ロイド・アーヴィング

登録日:2010/11/27(土) 10:10:04
更新日:2023/09/01 Fri 17:39:37
所要時間:約 4 分で読めます




「目の前の人間も救えなくて、世界再生なんてやれるかよ!」


テイルズ オブ シンフォニアの主人公。
(右はラタトスク時のステータス)

ロイド・アーヴィング
(Lloyd Irving)

声 - 小西克幸
シルヴァラント出身
17歳→19歳
身長173cm→178cm
体重58kg→63kg
一人称:俺
エクスフィアの位置は左手の甲。このエクスフィアは母、アンナの形見。
好物は肉、天敵はトマト。…誰かさんと苦手なものが同じである。

幼馴染のコレットを護るために加えて、母親がディザイアンに殺されたことを知ってその仇を討つため旅に出ることを決意し、コレットの世界再生の旅に同行することとなる。
ちなみに一度は置いていかれたのだが、イセリアを追放されたのもあって追いかけて旅に合流することになった。

だがその旅の中で、失われていくコレットの人間性を見て本当に世界再生の旅が正しいことなのかと疑問を抱くようになり、
その中で出会ったコレット暗殺の為に送り込まれた暗殺者のしいなからもう一つの世界、テセアラの存在を知らされたこと、
再生の旅の終点『救いの塔』で明かされた真実から、コレットを救い、真に世界を救う方法を探すため新たに旅を続けることとなる…。

性格・特技など

クールな二枚目を演じようとしているが、実際は飽きっぽい性格で、お人好しの熱血漢である。
(ラタトスクで半分成功してたり、馬鹿っぽい部分は変わってなかったり…)

冒頭の「目の前の人間も救えなくて世界再生なんてやれるかよ!」は彼の熱血漢な部分を表す有名な台詞。
ちなみにこの目の前の人間も救えなくて…の台詞、PVでも言ってただけあって割と序盤の台詞である。

とはいえ、クールな二枚目に憧れているのは事実であるため、正義を振りかざすのは嫌いで「正義なんて言葉、ちゃらちゃら口にするな!」という程単純に「正義」という言葉を使うことは嫌っている。
そんな部分は戦闘終了後の掛け合いにも表れており、コレットとジーニアスの「ドワーフの誓い、第7番!『正義と愛は必ず勝つ!』」というのに対して、
それ嫌いなんだってばよー」だったりラタトスクでは「やっぱ正義って言葉はクールじゃないな…」とコメントしていたりする。
ラタトスクではこの「『正義』という言葉が嫌い」という部分を使って偽ロイドを見分けるイベントがあるほど。

義父のドワーフ族のダイクに育てられた為に手先は非常に器用。
要の紋のまじないを彫ることが可能など、ドワーフの技術のいくつかを扱うことが出来る。ちなみにこれがPTメンバーで出来るのはロイドだけ…というか作中の人物で彼以外に可能なのはドワーフであるダイクやアルテスタぐらいであろう。
手先が器用なのもあって爆弾の解体なども行える。だがあくまでも手先が器用なだけなので絵は下手くそ。

頭脳は九九も出来ないくらいに勉強は苦手。(ラタトスクでようやく九九をマスターした)
だが頭の回転や記憶力自体は悪いわけではなく、ただ勉強が苦手という感じである。
シンフォニアを語る上でそれなりに有名なコレットにコーヒーを渡す話が特に有名なそういう回転が生かされた面だろうか。

RPGや創作物のキャラとしては珍しく、服が変わらない理由が明確に設定されているキャラでもある。理由はこの服が好きなのでダイクにスペア含めて何着も同じものを作ってもらったからというこれまた彼らしい理由。
これには借りたコレットも流石にどうリアクションを取ればいいか分からず、言葉を失っている。

ラタトスクではシンフォニアでの経験か少しクールな面も出てきたが結局は熱血漢なところは変わっていない。
だが成長しすぎたせいか(他の事情もあるのだが)、汚名を着せられても特に否定をしないなど妙なところが実父に似てきてしまっている面も。



【ロイド理論】

ロイドの考え出す理論。それは秀才のジーニアスや教師のリフィルでさえ解読は不可能と言われるアホの子理論。
「ドリルは360度回転するから攻撃力は360倍になる」と凡人には理解出来ない理論から「剣一本の力が100なら二本持てば200になる!」という結論をひねり出し双剣士になった。
これには流石のお父さんも頭を痛めた。
「知ってるか?剣ってのは片手で振るより両手で振った方が強えェんだとよ」

【攻略王】

ロイド・アーヴィングがパーティキャラ(幼なじみ、ドジっ子、ドジな暗殺者、会長、合法ロリ、先生、別世界の神子、挙げ句は父親)に、最終的にはプレイヤーまでも巧みな口調でどんどん攻略していくことから生まれた単語。

