新しい血族

登録日:2010/12/12 Sun 01:09:04
更新日:2024/03/02 Sat 08:22:08
所要時間:約 8 分で読めます








「集え、『新しい血族』よ」



「新しい血族」とは、漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場する犯罪集団である。


●目次

【概要】

シックス」を当主とする犯罪者集団の一族で、悪意を定向進化させた新種の生物たち。
人間を遥かに超えた悪意と強靭な肉体を持っており、電子ドラッグの効果もほとんど受けない。
さらに一部の血族は悪意の定向進化の過程で特殊な能力も備えており、この能力で普通の人間には不可能な大規模テロを行う。

…というのは方便で、実際のところ本当に新種と言えるのはシックスただ一人で、「新しい血族」は突出して優れた才能故に他者や社会と隔たりがあるだけの人間たち。
シックスの悪意に魅了・洗脳され、自分たちはシックス同様に人間ではない悪意による新種だと思い込んでいる人間の集団に過ぎない。

シックス及び五本指の能力は五行+空気がモチーフとなっている。

アニメでは放送期間や尺の関係で登場しないまま終了。
やる事がエグすぎるのでアニメ化されても規制を喰らったかもしれない…。

【構成】

◆首領

新しい血族の当主。個別項目参照。
対応属性は「


  • XI(イレブン)
怪盗Xの正体で「シックス」のクローン。女の子。17歳。
怪盗Xが持っていた類い稀な観察能力を究極レベルまで強化された。
これにより人の記憶を読み、ネウロでも見抜けないほど精巧な変身を行える。
弥子の記憶を読みあの至郎田シェフにも変身した。
最後は弥子の記憶の中の怪盗Xの情報から怪盗Xとしての人格を取り戻し、「シックス」の心臓をもぎ取るが、「シックス」が躾と称して体内に仕込んだ爆弾を炸裂させられた上に、「シックス」の剣撃で袈裟斬りにされ、それらが致命傷となって死亡する。
少年時代の「シックス」に外見が似ている。
名前はVIを反転させたということ。つまりシックスのコピーという意味である。


◆五本指

新しい血族の幹部達であり、大規模テロのスペシャリストにして人類抹殺を遂行する為のシックスの尖兵。
それぞれ定向進化で獲得した超能力を有しており、それを利用した大規模なテロ行為を行う。
また、顔にその人物の力を象徴するかのような生物の紋様が浮かび上がることが特徴で、単行本のプロフィールでも本名と共にこの紋様にも名前が付けられている。
劇中では「人類の虐殺」と「ネウロ抹殺」を主任務として暗躍する。

DR(ディーアール)


見かけで人を判断するな―――!!

だからおまえらはッ…我々と比べて生物的に下等なんだ!!
地球に巣喰うダニ共がッ!!
ダニッ!!ダニがッ!!

誕生日 3月2日
年 齢 27歳
身 長 187cm
体 重 94kg
この世で最も尊い存在:「シックス」
その次に尊い存在:自分
好きな音楽:雅楽

五本指の小指を担当。
対応属性は「」で、水の扱いに長けた血族。
一目見ただけでありとあらゆる水の流れ・動きを理解できる能力を持つ。
試験中の強化細胞を右手に移植しており、龍の爪を模した形状に変化させて痛烈な破壊力を持つパンチを繰り出したり、水掻き状に変化させて氾濫状態かつ大小無数の瓦礫が混じる鉄砲水が流れる大型河川の中を自在に泳ぐことができる。

一人称は「私(わたくし)」
遥か昔に治水を専門とし、治水を利用して裏から数多の中国の王朝を操り富を搾り取ってきた集団を祖先に持つ。
黒人でトランペットを持っているがジャズが大嫌いな隅に置けない奴。雅楽好き。
他の血族たちが100人単位で殺すと言い出す中、10万の命をシックスに捧げると約束し、また葛西たちにも「シックスの隣に立つのは私」と宣言するほどの自信家。
一見礼儀正しく知的そうだが本性は下劣にして残忍。
知的で冷静そうな見た目とは裏腹に気性が荒く、他者に勝手に自分のことを決めつけられることを酷く毛嫌いしている。
己の才能と血族であることに異常なプライドを見せ、人間の存在を「ダニ」呼ばわりして虫けらとしか思っていない傲慢な差別意識の塊。

