近代五種競技

登録日 :2012/05/10(木) 13:09:28
更新日 : 2017/04/04 Tue 19:24:28
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こんな故事がある――

自軍まで戦果を報告するため、馬で敵陣に乗り込み、銃と剣で敵を倒し、川を泳ぎ、丘を走ったという兵士がいた…

このことを元に、フェンシング、水泳、馬術、コンバインド(射撃&ランニング)という、
まったくジャンルの違う五種類の競技を一日で行うスポーツが近代五種競技である。
ロンドン五輪でオリンピック競技に採用されて100周年となる、由緒ある競技であり、
欧州では「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれている。
しかし、そんな崇高な競技ではあるが、残念なことに日本のアニメ作品で近代五種競技がモチーフになっている作品は存在しない。




【競技内容】

1.フェンシング
エペ(全身が有効面)一分間一本勝負で総当たりリーグ戦を行う。
五輪の出場者は36人なので、一人あたり35試合を立て続けに行うことになる。勝率七割で1000点獲得となり、勝率に応じて点数は増減する。

2.水泳
200メートル自由形を行う。2分30秒で1000点を獲得となり、一秒ごとに点数は増減する。

3.馬術
馬に騎乗し、障害飛越を行う。パーフェクトで1200点獲得、ミスするごとに減点されていく。
パートナーの馬とともに出場できる馬術競技と違い、抽選で選ばれる馬に騎乗することになるので、選手と馬との息が合わず、不機嫌な馬が試合放棄をし、
馬術の点数がもの凄く低くなってしまう選手が出てしまうこともよくあることである。


4.コンバインド(射撃&ランニング)
今までの点数を合計し、4点につき1秒の差をつけて順々にスタートする。
まず20メートル走り、射撃ポイントに行き、レーザーピストルで5つの的を狙う。
5つ的中するか、70秒経った場合1000メートルのランニングを行う。不的中の場合のペナルティは無い。
ランニングは陸上のトラックは使わず、芝生の上だったりアスファルトの上を走る。これを3周行い、一番最初にゴールした人が優勝である。


競技人口は世界で3万人、日本国内では100人と言われており、
オリンピックの時期になると『これなら五輪代表になれるチャンス!』とバラエティ番組で紹介されることがよくある。
しかし、日本には合法的に射撃をできる職業は限られており、馬術もあるため警察か自衛隊くらいしか満足に練習できないため、
一般人は手が出せないのが現状である。
また競技が多いため用具代を始めとする諸経費が普通のスポーツよりかかってしまうのも難点。

また、日本ではこの競技自体がマイナーであるため、放送があったとしてもBSでハイライトが数分間流される程度である。
日本が近代五種競技王国になる日は来るのだろうか。


追記・修正は近代五種競技出場者でお願いします。

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