ポトフ(食べ物)

登録日 :2011/11/02(水) 16:38:55
更新日 : 2017/09/22 Fri 22:35:28
所要時間 :約 3 分で読めます




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雪の降る夜、私は家路を急いでいた。
「ただい…」
食堂へと繋がるドアを開けると、我がママがロッキングチェアでうたた寝をしていた。
ストーブの上には年季の入った寸胴鍋。嫁入り道具で持ってきた愛用の鍋だという。
少しだけ開いた蓋の隙間から懐かしい香りが立ち上っている。
子供の頃からずっと食べていたポトフの香りだ。
私はこみ上げてきた涙を打ち消すように隣の部屋へと移動し、毛布を手にしてまた戻る。
いざママにかけてやろうとしたところで彼女は目を覚ました。
「おや、お帰り」


「…ただいま、母さん」



ポトフとはフランスの家庭料理の1つ。
「火にかけた鍋」と言う意味の通り鍋物である。

やスパイス、ハーブ等を加えた料理で、冬に食べれば暖まることうけあい。


このポトフ、作るのが簡単である。簡単過ぎて欠伸が出る程。
まあ、スパイスやハーブ、出汁から作るとなるとそれなり労力も掛かるだろうが家庭料理であるからそこまで手間暇掛けなくても良いだろう。
料理が苦手な人でも簡単に作れるし、カロリーも控え目だがボリューミー、割と経済的で一人暮らしの人にもオススメだし何より…美味い…!

コンソメ味なのでご飯が欲しくならず、なおかつ根菜が多いのでこれだけで食べられる。ダイエット向き。


■材料

ニンジンジャガイモ玉ねぎキャベツ、カブ、ダイコン、シメジ、ほうれん草ブロッコリー等が相性が良い。
多少煮崩れするがトマトも美味い。
まあ、余った野菜や安売りされてた野菜をぶった斬ってぶち込んどけばよろし。
肉は鳥肉やベーコン、ウィンナー等が良いだろう。


■簡単な作り方
野菜を切る。入れる。火にかける。
以上である。

乱暴な書き方に思えるが割りとマジである。

  • 好みの野菜や肉を好みの大きさに切る
  • 野菜(洗って切ったもの)と水、ローリエを一枚入れて煮込む
  • 適当な頃合で、薄く(紙で指を切った位)斜めに切れ目を入れたウインナーを入れる。切れ目があると破裂しない。
  • コンソメを数個入れる
  • 塩、コショウで味を整える
  • 出来上がり

ニンニクのスライスしたものを加えたり、鷹の爪を加えたりするとよりスパイシーなものになるだろう。



こうして完成したポトフは、もちろんそのまま食べるのもいいし、
フランスパンのトーストを浸すのも一興。

また、コンソメ風味に飽きたらカレー粉やケチャップを入れて味に変化を持たせたりしてもいける。


ポトフはストーブの上に乗せた鍋とロッキングチェアでうたた寝するお婆ちゃんこそが似合う料理である。
ガスコンロとその前で仁王立ちするオタクでは絵にならないのである。





「どうだい?ちょっと煮込みすぎちゃったけど」
「おいしいよ母さん」
懐かしいママの味に、ついに涙をこらえきれなくなった私は、妻が私の上司と浮気をしていた事、それが原因で離婚と退職をした事を告げた。

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