパラレルワールドか、
または過去の作品である為にライターの中の登場人物たちの記憶が蒙昧になっていた為と思われる。
こういった過去作を復刻したものの特典には良くあることなので深く考えずに楽しんだ方が良いだろう。


各ゲームでの活躍

原作での扱いが余りにも悪かった反動か、大半のゲームにてシナリオ・性能共に優遇されている。
キラ、アスランに比べて真面目な面が強調されており、原作に比べると歳相応、作品によってはそれよりも幼い性格に描写されている。


  • Gジェネレーションシリーズ

【GジェネレーションWARS】

低めのMPとアビリティの気合でテンションが上がり易く、楽にチート性能のSEEDが発動出来る。
正直キラやアスランより使いやすく、固有アビリティ「怒れる瞳」による火力強化も心強い。


【GジェネWORLD・OVER WORLD】

とあるステージで次回作のラスボスの部下その1としてレイ(その2)と一緒に登場。
次回作でもワールドツアー最終面でと共に混じっている。
後述でのスパロボと扱いが逆転している。



  • スーパーロボット大戦シリーズ

【スーパーロボット大戦scramble commander the 2nd】

基本原作と同じ扱いなので、ユニットとして動かせるのは序盤と終盤だけ。



〈Z〉

大器晩成型の成長パターンの為、序盤はそこまで強くない。しかしインパルスの優れた性能もあって扱い易く、デスティニーに乗り換える後半からは大暴れ。
貴重な魂持ちであり、またデスティニーは最高レベルの単体攻撃を持つため、スーパー勢に混じってボス狩りに参加する姿も良く見受けられる。

ランド編では共通ルートしか出番がないが、一番活躍するセツコ編では、序盤こそ原作同様カガリを非難したり、増長した態度を取っているものの、セツコとの出会いやカミーユの叱咤を通して大きく成長。
舞い上がっていたフリーダム撃墜時の様子が深く後悔している描写となっており、ifルートでは本編とは違って自分なりに情勢などを考えた結果、
ZAFTを離反することを決意し、自分についてきてくれたルナマリア達と共に自軍に参加するif展開に突入。
敵対することになったレイを説得し、デュランダルに自分の考えをぶつけるなど原作より主人公したことでプレイヤーからは「リアル系男主人公」と呼ばれるようになった。

逆に原作ルートでは一時敵扱いとなり、シンのSEED・底力、デスティニーのVPS装甲・分身が非常に厄介。人によっては ステージ最強の敵 と化す。
回避する為にはifルートに進む必要が有り、一周目では複雑な手順を踏まなければならない。
しかしながら、それを達成した時の喜びは一塩。シン好きなら是非頑張って頂きたい。

また、自軍に参加するifルートのみならず、敵対する原作ルートであってもセツコやカミーユ、勝平など多くの理解者に恵まれる(それが強く出ているのは原作ルートの戦闘前の会話シーン)。
クワトロに「将来、進むべき道を間違えたら止めてみせる」と約束するが…。


〈第2次Z〉

再世篇のラブアタックイベントで、ルナマリアと恋人になっていた事が本人らの口から明かされた。
交友関係もキラにラクスを慰めるよう助言したりと原作からは考えられない程の良好な関係を築いている模様。
前作続投組ということもあって新規参戦組よりも出番は少ないが、トレーズやリボンズといった戦争を利用するタイプの版権ボスには怒りを爆発させる。
また、セツコ登場時にプレイヤーの気持ちを代弁して喜んでくれたり、ルナやカミーユに尖っていた頃のことをからかわれるなどのシーンもある。


〈第3次Z〉

キラとアスランと共にZAFT所属。部隊の隊長を務めている。
残念ながら今回は恋人のルナマリアは自軍に合流しないが、仲は前作と同じく良好な様子。
序盤で自軍に合流するも、とある理由でSEED能力が封印されている。同様の理由で中盤まではセツコのことを忘れていた。

オーブの危機には、一人で出撃しようとしていたがカミーユを初めとする仲間のサポートを受けて救援に駆けつける。
今作でオーブへの想いに決着をつけ、カガリにかつての暴言を謝罪したり、シャアのことで思い悩むカミーユを叱咤するなど精神的な成長が見られる。
シャアとの激突では、Z1で交わした約束を果たすべく立ち向かう。

