モーターヘッド/ゴティックメード(FSS)

登録日:2011/08/19 (金) 01:32:47
更新日:2024/02/20 Tue 19:51:53
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『モーターヘッド(英:Mortar Headd)』(以下MH)とは、永野護の漫画作品『ファイブスター物語』に登場する人型機動兵器(ロボット)である。

名前の意味は“Motor Head(原動機頭)”……ではなく“Mortar(迫撃砲)”と“Headd(神)”*1を組み合わせたもので、そのまま“迫撃神”とも和訳される。

物語の舞台であるジョーカー大陽星団に於ける、あらゆる戦闘兵器の頂点に立つ存在であり、その名前も動くだけで強烈なソニックブームや、局地的な地震すら発生させる威容から名付けられたものである。

他に「電気騎士」というなんともそのまんまな異名もある。割と要所で使われていたりする。実際動力は電力。

ジョーカーで古代に生み出された生物兵器の末裔である、常人の数十倍もの身体能力を有する騎士のみの駆れる戦闘兵器であり、ジョーカーでは“MHを駆る者こそが騎士”と呼ばれることから、MHの単位も“騎”である。


【概要】

全長は肩高までで平均15m程。
自重は100t以上。
動力は光をエネルギーに変換し天文学的な出力(一兆馬力以上)をもたらす外燃機関イレーザーエンジンを使用している。
装甲に使用されるネオキチンには自己修復機能があるので装甲の小規模の損傷なら回復してしまえるという、他兵器を圧倒するスペックを誇っている。

また、機械ながらも学習コンピューター(超高性能のAI?)の類が搭載されており、そのことでMH自身が意志を示す場面も見られる。
このことから、MHを“生物”と表現する人間も少なくなく、騎士と共にMHに乗り込み、戦闘以外の凡ての管制を行うファティマは、MHを“子供”と呼ぶ。(剣聖カイエン曰わく、ジョーカーが生んだ究極の生命体)。

MHの前身となったのは、AD世紀(先史文明)に存在していたマシンメサイア(MM)=機械の救世主の意。という、人型の超兵器である。
当初はマシンメサイアが進化してモーターヘッドになったとされていたが、紆余曲折を経てマシンメサイア>>モーターヘッドと云う感じに変更された。

具体的に言うと、戦闘能力や基本性能等は一部の騎体を除いては圧倒的にMMが優るが、兵器としての安定性やらはMHの方が洗練されていて完成度が高くなっているという感じである。
……この為、やや苦しいがMHがMMの発展型であるというのも嘘とは言えない。


以下にモーターヘッドの特徴を列挙する。

スピード

イレーザーの生む圧倒的な出力により、巨大兵器でありながら音速の壁を何枚も突破したスピードでの移動に加え四肢の稼働速度は亜光速での戦闘が可能。
この為、MH同士(騎士同士)でもなければ、まず攻撃は当たらないし当てられない。
挙げ句に、前述の様に巨大な物体がそんな高速で動く訳だから、動くだけで強烈なソニックブームが発生し、局地的な地震も発生する。
MHの戦う戦場では、MH以外の兵器はその副次的な効果だけで全滅必至である。
尚、最大稼働では光速移動(テレポート)も可能なのだが、流石にエネルギー消費が大きすぎるので、MH単体では殆ど使用されない。
ただし、戦術として母艦のエネルギーを利用して部隊を前線まで送り込むのにテレポートが利用されたりする。
因みに、MMの場合は戦闘時の移動も四肢の稼働も光速で可能と、文字通りにMHとも比較にならない破壊能力を誇っていた。

反応速度

ヘッドライナー(騎士)とファティマの反射神経と高速演算により数キロ離れた高速移動する対象すら必中。
また上記のスピードとこの反応速度を合わせて、ジョーカーの技術で作られた戦車が10台がかりで至近距離からのレーザー機関砲(1200発/分)を集中砲火しても全弾よけてしまう。

動作精度

綿密に詰め込まれたシステムで、超人類である騎士の動作を75%以上の割合で再現できる。
ヘッドライナーは光(レーザー)を見切り回避行動を取ることが可能で、更にその身体能力が生むパワーを受け止め、指一本の動きでも大気の渦を生んでコントロールして、空圧のカッターや衝撃波を放ったり出来る化物なのだが、MHはそれをリーチが7~8倍、体重は1000倍以上というサイズに拡大した状態で、そこそこ同じ動きが出来るのである。
リーチが延びる分だけパワーやスピードは増すので、MHの生み出す破壊力が天文学的な物になることが解ろうというもの。


攻撃能力

MH戦において射撃武器は上記の反応速度の通り無意味である(レーザー含め、撃った弾を見てから避けられる)為、主武装は等の近接武器となる。
但し、MH戦以外の掃討用に全身に対人・対物の実弾・光学兵器が無数に登載されている。

