死者蘇生(遊戯王)

登録日 :2011/01/06(木) 02:06:44
更新日 : 2017/07/13 Thu 04:19:59
所要時間 :約 14 分で読めます






死者蘇生
通常魔法
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


【概要】

遊戯王OCGで特に有名な魔法カードの1つ。
最高の蘇生カードと称されるカードであり、原作遊戯王や、アニメ版である遊戯王DMを語る上でも欠かせない1枚であり、
知名度、効果の面から全TCGでも代表的なリアニメイトカードの一枚といえる。

ノーコストかつ蘇生対象に制約がないため、
蘇生制限さえ満たしていればどんなモンスターでも特殊召喚することができる。
また、互いの墓地から選択できることから、相手の切り札を逆利用するということも可能。
(デュエルが終わったらきちんと相手に返そう)
第2期から第4期辺りまでは「人造人間-サイコ・ショッカー」を盗られるだけでも結構つらい展開になっていた。

特殊召喚時の表示形式も自由なため、リアニメイトしたモンスターを攻撃に利用する事も可能である。
守備表示の方が都合がいいなら守備表示で出してもいい。

早すぎた埋葬」や「リビングデッドの呼び声」等のカードで特殊召喚したモンスターには制約があるのだが、
このカードで特殊召喚したモンスターには一切制約がなく、その点でも非常に扱いやすい。
なお、「早すぎた埋葬」「リビングデッドの呼び声」は役割が異なる為、一概に下位互換とはいえない。
長らく共に多くのデッキで採用されてきた戦友であり、これらのカードもリアニメイトカードとして有名である。
特に前者は「アームズ・ホール」の登場により、サーチが容易になり、
更にバウンス等を利用すれば再利用が容易い事もあり、禁止カードに指定された。
後者についても、やはり禁止カードになった経験こそあるが、
環境が高速化している現在では、無制限にまで緩和されている。
ただし、相手ターンに発動できるといった罠カード故の利点が評価されており、それなりの採用率を誇っている。


【OCGでの歴史】

当初から強力なカードであり、すぐに規制されることになった。
まずは2000年4月1日で準制限となり、続いて同年11月1日から制限カードとなる。
その後はしばらく1枚制限でとどまっていたのだが、04年9月1日で遂に禁止カードとなった。
強力なカードであり、原作・アニメでも印象的な活躍をしたことから使えなくなることを惜しむデュエリストは多かった。
長らく禁止カードとして鳴りを潜めることになる。

そして時は経って第6期、コントロール奪取がシンクロ召喚に対する環境のバランス維持となると見られたのか、
08年3月1日で驚きの制限復帰を果たす。
やや意外な緩和であり、原作ファンを満足させた。

相手の墓地からチューナーモンスターを奪うことによって、シンクロ素材にするなど、
様々な用途に使えることから多くのデッキで使用されていた。

しかし、09年9月1日には「リビングデッドの呼び声」と入れ替わりで再び禁止カードに戻るが、
その1年後、10年9月1日に制限復帰すると、以降は制限で固定となり、現在に至る。

近年は強力なテーマデッキが台頭するようになったので、
ミラーマッチでもない限り、相手のカードを利用するという使い方が難しくなっており、
更に環境の変化やデッキの多様化によって死者蘇生が抜けることも珍しくないが、
依然として強力なカードには違いないので、これからも様々なデッキで使われていくだろう。


【原作での活躍】

原作でも多くのデュエリストが使用しており、特に遊戯はデュエリストの中では最多の11回使用している

遊戯海馬の初デュエルにおいて遊戯の切り札として登場。海馬の墓地から「青眼の白龍」を特殊召喚し、引導を渡した。

この件もあってか、海馬は王国編で一体でも青眼の白龍を倒されると「死者蘇生」で奪われることも危惧して
青眼の究極竜」のパーツが揃うまで召喚しないという戦法をとっていた。

原作でも完全蘇生だけでなくコントロール奪取の効果もこのカードの強さときちんと理解されているようだ。


闘いの儀において、闇遊戯が決着をつけるべく使用。神の一柱である「オシリスの天空竜」を蘇生させるが、
表遊戯が「封印の黄金櫃」(アニメ版)に封じたカードが死者蘇生であったため不発に終わり、これが勝負の決め手となった。

また、死者蘇生を封じた事は「死者の魂はいつまでも現世に留まってはならない」というメッセージでもあった。

ちなみに原作での「封印の黄金櫃」の効果は、
自分のデッキ 手札から一枚を黄金棺に入れ、相手が黄金棺に入れたカードと同じカードを使用した時に相手に見せる事で、そのカードを無効にする。
というOCGにおける「禁止令」の使い勝手を悪くしたようなものであった。


あっちの世界でも、死者蘇生は強すぎると判断され、バトルシティ編では制限カードとなっている。

闇マリクはこれを「魔法石の採掘」などにより 5回 も再利用し、ラーの翼神竜を呼んだ。


闇マリク『 ししゃしょしぇい(笑)


遊戯王デュエルモンスターズを象徴するカードの一枚と言える。
また、原作遊戯王では 始まりと終わりのカード でもある。
そして、この「始まりと終わりを締めるカード」のジンクスは後の遊星の「ジャンク・ウォリアー」と遊馬の「ダブル・アップ・チャンス」に引き継かれた。

そのため、先見の明を持っていない人でもおそらく希望的観測として死者蘇生は制限復帰すると思っていた、もしくは願っていただろう。

劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』においても象徴的なカードとして登場し、印象的な使い方をされている。


【その他】

関連作品でもしばしば登場人物に使用されている。

GXにも初期までは出ていたが、放映中に禁止カードになったために途中から出なくなった。
……が、サイクロンで伏せカードを破壊したりするガチ戦法のカイザーは普通に使ってたりする。
また漫画版において、まだ禁止だった時期に吹雪さんが使用している。

5D'sでは最後まで登場しなかったが、制限に戻った後にワンポイントレッスンでたまに見られる(テーマは蘇生ではなくコントロール奪取)。

遊星「フフフ…死者蘇生、なんてどうだ?」

漫画版ではジャックが使用した。
よって今のところアニメ5D'sでのみ登場しておらず、遊星が主人公で唯一使用してないカードとなっている。


ZEXALでは遊馬のデッキに最初から入っている。当初は既存カードの下位互換の多い遊馬のデッキにしては珍しいガチカード。
死者蘇生でエクシーズ素材を揃えたりと、初期のカードでありながら最新カードとのコンボに用いられている。流石。
コントロール奪取効果もタッグデュエルでだが有効活用されている。

またミザエルなどバリアン側も使っており、このカードの強さは異世界でも認知されているようだ。


ARC-Vではデュエルチェイサー227が使用。
これでアニメ5作品の内4作品に登場したことになる。その後は榊遊矢も使用している。

総じて完全蘇生よりはコントロール奪取の効果がこのカード最大の特徴と言えるかもしれない。
(完全蘇生は逆に言えばこのカードの再利用が困難であることの証明のため)



追記・修正
(1)自分または相手の墓地の項目1つを選択して発動できる。その項目を追記・修正する。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/