カミーユがかつて自分にしてくれたように、思い悩むバナージを良き先輩としてサポートしようともしている。
その甲斐あってかバナージとは仲が良いが、中断メッセージで悩むバナージにカミーユが聞いてみろと言う頭の上で何かを割るコツは多分聞かれても教えられない。
自分と同じ「兄」の立場にあるカイエンを何かと気にかける。 声も同じだし…

天獄篇では遂にセツコと再会。ヒビキがセツコと一緒にいるのを見て嫉妬する場面もある。
なお一度ルナマリアに正面から「セツコさんのことが好きなの?」と訊かれるシーンがあるが、シンの答えは「好きとかそういうものじゃなくて、心から感謝している恩人」というものだった。
フロンタルによりレイがプラント国防委員長に就任した時には動揺を隠せなかったが、その真意を知るために彼と再び向き合うことを決意する。



本編前半終了時までは敵として登場。
前半唯一のボスBGM持ちであり、歪んだ顔グラで清々しいまでの悪役ぶりを見せる。
自軍入りしてからは高い能力とデスティニーで活躍。敵の時には此方を悩ませてくれた、前作から更に強化されたSEEDとバリア無効のアロンダイトで敵を薙払ってくれる。
フルウェポンコンビネーションでのカットインは必見。
こちらも条件次第ではステラとレイが生存する。
ミハエルにシスコン繋がりで磁偉具と共に説教する場面も。



キラがステラ救出に加勢する為、恩義を感じてエンジェル・ダウン作戦にも消極的。
また、フリーダムが撃墜されない為にアスランも裏切らず、シン、キラ、アスランの三者の関係が良好という、アニメ本編とは別作品と化した。
シンのピンチにキラが駆け付けたり、逆にキラのピンチにシンが駆け付けて檄を飛ばしたりと、所謂ダブル主人公状態。

ここでも理解者や指導者に恵まれ、リリーナを助けに行くヒイロを手助けしたり、ジブリールにトドメを刺したり、
真っ向からデスティニープランに反対したりする綺麗な主人公。
でもカットインは顔芸。しかもKよりも数が増加している。



(Zシリーズを除いて)初の原作ストーリー終了後の参戦。
当初は空気参戦も危ぶまれたが、キャラクターデザインが同じ『蒼穹のファフナー』組と絶妙にマッチし、『アスカさん』として独特の存在感を示した。
詳しくはマークデスティニーのパイロットを参照。


【スーパーロボット大戦Operation Extend】

刹那、ヒイロ、キラ、アスランと共にコロニー自治勢力が独自開発した新型ガンダムのパイロットとして登場。
インベーダーやミューカスといった人類共通の敵に立ち向かうべく、コネクト・フォースに出向してくる。
本作の世界観においてはプラントやオーブと言ったSEED世界の国家については語られておらず、確執もないため、キラやアスランとは最初から普通の先輩後輩関係。


【スーパーロボット大戦Card Chronicle】

ソーシャルゲームという特殊な作品ではあるがスパロボ史上初めてSEEDとDESTINYのシナリオが一作で進行する為、原作再現関連では序盤から自軍に参加しているキラ側が中心の描写が多く、合流はやや遅め。
但し、一度合流して以降はキッチリ主人公としての見せ場も用意されている。
そして宇宙海賊バンカーの洗脳からレイを開放し、共にクルーゼとの直接対決に挑む。


【スーパーロボット大戦V】

今回も原作終了後の参戦だが、キラとは確執が残ったままであり、SEED技能も最初は封印された状態となっている。
他の種勢含めて『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』組との絡みが非常に多く、アルゼナルの面々から「ザフトの青い稲妻」という異名で呼ばれていた。
特にサリアとは劇中で辿った道程がほぼ同じなためか、彼女を諭す場面が多々見られている。というか、ボンボン版におけるアスランとシンの関係ほぼそのまま。君は僕に似ている

ちなみに世界観が異なるためか、カミーユとの絡みはほとんど無い。スパロボではよくある事だが。


  • その他ゲーム

【ガンダム無双2】

そんなのはただの言葉じゃないか…誰がそんなことを決めたんだ!
失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!
それを決めていいのは、あんたじゃない!オレなんじゃないのか!

オレは決めたんだ!過去を放ってはおかない!決着をつけるんだ!

