ピタゴラスイッチ

登録日:2011/07/08 Fri 09:40:44
更新日:2023/05/04 Thu 15:42:00
所要時間:約 6 分で読めます




ピタ・ゴラ・スイッチ♪




ピタゴラスイッチは、2002年頃からNHK Eテレ(NHK教育テレビジョン)で放送されている教養番組。現在も放送中で2022年には放送20周年を迎えた長寿番組である。

◇主なコーナー

【ピタゴラ装置】

やはりこの番組にはなくてはならない装置。
そして番組の重要な部分。「ピタゴラスイッチ」と聞くとまずこの映像が思い浮かぶだろう。
毎回ピンポン玉やミニカー等が様々な仕掛けを潜り抜け、ゴールを目指して行く。
最後のギミックは「ピタゴラフィニッシュ」という名前があり、「ピタゴラスイッチ」の文字が並ぶ、「ピタゴラスイッチ」のロゴが現れる、「ピ」の文字が出て来るなどのバリエーションがある。

因みにこれ、某大学でちゃんと設計された物である。
余談だが、ピタゴラ装置の様に本来は簡単な作業を複雑な過程を通して行う装置の事をルーブ・ゴールドバーグ・マシンと呼ぶ。

2021年度からはピタゴラ装置にじゃんけんの要素を加えた「ピタゴラじゃんけん装置」も登場。


【きょうのトピック】

日常の疑問をペンギンの子供「ピタ(声:星河舞)」と「ゴラ(声:西村朋紘)」が、百科おじさんやテレビのジョン、鼠のスー(声:うえだゆうじ)と共に解決して行く。

ピタとゴラが日常の様々な物に疑問を持つ。

百科おじさん「わしの○□△ページ*1に、書いてあるのであ~る!」
(=自分を読んで調べろ)

ピタとゴラ「子供だから、読めませ~ん!」

テレビのジョンを呼んで、其処から映し出される日常の様々な疑問を見て調べる。

謎解明。

が、お決まりのパターン。

因みにニット帽を被った灰色のペンギンがピタで、バケツを被った黒いペンギンがゴラである。
また百科おじさんの本名は「百科一之進」で、若いころは「イッチ」と呼ばれていた。このため4人合わせて「ピタ」「ゴラ」「スー」「イッチ」が完成する。

尚、百科おじさんの声優さんは名古屋章が勤めていたが、鬼籍に入られた今は車だん吉が代役を勤めている。
ちなみに車だん吉とテレビのジョンの声優さん井上順はかつて日テレの『カックラキン大放送』にて親戚関係にあるキャラとして共演していた過去があったり。

2018年度以降は新コーナー「地下ゴラスイッチ」がスタート。時折きょうのトピックの代わりに放送される。
ピタとゴラ達が住む家の地下にひっそりと暮らすモグラ親子「地下田モグ郎(父・声:飛田展男)」と「グラオ(息子・声:水橋かおり)」、何でも調べられる豚の「タブレットン(声:飯尾和樹)」が代わりに登場することがある。スーだけは彼らと交友関係があるらしい。
タブレットンがテレビのジョンより新しいデジタルデバイスという事もあり、ちょくちょくテレビのジョンの後継がタブレットンだと誤解される。


【アルゴリズムたいそう】

いつもここから主演の体操のコーナー。

♪あっち向いて二人で前ならえ
こっち向いて二人で前ならえ×2

手を横にあら危ない。
頭を下げればぶつかりません。
手を横にあら危ない。
頭を下げれば大丈夫。

ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる ぐ~るぐる×2

ぱっちん ぱっちん がしん がしん×2

吸って吐くのが深呼吸×2


けっこう色んな所でロケを行っており、「巨人軍のみなさんといっしょ」「おかあさんといっしょのみなさんといっしょ」などコラボバージョン的な回も豊富。

【アルゴリズムこうしん】

アルゴリズムたいそうの派生型。
一人でやると謎のダンスウォーク。
だが輪唱の要領で複数人が1つずつタイミングをずらして「行進」すると、前後の動きが噛み合ってなかなか爽快。

♪一歩進んで前ならえ、一歩進んで偉い人(以下、省略)

因みに当初はいつもここからの背後に、テツ&トモらしき二人組がいた事も有る。
此方も毎回色んな所でロケを行っており、「映画村の忍者軍団」「レーシングチーム」「川崎フロンターレの面々」と披露した事も有る。

外国の刑務所でも体操として採用されていたこともあり、ネットに動画もある。
言うまでもなく超シュール。

【今日のスイッチ】

ピタとゴラ、百科おじさんがテレビのジョンから映し出される日常の様々なスイッチを見て行く。
「ウォッホン! 世の中には、色んなスイッチが有るのであ~る!!」

【おとうさんスイッチ】

毎回色んな、お手製のスイッチで
「あ・い・う・え・お」「た・ち・つ・て・と」など5文字分のスイッチがある「おとうさんスイッチ」(お手製)を持ったちびっこ達が、お父さんを操っていく。
おとうさんは押されたスイッチを頭文字とする、様々なジェスチャーをこなしていく。
あ→阿部高和
い→イチゴを食べる
う→うっちゃりをかます
え→エイドリア~ン!!
お→俺の屍を越えてゆけ