耐久

外装となるネオキチン*2は驚異的な頑健さを持ち、並大抵の兵器では有効打は与えられない。
MH同士でも、実は余程の性能差や騎士の能力差が無ければMHの完全破壊は難しかったりする。
また、基本フレームに鎧となる外装を纏ったような構造であるため、外装を破壊しても内部構造に届かなければ小破程度の損傷に留まり、戦闘続行が可能である。
急所である頭部~首元を狙える上段の剣をキメる事ができればさすがに一撃でKOできるが、上段は防がれやすいのでこれも難題である。

ただし、MHの可動速度で転倒した場合には自重により内部構造を損傷、大破する危険性が高くなるとのことで、手っ取り早く倒したいならその速度で押し倒すのが有効な手段だったりする。
……勿論、そんな状況に追い込むのも実力や性能が拮抗した相手では難しいのだが。


動力源:外燃機関イレーザーエンジン

「光」を燃料とするジョーカー太陽星団のエネルギーシステム。
大元は空間さえ歪める超破壊砲「バスター砲」で、この力を制御可能な範囲に収めようという技術追求の過程で生み出されたエンジン。
地球でいう小型モーターボート程度のシステム容積で一兆馬力以上という基本出力を発揮し、この莫大なエネルギーが上記の圧倒的な戦闘能力を生む。
星団暦のMHが搭載するイレーザーエンジンはMHが動き回って消費した熱や光を回収するシステムを持っており、普通に動く限りは無限。
だが戦闘などで消費が激しければ「航続距離」という問題が発生する。光を燃料とするため悪天候には弱いし、パワーとスピードを突き詰めた結果「全力戦闘5分でエネルギー切れ」というムチャなMHも生まれた。


フレーム

永野護デザインのメカニックには、しばしば“基本フレーム”という概念が登場するが、当然の様にMHも同様の構造が採用されている。
また、後には数種類の“基本フレーム”が存在していたことが明かされた。
MHの基本的な構造は、“竜骨*3”と呼ばれる、人間で言えば背骨に相当するメインフレームに心臓部であるイレーザーと、その動力を伝えるピストン、インナーフレームで構成されており、その上から鎧の様に外部装甲を纏う形となっている。
この為、中身は同一機構のフレームを持つMHであっても外部装甲を換えてしまうことで全く別の騎体に見せかけることも可能であり、ブーレイ傭兵騎士団の様に、複数の国家が表沙汰に出来ない理由により隠れ蓑として使用する場合や、単なる個人の趣味により、しばしば外装が取っ換え比っ換えされている。
設定的には後付けであるが、基本フレームの種類は以下の通り。


■ライオン・フレーム

星団歴初期の天才マイト ブラウニー・ライドが設計したフレームで、非常に汎用性が高い。
星団でも最も多くのMHシリーズで採用されている為、サイレンとA-トールの様な全く別機構のMHであっても共通の外装を纏うことが可能となる。


■チーター・フレーム

同じくブラウニー・ライドが設計した小型のフレームで、スピードや柔軟性には優れるが、汎用性には欠ける為に、装甲や装備が制限されてしまうというデメリットもある。
エンゲージシリーズや、K.A.N.等は同一フレームでも互換性が持てない。


■ティーガー・フレーム

“破烈の人形”にのみ用いられている特殊なフレームで、何と諸々の機構やら機密保持の為に可変機能を取り入れてあるという、他に類を見ないフレーム。
その機構のせいか、イレーザーを用いているにも関わらず極めてエネルギー消費が激しく、稼働時間が著しく短くなる(5分…)という弱点を持つ。
反面、その特徴を逆手にとった、超高出力を利用しての短期決戦を狙った特殊な装備が開発されている。


■ボーン・フレーム

バルミドラン・シャープスが、新開発したMHファントムの為に採算度外視で設計した全く新しいフレームで、基礎構造の時点で十二分な防御と重量を得られてしまうという、過去のMHの常識からは大きく外れた設計思想により生み出された。


■スミロ・フレーム

AD世紀の“MM”であるA.U.G.E.のフレーム。
基本構造の時点でMHとは別物であるので、同系統の技術のロボット(・・・・・)は現在の星団には存在せず、当然の様にあらゆるMHとの互換性も無し。
フレーム名からすると、一応はMHを生んだ技術のご先祖なのかも知れないが、便宜的にそう呼ばれているだけな可能性もある。


■スパイラル・フレーム

天照がL.E.D.ミラージュに採用したとされるフレームだが、恐らくは同一機構=両足にマウントされた小型イレーザー二基が同調して通常の倍以上の出力を生む“デュアル・ツイスター・システム”を採用した騎体=つまりは、ミラージュマシンに採用されているフレームだと思われる。
……が、ミラージュの場合はカテゴリー(シリーズ)によって小型化されたフレームだったり、可変機能を備えてたり、そもそも人型じゃないとか倍以上もデカいとか、色々と常識を無視した騎体もあるので、まともな形をした奴だけの話かもしれない。