本人はパーティキャラをかけがえの無い仲間だと思っており、恋愛感情は乏しく打算も無い。が、それ故に天然な彼の言葉は裏表のない素の感情から発せられたものであり、それでいて仲間が欲しがっていた言葉を的確に放つためフラグを立てまくる。

フラノールイベントでキャラの好感度により話す相手が変わるがどれも名シーンである。

ラタトスクでも旅していたキャラを自由に選べる仕様だったりする影響ですさまじい攻略王っぷりを見せつけてくれる。
しかも未亡人の人妻すら攻略し始めた。
相変わらずのフラノールイベントでは彼の真骨頂を見れる。恐ろしいことに女性キャラならコレット以外でも恋人ということになる。
…そしてコレットは彼を攻略するという奇跡を成し遂げたと言われたとかなんとか。

ちなみに、彼の攻略王っぷりはとどまる事を知らず、ファンダム2では他シリーズのキャラクターら(クレスルーク等)までもが攻略され、ザレイズでもさらに攻略されるキャラが続出している…。

余談となるが、彼の初恋はリフィル先生である。

【戦闘】

今まで通りに魔神剣虎牙破斬などが使える。
だが、二刀流故に虎牙破斬や魔神剣・双牙等のモーションが両手を使える分早い。シンフォニアではあまり感じないかも知れないがマイソロシリーズやTOVS.では他の同名技を扱うキャラとの差別化に繋がる。(モーションが短い=隙が短い)
通常攻撃が使いやすく、HIT数の多い技を修得していくが、回復の特技は修得できない。
ちなみに彼固有の技は大体にSタイプに多いのだが、歴代技も多いTタイプの方がコンボなど含めて優秀な技が多いので大体Tタイプが選ばれる。
初心者でも安心して使えるが、TPは低め。

ラタトスクでは技の一部に炎属性が付加された。
散沙雨はヒット数が減ったがその分1ヒット毎の火力はなかなか。

【秘奥義】
  • 天翔蒼破斬
魔方陣が出現し敵を浮かせつつ、二本の剣を一本にまとめて、「見せてやる!くらえっ!」と叫び、高く飛び敵に叩きつける技。
使用条件はHPが赤表示&マテリアルブレード装備中に特定のボタンの同時押し。ちなみにオーバーリミッツさせる必要はない。
その為やろうと思えば開幕からぶっ放すことも可能。
例によってシンフォニアの技系秘奥義なので1戦闘中1回限定。

ちなみに確かに演出は非常にカッコいいのだが、装備が固定される上にTP消費もバカにならないので、
秘奥義にも拘わらず本作では魅せ技で使い道がほぼ存在し無いという非常に悲しい技でもある。*1
ぶっちゃけアビシオンが使ってくるほうが遥かに強く印象に残っている人もいるだろう。

シンフォニア以外の作品では敵は殆ど浮かない。

TOVS.ではマテリアルブレードを装備しなくても出すことが出来る。

赤と青のアイス棒を融合して紫のアイスに…はならなかった。

マイソロ3ではロイドが無茶苦茶跳ぶ。カメラアングルも相まってかなりカッコイイ。

ラタトスクでは武器を変え、秘奥義も変わった。だが名前が「翔破蒼天斬」と「天翔蒼破斬」を入れ換えただけな物になっている。
だが翔破蒼天斬は大地を割る。勘違いされがちだが、この秘奥義の時に回復するのは装備品の効果である。ラタトスクではシンフォニアキャラの装備の変更ができないためにしばしば忘れられる。
だが何故かヒット数は減っている。そのせいで手抜き感がぬぐえない技と言われることもしばしば…


【余談】

人気投票で人気が無いことをゼロス(の中の人)にさんざんネタにされ、ゼロスやクラトスにまで人気が劣る事からドラマCDや特典DVDで何度もネタにされた。
声優さん自身も半分自虐ネタにしている。
ちなみに第3回目で24位だった。


が。

ラタトスクの騎士発売後に行われた第四回人気投票において4位の快挙をえてクラトスとゼロスを越えた。

次に行われた第五回人気投票は3位にアスベルが食い込んだので5位になったが実質そのままである。
さらに第6回ではTOXキャラが食い込んだが、8位とベスト10をキープ。根強い人気を誇っている。


名前の由来はロイド眼鏡から、初期のデザインでは眼鏡をかけていた。
また、キャラデザの藤島康介がロイドのラフで描いていたマントは、3Dでの再現が難しいため没になったため、代わりに鉢巻状の帯が首に2本つけられた。



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最終更新:2023年09月01日 17:39

*1 参考までに書くと闘技場シングル上級の敵すら倒せないほど威力が低い