バンギラス

登録日 :2010/07/16(金) 00:53:07
更新日 : 2017/08/16 Wed 00:12:57
所要時間 :約 16 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに金銀から登場するポケモン


■データ


図鑑No.248
分類:よろいポケモン
英語名:Tyranitar
高さ:2.0m
重さ:202.0kg
タマゴグループ:怪獣
タイプ:いわ/あく

特性
『すなおこし』
場に出た時天候を砂嵐に変える。この砂嵐は上書きされるまで永続。
…だったが、第6世代から特性による天候変化も5ターンの間に限定された。

隠れ特性
『きんちょうかん』
相手のきのみの使用を封じる。


種族値
HP:100
攻撃:134
防御:110
特攻:95
特防:100
素早:61



■概要


ヨーギラスがレベル30でサナギラスに進化。サナギラスがレベル55でバンギラスに進化する。

緑色の鎧のように強硬な皮膚を持つ怪獣型のポケモン。身体のところどころに黒い穴が空いている。

非常に好戦的かつ、ふてぶてしい性格。
周りを全然気にせず、「あらゆる攻撃にもビクともしない」頑丈な身体に任せてガンガン闘いを挑んでいく。
片腕 だけで山を破壊し、地響きを立てるほどの非常識なパワーを秘めている。

住処を作るために 山を破壊し、川を埋め立てる など、行動するたび地図を書き換えないといけない
挙げ句の果てに、強敵を求め山から山へさすらう習性を持つため、非常に迷惑。

もはや歩く天災というべき存在である。

また進化前のヨーギラス時代でも、進化するためのエネルギーを蓄えるために 山一つ分の土を平らげる
サナギラス時代でも、 あちこち飛び跳ね山を崩す
おまけに体内に貯めたガスを思い切り噴射して吹っ飛ぶことも可能。

まさに地形破壊のエキスパート。

こんなにポンポン山壊しまくってポケモンの世界は大丈夫なのだろうか?

任天堂のお気に入りポケモンなのかハートゴールド・ソウルシルバーのCMではやたらとピックアップされたりしている。
更にはBW2ポケウッドでメカバンギラスとして登場したり、XYポケパルレにも紹介されていた。

名前の由来は恐らく、大器晩成の"晩"とアンギラスという怪獣をかけていると思われる。



[タイプ]
いわ/あく

[特性]
『すなおこし』

[種族値]
HP:100
攻撃:164
防御:150
特攻:95
特防:120
素早:71



■ゲームでのバンギラス


金銀で出現するのはジョウトカントー全てのバッジ入手後に入る事の出来る「シロガネやま」で出現するヨーギラスのみと入手はかなり終盤。
おまけにシロガネ山に出現するポケモンの大半のレベルは40以上だが、ヨーギラスだけ15~20。
またバンギラスまで進化するにはカイリューと同じくレベル55まで上げないといけないという非常に手間がかかるレアポケである。
進化する事でいわ/じめんタイプからいわ/あくタイプに変わる点に注意。

ちなみにリメイクであるHG・SSでは新たに追加されたサファリゾーンに出現し比較的早めに入手可能。
またファイアレッド・リーフグリーンの7の島にある七宝渓谷でも入手出来る。

ポケモンコロシアムでは、ダークポケモンの一体として登場し、シャドーのボスであるワルダックが所持している。
彼曰く、「 最強のダークポケモン 」。

トレーナーではFR・LGの強化版グリーンがサイドンの代わりに使用し、HG・SSでも強化版で使用する。

またプラチナでは強化版ヒョウタの切り札になっている。
このバンギラスはヒョウタの父であるトウガンボスゴドラよりも強いらしい。「じしん(ポケモン)」も覚えてないのに勝てるのだろうか?

