恐竜の森(FF6)

登録日:2011/03/06(日) 01:26:26
更新日:2024/03/07 Thu 16:36:46
所要時間:約 4 分で読めます





FINAL FANTASY Ⅵ』に登場する場所。項目名は俗称。
場所というよりは特定された場所にある森の一つ。
世界崩壊後に飛空艇を手に入れてから行けるようになる土地であり場所はナルシェから東に行くとある。
初見では気付かないが慣れてくると瞬時に見つけられる森である。
また、存在のヒントは獣ヶ原の洞窟で聞くことが可能。

ここで出現するモンスターはその名の通りティラノサウルスである。
(8竜・アースドラゴンの色違いなどと言ってはいけない)
このティラノサウルス、はっきり言って飛空艇を手に入れた直後ではバニシュ+デスを使わない限り強敵である。

〇ティラノサウルスの強さ
HPは12200とザコとは思えない体力。それまでの大型敵の多くがHP4桁どまりであったことを考えると高い。
通常攻撃すらダメージが高く、時々発動する噛み付きは通常の7倍の威力の単体攻撃で驚異的なダメージを与える。
クリアレベル頃だと味方のHPは2600前後でこの頃に受ければだいたい即死し、かなり上げて6000前後になっても防御が甘ければ瀕死状態になる
そして、どこかの淫獣と契約して魔法恐竜になったのかはわからんが全体に1800前後のダメージを与える魔法メテオを使ってくる。発動したら最後直撃確定というのが痛い。
なんで、恐竜が魔法使えるんだよ…
さらに、2体ではさみうちを仕掛けてくるのだがこれは回避するアクセサリー「アラームピアス」の効果が効かない特別仕様。
挟まれて手間取って後ろから噛み付かれるか、Wメテオされようものなら大抵はオダブツである。
機種にもよるが「けむりだま」を常備してこれで逃げることも考えておこう。

ただ、倒した時の価値はその強さに見合った物がある。
まずは1匹で魔法経験値5
2匹出現時なら魔法経験値8
経験値も1人なら8800
4人パーティーでも2200とかなり高い。
さらに、強力なカッパシリーズ装備「アーマーガッパ」を盗めたり、「沙悟浄の槍」を落としたりとマランダ付近の砂漠以上にレベル上げにはもってこいのクオリティ。
アーマーガッパが目当てならティラノサウルスのMPをラスピル/アスピル連打で420削り、透明化すればもう事故死せず盗みに専念できる。

マランダにはもっと簡単に金と魔法経験値が稼げるサボテンダーがいるが、あちらはドロップアイテムの質がイマイチ。

ちなみに上記のメテオに関してだが、"白亜紀末期の恐竜の大絶滅"には「宇宙から飛来した巨大隕石または彗星」が大きく関わっているという説が有力であり、それを意識したネタだと考えられるだからって恐竜側が使うのはおかしい気がする
もう1つネタとして、この森の外見全体がティラノサウルス(を連想させる大型獣脚類)の横顔の様になっている。


だがしかし、この森にはティラノサウルスをも凌ぐ恐竜がいた。

その恐竜の名はブラキオレイドス
恐怖の黄色い首長恐竜であるコイツ。
FF6で多くのプレイヤーが初見で衝撃を受けたモンスターである。

簡単に流れを説明すると、
「ティラノサウルスなんか楽勝だぜ」

ブラキオレイドス出現

「バニシュにデスの準備するか」

素早さで負けてディスアスター発動

「(゜Д゜;)」

タコ殴りor死の宣告で全滅

SFC版ではバニシュ+デスorデジョンも効くし、状態異常もリボンがあれば回避できる。
しかし、ティラノサウルスは状態異常攻撃をしないためこのマップではリボンを装備していないプレイヤーが多いこともあり、
毒、カッパ、死の宣告混乱、暗闇といったステータス異常を1度に与えるディスアスターで詰む初見プレイヤーはたくさんいる。

〇ブラキオレイドスの強さ
ラストボス前座の各パーツを越える強さの強い雑魚。GBA・旧スマホ版の追加雑魚と並べても見劣りはしない。
HP46050とHPは三闘神の1体女神より高い。
見た目によらず素早さは95と、その高さで常時ヘイスト状態かと錯覚する勢いで行動をしてくる。
素早いと言われた8竜の1体ストームドラゴンより早い…防御力、魔法回避率、物理回避率、攻撃力×レベルも、ほとんどのステータスがラスダンのボス以上と驚異的な強さを誇る。
状態異常攻撃以外にもティラノサウルスの噛み付きを上回るダメージを与え、更に最大3回の通常攻撃もおまけしてくる通常の6倍の威力の「ぶん回す」や、強制離脱で経験値分配を乱す「鼻息」など凶悪以外の何ものでもない。