豪雨により貯水量が限界になったダムと並行する2つの河川の下流の堤防を爆弾で決壊させて都内の街1つを水没させ、数千人の人間を溺死させるという人類史上類を見ない大規模なテロを発生させた。
その中には目覚める前の「謎」も多く、テロで人命を奪うだけではなくネウロの「食糧」も奪うことに成功。
さらに両腕に移植した強化細胞を使ってネウロにダメージを与えるが、「謎」を奪ったことがネウロの逆鱗に触れてしまい、
堤防の決壊を防がれ、777ツ能力「激痛の翼(イビルトーチャラー)」や魔力を使った凄まじい拷問に遭わされる。

形勢不利と見て逃走しようと試みるも、あっさりと捕獲された挙句滅多打ちにされ、

私はダニと言えば逃がしてやる
わ、私はダn
川の音がうるさいな。聞こえん

精神まで完全に折られ濁流の中に沈められた。
その後葛西に投網で救出されるが、葛西曰く「脳に折れ目がついた(=心を折られ、ネウロへの復讐のことで頭が一杯になっていた)」ことから見限られており、葛西の手で焼き殺され、消し炭になった彼の遺体は葛西によって濁流の中に「一蹴」された。
シックス曰く、「血族か否かを決定する条件は、DNAではない。決して折れない脳の強さだ。脳に折れ目がついた時点で、もはや人間。私の仲間たる資格はない」とのこと。

そもそもシックスやジェニュインは彼の敗北を半ば前提として動いていた。
DR自身は惨めな末路を辿ってしまったものの、彼一人でネウロの魔力を消費させつつ食糧源である「謎」すらも多く奪い取ったという点で、結果として「血族の大勝利」となったのだった。

本名は「ダニエル・ルソー」(Daniel Rousseau)。
顔の紋様はドラゴン(西洋龍)の「Flood of Book」で顔面右上に浮かび上がる。


テラ


…ねぇネウロ
僕は美しくないものは嫌いだ キズのついた(アイコン)が大嫌いだ
だから…人間たちの苦しむ顔を見るのは嫌なんだ

吐きそうになる

誕生日 8月24日
年 齢 25歳
身 長 186cm
体 重 70kg
この世で最も美しい存在:「シックス」
その次に美しい存在:自分
簡単に見抜いた事:徳川埋蔵金が埋まっている場所

五本指の薬指を担当。
対応属性は「」で、土中を読む事に長けた血族で、大地のあらゆる事象を見抜くことができる。
脆い地盤から頑強な地盤、土地に眠る未発見の活断層から様々な資源に至るまで一目で見抜いてしまう。
「バカ」と評され抜けている所が多すぎるため侮られがちだが、後先考えないバカゆえに奇抜すぎる大胆な作戦を考え、バカゆえに後遺症など一切考慮せず顔以外の全身に強化細胞と武器を移植でき、バカゆえに一度決めた作戦を続行して戦略を進めることに微塵の迷いもない。
その本性は葛西からも一目置かれる程。
使用武器は特殊合金製の巨大ハンマー。細かく無数の刃に分割することができ、分割した刃を全身に突き刺して自らの身体をドリルに見立てて戦うことができる。
唯一の自慢である顔だけは生身であり、「この顔でシックスの築く新しい世界を見ること」を目標としている。

その昔アメリカ大陸の先住民達の文明を征服し、略奪と殺戮の果てに彼らの文明全てを埋めて破壊し尽くしたヨーロッパ人「征服者(コンキスタドール)」を先祖に持ち、かつてはその能力により不動産業で名をあげていた。
ただしその頃からもやり口は非常にえげつなく、所持者が土地を売り渡さない場合は脱法スレスレの脅しや恫喝行為で退去させ、土地に眠る資源を刈り取った後は用済みとゴルフ場開発から更地にする非道なやり口。
その手口はシックスが称賛するほどの無駄のなさと残忍さである。
【血族】として勧誘された際に、社員およびその親族・恋人・友人に至るまでの数百人単位の人間(当然全員始末されている))の顔の皮で出来た箱に魅入られ、以後は【血族】として活動している。

性格は典型的な目立ちたがり屋のナルシストで、他人から何度も身ぐるみを剥がされてもまったく気にしないポジティブメンタルの持ち主。
葛西曰く「バカ」
道行くDQN女に簡単に騙され身ぐるみを剥がされパンツ一枚になるくらいのバカ。
その行動や言動から憎めないコメディキャラを思わせるが、表社会で働いていた時の経歴から見てもわかる通り本性は残虐非道。
大地の価値も碌に見抜けない人間という種そのものを、血族となる前から「醜い」と侮蔑しきっており、
人間の苦しむ顔を見たくないと語るのも無力な人間を傷つける事に対する罪の意識などではなく単純に嫌悪と嘲笑によるもの。嫌いな虫が苦しみのたうち回る姿を気持ち悪いと思う事と同じである。

