モルディーン(され竜)

登録日 :2012/03/19(月) 01:36:07
更新日 : 2016/08/19 Fri 13:44:20
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私は負けないよ。普通の人間の卑劣な力を見せてあげよう
弱き者を守るためなら、時代遅れの竜や異貌のものどもなど鼻歌まじりで滅ぼし、咒式の呪いなど笑って超克してみせる


弱く脆い人間の、その弱さと脆さだけで、人は立っていけると証明してあげよう

浅井ラボ著『されど罪人は竜と踊る』の登場人物。


フルネーム:モルディーン・オージェス・ギュネイ。

ツェベルン龍皇国最重要人物。
人知を逸した策謀と計略の天才であり、その叡智を国家繁栄のために使う優れた為政者。


所属:皇族
系統:無し
階梯:咒力無し
肩書き:
  • 啓示派教会枢機卿会議議長
  • 啓示派教会独立異端監査官
  • オージェス選皇王軍最高司令官代理
  • クンデラ聖堂委任大司教


◇経歴
ツェベルン龍皇国にある五つの選皇親王家の一つ、美と芸術の守護者“旗”のオージェス家の次男坊として誕生。

血筋的に持っている筈の咒力が全く無く、さらに『三十まで生きられない』と言われるほど病弱だったため『出来損ない』と言われていたが、その反面知性と学識に天賦の才を持っていたためオージェス選皇王として期待する声も多かった。
しかし双子の兄アスエリオに、その才覚と人望を厭われ家督争いに発展してしまうのを避けるため、僧侶として教会入り。


だがそこでその“権謀術数”の才能を発揮。
表向き中立で平和的な信徒を装いつつ教会内の二つの派閥を裏で煽動し争わせて勢力を疲弊させて、ついには第三勢力として教会を掌握。
兄の事故死にともない一時俗世に帰還。家督を受け継ぎ、選皇王の一人としてツェベルン龍皇国を運営し、偉大な業績を幾つも挙げていった。

現在はまた僧侶の身分に戻ったものの、どちらかと言えば戦略家および政治家として精力的に活動している。



◇外見
髪を後ろへと撫でつけ、口元に淡い笑みをたたえた素敵なオジサマ。
枢機卿長ということで豪奢な金糸の刺繍が入った法衣をまとい、首には啓示派教会の十字架をさげている。
なお、家督を継いだことが肉体と精神になんらかの作用をもたらしたのか、病弱であったのが嘘のような健康体を今も保っている。


◇性格/特徴
“ガユス・ギギナが最も嫌う男”

あらゆる要素や人を“演技者”とし、世界そのものを舞台に己の求めるシナリオに人物を当て込み、望むままに状況を操る。陰謀劇の原因を辿ってくと彼本人ないし彼の縁者か彼の部下にぶち当たる。
その行動原理は全て『龍皇国国民のため、国家のため』であり、『国家には永遠の敵も永遠の味方も居ない』と例え相手が悪辣な独裁者であろうと国益となるならば躊躇い無く手を組み、自国に都合が良ければ他国が内乱状態になり多数の犠牲が出る状況を維持させ、その策謀一つで自身より遥かに強大な《長命竜(アルター)》すら知らぬうちに手駒としてしまうなど、異貌のものどもすら上回る頭脳を有している。

また魔性じみたカリスマ性も持ち、部下の中には心酔を通り越して命じられれば大して意味のない“捨て駒”にすら進んでなる者までいる。
彼と相対したガユスはそのカリスマ性に惹かれながらも“合理性の権化”ともいえる狂気の思考と他人の心を食い尽くしてしまう悪夢のような気高さを忌避し、『俺は俺でありたい』と彼からの勧誘を断っている。


なお、誕生日にはパーティーを開くほどに敬愛していた兄アスエリオを事故死に見せかけて謀殺したとされており、それ以来心の底から笑ったことはないという。


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