パルシェン

登録日 :2010/09/06(月) 23:01:17
更新日 : 2018/02/09 Fri 00:17:44
所要時間 :約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から存在するポケモン

■データ


全国図鑑No.91
分類:2まいがいポケモン
英語名:Cloyster
高さ:1.5m
重さ:132.5kg
タマゴグループ:水中3
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/こおり
特性:シェルアーマー(急所に当たらない)
  / スキルリンク(連続技が確実に5発出るようになる)
隠れ特性:ぼうじん(天候ダメージを受けない、粉系の技と特性「ほうし」を受けない)

HP:50
攻撃:95
防御: 180
特攻:85
特防:45(初代のみ85)
素早さ:70
合計:525

努力値:防御+2

シェルダーに「みずのいし」を使うと進化する。


■概要


大きな縦向きの二枚貝のような姿をしたポケモン。
分厚い殻には大量に突起が付いており、非常にトゲトゲしい。

見た目通りその殻の強度は大したもので、ダイヤモンドを遥かにしのぐ程で、ナパーム弾が直撃してもヒビすら入らない。
(ただし、ダイヤモンドが硬いというのはあくまで傷が付きにくいという話であり、ハンマーで叩けば割れてしまう。
また、ナパーム弾は延焼を目的とした焼夷弾であり、貫通力がほとんど無いのは内緒)

またその殻は防御だけでなく攻撃能力にも優れており、刺状の突起を飛ばしたり、刺から光線を発射したり等の多彩な攻撃手段を持つ。
普段は殻を閉じているが、攻撃をするときだけ殻を開くという。
しかし殻の中身はとても柔らかく弱点となっている。
殻を開閉させて水流を発生させ後ろ向きに水中を泳ぐ。
殻についている突起は、潮に流されないようにする為のもので、荒い海に住む個体ほどよく発達する。

殻の中に収まっている丸くて黒い物体はおそらくパルシェンの本体だろうが、その正体は謎らしい。
全国図鑑ではこいつの次にゴースが並んでいることから その正体はゴース ではないかと一部で囁かれている。

パルシェンが殻を破ったら、その姿はまんまゴースだろう。


因みに某変態新聞社はパルシェンの事を、
女性器に似ている 」「 頭の角はクリトリス 」「 大人の玩具 」「 子供に見せる物じゃない 」という内容で批判したコラム記事を書いた事がある。
当然ながらそれに対するバッシングは半端無くゲーフリもぶちギレたとか。


■ゲームでのパルシェン


進化前のシェルダーは「ふたごじま」に登場するほか、「すごいつりざお」を使う事により割と様々な水辺で手に入る。
トレーナーでは海パン野郎やビキニのお姉さん等が使用し、四天王カンナも使用する。

肝心の「みずのいし」については、初代ならタマムシデパートでいくらでも買えたので大した問題はなかった。
しかし、金銀以降はお店で売られていないことも多々あるので、世代によっては気軽に進化させづらい。


■対戦でのパルシェン


実は 世代が変わる毎の浮き沈みが物凄く激しいポケモン

その凄まじい強度は伊達ではなく、防御の種族値は初代トップの 180
さらにこれに攻撃・特攻が次ぐ。
一方でHPは50しかなく、特防は僅か 45総合的な特殊耐久はフーディンの物理耐久以下 である。
タイプ不一致の「10まんボルト」どころか弱点でもないのに役割破壊の「だいもんじ」で致命傷を負いかねないぐらい紙な特殊耐久である。
また、水氷複合は半減以下の耐性が同じ水・氷しかない為数値程の硬さは感じられない。

初代では貴重な「だいばくはつ」使いであり、壊れ技筆頭の「ふぶき」もあった為強ポケ……
と言いたいところだが、その水や氷の強豪がフリーザー・ラプラス・ルージュラ・スターミーと環境トップを牛耳るような輩ばかりであった為正直微妙だった。
一応当時の仕様で特殊耐久面も85・努力値は全能力に振れたのだが相手が悪すぎた。
なお、「からではさむ」で嫌がらせする戦法はパルシェンの専売特許だった。