コーナーの最後には「おとうさんスイッチ」の作り方を歌った軽快なテーマ曲が流れる。
「おとうさんスイッチの♪つ・く・り・か・た~♪」

最近では(おじいちゃんも可)(方言も可)など変則バージョンが登場することも。ひいおじいちゃんの時もあった。

【何してるの?おじさん】

ラーメンズの小林賢太郎が、毎回小学生が遊んでいる公園内で様々な形態模写をやっている。端から見たら完全に危ない人。
そして小学生に「おじさん、何してるの?」と聞かれたら、「分かんないの?」とややキレつつ答えるのがオキマリのパターン。

【フレーミー】

四角の図形で描かれた犬・フレーミーのショートアニメ。可愛い。
ナレーターはテレビのジョンと同じ井上順。

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大体こんな感じ。草や地形もペイントソフトで引いた直線や図形で描画されている。
(携帯だとこれが限界や……)

四角形の集合体であることを活かして体のパーツを分離させることができる。事故でバラバラになってしまうこともあるがすぐ元の姿に戻れる。フレーミーには全身が黒い「ペインティー」と水玉模様の「スポッティー」という兄弟がいる。

【10本アニメ】

10本の棒(見た通り)が様々な物に変身していくショートアニメ。
10本のやりとりが面白い。「ちからもち!」
声優さんはラーメンズの片桐仁や荒川良々。

【角砂糖アニメ】

12個の角砂糖が色んな物に変身して行く。

【ポキポキアニメ】

一本の長い棒が様々な物に変身して行く。
ナレーションは元SMAPの草なぎ剛。


【ぼてじん】

「ぼてぼてぼてぼて、ぼてじん」

正六面体型のキャラクター「ぼてじん」が、床に描かれたマス目に沿ってぼてぼてと転がりながら進み、途中で体に書かれたセリフ(カメラから見て正面にあたる面)を読みながら話をする。
友達の犬である「いぬてん」や犬小屋の「いえてん」も転がる時がある。
ぼてじんの声はフットボールアワーの岩尾望で、いぬてんといえてんの声はその相方の後藤輝基。
キャラソンまで存在し、その曲もフットボールアワーの二人が担当している。

番外編として色んな日用品が転がってくる「だれじん」のコーナーもある。


【5秒で解る】

日常にあるちょっとした疑問や雑学なんかを、文字通り5秒の内に教えてくれる。中には5秒どころか10秒前後かかっているのもあるが…。

  • クモの糸のネバネバしている部分は、横の糸だけ。
  • キウイという果物の名前の由来は、キウイという鳥に似ているから。


【ビーだまビーすけ】

  • 「ピタゴラ装置」に歌とストーリーの要素を加えたコーナー。
  • 主人公は3人いるが何とガチのビー玉。名前はそれぞれビーすけ、ビータ、ビーゴローの三兄弟。そして悪の組織は黒玉軍と呼ばれる黒い玉しかいない軍である。
  • ストーリーは大抵兄弟がさらわれたので助けに行くというものだが、最終回(一応)では黒玉軍の王子と共に冒険する。だが、ビーすけを助けにきた結果何故か自分も追いかけられる*1。その後なんとか逃げ切り、王子が「ビーすけに敵意はない」と言ったところで終わりである。ただし一応の最終回なので、続編が作られるかもしれない……たぶん。


【歌のコーナー】

以下にその一部を掲載。

そっくりひっくり返しましょ

「トコトコ」出掛けて掘って来たお芋、「コトコト」煮たなら美味しいよ。
等、逆さに読むと全く用途の違う言葉になるという歌。

同じとこ違うとこ

世の中には、見た目は同じだが実際は違う物が有るという歌。
(ヒラメ)(カレイ)、ブロッコリーとカリフラワー、大黒天と布袋和尚、ヤモリとイモリ、しらたきと糸蒟蒻…。

ぴき、ひき、びきの歌

♪ぴき、ひき、びきってなんのコト?

歌に合わせてカエルが池に飛び込んでいく。
つまり数え方の歌。
類似品に手足の生えたニンジンがシャワーを浴びていく「ぽん、ほん、ぼんの歌」がある。

んがなくちゃイカ

世の中、「ん」がないと違う意味の言葉になってしまうという歌。
サインスラスラ→「ん」がなくちゃ→サイスラスラ
赤ちゃん→「ん」がなくちゃ→赤茶
餡まんホカホカ→「ん」がなくちゃ→あま(海女、尼)ホカホカ

等々。


ウォッホン! 追記・修正するのであ~る!

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最終更新:2023年05月04日 15:42

*1 ビーすけが王子をさらったと勘違いしたため。