峨王力哉(アイシールド21)

登録日:2011/07/23(土) 12:29:17
更新日:2023/10/20 Fri 01:30:37
所要時間:約 12 分で読めます




頂への途を見つけたなら


険しいのか?己に向いているのか?可能なのか?


そんなものは関係ない


ただ『登る』



アイシールド21の登場人物。
CV:小山剛志

ポジションはディフェンシブタックル(DT)。背番号70。身長200cm。体重131kg。4月4日生まれ。血液型B型。ベンチプレス210kg。
アイシールド21のパワーインフレを象徴する人物でもある。


【性格】

強敵との戦いに喜びを見出だし、敵だけではなく味方にも所構わず勝負を吹っかける姿はまさしくバーサーカー。

恐竜のような狂暴さを持つ反面、冷静さを合わせ持ち、キッドは力を制御できないのではなく、制御しようとしていないだけと評した。

非常に誇り高く、番場や栗田など、認めた相手には敬意を表すが、その相手を侮辱した場合、味方でさえも制裁を与える。

一方、ただ相手を破壊するのではなく、投げ終わったQBにタックルはしないなど、ルールを守る厳格者でもある。
もっとも、アメリカではそうでもなかったが…

完全な肉食主義で、作中では肉以外一切食べず、まるで水を飲むように食べる。生肉だって食べる。

相手を評価する際、精液の濃さで例えていたが、大人の事情で精気に変わった。

正直こんな高校一年生いてたまるかと言いたくなる。

【選手としての特長】

アメフトを始めてまだ日が浅い為、テクニックはまだまだだが、指が掠っただけで痣が出来る程の超絶パワーを持つ。

試合平均サック(投げる前にQBを潰すプレー)率は驚異の3,17。
実際SIC(埼玉・茨城・千葉)地区の全相手QB、蛭魔、キッドをも破壊した。

歯の力も尋常じゃなく強く、普通のマウスピースでは粉々にしてしまう為、チタン合金の特注マウスピースを使用している。

スピードもあり、キッドの早や打ちにも追い付き、フェイントは全く介さず間合いを詰める為、フェイントも通用しない*1
このことをヒル魔は「遠近感の狂ったデカブツ」と評した。

【作中での活躍】

白秋ダイナソーズに所属する高校一年生で、マルコが帝黒学園に対抗する為にスカウトされ入部する。

実は六巻のおまけで彼の存在は示唆されていた。

初登場は関東大会の太陽戦、その異様な風貌に会場は沈黙に包まれた。

太陽戦では、太陽必殺のフォーメーション、ツタンカーメンマスク(隙間を狭める体格重視の陣形)を一蹴。
番場や笠松などの大会屈指の重量級ラインを全員行動不能にするなど、その絶対的な力を見せ付けた。

ラインマン全員が行動不能となる凄惨な結果になるものの、マルコ曰く、地区大会の方が何倍も酷かったらしい。

だからこそ、地区大会ではQBを潰して勝ち上がって来てたが、試合の中でQBを潰せなかったのは太陽スフィンクスが始めてだったと言い*2、気を失いながらも最後まで原尾を守りきった番場を対した男だったと敬意を払ったが、作中随一のクズキャラの室サトシの罵倒に怒り、室が姿を見せなかった為、激昂し観客全員の背骨をへし折ろうとした。

峨王さん、そんな事したら流石に殺人罪になっちゃいますよ?


その時の一件で、西部の陸と出会い、それ以降陸に一目置いている。


そして準決勝直前の、マネージャー氷室とセナ・陸の密会にて、情報の露呈を防ぐ為マルコと共に参上。
なのだが、陸が最も信頼しているキッドの存在を知ると直ぐに帰ってしまった。


この時の峨王とマルコの登場シーンはマジで怖い。
おまいら本当に高校一年生かよ?と言いたくなる。


準決勝の西部戦にて、陸が一目置いているキッドと対面するも、覇気の無い彼に失望する。
だが、キッドの峨王の試合の中ではルールを守ることを逆手にとった、本来なら自分を守るラインマン達を峨王から自分を守らせずにパスターゲットにすることで、ショートパスで確実にヤードを稼ぎ、峨王の突進を自分の早撃ちの技術だけで止めようとする、捨て身の作戦に評価を改め、キッドを『弱い犬ほどよく吠える』とは真逆の人物だと評価を改め、彼を今までで最高に面白い獣と評した。

キッドの作戦にて、完全に無効化されるも、一瞬の油断を突きキッドの腕を粉砕。
それに怒り狂った鉄馬も返り討ちにし、残った陸も倒し、西部戦を勝利した。


試合終了後、泥門の栗田を「純粋なる重戦士」と最も彼を評価していて、大会中唯一戦いたかった相手として名を上げた。
本人によると技や速さに頼らずに純粋に力のみで戦う栗田のことを誰よりも評価しており、蛭魔からも栗田に対する評価が高いのは峨王が始めてとのこと*3


そして迎えた決勝戦。
栗田を馬鹿にしたチームメイト天狗を再起不能にする*4

流石にそれはやりすぎだろ…

試合開始前まで、峨王に対し複数当ててくると予想し、栗田と一対一で戦いたかった為、ヒル魔の事を小賢しい男と言ったが、
試合開始後、ヒル魔と栗田の『孤高のセンター』で評価を改め、最高に面白い攻撃に狂った男達と一目置くようになった。