そして第2世代。
ここに来て前述の通り まさかの特防-40
「ふぶき」も「からではさむ」も仕様変更・弱体化を喰らい 水タイプ最底辺の烙印を押されてしまった

……が、クリスタル版で「まきびし」を習得。
ライコウと組んだほえるコンボで脚光を浴び出し採用率が急上昇。フォレトスと違い炎に強い点も評価された。
地味にこの世代までは「リフレクター」も使えた為、物理相手にはめっぽう強い(ちなみにフォレトスはこの世代では「リフレクター」は覚えない)。
お気づきだろうか。そう。 第7世代現在も使われる「昆布」の元祖(の片割れ)は何を隠そうパルシェンなのである
ちなみに特防45と言っても当時の努力値の仕様上全振りすればそれなりの特殊耐久にはなった。

しかし第3世代。 努力値の仕様変更 。低すぎる特防45が遂に表面化してしまう。
おまけに「まきびし」はエアームドに取られ、両壁もフォレトスに取られて最早パルシェンの立場はなくなってしまった。
この世代での採用率はぶっちゃけ 無い と言っても過言ではない。

第4世代では大幅に新技追加。
特性・スキルリンクが追加されたのはこの世代からだが、対象技は当時威力たったの10の「つららばり」と威力20不一致の「とげキャノン」 のみ
HGSSで追加された「ロックブラスト」も当時は使いにくく、ぶっちゃけ特性を持て余していた。
高威力の弱点技が激増したのも痛すぎる。

そして、第5世代。最大の転機が訪れた。
なんと、 攻撃・特攻・素早さ同時に二段階アップ防御・特防ダウン の積み技「からをやぶる」を習得。
現在でも同特性持ちの中では最速であり、スカーフ持ちのラティら110族まで抜ける。

「つららばり」の威力が25まで上昇し、特性「スキルリンク」と合わせれば威力125の襷潰しの可能なメインウェポンとなった。
「ロックブラスト」の命中率も90と上昇したのも追い風。
他にも「ハイドロポンプ」習得と強化が施され注目される事に。

きあいのタスキ」を持たせて確実に1回殻を破ってから、強化された能力値で無双するという型が成立した。
先制技の「こおりのつぶて」も使えるので、氷4倍の相手をほぼ確実に葬り去れるのも嬉しい。

パルシェンにとって殻とは己の力を縛る枷に過ぎなかったようだ。
また、戦闘中の能力値は6段階まで上昇するので、 殻を破った状態からさらに2回殻を破ることもできる


最終的にゴースに進化するのだろうか。


……貝殻がアイデンティティであるはずのパルシェンが殻を破って強くなるのはツッコミどころ満載だが、
実際強力な戦術なので、黙って使うようにしよう。

シナリオではBW2アイリスオノノクス対策としてオススメの一体でもある。

ただし先制技や「すなあらし」に弱く、せっかく攻撃に耐えて殻破を積んでもあっさり落とされる可能性がある。
特殊耐久が紙という不安定な種族値も健在なので、相手をよく見て使わないと思ったような強さを発揮できない。

爆発力は高いが、それをうまく発揮できるかはトレーナーの力量次第といえる。


なお、タイプ一致で氷や水タイプの技が使えるだけあり、BW以前から強い相手にはとことん強かった。
具体的にはガブリアスグライオン等。

特にガブリアスに対しては「こだわりハチマキ」装備の「げきりん」を防御特化に「オボンのみ」込みで、
なんと 確定3発 まで耐えるので反撃の「れいとうビーム」「こおりのつぶて」で軽々倒す事が出来る。

交代からガブリアスを安定して狩ることが出来るのはこいつぐらいなので最大のアイデンティティと言える。
…対策として特殊技「りゅうせいぐん」などを搭載しているケースもあるため、過信は禁物。

一応、他のドラゴンも物理型なら狩ることが可能だが、ガブリアス以外は特殊型の可能性もあるので不用意に繰り出さないように。


「どくびし]」「まきびし」も覚えることができ「だいばくはつ」も使える為昆布パの始動役にも便利。
「こうそくスピン」も使える為相手の撒き技にも強い。
素早さも決して速くはないが堅物が多い地面や岩等を抜かしやすい70なのも地味なポイント。

