ドリュウズ

登録日:2011/01/18 Tue 16:56:52
更新日:2023/12/20 Wed 15:44:56
所要時間:約 7 分で読めます





鋼に進化したドリルは鉄板をつらぬく破壊力。トンネル工事で大活躍する。



出典:ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2、第26話『トモダチ……その名はN!』、
12年6月21日~14年3月27日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ドリュウズとはポケットモンスターシリーズでブラック・ホワイトから登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.530/イッシュ図鑑No.036
分類:ちていポケモン
英語名:Excadrill
身長:0.7m
体重:40.4kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:じめん/はがね

特性:すなかき(天気が砂嵐の時、すばやさが2倍になる)
  /すなのちから(天気が砂嵐の時、「いわ」「じめん」「はがね」タイプの技の威力が1.3倍になる)
隠れ特性:かたやぶり(相手の特性の効果を無視して技を出せる)

種族値
HP:110
攻撃:135
防御:60
特攻:50
特防:65
素早さ:88
合計:508

努力値:攻撃+2

■モグリュー


全国図鑑No.529/イッシュ図鑑No.035
分類:もぐらポケモン
英語名:Drilbur
身長:0.3m
体重:8.5kg

タイプ:じめん

■概要


ドシドシフォー!という鳴き声のモグリューがLv31になると進化
両手に加え、頭にもドリルが追加され、それぞれ一層ごついデザインになっている。

名前の由来は恐らく「土竜(もぐら)」を「どりゅう」としたのだろう。

その進化した鋼のドリルは鉄板をも貫く破壊力で、トンネル工事でも大活躍するほど。
巣穴は地下100メートルにも及ぶ迷路のようなものになっており、地下鉄のトンネルに穴を開けてしまうことも。

このイッシュ地方には辺りに電車が通っており、またそれによってカナワタウンなどの電車で行ける町があったりもする。
ドリュウズのおかげでイッシュ地方の地下鉄開通が出来たと言っても過言ではないだろう。



しかしこのドリュウズ、ドリルのポケモンだけあって俺たちのロマンかき立てられるポケモンである。
その両腕と頭の三つのドリルから放たれる「ドリルライナー」で敵に突貫工事をする様はまさにドリル…


ドリュウズマジドリル


だがメディアミックスにおいてはこの3つのドリルを蕾の様にまとめる姿が描かれ、若干シュールな絵面になる事も。顔も見えない為尚更シュール。またこのポケモン、BWではでかでかとしたグラでありながら0.7mと意外にもちっちゃく、同じもぐらのポケモン、ダグトリオとさほど変わらないのだ。この体長はコナンくんやクレオンしんちゃんに負ける。
こらそこ短小とかいうな。ちっちゃくても固いんだぞ。堅くて強くて痛いんだぞ。
この点を突っ込まれたからか、XYからは設定通りの小柄なグラフィックになった。


■ゲームでのドリュウズ


洞窟の中の砂ぼこりを調べると時々出現する。
この砂ぼこりではよくジュエルが出てくるのでジュエル集めのついでによく出る。
ただ、狙ってモグリューを出そうとすると普通エンカウントに捕まりまくるのでスプレーが欲しいところ。

ゲーム超序盤の地下水脈の穴でも手に入るのでパーティー導入もしやすい。
ただし砂ぼこりやタブンネの草むらなど初のエンカウントシステムによる出現なので中盤になってようやく捕まえるのが多いかも。

じめんタイプらしく攻撃が非常に高い。
耐久は低いがHPが高く耐性の多いはがねタイプが複合しているため、生半可な攻撃くらいは耐えてくれるのでそこまでの問題もない。

メインウェポンはお馴染み「じしん」や、PPが多く積み技にもなる「メタルクロー」。
サブウェポンひこうキラーになる「いわなだれ」「がんせきふうじ」等。
一撃必殺技の「つのドリル」も使用可能。
物理アタッカーとして豊富な技を覚えるので長いこと旅パで活躍してくれることだろう。

BW2では「アイアンヘッド」が教え技に追加。
素早さを強化する「すなかき」や「こだわりスカーフ」との併用でひるみも狙いやすい。
PWTではヤーコントウガン(強化後)、ダイゴがドリュウズを使用する。技構成はそれぞれ
ヤーコンが「ドリルライナー」「いわなだれ」「じごくぐるま」「つるぎのまい」
トウガンが「じしん」「いわなだれ」「じごくぐるま」「シザークロス」
ダイゴ「じしん」「いわなだれ」「シザークロス」「すなあらし」となっている。
あれ、アイアンヘッドは・・・?

ソード版のマックスレイドバトルではなんと「ハイドロポンプ」を覚えたモグリューが出現していたことも。
どうやらバグだったようで現在は修正されており、また使えた所で特攻の低さから実用性はさほどないが、運良く捕獲できた人は記念に持っておくといいかもしれない。


■対戦でのドリュウズ


特性がどちらも「すなあらし」用のため、砂パでの運用が基本。
バンギラスカバルドンなどとセットになることが多いだろう。その場合、相手に砂パであることがわかりやすくなるため気をつけてパーティー編成しよう。

まず種族値は防御、特防ともに紙。だがHPは高いので少しBかDに振るだけでかなりマシになる。やっぱ耐久にHPは重要。

ツボツボ「………」


「すなのちから」はまさにロマンの一言、これから放たれる攻撃はあのラムパルドに匹敵するんじゃない?てくらい火力が上がる。
ただ、そうするとすばやさがさほど高いといえないドリュウズゆえ、先手を取られてぬっ殺されるのがありうるため、
前もって誰かに砂嵐をしてもらい「こだわりスカーフ」ですばやさを補っての超火力ぶっぱがありか。すなかきに珠持たせりゃいいとか聞こえない。