試合開始は、殺意の持たない栗田を圧倒し、前半途中でチームメイトの如月もろとも、ヒル魔の腕をへし折った。

精神的な支柱であるヒル魔を失ったが、決して諦めない泥門を「決勝で戦うに相応しい男達」と評した。

だが、栗田はヒル魔を失って完全に『折れていた』為、新QBのセナと孤軍奮闘していた小結を潰す事で栗田の殺意を引き出そうとし、栗田の護る為の殺意を引き出した。
自分に匹敵する人間を捜していた為、自分を倒せるかもしれない栗田の存在に、嬉しそうに微笑んだ。

それ以降、栗田と互角の戦いを繰り広げ、ルーキー特有の吸収力とマルコの信頼で護る為の殺意を身につけ、あの帝黒学園にも止められない真のラインマンに成長し、最後まで泥門の前に立ち塞がった。

試合中や最後の栗田との決着のシーンでは、彼の誇り高さを見る事が出来る。
その風格は最早高校生を軽く凌駕している。

関東大会表彰式にて、栗田と共にベストラインに選ばれた。

クリスマスボウルでは、観客席にて関東オールスターと観戦。
そこで女性QB花梨を潰せと発言した。
やっぱり容赦なかった。

余談だか弟と妹がいて、妹は普通に可愛いが、恐ろしい事に弟は峨王そっくり。
額にある傷は幼い頃、車を殴り潰しその破片によるものである。

ただ上記のようなチートキャラでありながら、原作者がその破壊性を抑えなかったために、試合の展開が完全に峨王一人に振り回されてしまい、中盤以降の物語が粗くなった最大の原因として挙げられる事が非常に多い。
おまけにチームメイトで最上級生の天狗を再起不能にした制裁に関してはやりすぎとの意見もあり、コミックス書き下ろしの試合に参加できずに怪我をしたままの天狗がベンチで試合を眺めている後姿や、おまけページでの白秋選手の集合写真では彼と懇意の如月さえ映っているのに省かれているなど、作画の村田雄介はこの展開に不満を持っていたのではと伺わせる描写もある。

【世界大会編】

セナとモン太の推薦により、メンバーに選出される。
ハンバーガー屋でセナ、モン太、進、阿含と日本選抜メンバー集めの会議を行うが、昔から栗田を嫌っていた阿含の発言により、開始10秒で乱闘騒ぎを起こし、進によって止められた*5
番場や大田原、山伏など、自分が認めるラインマンを数名推薦する。

トーナメント抽選会では、ロシアチームの重量上げ金メダリストのロドチェンコと戦う為、巨大ビンゴを破壊。
ロシアと戦う事になった。
ロシア戦では阿含の企みにより、試合に出る事が出来なかったが、ロドチェンコを圧倒した中坊にターゲットをチェンジ。
試合終盤に出場し、ロドチェンコを瞬殺。
中坊との対戦を宣言した。
その晩宣言通り中坊と対戦。
中坊を瞬殺し、彼に興味が無くなった。

決勝戦前日、☆のアメリカを率いる世界最強のラインマン、ミスタードンに戦いを挑むが、完敗。
阿含がいなかったらリタイアしていた。
そして阿含にミスタードンを必ず倒すと誓った。
その夜、Δダイナマイトを完成させた中坊に敗北。
自分を倒した中坊にΔダイナマイトを教わった。

はっちゃけ過ぎですよ峨王さん…

アメリカ戦では、ミスタードンにやられ一時離脱する友の栗田の代わりを勤め、攻守共にミスタードンと戦うも圧倒される。
その最中、ミスタードンに戦う意味を問われ、男の生き様と言うべき答えを叫び、Δダイナマイトを完成させミスタードンを弾き、大和の帝王チャージで青天。
見事リベンジを果たした。

世界大会編では最早峨王が主役と言っても過言では無い位大活躍だった。

ちょっとした余談だが、Δダイナマイトは自分の力を三倍にする技で、単純計算でなんと630kg。
更にキッドの速撃ちに肉迫した突進速度を加味すれば………下手をすれば人を肉塊に出来るんじゃね?

【その後】

翌年の秋大会では泥門に接戦の末破られるも、個人戦では中坊に圧勝した*6

白秋高校卒業後、武蔵工バベルズに入団。
チームメイトの鬼兵からテクニックを教わっていたら…考えるだけでも恐ろしい。
少なくとも日本で彼に対抗できるラインは栗田しかいないだろう…









手助けされたこの屈辱。必ず返すぞWiki篭り

俺に返してどうすんだアニヲタ。先にあのバケモンに返せカスアニヲタ

当然だ。決勝で奴を必ず追記・修正する…!!

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最終更新:2023年10月20日 01:30

*1 40ヤード走は5.4秒とあの体格とポジションを考えれば速い方

*2 後の西部戦、泥門戦でもQBのキッドとヒル魔は峨王に骨折させられているため、白秋と対峙したチームで無傷でいられたQBは原尾のみ

*3 そのヒル魔も当初から栗田を高く評価しているのだが…

*4 しかも、マルコによればこれも予定調和だったらしく、天狗が出るよりマルコが両面出た方が強いと氷室に言われ、マルコからも「天狗のことはどうでもいい」と言われる始末

*5 このとき進は峨王の攻撃を片手で防いでおり、峨王も内心驚いていた

*6 主力が全員残っている白秋に、ヒル魔・栗田・武蔵と主力の大半がいなくなった泥門がどうやって勝てたのかは謎