パルシェン

登録日 :2010/09/06(月) 23:01:17
更新日 : 2017/09/16 Sat 00:38:18
所要時間 :約 8 分で読めます




ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン


図鑑No.91
分類:2まいがいポケモン
英語名:Cloyster
高さ:1.5m
重さ:132.5kg
タマゴグループ:水中3

タイプ:みず/こおり
特性:シェルアーマー(急所に当たらない)
  / スキルリンク(連続技が確実に5発出るようになる)
隠れ特性:ぼうじん(天候ダメージを受けない、粉系の技と特性「ほうし」を受けない)

HP:50
攻撃:95
防御: 180
特攻:85
特防:45(初代のみ85)
素早:70


シェルダーに「みずのいし」を使うと進化する。

大きな縦向きの二枚貝のような姿をしたポケモン。
分厚い殻には大量に突起が付いており、非常にトゲトゲしい。

見た目通りその殻の強度は大したもので、ダイヤモンドを遥かにしのぐ程で、ナパーム弾が直撃してもヒビすら入らない。
(ただし、ダイヤモンドが硬いというのはあくまで傷が付きにくいという話であり、ハンマーで叩けば割れてしまう。
また、ナパーム弾は延焼を目的とした焼夷弾であり、貫通力がほとんど無いのは内緒)

またその殻は防御だけでなく攻撃能力にも優れており、刺状の突起を飛ばしたり、刺から光線を発射したり等の多彩な攻撃手段を持つ。
普段は殻を閉じているが、攻撃をするときだけ殻を開くという。
しかし殻の中身はとても柔らかく弱点となっている。
殻を開閉させて水流を発生させ後ろ向きに水中を泳ぐ。
殻についている突起は、潮に流されないようにする為のもので、荒い海に住む個体ほどよく発達する。

殻の中に収まっている丸くて黒い物体はおそらくパルシェンの本体だろうが、その正体は謎らしい。
全国図鑑ではこいつの次にゴースが並んでいることから その正体はゴース ではないかと一部で囁かれている。

パルシェンが殻を破ったら、その姿はまんまゴースだろう。


因みに某変態新聞社はパルシェンの事を、
女性器に似ている 」「 頭の角はクリトリス 」「 大人の玩具 」「 子供に見せる物じゃない 」という内容で批判したコラム記事を書いた事がある。
当然ながらそれに対するバッシングは半端無くゲーフリもぶちギレたとか。


・ゲームでのパルシェン


進化前のシェルダーは「ふたごじま」に登場するほか、「すごいつりざお」を使う事により割と様々な水辺で手に入る。
トレーナーでは海パン野郎やビキニのお姉さん等が使用し、四天王カンナも使用する。

肝心の「みずのいし」については、初代ならタマムシデパートでいくらでも買えたので大した問題はなかった。
しかし、金銀以降はお店で売られていないことも多々あるので、世代によっては気軽に進化させづらい。


・対戦でのパルシェン


種族値は、防御180という圧倒的な耐久力を誇り、攻撃95に特攻85と攻撃面もそこそこ。

この硬さを活かしてエアームドのような物理受けとして活躍していた……と思いきや、

HPの種族値が50と低く、氷タイプゆえに弱点もメジャーなものが多いため、数字ほどインパクトのある物理耐久は発揮しにくい。
「じこさいせい」は覚えられず、回復技が「ねむる」だけなのも厳しい。

また防御の数値に反して特防は 45 と異常に低い。
総合的な特殊耐久はフーディンの物理耐久以下
タイプ不一致の「10まんボルト」どころか弱点でもないのに役割破壊の「だいもんじ」で致命傷を負いかねないぐらい紙な特殊耐久である。

そのアンバランスなタイプや種族値のおかげで、かつてはかなり扱い難い部類だった。
種族値合計こそ525と高いのだが振り分けの無駄の多さからそこまで高く感じない。
タイプ一致以外の攻撃技も乏しく単純にアタッカーとしても微妙なところだった。


転機が訪れたのはBWからである。
なんと、 攻撃・特攻・素早さ同時に二段階アップ防御・特防ダウン の積み技「からをやぶる」を習得。
現在でも同特性持ちの中では最速であり、スカーフ持ちのラティら110族まで抜ける。