建設中の高層マンション2棟をハンマー代わりにして、地盤の亀裂を叩いて大規模な地盤崩壊を発生させるテロでネウロを呼び出し殺そうとするが、本性を現したがためにネウロの怒りを買い、また失言から弱点が露呈したため隠れていた笹塚とコンビを組んだネウロに敗れる。
最期は機密保持のために体内に仕込んだ爆弾で全身を爆破しようとするも、777ツ能力「透け透けの鎧(イビルサーフェイサー)」で顔だけをコーティングされ、自慢の顔が絶望に歪みながら死にゆくという自業自得の末路を遂げる。
この顔を回収した事から警察は【血族】に対してさらなる一歩を踏み込むことができた。

本名は「ペドロ・コルテサロ・トレス」(Pedro Cortezarro Torres)。
顔の紋様は蛇の「Quezalcoatl Conquistadores」で、顔の左上に浮かび上がる。

ヴァイジャヤ


…………十年早いとか言ってたけど

五千年早いんだよ。忍クン

誕生日 9月3日
年 齢 18歳
身 長 167cm
体 重 53kg
呪術士としての才能:生まれつき完全
呪うべきもの:力無き者全て
呪いで失敗した事:間違えて「誕生呪い」と書いて渡した葛西にどつかれた

五本指の中指を担当。
対応属性は「」で、植物の特性を把握する事に長けた血族。
薬物の扱いに秀でるだけでなく、葉のざわめきや木の根や枝の音を瞬時に聞き取り相手の居場所さえもたやすく見破ることが可能。
武器は手首のブレスレットに仕込んだ多数の猛毒入りカプセル。
毒のカプセル人間に直接打ち込み身体を溶かしたり、植物に薬品を打ち込んで多量の麻酔ガスを放出させ森1つを巨大なガス室に変える芸当もできる。
その力は街一つを毒殺可能と葛西に太鼓判を押されている。
さらに強化細胞を全身に移植しているうえに胃に強化細胞を活性化させる植物を寄生させており、木の枝を薬品で大樹に急成長させ、片手で遥か遠くの相手に正確に投げつけるといった規格外の身体能力を見せつけた。


祖先は薬や薬草を利用した5000年続くインドの呪術師であり、彼とその母親は末裔。
両親とともに日本で暮らしていたが、生まれつき薬草の知識に秀でた母は父親に家畜のように働かされ(母の功績はすべて父親のものとされていた)、
その上、母が過労死した際には「まあいい代わりはいる」と、自身が母のバックアップデータとして吐き捨てられたことから父親を憎み、執拗なまでに「力」を求めていた。
チンピラ時代の吾代の元舎弟で「チー坊」と呼ばれていた。
吾代からは悪態をつかれながらも面倒を見てもらっており、「力」のくだらなさを説かれるが、父親に搾取され続けるだけの人生を送って来た自身に届くことはなかった。
シックスと出会ったのはその頃(作中から約5年前、当時13歳前後)であり、ジェニュインから『よいこのあたらしいけつぞく』という血族に関する内容が描かれた絵本*1を読み聞かされ、シックスから「君や君の母親は特別な存在だが、父親は君たちの力目当てですり寄ってきた寄生生物」と吹き込まれ、自らの手で憎むべき父を、母から教わった劇薬(混ぜてはいけない組み合わせの薬草)で殺害。
以降はシックスと血族の「力」に魅入られ、【血族】として活動。

一時は吾代を瀕死の重傷に追い込み、ネウロ不在のヤコたちを絶体絶命にまで追い込むが、吾代の挑発にかかり所持していた猛毒のカプセルを傷口から体内に注入され、重傷から任務続行不可能と判断。
吾代の身体を張った決死の説得が通じたのか、機密保持の為に脳を破壊して自殺する。

強いって……疲れるね 忍クン

……今さら理解しやがって

回想シーンではジェニュインから直々に血族としての教育を受けており、
敗れた際に驚かれていることからも、彼女からは相当可愛がられていたことがわかる。
彼の最期の言葉は、吾代(ひいては読者)に対し「【血族】というのは本当に存在するのか」という疑問を植え付けた。

本名は「チャンドラ・アスカ・ルジュナワラ」(Chandra Aska Rjunawala)。
チー坊の由来は本名のチャンドラからだろう。
顔の紋様は彼岸花の「ARkadia ALkadia」で、顔の右下に浮かび上がる。


ジェニュイン


調教の覚悟はよくて脳噛ネウロ?

