マクロスF(小説版)

登録日:2010/09/07(火) 22:37:49
更新日:2020/08/08 Sat 20:23:39
所要時間:約 4 分で読めます




小太刀右京による『マクロスF』のノベライズ。

角川スニーカー文庫より全4巻発行され、短編集も発売。
他、マクロスエース等に短編を多数掲載している。


河森総監督監修のもと、裏設定や人物描写、過去シリーズとの接点など映像では語られなかった内容を肉付けしている。
アニメ本編と異なる部分(例アルト、シェリル、ランカの出会い方が異なる)があるが、
著者は「関が原の合戦を扱った話で徳川家康の描写が違ったり同じだったりするように、TVアニメと小説もそのような関係になっております。
そのつもりで読んでいただければ幸いです」と述べている。

よってマクロスシリーズお決まり『マクロス世界における史実に基づいた歴史ドラマ(映画)』で解決できる。


メインの3人のみならずテレビ等ではかなり描写不足であったミシェルやクラン達サブキャラクターの生い立ちや背景、人物像、心理描写がかなり丁寧に描かれており、
1度読むと人物認識が変わる事も。



また描写のエロさやアルトの内包している苦悩、ミシェルのアルトに対する思いから、

アルト×ミシェルが加速する。

いや本当にマジでミシェル主人公、アルトヒロインでいける。
またマクロスVF-X2の主人公エイジス・フォッカーが登場し逆転のキーマンになったり、
アルトが船団に乗っている間接的な原因を作ったのがマクロスプラスのイサム・ダイソンだったりと過去シリーズの接点もより多く存在する。


最終決戦時にそれっぽい人達の描写が出てくる。
その時シリーズファンはニヤニヤする事必至。


そしてテレビ本編と決定的な違いを生み出す事になったのは軍関係の描写とエロ描写である。

戦闘描写や戦時の食糧難、資源難、他船団とのやりとりはかなりリアルに描かれている。

そしてテレビの認識以上にオズマとアルトがとんでもなく強い事がわかる。


エロ描写は、映画版のグレイスの乳首露出なんてなんのその。

キャシーの失禁から始まり、シェリルの乳首勃起、グレイスのオルガスムス、アルトとシェリルの事前と事後
等である。



もしテレビでの心理描写やそれ以外にヤキモキしているなら是非一読を。


【余談】
小太刀右京は後に劇場版のノベライズも担当する。
また『スーパーロボット大戦L』をプレイしていた影響から、「ボルテスチームがS.M.Sに所属している」ことを前提に原稿を書きかけたことをブログで暴露している。


追記、修正よろしくお願いします。

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最終更新:2020年08月08日 20:23