BW2では強化後のチャレンジモードでギーマが使用。
たまに「きあいのハチマキ」で持ちこたえるので油断しないこと。


XYではYバージョンにのみ出現。対となるのはボスゴドラ
さらにメガシンカをボスゴドラともども習得した。
しかし肝心のメガストーンがXバージョンでしか入手出来ないというイケズな仕様(ボスコドラはY限定)。

しかし、ORASでは片方で両方手に入るようになった。


■対戦でのバンギラス


強力な能力値を持つ600族のうちの一匹。
圧倒的な攻撃力を持ちそれ以外の能力も非常に高い。しかし素早さだけは600族最鈍という典型的な重物理アタッカー。

金銀時代はメイン技の威力に恵まれず、当時猛威を奮っていたカビゴンハピナス対策に使われる格闘技でついでに狩られてしまうため、
入手難度の割にあまり奮わなかった。

ルビー・サファイアからは特性「すなおこし」を取得したものの当時はあまり砂パの需要は無く、
技の威力も半端なままのためやはりまだマイナー気味であった。

しかしダイヤモンド・パールからは「すなあらし」時に岩タイプの特防強化の効果等が追加され特性「すなおこし」の需要が増加。
更に技も「かみくだく」などの悪タイプ技が物理化し、岩技にも強力な「ストーンエッジ」が追加。
その攻撃力を存分に活かす事が可能になったため一気に活躍の場を増やす事になる。
というか第四世代後半ではトップメタと言われるまでに上り詰めた要注意ポケモン。

その特性から砂パの主軸となる存在。
特性「すながくれ」持ちやじめん・いわ・はがねタイプとの相性がとても良く、
特に同じ600族のガブリアスメタグロス等と組まれるともはや手がつけられない。

第五世代でも他の天候の強化や砂パに有効なポケモンが増えた事から相変わらずトップメタ級の活躍を見せる。
ドリュウズランドロス等と組まれた日には悪夢。

砂ダメージのおかげで「きあいのタスキ」にも強い。

また特性のおかげで自動的に自らの特防が1.5倍にされるため、実はあのハピナスに次ぐ圧倒的な特殊耐久を持ち弱点タイプ以外の特殊型のポケモンには滅法強い。

しかし弱点が多く、そのほとんどがメジャータイプばかりなのが最大の欠点。
特に格闘タイプ四倍 と非常に痛く、数字程の耐久力は発揮しにくい。
ダイパから格闘タイプがやや強化されているのもやや向かい風。
またBWから強力な虫や格闘が更に増えたのも痛い。

だが特殊攻撃については上記の通り半端な威力では弱点を突かれても余裕で耐える耐久を持つためゴリ押す事もある程度可能。
ただし「きあいだま」「はどうだん」には注意。

また進化レベルが55なためルールによっては使用に制限がかかる事がある(ただしHG・SSではフラットルールが追加されたためその欠点は解消されている)。

特性のおかげで相手の使うガブリアス等を強化してしまう可能性がある点も注意したい。

その弱点が多いタイプや低い素早さから場に居座り続けるのは難しいため「こだわりスカーフ」等を装備し有利な相手へ繰り出しながらの撃ち逃げで戦うのが主流。
狙い目はラティオスサンダーサンダース等の弱点を突かれにくいor突かれても致命傷にならない特殊型のポケモン。
交代が多くなるので弱点を補う受けポケはしっかりと用意したい。
特に格闘タイプに強く「すながくれ」も活かせるグライオンとは非常に相性が良い。ただし水タイプには注意。

その能力から砂パ以外でもPTでも投入する事も出来るが「すなあらし」で他のメンバーの邪魔にならないように注意しよう。

技は600族の中ではカイリュー並に豊富でメインウェポンである「ストーンエッジ」の他に
悪技の「かみくだく」や「しっぺがえし」
強力なサブウェポンである「じしん
四倍ピンポイント狙いの三色パンチ
役割破壊用の「だいもんじ」「ばかぢから」
低い素早さを補う「でんじは」
強力な積み技「りゅうのまい」(ただし最速にしても一回で115族までしか抜けない)
相手の守りを崩す「いやなおと」等一通り揃っている。

またその特性や耐久の高さ故意外と積む機会があるので「ロックカット」で130族を抜いて暴れるロックカット型も存在する。
使いようによっては無双可能なスペックを持つが努力値を素早さに回す分耐久に不安が出やすく若干人気は低め。
ただし対面から先手が取れると有利になれる相手が多いせいか同じ素早さ重視の型でもスカーフ型は人気が高い。

「おいうち」もその交換を強要しやすい能力値や役割的にとても有用だが、
プラチナやHG・SSでは「すなあらし」中に使うとバグが起こるため使うならダイパやバトレボ推奨。
BW以降ではちゃんと直っている。

何気に特攻もなかなか高く「あくのはどう」「10まんボルト」や「れいとうビーム」等の特殊技も揃っているので、特殊型が五世代環境ではメジャーになってきている。
というかドリュウズと組むと大抵特殊型。