存在意義

圧倒的戦闘力によって、基本的にMHはMHでしか撃破できない。ぶっちゃけフリーのMHが1騎いれば、敵国のMH以外の戦力は全て壊滅する。
この性質からMHは国家間戦争の主体であり、「戦場の全権代理人」とまで言われる。
MHのチャンバラが決着すれば戦争そのものが決着なため、大量破壊兵器で人民や土地・都市を破壊する必要もない。
残り少ない資源を奪い合う星団暦ジョーカーの戦争ニーズにも合致している。
MHは各国の象徴ともなるため旗機は当然、量産機に至るまでデザインが考慮され、芸術品とも呼べる外観となっている。
特に主人公(ラスボス)の天照帝が作るMHは、全身に国家予算並の黄金をコーティングしてたり、自ら発光する半透明装甲だったりとまあ異常。
……まあ、神様だし頭の中がぶっ飛んでいるのであろう(公式発言)。

欠陥

破格の性能で国家軍事の根幹になるMHだが、AD世紀から星団暦に移るにあたって重大なテクノロジーがごっそり失伝していた。
コンピューターである。動き回るにあたって必要なコンピューター計算補正がまるで足りなかったのだ。
結果、星団暦のMHはヘッドライナーと固定カップリングされたファティマ・ファティスの複座で運用せざるを得なくなり、稼働率が大きく落ちた。
AD世紀のマシンメサイアは騎士との肉体的直結でオペレートしていたらしいが、この辺の技術も失伝している。

尚、MHの性能差と云うものは絶対な戦力差ではない。移り変わる戦術論に応じた装備と、何よりも騎士とファティマの能力差が戦力を決める。
「MHは騎士の手足の延長」という剣聖ハイアラキの言葉が真実。
※ただし、L.E.D.ミラージュ、ヤクトミラージュ、K.O.G.等は別格で基本性能その物が比較にならず、上記のスペックを遥かに超える性能を持ちマシンメサイア以上。




追記・修正はジョーカー星団の技術を用いてお願い致します。

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そして、満を持してFSS連載が再開された2013年4月、モーターヘッドはジョーカー太陽星団から姿を消した。

……比喩的な意味ではない。「モーターヘッドなる機械は最初から存在しなかった」事になったのである。


               . -―- .      やったッ!! さすが永野!
             /       ヽ
          //         ',      おれたちにできない事を
            | { _____  |        平然とやってのけるッ!
        (⌒ヽ7´        ``ヒニ¨ヽ
        ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′     そこにシビれる!
        /´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {.  ヽ     _ _      あこがれるゥ!
         `r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ )  (  , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
         {(,| `'''7、,. 、 ⌒  |/ニY {              \
           ヾ|   ^'^ ′-、 ,ノr')リ  ,ゝ、ー`――-'- ∠,_  ノ
           |   「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙

    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐  ハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!  , -===- 、  }くー- ..._
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |.  { {ハ.  V'二'二ソ  ノ| |   `ヽ
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
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……という訳で、

『ゴティックメード(英:GOTHICMADE)』(以下、GTM)とは、2013年5月の『F.S.S.』の連載再開と共に、項目前半に記述していったMHと差し替えられる形で登場した、架空の戦闘兵器。SFロボット。
……なので、単位も変わらず“騎”で、人型なれど何処でも活動可能の万能兵器という立ち位置は変わらず。


2012年公開の映画『花の詩女 ゴティックメード』用にデザインされた新ロボット*4かと思いきや、実は映画自体が“実は、以前の丸投げした映画版とは違う『F.S.S.』の、作者自身の手による初の作者のイメージを表現した映像化”作品であり、聞き慣れない用語で登場した用語の凡てが、既に以前からの連載で使われていた用語の変換、更には改編された設定であると明かされる中で、数十年にも渡ってファンや他のメカデザイナーから憧憬の目で仰ぎ見られてきたMHのデザインを永野護はあっさりと捨て去ってしまったのだ……ということをも知らしめたのであった。
これが騒ぎになったというだけでも永野デザインの影響力のデカさが解ろうというものだが、これについて永野本人は『花の詩女』の10周年版パンフレットにおいて、MHの原型となった『重戦機エルガイム』のヘビーメタルを引き合いに出して
その後のアニメのロボット全部が、同じ構造になっちゃったのは複雑な心境。だって、同じ構造で人型を作っちゃうと、見た目をどういじろうが、結局は同じに見えちゃうからね」とコメントしており、
現在のサブカル業界における「人型のリアル系SFロボット=MH」という風潮をあまり好ましく思っていなかったらしいことが窺える。

因みに、物語的には上記の通り世界線の変更という、大胆極まる改編となり、此まで『F.S.S.』を通して読者が見聞きし、胸を熱くしてきたのはMHではなくGTMだった……ということになった。…いいね?

