オジマンディアス(ウォッチメン)

登録日 :2011/01/01(土) 02:08:12
更新日 : 2017/06/22 Thu 14:33:25
所要時間 :約 4 分で読めます





彼方では山猫が低く唸る
二人の乗り手が迫りつつあり
風が咆哮を上げ始める

─ボブ・ディラン







↑オジマンディアス

「オジマンディアス(OZYMANDIAS)」は、アラン・ムーア作、デイブ・ギボンズ画のアメコミ作品『ウォッチメン』の登場人物。
同作の主人公の一人である…。
Dr.マンハッタンを除けば作中に登場するヒーロー達の中でも別格的な能力を持つ存在として扱われており、ムーアの解説によればDr.マンハッタン以上に重要な役割を持つ存在として、当初からキャラクターが練り込まれていた様である。
原案によれば人の10倍は頭が良い超天才にして、徹底した摂生と苦行による肉体の完璧なコントロールにより、150歳までは生きると語られている。
原作版、映画版共に引退後は自らの名声を武器に巨万の富を築き上げているが、映画版では新エネルギーの開発等、より事業家としての描写が強調されている。


【人物】
本名はエイドリアン・ヴェイト。
1939年生まれ。
幼い頃より優れ過ぎた頭脳を発揮し、あまりに優れているが故にわざとテストで平均点を取る等の配慮をせねばならなかった程だと云う。
17歳の時に両親を失い、天涯孤独の身の上となる。
そうして、一生遊んで暮らせるだけの遺産を得た彼だが、自らの力を試してみたくなり、全ての遺産を寄付した後に自らが唯一シンパシーを感じた存在である、かのアレキサンダー大王(アレクサンドロスⅢ世)の足跡を踏む旅へと出発する。
…結果的には、アレキサンダー大王もまた志半ばで失敗していた事を悟るも、旅の最後に啓示を受け( ハッシシをキメた )、アレキサンダー大王の功績もまた、死をも超越したファラオの叡智の影に過ぎないとの啓示を受けると共に帰国。
「オジマンディアス」(ラムセス2世のギリシャ語名)を名乗り、スーパーヒーローとしての活動を開始するのである。

1966年のクライムバスターズ(ウォッチメン)結成の発起人でもあり、悪を撲滅する戦いに理想を燃やしていたが、その慧眼故にやがて時代その物がヒーローを必要としなくなる事を見抜いていた。
…それ故に、77年のキーン条例制定以前の75年に自ら正体を公表すると共に、自警行為から引退。
…それ以降は事業家に転身し、抜群の知名度を利用し自らを題材とした玩具やアニメ、更にはアスリートとしてのテレビ出演等で資産を増やして来た…。

…そして、彼もまたコメディアン殺害の報を自らのオフィスで受けるのである。



※クライムバスターズ(ウォッチメン)の仲間達。
コメディアン=エドワード・ブレイクは初遭遇時に敗れ、またクライムバスターズの会合の際に真実を思い知らされた相手である。
Dr.マンハッタン=ジョン・オスターマンは映画版では新技術開発の為のパートナー。
…原作でも彼の力を利用した技術開発に挑んではいるが、それは独自に彼の能力を解析した結果である。

◆ブバスティス
遺伝子操作で作り出された美しくも獰猛な「猫」
名前はエジプト神話の猫頭の守護神「バステト女神」(ブバスティスは英語読み)に由来。





※最後に社長より一言。



我はオジマンディアス

…真実の一端を知りたいのなら「ネタバレ」の項目を探れ…そうでないのなら、黙っている事だ。

王の中の王



【余談】
元々、『ウォッチメン』の物語には60年代に隆盛を迎えたものの80年代当時には廃れていた「チャールトンコミックス」のキャラクターを使うつもりだった様だが、それが不可能となった為にチャールトンのキャラクターを元にオリジナルキャラクターとして『ウォッチメン』のキャラクターが考案されたのだと云う。
これらの解説は原作版に詳しい。








我が名はオジマンディアス
王の中の王
神よ見よ
我が業を
かくて絶望せよ!


『オジマンディアス』より
─シェリー








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