シュペルター(K.O.G.)

登録日 :2011/08/21 (日) 19:51:54
更新日 : 2017/07/26 Wed 17:58:43
所要時間 :約 3 分で読めます




「で……出おったわ……白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)」



◆シュペルター

「シュペルター」は永野護の漫画作品『ファイブスター物語』の登場MH。
同作による重要登場人物であり、代表的な狂言回しでもある剣聖ダグラス・カイエンの搭乗騎として登場した。
初登場は「トラフィックス1」 の一編「シルバーナイト」。

読者の前に初めて公開された「K.O.G.以外のナイト・オブ・ゴールド」「ミラージュ騎士団以外の人間が駆る初めてのミラージュマシン」であり、このエピソード以降、作者が隠蔽していた多くの膨大な裏設定が作中に登場……中毒性を増して行く事になった。
また「シルバーナイト」は「放浪のアトロポス」に繋がる物語であり、例の如く設定イラストとは容姿が全く違っていたのだが、唯一未登場であった本作の象徴とも呼ぶべき「運命の3女神」の長女アトロポス(A.T)の初登場エピソードでもあった。



【基本スペック】

ロールアウト:不明(2700年代中盤)
所属国家:無し(A.K.D~無所属~ハスハ連合共和国)
肩高:14.4m
換装重量:122t
出力:1兆7千億馬力(※正確には3兆馬力以上)
マイト:天照帝


正式名称はミラージュX=K.O.G.(ナイト・オブ・ゴールド)。
ミラージュ騎士団のA(エース)No.を付けるMHで、L.E.D.ミラージュの指揮駆逐用MHとして完成させられた。
以降の「永遠の騎士(K.O.G.シリーズ)」と同じく、盾(ベイル)を持たず、大太刀のみを携えたシンプルなデザインとなっている。
ロールアウト時期が他のミラージュ・マシンに比べて遥かに早い事からも判る様に、以降のあらゆるミラージュ・マシンの原型となった機体であり、脹ら脛にマウントされた2基のスーパーイレーザーが互いにリンクする事で莫大なイコールパワーを生じる天照独自の「デュエルツイスターシステム」を初めて採用したMHでもある。

元々は天照がミラージュ騎士団の創設にも力を貸した、師である剣聖デイモス・ハイアラキに提供したMHである。
※天照が自分専用として用意していた皇帝騎であったとする記述もある。

本来はハイアラキのシュペルターに対して、カイエンの専用騎(皇帝騎)としては兄弟騎であるオージェ・アルスキュルが用意されていたのだが、幼いカイエンがミラージュ騎士団のリーダーの座と共にクーンとシュペルターの継承を選択した事により、カイエンの専用騎となる。
デイモス・ハイアラキはウォータードラゴンの名称で使用しており、初収録された4巻では「ややこしい経歴を持つMH」として紹介されている。
その外見から、白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)の異名を持ち、劇中では初めてナイトマスターの紋章を付けて登場したMHでもある。
因みに、乗ってる奴等が乗ってる奴の所為か「星団で最もMH撃破数の多いMH」であり、通常は10騎も倒せばエースと呼ばれるのに(完全兵器であるMHは1騎倒す事も難しい)、実に撃破数400騎を超える記録を持つ(更新中)。
※以前の機体から引き継がれた記録との記述もあるが、それでもスゴい。



【劇中での活躍】

●「シルバーナイト」
ツアイハイでの裏稼業の際中に、パートナーであるアウクソーを失った剣聖ダグラス・カイエンは、逃亡中にA.Tと名乗る美少女の率いるゲリラと出会う。
時同じくして、ゲリラの掃討作戦(カイエンの討伐)を実行したウースー国の将軍である、悪漢メイユ・スカ(スカ閣下)の追手が迫る中、A.Tは愛する者達を救うべくファティマとしての正体を明かし、シュペルターに乗り込む。
凄まじい剣捌きを見せつけ、スカの駆るザカーを一刀の下に斬り伏せるカイエン……。
その頃、ファティマルームのA.Tは其処に残る姉クーンのにおいに涙を流していた……。

カイエンとの別れの際のA.Tの台詞も泣かせる人気エピソード。
パワーバランスが現在と違って見えるのはご愛嬌(「FSS」では良くある事です)。
※アトロポスとカイエンを出会わせる為に仕組まれた「運命」であった可能性が高い。


●「放浪のアトロポス」
L.E.Dドラゴンの消失の際に出現すると云う全ての願いを叶える「命の水」を求めて軍を展開したディ・バロー率いるシーブル公国の包囲から光皇・天照を救出するべく、ミラージュ騎士ルンにカイエンはシュペルターを貸代……。
調整に手間取ったり、ファティマルームでアウクソーの作ったわら人形を見つけ「ナンマンダー」しながらも、何とか調整に成功。
ラキシスの命令により封印を解かれた危険な二人(パルテノ&シャフト)の操るヤクト・ミラージュと共に、強者として名高い筈だったパイド・パイパー騎士団を圧倒的な力で蹂躙(最早悪役)……。
バスターランチャーまで発射するサービスっぷりである。


●「魔導大戦」
まさかのカイエン戦死と云う衝撃の展開(コアなファンは予測してたが)を迎えた為に、登場はお預け。
A・トール仕様の新装甲(勿論天照陛下製)に変更。
バッハトマの反逆者ジィッドこと、ジョー・ジィッド・マトリアとニナリスにより、新たなる破壊の代名詞となる……らしい(04年現在)。



※2810年のハスハ動乱の際にクーンをパートナーとしたカイエンと共にハスハ動乱に参戦。
破壊の限りを尽くした云われる。
カイエンはこの戦いでボルサ女皇帝より「剣聖」の号を預かる。






【余談】

本編では本来の騎士とパートナー。
◆デイモス・ハイアラキ×クーン
◆ダグラス・カイエン×クーン
◆ダグラス・カイエン×アウクソー
の組み合わせで登場した事は無く、本来の組み合わせでは「やべぇ強さ」の為に未登場のままと云うのが、ファンやら関係者やらの定説である(※間違い無いだろう)。

外見のモチーフは作者の前作『フール・フォー・ザ・シティ』のカバーイラストに使用されている「ゲートキーパー」から。

新時代の強天位騎士ジャコー・クォン・ハッシュの専用騎ハイドラ・ミラージュは、その外見からシュペルターⅡ(セカンド)と呼ばれる。
※ジャコーが「シルバーナイト」の銘を引き継いだからか?




追記、修正はミラージュ騎士団を創立してからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/