覚える技的に6VS6のほうが活躍しやすい。


第6世代では特に本人の変化は無かった。
パルシェンの初期技にハイドロポンプが追加されたので「ハートのウロコ」さえあれば覚えるので育成面では楽になった。
しかし、特殊技の威力低下で「ハイドロポンプ」や「なみのり」が弱体化。
おまけにファイアローの蔓延による電気技・メガガルーラの流行による格闘技の需要上昇の影響をモロに受けた結果、この世代の採用率はやや下火に。


第7世代ではまたしても価値が上昇。
環境トップメタの一角ミミッキュ、対戦の仕様変更を味方につけたむらっけオニゴーリに強いと事だけあって以前より採用率が高くなった。
同じくトップメタのカプ・テテフの特性で展開される「サイコフィールド」の効果「先制技無効化」でパルシェンの弱点であった「先制攻撃技に弱い」が解消された。
代わりに自身も「こおりのつぶて」が使いにくくなったが……。

……という具合に、世代ごとの上がり下がりが非常に激しいポケモンだったりする。
最終的にハイリスク・ハイリターンなアタッカーとしての地位を得られたのは昔からのファンにとって喜ばしいことだろう。  

なお、物理技を活用する水タイプでは珍しく微妙に水物理技に恵まれない欠点があったりする。
第5世代で「シェルブレード」、第7世代(USM)で「アクアブレイク」を習得し改善の傾向にある。
それでも大体つららばり・ロックブラスト・礫・からをやぶるで完成してしまう為かあまり水技は重視されない傾向にある。


余談だが、レベルアップがミュウツー並に遅かったりする。


■ポケモン不思議なダンジョンでのパルシェン


赤・青の救助隊では登場ダンジョンも少なく地味な存在だった。

だが時・闇・空の探検隊では本編では微妙な特性「スキルリンク」のおかげで非常に危険な存在に。
というのもポケダンでの連続技は 1回1回の威力が普通の技と同じ程度 となっており、それをパルシェンは「スキルリンク」により確実に5発にしてしまうのだ。

敵としては奇跡の海やゼロ北に登場しその「スキルリンク」により強化された「とげキャノン」で狙撃してくる恐怖の二枚貝。
同じく狙撃技であり、追加効果で攻撃力の実数値を半分にする「オーロラビーム」も危険。
更に近づけば「いあつかん」「ちょうおんぱ」「まもる」でパルシェンのターン開始とヤバい…
…のだが、ゼロ北のパルシェンはかしこさ「みがまえる」「スキがない」を所持してしまっている故に火力がなく、
「とげキャノン」を1発でも外せばその時点で攻撃をやめてくれるので大幅に弱体化しているのはここだけの話。

まさに 本編で微妙なポケモンはポケダンで大活躍する という法則の代表格。

当然仲間にしても頼もしい。
シェルダー時のみ「てっぺき」「こおりのつぶて」「つららばり」等の強力技を覚える為育てるなら是非シェルダーから。

しかし通常のダンジョンでは強いがレベル1ダンジョンでは初期能力が異常に低く初期技もショボい為はっきり言って地雷だったりする。
フワライドよりも目立たないのはこの為だろうと思われる。


ポケットモンスターSPECIALでのパルシェン



「とどめだ。パルシェン」


なんとロケット弾ボス・サカキ様の手持ちとして登場。

サカキ様にとっては、あくまで専門外の氷水属性、手加減の状態で使う舐めプ同然の存在に過ぎない。
同じく専門外のスピアーは「別格」なので、パルシェンこそ一番扱いが軽いと言っても過言ではない。 *1 *2

にもかかわらず、第一章中盤では ブーバー二匹を一瞬で氷漬け にしたあげく、 そのまま砕いて殺害する という衝撃的な展開を披露。
この時は正体を隠しつつレッドと交流していたが、サンドで動きをとどめるだけにしてとどめを刺さなかったレッドに対して、
ブーバーの習性(知性が高くて執念深く、狙った相手を追い続ける)に詳しいサカキの 知識 と、
それらを一瞬で撃破するとんでもない 強さ 、そして何より敵とみなした相手をためらいなく殺せる底知れない 恐ろしさ を強調していた。

終盤、レッドとサカキが一騎討ちをした際にも先鋒で使用され、レッドのニョロボンを抜く手も見せずに氷漬けにして見せた。




追記・修正は殻を破ったパルシェンで3タテしてからお願いします。

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