「すなかき」の場合、砂嵐が来ればスカーフ巻きの速攻アタッカーなぞ置いてけぼりの超速アタッカーとなることが出来る。
そこから剣舞を積んで「じしん」を撃てばあっという間に全抜きも可能と恐ろしいまでの性能を誇る。
カバルドンあたり「ステルスロック」「ふきとばし」「あくび」を撒いて、でチクチク削ってお膳立てすればさらにベネ。
高HP&すなかきのお陰で耐久調整もしやすいのも嬉しい。

だが肝心のいわ技がまさかの「いわなだれ」止まりという。「すなかき」からひるみ狙いは美味しいが威力不足に思うのがしょっちゅうである。なしてエッジ覚えへん……
他にも「シザークロス」「つばめがえし」「シャドークロー」と少々火力不足であるので珠や剣舞の火力補強は是非とも欲しい。
またキングドラばりに天候依存の激しいポケモンであり、晴れだの雨だのになった瞬間中途半端な素早さのアタッカーと化す(かたやぶりならこの限りではないが)。
ニョロトノペリッパーとかマジ勘弁www
とはいえその高火力から放たれる一致技は例え等倍で受けられるポケモンでも安易な受け出しは厳禁と言えるほど高い。ドリュウズを受けに来たポケモンが交代際に致命傷を与えられたとなれば一気にサイクル崩壊してしまう事になるだろう。

また上の通り「じしん」以外の技は頼りないのでふゆう持ちや岩等倍な飛行は苦手(特に洗濯機ロトムグライオン)。
いっそのこと「つのドリル」で一か八かの大博打に賭けるのも……
※ふゆう持ちにはかたやぶりでどうにかなります。

隠れ特性は「かたやぶり」。
これにより、砂パでなくても気軽に採用できるようになった(もちろん、砂パでもかたやぶりの運用は可能)。
相手のがんじょうを無視して一撃で倒したり、一撃必殺技を当てることもできる他、ふゆう持ちに「じしん」を当てたりとなかなか優秀。

XYからは天候特性が軒並み弱体化したために、天候に頼りがちなドリュウズは大きく影響を受けることになってしまった。
だが、新タイプフェアリータイプに対してはがね技が抜群になったことや、
特性「かたやぶり」ならサザンガルドに「じしん」を一貫撃ち出来たりと今でも強さは健在である。

SMではフェアリーの増加ではがね技が前作より刺さりやすくなり、環境トップメタの一角ミミッキュには、隠れ特性で化けの皮を無視してアイアンヘッドで対処が可能という他のはがねタイプには無い強みを得て数を増やしている。
ただしミミッキュの方が素早い上、「おにび」で火力をそぎ落とされる場合があるため後出しする際には慎重に。
USMは教え技が解禁された。

剣盾にも引き続き登場。(持ち物や状況にも左右されるが)引き続きミミッキュキラーとして活躍できる。
また、本作は過去作準伝が使えない都合上かたやぶり+じめん技を食らわないでんきタイプがスピンロトムしかおらず、S88というのは剣盾環境では比較的早めかつスカーフを巻けばドラパルトや準速スカーフ100族まで抜けるという利点が注目されている。
新要素のダイマックスは「ダイスチル」「ダイアース」を使用し耐性を生かして一発耐えたり、自分で「ダイロック」を打ってすなかきを発動したりと相性も良い。
地面枠の定番だったランドロスガブリアスもいないことから使用者が激増、(HOME未解禁なので確定ではないが)あるサイトでの個人集計ではなんとシングルバトルシーズン1におけるマスター帯での使用率1位となっている。

総じてどの世代でも対策必須の強豪であり、相手パーティで見かけたら地面で一貫する選出は厳禁。
初代の先輩もそうだが、やはりモグラは強い。


■アニメでのドリュウズ


アイリスの手持ちとして登場。性別は♂。
進化前の野生のモグリューを幼少時のアイリスが生身でゲットし、幾たびのバトルを経て進化した。
何故ドラゴン使いが?と思った貴方、侮るなかれ、こいつは土なのだ。だったらせめてドラゴンダイブが欲しかっt(ry

だが当初は過去のトラウマのせいで、サトシリザードンよろしく言うことを聞かなかったため、彼女は出すのを渋っていた。
現在は和解している。

ペンドラーや、ラングレーツンベアーを撃退出来るなど実力は高い。

手がドリルなのではなく、両手を頭のトゲに上手く合わせることでドリルのような形になる。
そしてアニメ初見ではそのドリルモードで待機 → アイリスがピンチになったらどっこいしょ! → 終わったらまたドリルモード……などという流れで、
ロマンのような萌えのようなよく分からないモノを我々に見せつけた。

ライモンタウンのドンバトルでは、決勝戦でサトシのピカチュウと対戦し勝利。記念すべきトレーナー戦100勝を飾った。笑顔カワユス

ホドモエジムのヤーコン戦でも彼の切り札として登場。
サトシのツタージャを「つのドリル」で一撃必殺!後、ダンゴロが進化したガントルとパワー勝負を繰り広げた。


また、あるところではビクティニと白き英雄レシラム/黒き英雄ゼクロムにも♂と♀のモグリューが登場。





このドリルの部品、追加(追記)・改造(修正)頼んますっ

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最終更新:2023年12月20日 15:44