山口暁

登録日:2011/04/14 Thu 22:06:14
更新日:2023/12/17 Sun 00:22:32
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山口(やまぐち)(あきら)(後に山口豪久(たけひさ)に改名)は東京都出身の俳優。本名は山口智之(ともゆき)
1963年の高校卒業後、新東宝のオーディションに合格した事がきっかけで、翌年「忍者部隊月光」でデビュー。
この作品の助監督である土屋啓之に気に入られ、後に夫人となる山口千枝と共演する『マグマ大使』や初のレギュラー作品『怪獣王子』等に出演。
また当時は藤岡弘、佐々木剛といった面子が一期生で所属していたNLTという劇団に所属しており、山口もまたライダーへの道を進む事となる。

その作品こそが、『仮面ライダーV3』である。

当初はV3役を強く希望し、プロデューサーの平山亨宅まで押し掛けて懇願に来たが、「もう『V3』の主演は宮内洋に決まっている」と言われ断念。
が、この一件が縁で山口はもう一人の主人公・ライダーマン役を射止める事となる。
共演者・宮内との間に一切のわだかまりはなく、役作りの上では「V3より前面に出てはいけない」「V3とライダーマンは反目し合うライダーだから普段は視線を外す」というこだわりを持っていた他、
二人で「正しい心を子供たちに伝えるような演技をしたい」と語り合っていたらしい。
この努力が実を結び、翌74年には初の主演作『電人ザボーガー』を手にする事になる。
77年には初の悪役レギュラーとなる『大鉄人17』に出演。
俳優業の傍ら飲食店の幹部としての顔も持ち、周囲からは「ライダーマンのおじさん」と呼ばれ親しまれていた。

し か し

1986年、肝臓ガンのため急逝。41歳の若さでこの世を去った。
その2年前にライダーマン役で出演した特番『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』の時には既にガンに侵されており、体調不良の中での出演だったという。
結果的にこれが山口の遺作となった。

入院時には家族に「お腹が痛いので注射を射ってくる」とだけ告げていたため、当初子供たちは「お父さん大丈夫なんでしょ?」と心配していなかったが、4日後に容態が急変したため急遽見舞いに訪れたという。
また、彼の死は食堂の常連客の投稿によって雑誌『宇宙船』で周知された。


〇主な出演作


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最終更新:2023年12月17日 00:22