“ゴティックメード(覇者の贈り物)”という呼び名は、この超兵器の正式名称……ではあるものの、この呼び名は一種の象徴的な“通称”であり、この巨大ロボット兵器の正式な名称と分類は“パンツァー・カンプフ・ロボーター”である。*5

一応は、普通の人間もGTMを動かす(動いてもらう)ことは出来るが、下記の説明の通り、GTMのポテンシャルを引き出すことが出来るのは騎士のみであり、戦力差を決定するのは性能差ではなく騎士の能力であるという設定もMHから変わっていない。



【大綱】

前世界線のMM~MHの歴史を一纏めにしたような起源となり、GTMの誕生自体も星団歴より以前のAD世紀の“炎の女皇帝”の時代ということになった。(改めて説明すると、前設定ではAD世紀のMMが星団歴に入り色々とデチューンこそされたものの、兵器としては洗練されたのがMHである。)
この為、星団歴以前の、更に言えば誕生した当時からGTM自体の基本的な設計は変化しておらず、以前のMM→MHの様な、見た目も含む兵器としての劇的な変化は起きていない。
生まれた時から完全兵器なのである。

しかし、星団歴に入ってから、AD世紀以前のガス状のプラズマ人工生命体“シン・ファイア”によるコントロールが“AF(オートマチックフラワー=前世界線のファティマ・ファテイス)”による管制コントロールに置き換えられたとか、AD世紀に比べると騎士の能力が著しく低下した……等と、GTMではなく、周辺で様々な変化が起きたという設定となった。


動力源

GTMには、半永久機関“ハーモイド・システム”という、周囲から取り込んだ光や元素の凡てを電力変換することにより、理論上は無尽蔵の出力を得られる“ハーモディック・エンジン”が搭載されており、前世界線の“イレーザー”と同じく、宇宙戦艦等にも広く搭載されているのだが、特にGTMに搭載されている物は遥かに高出力となっており、馬力換算で“京”を越えるという、トンでも設定となった。
……まぁ、設定がそうだからといって基本的な描写はMHからそう変化した訳ではないので、ツッコミたくなるだろうけども、一先ずは落ち着こう。
また、新設定では“ハーモイド・システム”の生む分子変換エネルギーを中性子レベルまで圧縮して放出するのが“バスター・ランチャー”であると説明されている。


駆動システム

GTMの全高は25m~30m未満程で、MHの場合は肩高(・・)が15mだったので、約1.5~2倍弱位まで大きくなっているイメージか。
特徴的な要素が多いとはいえ、完全に人型だったMHに対して、GTMは一応は人型に纏められてる……という程度に異質なフォルムへと変化している。
具体的には、超細くて小さい同体に歪に捩曲がって大きな四肢が付いてて首も長くて頭が小さい。……といった感じである。
このフォルムからも解るように、リアルな人間の(関節の)動きをロボットのデザインの中に落とし込む形でイメージされていたMHと違い、GTMの場合は取り敢えずは人間に近い動きを“再現”しているという程度で、実際の駆動の理屈は下記の様に全く別物へと変化している。
その為の、歪に捩れた手足であり、肩の存在しない腕である。

此れは、MHの頃からイメージされていた超高速戦闘をするロボットを、作者が更に突き詰めて考察した際に、MHを含む従来のロボットが“高速で可動する関節をどうやって止めるのかという観点が無かった”ことに気付いてしまったことから生まれており、それが、従来の“エンジンからの動力をギアやらピストンシリンダーやらクランクを利用して伝達して末端を動かす”という、既存の工業機械的な考えに起因するデザインからかけ離れた“関節その物が駆動装置である”とする、GTMの異質なデザインとして結実した。

GTMの関節部は電磁的に繋がった2つの同心円弧状のパーツの組み合わせで出来ており、中心部に軸(シャフト)が通っている訳でも無い為に、このパーツ同士のスライド(・・・・)やねじれによって、必要な関節の動きを再現する。
これを“ツインスイング(電磁スイング関節)・オートドライブ・システム”といい、パーツが直付けされたりパーツを挟んで組み合わされてる訳では無く、必要な距離を保って近接させられているに過ぎない。
動力を伝えるのは構造自体であり、同時に構造が負荷や衝撃を緩和するダンパーやら冷却機構の効果も兼ねている……ということらしい。
ただし、手のみは複雑で繊細な動きをする為にか例外的に内部構造が存在しており、この為にGTMの手は他のパーツに比べて大きくなっている。