そして何とこの恐竜…


メテオ*1どころかアルテマまで使えちゃいます。


ダメージは6000程度。魔法防御無視なので相当鍛えてないと全滅が確定する。リレイズや魔封剣で対抗できるが初見では予想できない。
どうやらコイツも魔法恐竜だったようだ。
しかもティラノサウルスと違ってMPが51420とラスボスより高いせいでガス欠すらまともに狙えない。ラスピルしている合間に全員死ぬか吹き飛ばされていくのがオチ。

あやつる」などして防御面のわずかなスキを突けば勝機もあるが、出現率が低い上に上記のティラノサウルスのせいで、
ボスキャラと違って万全の態勢を整えてから戦いに臨むという手が使いにくいのも、その強さの評価を一押ししている。
その為、恐竜の森ではこまめにセーブする事をお勧めする。


しかし、苦労して倒した分経験値14396、魔法経験値10と全モンスター中最大の経験値。
確率は低いが数多くの状態異常を防ぐアクセサリーリボンが盗め、
極まれだが全ての魔法の消費MP1にするアクセサリースリースターズを落とす。
さらに、1度遭遇しておけば獣ヶ原に現れる=ガウの飛び込むの対象になり、経験値は得られないが再遭遇もしやすくなる。

撃たれたら危険なアルテマは、ブラキオレイドスが4回目に行動するときに使う。*2
SFC版ではリボンを装備して、二人がかりでバニシュ+デスorデジョンをしかければ簡単に倒せる。
ただ、GBA版の場合ブラキオレイドスにはこのゲームバランス崩壊コンボが効かなくなっている。
そのため、コイツを倒すにはガチンコ勝負しかない。

力押しで勝つにはリボンを装備したキャラを1人はパーティーに入れて、魔法回避率に影響されない「アルテマ」を連発するのが無難。
アルテマに頼らない場合はマッシュ夢幻闘舞、シャドウの「なげる」で風車やアイスブランドか、ハイパーリスト装備で風魔手裏剣を使わせればかなりのダメージが期待できる。
冷気弱点なのでブリザガも有効だがブラキオレイドス戦では「ミス!!」がよく起こりうるので、何人かで使わないと危ない。バリアントナイフやアルテマウェポン軸のみだれうちも相手の行動に左右される。
運任せになるが、魔石「ラグナロック」のメタモルフォースが50%の確率で有効。効けば倒したことになるので経験値もスリースターズも入手できる。ちなみに変化するのはいたって普通のほしにく
また、あやつるに耐性が無いので一度操った後は解除しない魔法攻撃をチビチビと重ねていけば勝てる。
バニシュをかけて魔法回避率を0にしてから「あばれる」経由で誘惑をかけたり、怪音波でレベルを半減させる(GBA・旧スマホ版では使えない)のも効果的。

コロシアムで「皿」を賭け、ネコ耳フードを狙う時にも出現するが、魔法を使わない代わりに高い攻撃力と素早さで「たたかうorぶんまわす」の二択で殴り殺しにかかってくる。ぶんまわすは単発になっている。
コーディネートを凝らして防御力255にするか、物理回避率128(SFC・PS版なら魔法回避率128)にして挑めば時間はかかるが確実に勝てる。スノーマフラーを装備できるガウモグなら容易く達成可能。
時にはこのルートでリボン量産を狙うツワモノもいる。ただし盗み役のレベルが39以上はないと盗りたくても盗れない。

前作FF5では未経験プレイヤーですら名前を知っている人が多数いる、ラスボスより強い隠しボス「オメガ」「神竜」というモンスターが存在するが、FF6ではそういったモンスターがいない。
ブラキオレイドスはそういう固定出現型でもないのにそれに匹敵するインパクトを与えている。
歴代FFシリーズのプレイヤーが強かった雑魚モンスターはと聞かれたら、6からは満場一致でこのブラキオレイドスになるだろう。

余談だがFF6が出た当時の1994年は、まだ「大型竜脚類は肉食恐竜に狩られるだけの馬鹿でのろまな生物」との烙印を捺される事が多い時代であり、こうして強力な存在として描かれたのは時代を先取りしていたとも言えるかも知れない*3


追記・修正はブラキオレイドスにぶん回されてからお願いします。

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最終更新:2024年03月07日 16:36

*1 名前の元ネタである恐竜「ブラキオサウルス」はジュラ紀の恐竜なので、白亜紀末期の隕石飛来云々とは無関係

*2 行動は5ターン周期で、たたかうorディスアスター→たたかうorメテオ→たたかうorはないき→たたかうorアルテマ→確定でぶんまわすの順に行動する。

*3 2020年代では「この巨体自体が強力な武器になり、こんなデカい生物の成体をまともに狩れる肉食恐竜など極僅かである」というのが常識となっている