ラヴァルバル・チェイン

登録日 :2011/11/14(月) 01:33:22
更新日 : 2017/01/17 Tue 12:49:39
所要時間 :約 4 分で読めます





俺はレベル4のモンスター2体で
オーバーレイネットワークを構築!




これ何する人なん? 現れよ!
ラヴァルバル・チェイン!





\TUEEEEEEEEEEEEE!/


ラヴァルバル・チェインはDT13で登場したエクシーズモンスターである。

ランク4/炎属性/海竜族
レベル4モンスター×2
ATK1800 DEF1000

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分のデッキからカードを1枚選択して墓地へ送る。
●自分のデッキからモンスター1体を選択してデッキの一番上に置く。
炎属性海竜族 という異質な組み合わせであり、この組み合わせはこのカードが初。

ステータスがランク4にしては低く、素材となるレベル4モンスターの中にはデメリット無しでこのカードのステータスを上回る物も多い。

だがその分、非常に強力な2つの効果を備えている。


1つ目はデッキのカードを墓地へ送る効果。

墓地が重要な遊戯王では言うまでもなく強力な効果であり、属性や種族等の制限もないため非常に汎用性が高い。
単体ではディスアドバンテージにしかならない、おろかな埋葬が制限カードと考えればその強さがわかるだろう。
それがレベル4を2体並べるだけですぐに呼び出せるのである。

デッキのキーカードを埋葬して蘇生やサルベージに繋げるのは鉄板。
グローアップ・バルブ等の墓地発動の定番カードを落とすだけでも十分強力。
裁きの龍やダーク・アームド・ドラゴンの召喚条件を整えるのに利用したり、
馬頭鬼やディアボリックガイなど墓地にあると都合のいいカードを準備するのにも使える。

影霊衣では墓地に落としたリリーサーでクラウソラスの影霊衣を出すという鬼畜コンボがある。
自身が属するラヴァルとの相性も抜群である。

トリック・クラウンおよびサウザンド・ブレードとの相性も抜群であり、どちらかをエクシーズ素材にして出すことにより、セットで墓地に送ることが出来る。すると、2体のコンボが発生してすぐさま別のランク4を立てることが可能。

またモンスターだけでなく魔法や罠を落とすこともできる。
特にレスキューラビットから出してジェムナイトフュージョンを落として回収できることから、ジェムナイトの株が急上昇した。
おそらくラヴァルと同盟関係にあるリチュアのキーカードである儀水鏡を落とせるように
魔法罠も対象になっているのだろうが、敵対関係にあるジェムナイトに最も貢献してしまうという皮肉な結果となった。


2つ目はデッキのモンスターをデッキトップに持ってくる効果。

こちらもレベルやステータス等の縛りがなく、モンスターであれば何でも持ってこれる。
タイムラグはあるものの、条件のないモンスターのサーチは非常に貴重である。
早い話が、 開闢の使者ボチヤミサンタイ等、切り札級モンスターをいとも簡単に持ってこれるということである。

サモンプリーストとの組み合わせで、前者は光属性モンスターを、後者は終末の騎士を特殊召喚すればそれだけで召喚条件が整うのもポイント。
変わったところでは、インフェルニティデーモンをトップに置き、次のドローで確実に効果を発動するという使い方もある。
1つ目の墓地肥やし効果でヘルウェイ・パトロールを落とせることと合わせて、インフェルニティとは特に相性が良い。
IFはチェインが複数積みされる数少ないデッキの1つである。


【弱点】

良いことばかり書いたが当然このカードにも弱点は存在する。

まずは先にも述べたがステータスが低い点。
下級アタッカー以下の攻撃力のため、戦闘要員としてはそこまで期待できない。
だが、打点が欲しいなら打点の高いエクシーズモンスターを出せば済む話なので、大きな弱点ではない。

それに最近はRUMもあるので、そのままランクアップすればいいし。

2つとも強力な効果だが直接アドを取っている訳ではないので注意。
墓地肥しに関しては他のカードで足りることもあるのでよく考えて使いたい。


他にもエクシーズ共通の弱点として召喚や効果を妨害された時のディスアドとか色々ある。


【環境において】

非常に汎用性が高い万能墓地肥やしという効果から、登場して間もなく多くのデッキで採用される。

デッキによっては重要なキーカードとして扱われ、デッキの潤滑油として多くのプレイヤーに愛される存在であった。

逆に、レベル4×2体で出せるというあまりのお手軽さから、他のランク4ともども強力すぎるのではないかという意見も多く見られるようになった。

ともあれ、エクストラデッキに入るモンスターは1枚制限にしたところでさほど意味はないため、長年の間無制限という立ち位置だった。

しかし、第9期になると【EM竜剣士】で先攻でナチュル・ビーストのシンクロをサポートするという使われ方をし、これが決め手になってか遂に2016年4月1日付けで 禁止カード に指定されることが決定した。

この時の改訂では近年でも稀に見るほど多くの変更があったが、このカードの禁止化は特に反響が大きかった。

特に、チェインを複数枚使用するエクシーズ型インフェルニティには致命的とも言える大打撃であり、多くの満足民が血涙のオーガと化した。 まああいつらのことだからすぐに別の型を考案して復活するだろうが

ともあれ、万能墓地肥やしが可能なエクシーズモンスターの座はランク6のベアトリーチェに譲り渡すこととなった。


【余談】

さて、非常に汎用性の高い効果を持つこのカードだが、ある点について非常に話題になりやすかった。



それは…


シングル価格が高かった


このカード自身の汎用性の高さもさることながら、これが収録されたDT13は「ウルトラレアにハズレが無い弾」と言われ、
大きなお友達を中心に高速で回された結果、あっという間に品薄・在庫切れになってしまったのだ。

当然の如く価格は高騰。
さすがに全盛期のブリューナクトリシューラには及ばないものの、当時のカードとしてはトップクラスのシングル価格だった *1

なんでも、このカードの値段高騰には某カードショップの動画、及び高価買取企画という行為が関係しているとかいないとか。
おかげで某動画サイトや某掲示板ではこのカードが出る度に 「TUEEEE!」 と言うのがデフォルトになっている。


その後、GOLD SERIES 2013で再録された。
ノーマルレアのため再録版もそこそこ高かったのだが、段々と値段は落ち着きを見せるようになった。

そして2014年の年末にはTHE RARITY COLLECTIONに収録。
一箱に絶対1枚は入っているため値段はかなり落ち入手しやすくなった。
現在では禁止カードであることもあり、レアリティに拘らなければ安く入手できるだろう。

なお、ノーマル(ノーマルレア)、ウルトラレア、ゴールドレア、ゴールドシークレットレア、シークレットレア、コレクターズレアと何気にレアリティが多い。
同じレアリティでも収録エキスパンションによっては多少の違いがある。


【DT世界】

リチュア&ラヴァルvsジェムナイト&ガスタの一環として、リチュア・チェインがラヴァルを取り込んだことにより誕生。
とは言うものの種族やステータスは元のままだが名前や属性がラヴァルな辺り、完全には取り込めていないのかもしれない。
またOCGで一番喜んでいるのは上記の通り敵のジェムナイトである。



追記・修正はデッキから墓地かデッキトップに行ってからお願いします。


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