レベル5(とある魔術の禁書目録)

登録日:2012/01/24(火) 22:35:32
更新日:2024/04/18 Thu 08:07:45
所要時間:約 7 分で読めます




とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』におけるカテゴリーの一種。

人口230万人の大半が学生である*1学園都市のなかでも、頂点に分類される能力者。
一人で軍隊と対等に戦える程の力があるとされている。
序列は戦闘能力や演算能力よりも、学園都市の研究機関への貢献度によって決まる。
よってその実力にはかなりのばらつきがある。



悪ィがこっから先は 『一方通行』だ

第 1 位 一方通行    
アクセラレータ

能力名:一方通行(アクセラレータ)


中性的な体格をした性別不明の少年?少女?で学園都市最強の能力者。
「触れた物質のベクトルを操る能力」を持ち、応用としてあらゆる攻撃の反射、身体能力強化、風力操作によるプラズマの生成、自転操作などをやってのける。

打ち止め(ラストオーダー)』救出の際に負った傷の後遺症により能力使用に時間制限が設けられるようになるも、最強の座は未だに揺るがない。
過去、暗部組織の一つ「グループ」に身を置いた経歴がある。

ロリコンだったりシャンプーが目に入って涙目になっちゃったりするけど最強の能力者だよ!
あと服のセンスはある意味レベル5。





俺の未元物質(ダークマター)に、その常識は通用しねえ

第 2 位 垣根帝督    
かきねていとく

能力名:未元物質(ダークマター)


学園都市の暗部組織「スクール」のリーダー。チンピラのような格好をした少年。実際チンピラだけどね!
とは言え圧倒的強者故に作中に出てきた暗部のモブ(少女をストレス発散のためサンドバッグ代わりにする等*2)などに比べればよほどマシで人情的と言える。

この世に゛存在しない゛物質を生み出す(引き出す)事が出来る不可思議な能力を持つ。
これにより背中に白い翼を生やしたりとかなりメルヘンチック。
一方通行と戦い、アレイスターとの直接交渉権を得ようと画策するも、一方通行の圧倒的実力の前に敗北した。

その後は脳を三分割されたり冷蔵庫にされたりバレーボールにされたりした挙げ句、カブトムシになった。な、何を言ってるのかわからねーと思うが(ry







無視すんなやゴラァァァァ!!


能力名: 超電磁砲(レールガン)

『禁書目録』の科学サイドのメインヒロインにして『超電磁砲』の主人公。
学園都市最強の電撃使い(エレクトロマスター)であり超電磁砲(レールガン)の異名を持つ、怖いもの知らずで型破りな女子中学生でお嬢様。
プライドは高く、自身の能力を無効化した男子高校生をつけ回して*3全力で決闘を挑んだり、(身内とはいえ)変態の後輩に対して軽く黒こげになるほどの電撃をかましたりしている。
…それでも、人格破綻者の巣窟のLEVEL5の中ではほぼ唯一『比較的』まともな人間である(真剣勝負のスタンスに顕著に現れる)。
ついでに言えば名前も大層だが唯一現実的。
ツンデレと言うよりスポーツ漫画のライバル的なスタンスで上条に恋心を持って接していると言った方が近い。
10億ボルト以上の電撃、光速の雷撃、ハッキング、磁力操作など極めて汎用性が高い能力を持ち、代名詞でもある必殺技の超電磁砲(レールガン)は絶大な威力を誇る。





ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね


能力名:原子崩し(メルトダウナー)


学園都市暗部組織「アイテム」のリーダーたる少…女…?

目的の為なら仲間すら平気で切り捨てる残忍な性格をしている。
その能力は、電子を波と粒子のどちらでもない曖昧な形に「固定」する事により「壁」を生じさせ、なんでも貫通ビームやなんでも防御バリアにできる。
まあだいたい全身からビームを撃てると思ってもらって差し支えない。
威力だけなら第三位を上回るとも言われるが、調整を失敗すると自身の体が吹き飛ぶ、小回りが利かないなどと弱点も多い。

能力を使わなくとも異常なまでの身体能力を誇り、大の男一人をサッカーボールのように蹴飛ばしたり、それに追い付き耳の中にドライバーを突っ込む、
心臓付近に銃弾を撃ち込まれても生存していたり…むしろ能力を使わない方が強くね?