こうした事情もあり、MHにはあった人間みたいな骨格と筋肉が、GTMでは背骨と直に付いた長い手足という感じに簡略化された訳である。
……が、それでも前述の通り“京”馬力にも及ぶエンジンパワーにより光速度の99.9999…にも達する手足の振りや騎体自体のスピードの負荷は大きく、堅牢なGTMの装甲のなかでも、特に頑健な関節部であっても稼働に掛かる負荷だけで赤熱化してしまう程とのこと。
……エンジン出力に続いておかしな数値が出てきたが、貴方の目がおかしくなった訳ではなくGTMは殆ど光の速さ(・・・・・・)で動く設定である。
この為、GTMはフル稼働時には同じスピードで動くGTMでも無ければ動きを捉えるのは難しく、騎士の目で無ければ瞬間移動してるも同然という有り様である。

上記の、何となく解るような解らんような関節の構造の説明については、スタイリッシュな鋼鉄ジーグみたいなもんと紹介してる所もあるが、(関節のくっ付き方の)理屈だけなら間違っていない。
前世界線のMHの音速でさえも何桁違いに遅く四肢の稼働は亜光速レベルというもので大概だったのに、いきなりステージが跳ね上がったような印象だが、MMは光速で動いてたので、両方の設定を纏めたGTMが騎体の移動から四肢の稼働速度まで(亜)光速稼働になったのは、作者的には当然の帰結だったのだろう。読者はツッコミたくなるが、表現力のあるネジの外れた頭もったやつのことを天才と言うのだろう。


フレーム

そんな訳で、MHでは文字通りの骨格を意味していたフレームが、GTMでは二対一組の竜骨(背骨)の部分のみを指すものであり、そのものとなった。
より具体的に言うと背骨と脊椎が一組となったものがGTMのフレームで、これを中心に手足や頭やエンジンやコントロールシステムのパーツが組まれる……という、MHに比べると単純な構造となっている。
以下に、現在の星団に名前が残るGTMフレームの解説。

■アウトメタ型

“炎の女皇帝”自らが開発したとされる、あらゆるGTM設計の始祖。
GTMの基本仕様は、この時点で完成していたと思われる。
アウトメタ型に属する、本物の超帝國のGTMと関連技術は“炎の女皇帝”が消えたのと共に星団から忽然と消え去っているので現在では実態は不明(後述のGTMが再現出来ているかも謎。)であるが、超帝國の残党でもある“システム・カリギュラ”の所有するソルダードOは、アウトメタ型に近い設計であるとの噂がある。


■スミロ・フレーム

AD世紀末期にキルス・レミントン伯爵が制作。
“炎の女皇帝”と超帝國に所属していたGTMが消えてしまった後に、現在の星団の礎となった複数の大国と、そこに属する科学者達によってGTMの再現が目指される中で誕生。
こうして、再生産されたGTMは星団中に普及したが、現在ではこの頃の設計は“システム・カリギュラ”と天照家が所有するモルフォ型に残るのみ。


■パンター・フレーム

“システム・カリギュラ”のユーゴ・マウザー教授がキルス・レミントン伯爵と共同で開発した後に星団に残していったフレームで、現在でもGTMの8割はこのフレームのバリエーションであると言われる程の影響力を残す。(初の大量生産可能な統一規格の様な物か?)


■ティーガー・フレーム

“システム・カリギュラ”のストーイ・ワーナー博士の設計した特殊フレーム。
彼女の開発した、変形機構を持つGTMゲートシオンMk2、ゲートシオンMk3(破烈の人形)、Mk4等に採用されている。


■ライオン・フレーム

星団歴初頭にブラウニー・ライド博士が制作したフレームで、純粋な意味で初めて星団歴で誕生したGTMフレーム。
星団歴の騎士用の設計となっており、それ故に以降の星団歴で誕生したGTMは、ブラウニー・ライドの設計の影響下にあると言われる程。


■ライオン・デトニクス・フレーム

GTMダッカス・ザ・ブラックナイトと兄弟騎のオスカードにのみ採用されている特殊なフレームで、ライオン・フレームをやや縮めてピーキーな設定とした物。


■レオパルド・フレーム

ブラウニー家より派生した、デルタ・ベルン星はヘンシェル家のフラム・アトワイトが開発。
基本的にはライオン・フレームなのだが、出力系が異なっている。
アトワイト家も後にデルタ・ベルン全域を統合した天照家に編入された関係からか、現在のミラージュGTMの基本フレームとなっている。


■チータ・フレーム

マール・クルップ博士とルミラン・クロスビン博士が開発した、小型だが骨太の竜骨を持つフレームで、コーラス王朝のハイレオン、コーネラ帝国のSBB-1等、比較的に新しい世代のGTMに採用されている。