「つららばり」の威力が上昇し、特性「スキルリンク」と合わせれば威力125の襷潰しの可能なメインウェポンとなった。
第4世代の遺伝技で、同じく連続技の「ロックブラスト」が覚えられるようになり、命中率も90と上昇したのも追い風。
他にも「ハイドロポンプ」習得と強化が施され注目される事に。

きあいのタスキ」を持たせて確実に1回殻を破ってから、強化された能力値で無双するという型が成立した。
先制技の「こおりのつぶて」も使えるので、氷4倍の相手をほぼ確実に葬り去れるのも嬉しい。

パルシェンにとって殻とは己の力を縛る枷に過ぎなかったようだ。
また、戦闘中の能力値は6段階まで上昇するので、 殻を破った状態からさらに2回殻を破ることもできる


最終的にゴースに進化するのだろうか。


……貝殻がアイデンティティであるはずのパルシェンが殻を破って強くなるのはツッコミどころ満載だが、
実際強力な戦術なので、黙って使うようにしよう。

シナリオではBW2アイリスオノノクス対策としてオススメの一体でもある。

ただし先制技や「すなあらし」に弱く、せっかく攻撃に耐えて殻破を積んでもあっさり落とされる可能性がある。
特殊耐久が紙という不安定な種族値も健在なので、相手をよく見て使わないと思ったような強さを発揮できない。

爆発力は高いが、それをうまく発揮できるかはトレーナーの力量次第といえる。


なお、タイプ一致で氷や水タイプの技が使えるだけあり、BW以前から強い相手にはとことん強かった。
具体的にはガブリアスグライオン等。

特にガブリアスに対しては「こだわりハチマキ」装備の「げきりん」を防御特化に「オボンのみ」込みで、
なんと 確定3発 まで耐えるので反撃の「れいとうビーム」「こおりのつぶて」で軽々倒す事が出来る。

交代からガブリアスを安定して狩ることが出来るのはこいつぐらいなので最大のアイデンティティと言える。
…対策として特殊技「りゅうせいぐん」などを搭載しているケースもあるため、過信は禁物。

一応、他のドラゴンも物理型なら狩ることが可能だが、ガブリアス以外は特殊型の可能性もあるので不用意に繰り出さないように。


どくびし」「まきびし」も覚えることができ「だいばくはつ」も使える為昆布パの始動役にも便利。
「こうそくスピン」も使える為相手の撒き技にも強い。
素早さも決して速くはないが堅物が多い地面や岩等を抜かしやすい70なのも地味なポイント。

覚える技的に6VS6のほうが活躍しやすい。


以下、世代ごとの変遷

  • 初代
一番防御力が高かったポケモン。
また、当時は特攻と特防の数値が「特殊」として統合され、パルシェンの特殊は85となっていたため、特殊耐久は今よりはマシだった(それでも低いが)。
しかし、その微妙な素早さや特殊耐久と火力からあまり人気は無く、ルージュラフリーザーという他の使いやすいこおりタイプの影に隠れがち。

  • 金銀
防御の数値をハガネールツボツボに抜かれ、特殊耐久も今の数値に下がり「ふぶき」も弱体化。
更に弱点を突かれる格闘タイプが増加したため、物理受けとしてもイマイチと悲惨な事に…

と、思いきやクリスタルで「まきびし」を習得し 始まった
まきびし、爆破、ガラに滅法強いとメタに左右されにくい強さを持ち、カビに次ぐ最メジャーキャラへと変貌した。

特性というシステムが登場し、パルシェンは急所を受けないシェルアーマーと高い物理防御には相性がいい。
しかし、「まきびし」使いの座をエアームドに奪われてしまい、努力値の仕様が大幅変更したのでたださえ問題だった特殊耐久がより浮彫になってしまう。
また金銀までは使えた「リフレクター」も使えなくなった事もあり、使用率が激減してしまった。