レベル0の浜面に敗北したことから彼に執着しなんども殺しにかかるも、最終的には受け入れられ和解、以降はやや情に厚くなった。
ただしキレると狂暴な点はそのままで、むしろフリーダムさが増した感もある。
戦闘時に一般人に気を配ってる様子などもあまりなく、身内以外に対しての態度は相変わらず酷薄である。




操作しちゃうゾ☆

第 5 位 食蜂操祈    
しょくほうみさき

能力名:心理掌握(メンタルアウト)


瞳に星を輝かせ、長い金髪(金髪は自毛では無く染めているが、瞳に関しては先天的なもの)をたなびかせた少女。
精神感応系能力において最高の能力を持つと呼ばれる。
能力名や存在に関しては禁書目録において度々登場していたが、本格的な登場は超電磁砲から。

常盤台中学最大の派閥のリーダー。
なのだが、作中では「本当に中学生か?」と疑われることも。確かにおっぱ…抜群なプロポーションは中学生に見えない。

人の聖域を侵略すると言っても過言ではない凶悪な精神系能力にも特に忌避感はなく、倫理観や常識より自分のルールで行動するうえに陰湿な部分もある…と書けば性格が悪いように見えるが、実際は能力を行使した相手に一人一人面倒を見たり、辛酸を舐めてようやく手にした結末に涙したりと、レベル5としては比較的善良な性格。*4
少なくとも仲間意識は初期の麦野よりも遥かに気高く意識している。

能力を使用する際はリモコンを用いて一度に複数人を操り、本人らは操られていたことすら覚えていないなど、恐ろしい能力を持つ。
おまけに記憶の読心・念話・想いの消去・意志の増幅・思考再現・感情移植etc…と精神に関する事ならなんでもできる。
通称「精神の十得ナイフ」

…が、大覇星祭の選手宣誓において削板に全て出番を食われたり、競技の前に能力を使用する為の起点となるリモコンを没収されるなど、抜けた面を持つ。

直接戦闘においては、まず間違いなく7人の超能力者中最弱。
能力の性質(と、本人の身体能力)を鑑みると、物理的攻撃手段が「他の能力者を操って操作する」しかない。
また人間にしか能力が効かないため、ロボットや生物兵器にも相性が悪い。
他の超能力者はもうすこし汎用的な戦闘手段を持っていてどんな相手にもそれなりに戦えるのだが、食蜂は「精神操作が効けば完勝、効かなければ完敗」と両極端な戦績にならざるを得ない。

とはいえ、能力無しでの心理戦もかなりの強者。
また彼女自身のカリスマ性で築き上げた「派閥」は構成員の質、量、連携、忠誠心とどれをとっても一流の組織で、学園都市暗部組織相手に引けを取らない直接戦闘能力と、政財界の随所にコネ(というか親族)がある政治力を持ち合わせる。

記憶喪失前の上条と接点があり、今でも美琴と同じく上条に恋心を寄せている。プライドや性格で素直に好意を表に出せない美琴と違いストレートなアプローチをしているが、とある事件で負傷した上条に施した治療で『食蜂操祈に関する記憶のみ記憶の維持も更新も出来ない』という状態に上条はなってしまい、その回復を祈りながら一歩引いた地点で上条の事を見つめている。



・・・・・・

第 6 位 藍花悦    
あいはなえつ

能力名:詳細不明(???)


未だ謎に包まれている。

新訳12巻によると、自分ではとても解決できないことを抱えた人に学園都市第六位の名義を貸し与え、問題解決を促しているらしい。
そのためにモツ鍋さんこと横須賀を時給900円でこき使っている。
既に何十人もの人が藍花悦を名乗ったらしく、新約7巻では徒手空拳を使う藍花悦が登場し、新約12巻では消えた友人を探すためとある少年が藍花悦を名乗った。





このオレの中には怒濤の如く 煮えたぎる根性が満ち溢れているという事だーっ!!

第 7 位 削板軍覇    
そぎいたぐんは

能力名:解析不能(???)


