ダレル・ロイヤルの手紙

登録日 :2011/08/13(土) 19:53:30
更新日 : 2016/03/20 Sun 13:03:09
所要時間 :約 3 分で読めます




1960年代、テキサス大の名コーチであったダレル・ロイヤルが、夏休み帰省中の選手に、闘争心とフットボールへの情熱を訴えたもので、
カレッジ・フットボールの心情が溢れる名文である。

アメフトを題材とした漫画、アイシールド21にも出ており、アイシールドファンなら項目名を見ただけでピンと来ただろう。




【本文】
親愛なるロングホーン諸君

打ち負かされること自体は、何ら恥ずべきことではない。打ちまかされたまま、立ちあがろうともせずにいることが、恥ずべきことなのである。
ここに、数多く人生での敗北を喫しながらも、それから立ち直る勇気を持ち続けた、偉大なる男の歴史を紹介しよう。

1832年 失業
1832年 州議選に落選
1833年 事業倒産
1834年 州議会議員に当選
1835年 婚約者死亡
1836年 神経衰弱罹病
1838年 州議会議長落選
1845年 下院議員指名投票で敗北
1846年 下院議員当選
1848年 下院議員再選ならず
1849年 国土庁調査官を拒否される
1854年 上院議員落選
1856年 副大統領指名投票で敗退
1858年 上院議員、再度落選

そして1860年、アブラハム・リンカーンは、米国大統領に選出された。

諸君も三軍でシーズンを迎え、六軍に落ちることがあるかもしれない。一軍で始まり、四軍となるかもしれない。
諸君が常に自問自答すべきことは、打ちのめされた後、自分は何をしようとしているのか、ということである。
不平をこぼし情けなく思うだけか、あるいは闘志を燃やし再び立ち向かっていくのかということである。
今秋、競技場でプレーする諸君の誰もが、必ず一度や二度屈辱を味わされるだろう。
打ちのめされたことがない選手なんて、かつていたことがない。
ただ一流選手はあらゆる努力をはらって速やかに立ち上がろうと努める、並みのフットボール選手は立ち上がるが少しばかり遅い、
そして敗者はいつまでもグランドに横たわったままである。


ダレル・ロイヤル



ご覧の通り、 熱さMAX の五臓六腑に染み渡る文である。こんな手紙を貰った日にはやる気が二段階上がってもなんら不思議ではない。




アイシールド21では、春大会(物語序盤)にて王城高校戦で敗北した泥門高校のセナが、雨の中泥まみれになりながらも練習を始めた時に登場。



演出も相まって鳥肌全開物である。



二度目の登場は決戦のクリスマスボウル。
帝黒学園の大和・鷹のコンビに何度も、何度も叩きのめされながらも、
決して『折れず』、目に火を灯し向かってくるセナとモン太の二人にこの手紙の内容を語り、二人を敗者ではなく一流のプレイヤーと評した。










追記・修正は胸が熱くなった人がお願いします。

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