レイブラッド星人

登録日:2010/05/09 (日) 20:35:35
更新日:2024/04/10 Wed 18:36:32
所要時間:約 3 分で読めます





円谷プロが展開するメディアミックス作品『大怪獣バトル』をはじめとした、ウルトラシリーズに登場する宇宙人の大ボス。
ウルトラシリーズにおける所謂チートキャラの一人ともいうべき存在で、
ウルトラ怪獣随一の設定のスケールのデカさ、それとは明らかに不釣り合いな貧相なデザインの持ち主である。

身長:不明
体重:不明
出身:不明
別名:究極生命体

CV:佐藤正治、蝶野正洋、金子はりい


概要

遥か昔に宇宙に君臨していた、全知全能を自称するほど強大な力を持つ宇宙人。
「宇宙最強」のヒッポリト星人や「最凶の悪魔ヤプールなど、幾多の侵略者達がその存在に恐怖したと言われている。
現在、肉体は滅び精神体となっているが、この状態でも凄まじい力を発揮することができる。

怪獣召喚「ギャラクシークライシス」や、怪獣使い達の戦い「レイオニクスバトル」を仕組んだ黒幕でもあり、その目的は後継者選び。
宇宙にレイブラッドの遺伝子をバラ撒いてレイオニクスを作り出し、
バトルで勝者となったレイオニクスを後継者にして再び宇宙を支配しようとしていた。



【使用技】

●メタレイオニクス
ゼットンを召喚し、火球を連射させた後に焼き殺す。
ゲームの演出ではゼットンだが、彼の設定を考えると他の怪獣を召喚する事も可能だろう。

●トラクタシュート
赤い光線を放って対象を宙に浮かせ、地面へと落下させる。

●レイオニクスドレイン
手から赤い波動を放って、相手のエネルギーを吸収する。

●レイオニクスプリズン
霧のような光線で敵を封印する。
ウルトラギャラクシーでは、惑星ボリスにやって来た初代ウルトラマンを封印していた。

●レイオニックフュージョン
自ら戦うために、対象に憑依する能力。
映像作品ではエンペラ星人の鎧・アーマードダークネスに憑依。
ゲームではデスフェイサーEXゼットンに憑依した。

等と、精神体の状態でも、他のキャラが使わないような強い能力を持っている。
もし彼が肉体を得て復活すると、どれ程の能力を発揮するのか、気になるところである。
というか気になって仕方ありませんよ円谷プロさん。


【起こした事件】

●ギャラクシークライシス
怪獣ブルトンによって様々な次元や時代の怪獣がM78星雲世界に召喚された事件。
その怪獣を追って、ティガダイナガイアコスモス等の別次元のウルトラマン達もM78星雲の世界に集結。これを討伐した。
そのため、大怪獣バトルの時代に生きる人間にもM78星雲世界以外のウルトラマンや怪獣の存在が認知されている。

●ベリアルの乱
数万年前、レイブラッド星人がウルトラマンベリアルを差し向けてM78星雲・光の国を襲撃した事件。
ベリアルがウルトラマンキングの力で封印され、終息。

レイオニクスバトル
項目参照。


【シリーズでの活躍】

●ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
惑星ボリスにレイを送り込み、ブルトンの能力で召喚した様々な世界の怪獣を戦わせた。
レイブラッドの血が濃いレイを最強のレイオニクスにしようと考えており、
ボリスに移民していた地球人を救出に訪れたウルトラマンを封印してしまう。


●ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO
レイを惑星ハマーへ誘導し、アーマードメフィラスとレイを戦わせた。
メフィラスを倒したレイに正当な後継者になることを迫るが、拒否されアーマードダークネスに憑依して戦闘。
レイとグランデの二人を相手にし、EXゴモラEXレッドキングに敗れ去った。

その後、ハマーを脱出しようとするレイ達を襲うが、ウルトラマンウルトラセブンの二人によって阻止された。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説
回想に登場。
映像作品に措いて初めて、肉体を持つ状態が描かれた。
その時には様々な怪獣を従えて、一斉に進撃させていた。
その後の場面において、光の国を追われたウルトラマンベリアルに力を与えて暗黒の戦士に変え、ギガバトルナイザーを与える。
ベリアルを煽動し、ウルトラマンと光の国を宇宙から消し去るよう仕向けた。

ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!
イメージ映像で登場。
今回新たなレイオニクスとして、亡霊魔導士 レイバトスが登場する。


ウルトラ銀河伝説の時点で、レイはレイブラッド星人が滅びレイオニクスバトルも終結したと思っているが、実はこの時点ではまだ滅びていない。
そこから先の未来が、データカードダスや漫画といった媒体で展開されたレイオニクスバトルである。
(漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』は『銀河伝説』の50年後が舞台)

最終的にはデータカードダス版NEOにてEXゼットンに憑依して宇宙を滅ぼそうとするが主人公に敗れ、
更に依代にしていたEXゼットンがケイトの思念体によって鎮められ、精神体は消滅した*1

さらに2011年の児童誌展開では、ダークザギ、エンペラ星人とともに復活し手を組んでいる。


しかしこれほどの事件を起こしているというのに、ラスボスとしての影はダークザギエンペラ星人等と比べて極端に薄い。レイブラッドェ……。
とはいえ、ベリアルに自身の遺伝子を与えた結果M78星雲の在る宇宙はおろか、他の宇宙にまで凄まじい負の影響を与えており、ベリアル絡みの事件における全ての元凶なのは間違い無い


ウルトラギャラクシーファイト/ウルトラヒーローズEXPO2022

CV:金子はりい

ボイスドラマにおいてまさかの再登場。
久方ぶりに三人だけで集まっていたトライスクワッドに対し、ナイトファングやヘルベロス、ギマイラ、バラバを差し向けた。
今回は異空間からの顔見せにとどまったが、正史においてはレイオニクスたちによって完全に滅んでいるため、恐らく並行同位体だと思われる。
ただし後発の作品において正史の本人も復活しているため、今のところ断言はできない。


ウルトラマンレグロスファーストミッション

またも再登場。しかも今度は並行同位体ではなく正史における本人*2
デッカーのボイスドラマにおいて語られた事情により、『ウルトラマンジード』最終回でベリアルの体から追い出された思念体をアブソリュートタルタロスが別宇宙に逃がしていたことが判明。
運命の衝突』で死亡し、惑星マイジーでザラブ星人によって修復されたレイバトスの魂なき肉体に宿ることで復活を遂げた。

マイジーにおいて拉致されたソラを追ってきたレグロス達と戦闘になり、光線の一斉射を受けてレイバトスの肉体を失ったが、精神体には一切のダメージを受けず、笑いながらどこかに去っていった。


余談

末裔であるレイモンの 顔そのものを輪にしたような 特異なデザインの頭部を持つ。
一説には成田亨氏の1980年代の作品『宇宙人の気配F』がモチーフではないかという説もあるとか。
実物のスーツではその特徴的な頭部ゆえにそのままだとスーツアクターの頭が出てしまうため、
緑色のアクターの頭部を包む丸い被り物を使ってクロマキー合成処理によりアクターの頭部を消している。
そのため、その処理ができないショーなどではレイブラッド星人が登場できないらしい。

もしかしなくてもCG処理前提のデザインが影の薄さにつながっているのでは……?



この項目が憎いか……?

私は「レイブラッド」。全宇宙を支配する者だ。

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最終更新:2024年04月10日 18:36

*1 素体としてウルトラギャラクシーでケイトが使ったゼットンを使用していたため

*2 ただし、正史から一旦切り離された存在ではあるため、扱いとしては並行同位体と同義となる。