敗北(マゾ)の快楽を教えてあげる

誕生日 6月18日
年 齢 51歳
身 長 177cm
体 重 60kg
特技:煽動・調教・鞭検定1級
最終ご主人様:「シックス」
驚異的な若さの秘訣:無駄にエロい事

五本指の親指担当。
他の4人に指示を下す新しい血族の指揮官にしてリーダー格。
元は「ジェニファー・ユーイング」(Jenifer=Euing)という、ハリウッドからブロードウェイまで圧倒的な演技力で観客を熱狂させて来た世界的大女優であり、その頃から映画監督やスポンサーを屈服させていた。

捻り過ぎてパッと見わかりにくいが、対応属性は「空気」。
場の空気を支配して人心を自在に掌握する事に長けた血族。
群衆の心理と行動を思うままに支配して、数々の戦争を引き起こしては上から眺めて楽しんだ「魔女」と呼ばれる一族を祖先に持つ扇動の天才。
祖先のイメージとしてはジャンヌ・ダルクのような女性が描かれている。
その能力で死ぬまで自分に身を捧げる「ファン」を大量に抱えて私兵とするだけでなく、自らも強化細胞を移植した上で無数の刃を連結させた鋼鉄の鞭を武器とする。

性格は生粋のサディストであり典型的な女王様。加えてご主人様限定M。
他人を奴隷扱いしてこき使う残忍な悪女であるが、同時にプライドも非常に高く、そのプライドの高さは自分だけでなく下僕のファンにも何だかんだで働いていた。
またただの残忍な悪女というわけではなく、態度こそ高圧的で分かりにくいが母性や仲間意識は高め。
葛西には口うるさく【血族】としての意識を持つように説教したり、ヴァイジャヤには様々な教育を施し可愛がっていたことからも、割と面倒見の良いオカン気質だった模様。
使い捨ての下僕扱いしていたファンに対しても、実は「ファン」の名前を全員ちゃんと憶えている程度には愛着を持つなど、本質は誇り高い女傑である。
本人曰く「飼い主としての義務」

グリーンXでネウロを待ち構え、踏み込んだ警察を疑心暗鬼に陥れて同士討ちさせるも、ネウロに簡単にトリックを見破られ自ら姿を現す。
しかしある失言からうっかりネウロのS心に火を付けてしまい、魔力によって様々な自由を奪われ奴隷兼捕虜にされてしまう。
が、奴隷になって以後も、話した内容はネウロにとって既知の内容(=知られて当然な内容)ばかりであり、
核心に迫る質問をされると同時に自らの強靭なまでの「血族としてのプライド」を取り戻し、更に奪われた下僕からの信頼を自力でもぎ取ると、
それ以上余計なことを口走る前に下僕のアランを連れて、彼と共に自爆し果てた。

余計な情報を喋る前に、間違いなくネウロに一度屈服していたにも拘らず、己の精神力だけでシックスへの忠誠を貫き、最後は自爆する事で実質勝ち逃げした彼女の最期に対しては
ネウロも「【血族】の中で唯一、もっとも鮮やかな方法で我が輩に勝ったのだ」と称賛した。
なお最初はぶっちゃけケバいおばさんだったが、ネウロに敗北した後からなぜか急激に若返り、若々しい美女になった。

血族としての名は英語で「本物」を意味する「Genuine」と人間としての本名を掛けたものであり、本物の世界で唯一の観客(シックス)を満足させるという意味もある。

顔の紋様は魔女の「Trial Fog」で、顔の右側に浮かび上がる。


葛西善二郎


悪は頭の中にある

五本指の人差し指を担当。
最古参の【血族】であり脱獄含め前科1000犯を超える伝説的放火魔。
飄々とした態度で傍観し、血族としての名も名乗らない異端の血族。
対応属性は「
個別項目参照。



◆その他

  • リコ
Xを捕まえる事ができなかった罰として「シックス」に拷問用ノコギリで割腹自殺させられる。
しかもその理由の本質はシックスの「罰とかどうでもよくて単純に君がそのノコギリで死ぬところを見てみたい」という超個人的なものだった。
しかもそう言っておきながらシックスは葛西とネウロに対する興味を語っており、リコの方には一切視線を向けていなかった。

  • サーシャ
誕生日 6月12日
年 齢 23歳
身 長 168cm
体 重 53kg
好きな食べ物:イクラ
シューラとの関係:同姓同名の他人
いつか消したい奴:シューラ
好きなギャグ:シュール

【血族】の工作部隊の1人。ポニーテールに髪をまとめた北欧美女。
五本指によるテロの下準備が役目だが、シックスの護衛も務める。
笹塚のトラップにやられた後、強化細胞の見せ場無しで「シックス」に“間違えて”殺される。