先制技「こおりのつぶて」、新たな設置技「どくびし」と有用な技をいくつか習得。
ダイパからは連続技を確実に5回当てられる新特性「スキルリンク」を獲得。
特徴的な強化であり、後に大きな恩恵をもたらすものとなった。
だが、この世代までは「つららばり」の威力が異常に低く、「ロックブラスト」も覚えなかったため「ハズレ特性」との烙印を押されていた。
「つららばり」が5回当たってもわずか50しかなく、ガブリアスの「みがわり」を破壊するのに役立つかもという程度。
「おうじゃのしるし」装備で怯み型も一応出来るが、ぶっちゃけトゲキッスでやったほうがいい。
また、格闘技では高威力と命中安定「インファイト」、高威力の技「ストーンエッジ」と物理耐久も押されやすくなってしまう。
リメイク版のプラチナでは教え技「ばかぢから」も痛い。

遺伝技で「ロックブラスト」を習得し、「スキルリンク」と合わせると威力125の岩技となり優秀。
とはいえ岩技は氷や水と範囲が被るのでもっぱらギャラドスや同族用となり、劇的な強化にはならなかった。
教え技で新たに「けたぐり」も追加され、バンギラスをはじめとしたメジャーポケモン狙いでついでに大ダメージ受けてしまう。

  • BW
前述通りの超強化で「スキルリンク」が有用になり、積みアタッカーとして名を馳せる。
また進化前のシェルダーだけだが物理技「シェルブレード」や特殊技「ハイドロポンプ」を習得。
特に後者は物理受けポケモンにも突破しやすくなったのが大きい。

一方で、大爆発の弱体化や第四世代以上に火力がインフレしたので耐久型の使用率が減少。

これといった強化点はない。
パルシェンの初期技にハイドロポンプ追加されたので「ハートのウロコ」さえあれば覚えるので育成面では楽になった。
しかし、特殊技の威力低下で「ハイドロポンプ」や「なみのり」が弱体化。

環境トップメタの一角ミミッキュ、対戦の仕様変更を味方につけたむらっけオニゴーリに強いと事だけあって以前より採用率が高くなった。
同じくトップメタのカプ・テテフの特性で展開される「サイコフィールド」の効果「先制技無効化」でパルシェンの弱点であった「先制攻撃技に弱い」が解消された。
また水/フェアリー複合対策の「どくづき」、物理型のZワザとして「ダイビング」を使うケースが見られるようになった。

パルシェンが今日の地位を確立したのは、やはり「からをやぶる」を得たBWである。
技・特性の相乗効果で期待株へとのし上がった。


……という具合に、世代ごとの上がり下がりが非常に激しいポケモンだったりする。
最終的にハイリスク・ハイリターンなアタッカーとしての地位を得られたのは昔からのファンにとって喜ばしいことだろう。  


余談だが、レベルアップがミュウツー並に遅かったりする。


・ポケモン不思議なダンジョンでのパルシェン


赤・青の救助隊では登場ダンジョンも少なく地味な存在だった。

だが時・闇・空の探検隊では本編では微妙な特性「スキルリンク」のおかげで非常に危険な存在に。
というのもポケダンでの連続技は 1回1回の威力が普通の技と同じ程度 となっており、それをパルシェンは「スキルリンク」により確実に5発にしてしまうのだ。

敵としては奇跡の海やゼロ北に登場しその「スキルリンク」により強化された「とげキャノン」で狙撃してくる恐怖の二枚貝。
同じく狙撃技であり、追加効果で攻撃力の実数値を半分にする「オーロラビーム」も危険。
更に近づけば「いあつかん」「ちょうおんぱ」「まもる」でパルシェンのターン開始とヤバい…
…のだが、ゼロ北のパルシェンはかしこさ「みがまえる」「スキがない」を所持してしまっている故に火力がなく、
「とげキャノン」を1発でも外せばその時点で攻撃をやめてくれるので大幅に弱体化しているのはここだけの話。

まさに 本編で微妙なポケモンはポケダンで大活躍する という法則の代表格。

当然仲間にしても頼もしい。
シェルダー時のみ「てっぺき」「こおりのつぶて」「つららばり」等の強力技を覚える為育てるなら是非シェルダーから。

しかし通常のダンジョンでは強いがレベル1ダンジョンでは初期能力が異常に低く初期技もショボい為はっきり言って地雷だったりする。
フワライドよりも目立たないのはこの為だろうと思われる。



追記・修正は殻を破ったパルシェンで3タテしてからお願いします。

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