旭日旗の柄のシャツに白ランを肩に羽織った少年。

何事も努力や根性で乗り越える熱血バカ。
正義感が強く、頼みごとは断れない性格で、レベル5の中ではまだまともな性格(一般的に見れば明らかな変人)。
良くも悪くもつくづく根性論の人なので、彼を目にした凡人は奮起することもあれば心折れることも。

「原石」と呼ばれる、学園都市の人工的な手段に頼らずに能力を発現させた人間の一人で、研究機関曰わく「世界最高の原石」
不明な点があまりにも多く、研究によって利益を生み出すことがないため、序列は最下位の第7位となっている。


銃で撃たれようがビクともしない異常な頑丈さに加え、
  • 「踏み込み→掴み→投げ飛ばし」の一連動作を音速の二倍で行える驚異的な身体能力
  • 原理不明の七色の煙が上がる爆発を起こす
  • 念動力(のような力)を発揮して遠距離の相手を吹き飛ばす
  • 電撃を素手で叩き落とす
など、戦闘力は相当なレベルだが謎はかなり多い。

「魔神のなりそこない」であるオッレルスによるとその正体は「説明のできない力」であるらしく、それを削板自身が理解できれば、自分にも勝てたかもしれない、としている。
とんでもないのびしろを持つキャラと言える。







総じて人格破綻者が多く(能力と「自分だけの現実(パーソナルリアリティ)」の都合上、「能力がすごい≒もれなく他人・現実とずれてる」ことにもなるので仕方ないといえば仕方ないが)、
学園都市の行事や研究について美琴以外は非協力的で、学園都市の研究機関などは度々手を焼いている。
また、何かしらの形で学園都市の暗部組織と関わりを持っている者が多い。

一方で一方通行が無効化能力者に敗北し、麦野が正真正銘の無能力者に敗北した二件を切っ掛けに精神的成長を遂げた結果、現在は学園都市にて起こる事件に我先へと解決に向かう存在*5へと昇華している。
つまり確認されている内六人全員が根っこは善人*6

また、同じレベル5の中でも戦闘能力の差はかなりある。それぞれの力量差について詳しく述べる。

1位と2位では新約で垣根帝督がパワーアップ、かつての一方通行を超えたように見える。
「消耗」の概念がなくなり、世界から未元物質を完全に消去しなければ殺すことが出来ない垣根に対し、一方通行は決定打を持たない。
また、一方通行はあくまで個人に過ぎないので、能力演算時に消耗するため、ジリ貧とならざるを得ない。
本編中で第四位と二人がかりで迎撃した際も、全く有効打を与えられない状況であった。
ただし一方通行には、「翼」や魔術など未知の要素が多く残されているため、状況次第では垣根を一撃で消し去ることもできるかもしれない。
まあ未知の要素が多いのは「未元物質」も同じなのだが。

この二人は別格であり、3位~5位との間には絶対的な壁がある(作者が美琴は1位、2位にはほぼ勝てないと明言した)。
ちなみにこの2人は、地の文で「全く違う方向性を極めた学園都市のトップランカー」とされている。
7位については作者公認の最強キャラであることもあり、上位二名に勝るとも劣らない力を持つのではという意見もある。だが確定はできない。


彼ら全員が人格破綻者なのは確かだが、現在では人物像が詳しく明言されてない藍花悦を覗けば、
真っ直ぐな美琴や削板、悪に食い潰される一般人を救うために悪となる一方通行、自身を受け入れてくれたことで改心した麦野、「とあるツンツン頭の少年」に感化された食蜂、ある少女のために尽くす垣根等六人全員が善性の象徴と言えるヒーローの性質を獲得している。

この他にレベル5に成長する可能性がある能力として、結標淡希の「座標移動(ムーブポイント)」と滝壺理后の「能力追跡(AIMストーカー)」が作中で挙げられている。
また、「心理掌握」の予備として蜜蟻愛愉の「心理穿孔(メンタルスティンガー)」がある。他にも、「出力などだけならレベル5級」という大能力者も何人か存在する。


ちなみに作者のメタ的な裏設定として、レベル5の条件の一つに「白井黒子よりも見た目とインパクトが派手で強いこと」というものがあったりする。






追記・修正は第六位の足取りを掴んでからお願いします。

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最終更新:2024年04月18日 08:07

*1 初期は230万人の学生がいる、とされていたことも

*2 後に一方通行に生きた肉袋にされている

*3 当時は無効化の範囲を知らないとは言え

*4 そもそも『倫理観や常識より自分のルールで行動する』と言うのは程度の差はあれど美琴も同じ

*5 作中では科学的に解明された「ヒーロー」と言う存在に当てはまる

*6 現状第二位は能力自体が意思を持った結果、未元物質を機能させて活動しているためレベル5に暫定しているが「未元物質を生み出した学生本人」と言えるかは疑問だが。