■プーマ・フレーム

バルミドラン・シャープス博士が設計したドージョージ型の先行試作騎である、GTMラミアスのフレーム。
ライオン・フレームをチータ・フレーム並に圧縮した設計で、当初は開発国であるフィルモア帝国でも“強チータ・フレーム”と呼んでいたのだが、後に新設計のフレームであると認められたことで、この名前が与えられた。
基礎設計の段階で、非常に堅牢且つ骨太なのが特徴。


■ティティン・フレーム

詳細不明。
天照が開発を進める、二基のエンジンを同調させることにより、更に常識外れの出力を得る目的で組まれた特殊なフレーム。
出力は1000京以上で、最早測定不能(∞)。
ストーイ・ワーナー博士もA.K.D.入りしていることから、ティーガー・フレームと合体した変形機構を持つフレームなんてのも開発されたとか何とか。


装甲

GTMの装甲はヘリオス結晶装甲により作られており、この素材は非常に硬く弾性があり、おまけに自己再生能力まであるという。(糞硬いゴムのようなものか?)
結晶生成で製造され、多重圧力を掛けられたその“種”が、求められた形へと結晶化することで装甲が形作られており、組み合わせでは無いことからパーツ間の狂いや歪みも殆ど生じない。
この理屈はチタンの結晶生成からの思い付きであるという。
堅牢さと、ある程度の自己再生能力を持つという設定は前設定のネオキチンからの設定であるが、更に前設定の後付けで登場した半透明装甲の特性も統合されている。
これによって、GTMは基本的に半透明の装甲を持ち、一部の騎体に至っては電磁気信号によって、カラーリングすらが変化する。


ガット・ブロウ(Gutt Blow)

GTMと騎士の基本装備であり、前設定の実剣(スパイド)と光剣(スパッド)の設定を纏めて、双方に代わるものとして登場した。
正式名称は“エレクトリック・マグニフィケート・カーソル・ガット・ブロウ”で和訳で“電磁剣”と呼ばれている。
ガット・ブロウは、ミクロ単位の極薄のヘリオス超鋼を電磁波によって分子レベルで何万層にも渡って重ねて重ねて“鍛えて”作られており、この技術は、工場で大量生産出来るようなものではなく、刀身専門のスライダー=刀鍛冶が鍛え上げて作る物となっている。(電磁ハンマーでやるらしい。)
それ故に、SFな世界のジョーカー大陽星団にも名人たる“刀匠”が存在しており、イズモ・アストロシティの主である錫華御前や、自身が強天位騎士でもあるアビエン・疋棟斎等の鍛え上げた“剣”が有名で、劇中でも言及されている。
因みに、ガット・ブロウには普通の刀剣の様な“刃”は付いておらず、実は、それだけでは対象を“斬る”ことは出来ないし、触っただけでは怪我もしない。
しかし、この剣は持ち主の任意で刀身から強烈な電磁波を発生させることが可能で、その電解エネルギーで対象を破壊したり、切断したり、突き刺すことが可能になるのである。
非常に重く、騎士用でも軽く10kgを越えるので騎士でも忍者の如く背中に背負って持つのが普通である。
実体剣でもあるため、騎士団毎にデザインが違ったりと儀礼にも用いられる。
刃は付いていないので鞘も無く剥き身で持ち歩かれており、つまりは、固有のデザインその物が騎士団や騎士が所属を“名乗って”いるも同じことだったりする。
前設定のスパッドは騎士の証明として、基本的に騎士のみが持てる装備であったが、ガット・ブロウは一般人でも(扱いは出来ないだろうが)買えるらしく、上記の理由から熱心なコレクターも存在しているらしい。



【各国の主なMH/GTM】

以下に、劇中にて頻繁に言及される代表的なMHと、世界線改編後のGTMの名称を()内にセットで列記。
一緒に紹介する主な理由は、設定改編後の“読者の迷い”の解消である。


■A.K.D

  • 永遠の騎士シリーズ/モルフォシリーズ
the K.O.G.(D型デスティニーブリンガー/帝騎マグナパレス)、ナイト・オブ・クローム“ザ・シュペルター”(デムザンバラ)、オージェ・アルスキュル(モルフォ・レス・トリバネル)等いわゆるチート(主役級)機。
※扱いは全てK.O.G.。
天照自身の専用機の他、大事な友人や娘の為に制作した機体で、ミラージュマシンのオリジナルや発展型に相当。(前設定)
出力は3兆馬力~無限大に至る化け物揃い。

新設定では、カイエンの搭乗騎であった剣聖騎デムザンバラは、厳密にはミラージュGTMではなく、天照家のスーパーGTMとして、ミラージュGTMより古い設計の騎体となり、天照の帝騎マグナパレスのみがミラージュGTMという扱い。
マグナパレスの出力は1000京~∞