ストーリーでは、最終ステージでティターンズ+ギンガナムとの最終決戦直後に割り込んで来たキラとアスラン両名相手に一人で互角に渡り合い、二人の主張を自らの信念の籠った言葉で一蹴するという主人公っぷりを見せる。
そのせいか「こっちが本編でいいよ」「どうしてこうならなった」とよく言われる。
因みに、ストーリーミッション中友好な関係を築くカミーユとロランとはスパロボZでも友好な関係を築いているという偶然の一致がある。

また、東方不敗の説教から早々に逃げたキラとアスランとは違い、一人だけ師匠の説教を真面目に聞き、師匠もまたその姿勢を気に入る等、こちらでもかなり優遇されている。
ジェリド編ではルナマリナと共にザフトからティターンズに出向して来ており、一時的にジェリドの部下となる。一時は対立するがジェリドがある行動を起こした時に駆けつけるという男の友情を描かれている。


【機動戦士ガンダムSEED 連合vsZ.A.F.T.】

無印の時は『ガンダムSEED』の方がメインだったため、家庭用でルナ、レイ、ステラなどと共に、ゲストキャラ扱いでインパルスのパイロットとして参戦。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZ.A.F.T.2』からは『DESTINY』メインのため、主役級の扱いである。まあタイトルバックはストフリなんですけどね!

家庭版ではデスティニーがタイトルバックに映るOPも収録され、さらにプレイヤー自らがシンとなって各キャラクターと仲を深めながらストーリーを追体験する「PLUSモード」も実装された。
仲を深めるとキャラクターの絵が笑顔だったりリラックスしたようなものに変化し、表示されるセリフも親愛に満ちたものになるため、あのキャラの笑顔が見たい!と奮闘したシン君も多いはず。

女性キャラはラクスやカガリなど、既に相手がいるキャラクター以外はフラグが立ったとしか思えないセリフになるので、全てのキャラの親愛度をMAXにするとハーレムにしか見えなくなる。
ちなみに、公式でシンの嫁となったルナマリアの最後のミッション(味方になるものをクリアすると親愛度が上がる)は 敵対するものである。 …これ浮気って思われたんじゃね?


公式ではアスランの次に強いとか言われているが、公式自体が既にアレなのであまり真に受けない方が良いと思われる。



主なセリフ


●アニメ
「何でこんな事を……また戦争がしたいのか、アンタ達は!」

「さすがキレイ事はアスハのお家芸だな!」

「守るって……言ったのに……俺、守るって言ったのに……!ステラ……ごめん……」

「アンタはおれが討つんだ!今日、ここで!」

「何を……何を言ってるんだアンタは!何もわかってないくせに!裏切り者のくせに!!」

「逃がさないと言ったろ!!」


●コミック&ゲーム

「あんたが正しいっていうのなら!俺に勝ってみせろっ!!」

「これが…デスティニーの力だ!」

「失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ! それを決めるのはあんたじゃない!オレなんじゃないのか!」
「オレは決めたんだ!過去を放ってはおかない……決着を付けるんだ!」

「あんたが一番わけわかんないんだ!ふらっと現れて……戦いを始めて!」
違う!それは…
「違うと思ってるのはあんただけなんだよ!……でも、あんたの言い分はそれなんだ」
「あんたは、大切なものを守るために戦う……それでいいんだ……でも、だからって、オレも戦わないわけにはいかないんだ!」

ほんとすごいよ、シン!やっぱりシンは、スーパーエースね!
「やめてくれよ…ルナ……もうエースの力はいいんだ、必要ない……」
「スーパーエースなんてもう捨てていい過去だって……決めたんだ、俺自身で」

「一人で立てます。」

「運命を斬り拓く!そのためには!」

「俺がお前を止める!お前は俺の友達だから!そして、お前ともう一度話をする!今までの事……これからの事を!」

「生きているかぎり明日はやってくるさ……」

「俺だって!!守りたかったさ、俺の力で全てを!だけど…俺が撃ってるのは敵じゃないって、撃つのは奪うことだって…力で解決できることなんてなにもないって!!アンタが俺に言い続けてきたんじゃないか!」


「俺にとってお前はラウ・ル・クルーゼなんかじゃない!レイ・ザ・バレル……俺の、友達だ!」






何でこんな事を……また荒らしがしたいのか、アンタ達は!




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