洋食

登録日:2012/01/03(火) 17:46:31
更新日:2024/02/12 Mon 01:22:34
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洋食とは、日本料理の分野であり、日本国外にその源流を持つ料理の事である。

起源とその流れは二つ存在する。

一つは、明治の文明開化の際、イギリス人を相手に生まれた西洋料理の料理人たちが、その後に独立し、日本各地に広まって行ったもの。

もう一つは、日本海軍が、イギリス海軍の料理を参考にして発展し、それが一般庶民にも浸透していったというものである。

めしまずで有名なイギリスだが、日本人の魔改造技術により、皆、とても美味しいものに仕上がっている。

???「いやあ、グレートブリなんとかの料理は美味しかったですねえ」

これらの料理は、日本の伝統技術によって生まれた和食と区別され、いつしか洋食と呼称されるようになった。
というより、洋食に対して和食という言葉も出来たので、それ以前に和食と呼ばれるカテゴリは厳密には存在しなかったといえる。

そして現在、洋食は、元になった西洋にも存在しないようなものも多く存在する料理として人気を博している。
濃厚で油の強い傾向にある事から、子供向けの料理であると思われているが実は、恥ずかしながらに洋食大好きという大人も多いはずだ。


想像してみてほしい。

昭和や大正を思わせるレトロで小粋なレストランの扉を開けた時、漂ってくる香り…。
デミグラスソースだろうか?それともミートソース?
はたまた、ケチャップの焦げた香りか…。
そして、手渡されたメニューには、熱々なハンバーグやスパイシーなカレー、じっくり煮込んだビーフシチュー、甘酸っぱいオムライスなどの写真がずらり…。
どれにしようか迷う、そんな幸せなひと時を味わえるはずだ。
そして、迷った末に、シェフこだわりの洋食が、テーブルに運ばれた時の恍惚感と言ったら…。
あとは…実際に洋食屋で味わおう。


■主な洋食

ハンバーグ
ドイツのハンブルグのタルタルステーキが源流だが、今や日本人にも馴染み深い。
ひき肉を使ってやわらかジューシーに仕上ているので、子供からお年寄りまで楽しめる。

カレーライス
今や日本の国民食のスパイシーな憎いやつ。
イギリスから伝わったものだが、当のイギリスより食べる頻度は高い(イギリスでは米を滅多に炊かないから。イギリスでもカレーには米を合わせる)。
具材をじっくり煮込み、少し醤油を垂らして、一晩寝かせたら…。もうたまらない。
ビーフシチューやハヤシライス、更には肉じゃがなどにも派生した、海軍の味である。

豚カツ
フランス料理のカットレットが源流だが、もはや、和食とすら言っていいだろう。
ジューシーに揚げられたサクサクの衣に、肉汁ジュワリなお肉が、ああ、たまらない。
余談だが、目の粗い日本独自のパン粉はそのまま「panko」として海外で売られてたりする。

エビフライ
起源については諸説あるが、パン粉で海老を揚げてしまうという料理は、まず他の国では見られない。
いつのまにか名古屋名物になった。

◆ドリア
グラタンの下に飯を入れて焼いた料理。
イタリアのドリア一族のために横浜のコックが開発した。
耐熱容器に入れた飯に、ホワイトソースやベシャメルソース、ミートソースなどをかけて、チーズを乗せて焼くと…。
焦げたソースにとろけるチーズ、香ばしく焼けたご飯が…。ああ…。

ナポリタンスパゲティ
直接ケチャップで味付けして炒めたパスタというのは、本場イタリアにも存在しない。
ケチャップはケチらずたっぷりと使おう。
口の周りをベタベタにして食べるのが一番美味しいのです。

コロッケ
フランスの料理のクロケットが源流だが、クロケットはクリームコロッケに近いもので、ほくほくのじゃがいもコロッケは日本オリジナル。
ソースかケチャップをたっぷりかけてほおばろう。

オムライス
ケチャップライスを卵で包んでしまいました。
洋食屋のまかない料理が源流である。
甘酸っぱいケチャップライスをまろやかに包む卵…。
子供の頃に好物だった方々、実は今も大好きだという人、恥ずかしがらずに挙手


ハヤシライス
炒めた牛肉と玉ねぎをドミグラスソースや赤ワインに煮込んだソースをライスにかけたもの。
カレーと比較されることが多いものの、野菜や肉の旨味が凝縮されたソースの深いコクとライスの組み合わせはカレーに勝るとも劣らない。



追記、修正は、和食もいいけど洋食も大好きなあなたがお願いします

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最終更新:2024年02月12日 01:22