  • ミラージュ・マシン/ミラージュGTM
天照の私設騎士団であるミラージュ騎士団の使用するMH。
高性能だが、天照の思いつきで変な武器を持たされたりする。
最強MHのL.E.D.ミラージュ(B型ツァラトウストラ・アプターブリンガー)は物語の象徴とも呼ぶべき騎体。スーパーロボット。
他、全長40mを超える化け物MHザ・ヤクト・ミラージュ(J型駆逐戦闘兵器イェンホウ&リョクタイ)や、クロスミラージュ(G型グリット・ブリンガー)、テロルミラージュ(H型ハイファ・ブリンガー)、エルガイムMk2もどきのスピードミラージュ(S型スピード・ミラージュ/ティーガー・フレーム GTM)……等が存在。
出力は3兆馬力を超える。

新設定では、前設定の最終版から型番を引き継ぎつつ、細かく変更。
詳細はミラージュ・マシン/ミラージュGTMのリニューアル後の項目でも気長に待って後で参照。


  • ブラッド・テンプル/ブランデンB
A.K.D.の主力MH。
テンプルシリーズ(ブランデンシリーズ)の一つ。
宮廷騎士団ゴッズナイトが使用。
※○○・テンプルと名前の付くMHは全て金剛大王(ダイヤモンド・ニュートラル)の設計したテンプルシリーズと呼ばれる騎体であり、各国で使われている。

新設定ではブランデンB。


【星団三大MH/GTM】

※三大国家の使用する一流MHの代名詞にして、理想型。
新設定でも三大GTMとして登場するが、クバルカン法国の三大GTMは皇帝騎“破烈の人形”ではなく、量産騎のルッセンフリードとなっている。


■フィルモア帝国


  • サイレン/ホルダ31 ユーレイ
最強国家の重MH。
血の宮廷騎士団と呼ばれるノイエシルチスのみに与えられる。
用途により装甲や調整が異なる。

新設定では、ユーレイという名称となり*6、他にもフィルモアGTMは魔物や死霊の名前が付いている。
特に、ユーレイは名前の通り女幽霊が泣き叫ぶ様な音を発し、GTMの音の異様さの象徴として劇中でもネタにされている。
Vサイレン・ネプチューンはメロウラ、プロミネンスはウィリーズ。
アルカナ・サイレンはアルカナ・オーデル(レイシィ・バイカル)に変更。
世界線改編後にちょくちょく名前が出てくる新皇帝騎ダス・カイザースは前設定で該当するMHは無し。


■ハスハ連邦共和国(アトール聖導王朝)


  • A・トール/バーガ・ハリ
重装甲の重MH。
三大MHの中では最もロールアウトが古く、生産数も最多。
十二の騎士団に合わせて全く別の調整と装甲を持つ。

新設定ではバーガ・ハリ。
基本的な設定や分類は変わらず。
ただ、ワンダン・ハレーが引き継いだヤーボ・ビートのGTM バーガ・ハリBS-Rはフィルモアの皇帝騎メロウラと同じエンジンが搭載されていたというトンでも事実が判明した。


■クバルカン法国


  • 破烈の人形 ザ・バング/破烈の人形 リッタージェット Mk3
クバルカン法国の騎士枢機卿のみが駆るMH。
ストーイ博士、クロスビン博士、バランシェ博士と最高峰の技術者(システム・カリギュラ)が制作した世紀のMH。
エネルギーソードやバスターランチャー等の特殊装備も多い。
配備数は少なく一時代に5機。
オリジナルに該当する皇帝騎のみは「破烈の人形」と呼ばれ、別格の扱いを受ける。

新設定では、破烈の人形の“正体”が、ストーイ・ワーナー(ツバンツヒ)の開発した可変GTMゲートシオンの3番騎(正式名称がリッタージェットMk3)であることが判明。
映画にも登場しており、ツバンツヒ自身が乗っていた大型GTMこそが破烈の人形である。
必殺のディストーション・ブレード・ブロウ(D.B.B)は一秒しか保たないものの、直撃すればどんなGTMでも破壊可能という、おっとろしい攻撃。
この騎体を元に、星団三大GTMに数えられる可変GTMルッセンフリードが開発されている。
また、神官長ノンナ・ストラウスの駆るMk4 マッハ・シャルトマ(前設定カーディナル・バング)も存在する。


【その他の国家のMH/GTM】


■コーラス王朝


  • ベルリン/ワイマール
主力MH。この機体を元にエンゲージ、ジュノーン、バッシュ・ザ・ブラックナイトなどの強力な機体が製造されるも本機自体の旧式感は否めない

新設定ではワイマール。


  • エンゲージ・シリーズ/ハイレオン・シリーズ
コーラス王家に伝わる神騎。
剣聖ハリコンの駆ったSR1をオリジナルとして、その複製であるMk2、ジュノーンアーリータイプを金剛様が複製ついでに完成させたSR3の3騎が存在。
所謂エルガイムのリメイク版。