  • シューラ
誕生日 6月12日
年 齢 23歳
身 長 168cm
体 重 53kg
好きな食べ物:イクラ
サーシャとの関係:同姓同名の他人
いつか消したい奴:サーシャ
好きな射撃法:掃射

【血族】の工作部隊の1人。ショートヘアの北欧美女。
葛西を警察から救出しようとするが、早坂の撃ったロケットランチャーの爆炎が命中して死亡する。
サーシャ、シューラ、共に本名は「アレクサンドラ・クズネツォワ」(Alexandra Kuznetsova)

  • アンドリュー・シクソン
誕生日 6月29日
年 齢 28歳
身 長 184cm
体 重 73kg
特技:記憶能力
メガネのフレーム:記憶合金
嫌いな食べ物:ミョウガ
最近増えたモノ:フケ

瞬間記憶能力をもつ【血族】の端くれの国際警察。
「シハシハ」という特徴的な笑い声を出す。
母語である英語にはきついスコットランド訛りがあるらしく、英語を喋っている時の台詞は東北弁で表現されている。
一方で日本語は非常に堪能で、極めて紳士的で礼儀正しい話し方で喋る(因みに笛吹によると5年前から日本語を勉強していたらしい)。
葛西が引く様な方法(曰くその最期の姿は、「生きているのが不思議・頭と内臓しか残っていない」状態との事らしい)で殺害され、頭皮は「シックス」が彼に変装する為の変装マスクとして利用され、残りは処分された。

  • 部下A
単行本14巻のおまけ、「シックス」の無理難題シリーズ①で登場。
上述したリコの拷問用ノコギリで一発ギャグを作れという無理難題に対し、ノコギリを腹に当てて「あなたの子供よ」というギャグを披露したが、お気に召さなかったのか処刑された模様。

  • 部下B
単行本16巻のおまけ、「シックス」の無理難題シリーズ②で名前だけ登場。
DRが惨殺したプールに浮かぶ三本(3人)の水死体を一本(1人)動かして正方形を作れという無理難題に対し、こちらは思わぬ発想で正解を作り出して見せた*2もののシックスの気紛れでなんとなく処刑された。ひでぇ。


◆協力者

【血族】ではないものの、シックスや五本指に協力した者達。

  • ジェニュインのファン達
その名の如く、ジェニュインのファン。
特製金属(シックスのテクノロジー)で重武装しており、鉄の処女(アイアンメイデン)の様に敵を串刺しにしたりなど、物量を活かした連携攻撃を行う。
ジェニュインに貢献すべく鍛え上げており、ジェニュインは「電子ドラッグ兵などよりもよほど強力」と信頼を置いていたが、守勢という戦い方がドSのネウロと相性が悪く、ほんの1分で蹴散らされ、後に全員警察に逮捕される。

  • アラン
ジェニュインの下僕であり、スキンヘッドの巨漢。
1万人の奴隷同士の殺し合いに勝利し、更にジェニュインが投与した大量の薬物によるドーピングによって車を軽々と投げ飛ばす程のパワーを得たが、その代償として作中でネウロ達の前に現れた際には既に肉体は強制的なドーピングの負担によってボロボロになっており、残りの寿命は1日となっている。
そこまでしてもネウロにあっさり返り討ちにされたことでジェニュインに見捨てられてしまい、逆に自分を気遣ってくれた弥子に協力し、グリーンXの自爆装置がセットされた場所へ案内する。
テラと同じく体内に機密保持用の爆弾が仕込まれており、ジェニュイン敗北後は彼女の下へ戻り、自爆して主人と心中、機密を守り切った。

「シックス」の信奉者にして【血族】側のスパイ。
詳細はリンク先参照。

  • 熊切 光彦(くまきり みつひこ)
警視総監。初登場時は怪盗Xが彼に成り済ましていた(殺されずに拘束されていただけだったため、生還して引き続き登場している)。
シックスの「友人」であり、彼に脅され【血族】に協力しており、自分の不正行為と共にシックスが犯した犯罪を揉み消していたが、笛吹に説得された事で改心。シックスを裏切り、全国指名手配する。
これによりシックスは国際指名手配が確定となり、ネウロ達はシックスに対し王手をかける事となった。
政界進出を目指す野心家だったが、シックスを裏切るのと同時にその夢も断念する事を決めた。


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最終更新:2024年03月02日 08:22

*1 全三部作で、単行本のおまけページによると、これ以外にも『あたらしいけつぞく ふたたびあらわる』、『あたらしいけつぞく みたびあらわる』という続編が存在する

*2 両足が90度広がる水死体同士の足をくっつけて正方形に見立てていた。