ちなみに同じく特性「すなおこし」を持つポケモンにカバルドンギガイアスがいる。
この2種に比べると砂嵐による特防補正とアタッカーとしての爆発力・撃ち逃げ性能を両立できるのが利点と言える。

隠れ特性は「きんちょうかん」。
木の実を潰せるなかなか有用な特性だが、ある意味バンギラスの強さの全てを支える根底とも言える「すなおこし」を捨ててまで欲しい効果か?と言われると、
疑問符が付く。
砂パ以外でも採用の余地が出来たとはいえ、ぶっちゃけ実用性はかなり低め。


余談だが、伝説だらけのダブルバトル大会WCS2010では、一般ポケの中では最も使われた部類である。
鈍速ゆえの天候合戦・トリパへの強さや、ホウオウミュウツーに強く、シンオウの「りゅうせいぐん」を耐える点などが環境にマッチしていたからと思われる。

第6世代からは最大の天敵である格闘タイプがフェアリータイプファイアロー等に徹底的にメタられたうえに、
鋼タイプの悪耐性没収による悪技の一貫性の増加等の追い風が吹いた。
一応自身もそのフェアリータイプに弱点を突かれるが、
四倍ではないうえ格闘タイプと比べるとややパワーとタフネスに不安が残るポケモンが多いため格闘タイプ程の天敵ではない。

更にメガシンカも獲得。
攻撃は160を越え素早さも70族をギリギリ抜く数値に、自慢の特防も更に研きがかかる。
そして何より目を引くのが150という圧倒的な物理耐久。
これはあのカブリアスの地震をタイプ一致にも関わらずHP振りだけで低乱数に抑え込む物理耐久であり特殊だけでなく物理にもある程度対抗出来るようになった。

このような強化から第6世代でも猛威を震う。

…と思いきやこれ程まで強化されたにも関わらず以前までの世代と比べると大幅に使用率は落ち着いてしまった。

その理由の一つがそれまで永続だった天候特性の5ターン制限化。
もっともバンギラス自体は場に長く居座るポケモンではないため単体での運用ではそれほど影響は無いが、それでも他の砂パ要員と連携がやりにくくなったのは痛い。

そして何より様々な環境変化によりラティオスを筆頭とした御客様な特殊アタッカーが軒並み環境から姿を消した事が大きい。
元より『苦手な相手はとことん苦手だが得意な相手に対しては確実に仕事をする』というスタンスのポケモンだっただけに、
『得意な相手がいなくなる』というのは彼にとって死活問題である。
メガシンカも強力っちゃ強力なのだがタイプも特性も変わらず純粋な種族値の強化に留まるため他の強力なメガ枠の影に隠れがち…

しかしそれでも強力なポケモンには変わりなく、前作まで程の使用率は誇らなくともそれでもそれなりに使用者は多い。


■進化前 サナギラス


図鑑No.247
分類:だんがんポケモン
英語名:Tyranitar
高さ:1.2m
重さ:152.0kg
タイプ:いわ/じめん

[特性]
『だっぴ』
ターン終了時に30%の確率で状態異常が回復する。

隠れ特性
『だっぴ』
何と通常特性と同じである。
同じ600族の進化前で「だっぴ」持ちのハクリューには「ふしぎなうろこ」が追加されたのだが…。


種族値
HP:70
攻撃:84
防御:70
特攻:65
特防:70
素早:51


進化前。岩盤のような硬い殻で全身を覆った状態。内部では既に脚が形成されている。
サナギのような外見に反して気性が激しく、圧縮したガスを噴射して自由に飛び回る。
本体の強い力と鉄鋼にぶつかっても壊れない殻の頑丈さにより、山をも崩してしまう。

サナギ型の癖にそこいらの序盤の中間進化は元より下手したら最終進化形より強いような…。

進化後のバンギラスとはタイプと特性が異なるのが特徴。
地面タイプのため「じしん」の威力は進化後を上回り、「でんじは」「ボルトチェンジ」等も無効。
ドサイドンゴローニャとは「だっぴ」や「りゅうのまい」、「しんかのきせき」等で差別化したい。
物理アタッカーの天敵である「おにび」に強く、不安定ではあるが「ねむり」による全回復も狙える。
なお、最速で「りゅうのまい」を1度積んだ際の素早さはガブリアスと同等である。



バンギラス「某怪獣王とは一切関係はありません」

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