新設定ではハイレオン。


  • ジュノーン
コーラス3世がエンゲージに連なる機体として制作した王家のMH。
3世設計のアーリータイプは出力に不備があったが天才マイスター、レディオス・ソープ(天照)がミラージュマシンに使用されているスーパーイレーザーエンジンを搭載させ完成……K.O.G.をも超える最強MHとなった。
現在クローソーと共に封印中。

新設定ではSR4 ジ・エンドレス。


■メヨーヨ朝廷


  • アシュラ・テンプル/ホウライ
重装甲でありながら機動力も合わせ持ち、ドラゴントゥース(隠し腕)により変則的な戦闘も可能。
量産型はアタッチメントタイプに変更された。

  • フランベルジュ・テンプル/アグニム
別名:姫神金剛
大帝クラーケン・ベールの専用MH。

新設定では姫神金剛アグニム。

テンプル(ブランデン)・シリーズであることからも解るように、設計はダイアモンド・ニュートラル。


【固有のMH/GTMシリーズ】


  • クルマルス・シリーズ/ホーザイロ・シリーズ
ゼビア・コーター博士の生み出した星団初のファティマ搭載型MH=現在のMHの始祖。
骨董品レベルの筈だが、一流騎士に所有者が多い。
バイロン(グレント)、ヴァイ・オ・ラ(クロウダイン)、ビブロス(ケルキメナス)の3騎が存在。

新設定ではホーザイロ・シリーズ。
3騎の名前対応は上記参照。
登場者は前設定と変わらず、順に疋棟斎、ユーゾッタ、ヴュラード。


  • ファントム・シリーズ/ドージョージ・ラミアス
髑髏を意匠とする謎のMH(実はフィルモア帝国の新型)。
全く新しいフレーム、エンジンから作られている。
赤、白、黒の3騎が存在。

新設定ではドージョージ型のテスト騎ドージョージ1型ラミレス。
旧設定では慧茄、マドラ、ナイアスに渡されていたが、新設定では慧茄が赤(メドゥーサ)をマドラに役目と共に譲ることになり、残った1騎(ハロ・ガロ=エリュアレ)は、ガマッシャーン帝国の新旗騎GTMとして、ナオ・リンドー(シュバイサー・ドラクーン)に渡されたということになった。


  • マイティ・シリーズ
金剛大王が設計した半透明装甲を持つ機体に、ミラージュマシンのスーパーイレーザーを積んだチート機体。
剣聖級のバカにしか扱えない。
暁姫(デストニアス)、雷丸(バビロンズ)、彗王丸(ハイドラミラージュ=シュペルターⅡ)の3騎が存在。
エンジンの関係上、L.E.D.ミラージュのバリエーションともされる。

新設定ではグリッターB4 暁姫、B2 雷丸その参、ブリンガーB3 彗王丸に変更。


  • エンプレス・オブ・フレーム/ディー・カイゼリン
ハスハの皇帝騎。
「炎の女皇帝」を象った最強にして最も美しいMHの一つ。

新設定ではフィルモア帝国の真なる皇帝騎“氷のカイゼリン”となり、映画版の主役メカ。
『シバレース』でヤーボの搭乗していたエンプレスも、実は復活したカイゼリンであったことになった。今になって思えばエンプレスとカイゼリンが似ていたことがフラグだったのだ。


  • A・U・G・E/モルフォ・ザ・スルタン
天照家に伝わるマシンメサイア。
アウゲ、またはオージェと発音される。
正式名称:アナミー・ユニゾナー・フォー・グリーン・エンプレス
聖院グリーン・ネイパーの操る、ミラージュ・マシンを除けば最強の“ロボット”である。

新設定ではモルフォ・シリーズの一つ。


  • バッシュ・ザ・ブラックナイト/ダッカス・ザ・ブラックナイト
ルミラン・クロスビンがモラード・カーバイトの傑作ファティマ・エストとセットで作り上げた黒きMH。
エストに認められてバッシュを所有した騎士が“黒騎士”と呼ばれる。


新設定ではダッカス。




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最終更新:2024年02月20日 19:51

*1 先導、頭を意味するheadに更にdを付けて意味を強調しニュアンスとして表現したもの。

*2 甲殻類の外郭であるキチン質に由来。つまり、金属やセラミックやプラスチックの類ではない。

*3 普通は船舶のキールのこと。基部。

*4 ぶっちゃけると『ブレンパワード』の時みたいなさぁ……。

*5 Panzer Kampf Roboter=ドイツ語で装甲・戦闘・ロボットのこと。…元ネタは作者の大好きな戦車を含む“装甲戦闘車輌”の独語分類=Panzer kampf wagenより。

*6 新設定では“サイレン”は初代フィルモア皇帝の名となり、特別な呼び名となった。