サクラ大戦

登録日 :2009/07/31 (金) 12:23:29
更新日 : 2017/05/07 Sun 23:28:52
所要時間 :約 3 分で読めます




サクラ大戦シリーズの第一弾。1996年9月27日、セガより発売されたセガサターン用ソフト。
その人気からドリームキャスト、PC(95.98.Me.2000.XP.Vista版各種)、PS2、PSPなど世代を超えて移植・リメイクされ、
様々な試みから後のゲーム業界に大きな影響を与えた意欲作。
原本サターン版の販売本数はおよそ70万本。PS2にてリメイクされた「サクラ大戦~熱き血潮に~」はおよそ24万本を記録した。


【設定】
時は太正十二年の日本、帝国海軍の士官学校を主席で卒業した主人公、帝国海軍小尉・大神一郎は、
財界の大物、花小路伯爵から「帝国華撃団」隊長の任を受け、帝国華撃団本部があるという銀座に向かった。
しかしそこに本部はなく、少女劇団「帝国歌劇団」が舞台に立つことで有名な大帝国劇場が建っていた。
そこで出会った大帝国劇場支配人にしてかつての名将、米田一基から、
「ここは秘密部隊の本部ではなく、軍が秘密裏に経営している劇場で、お前はその雑用係として呼ばれた」と聞き、延々と続く下働き生活にウンザリする大神。
しかし、突如鳴り響く警報。それを合図に状況は一変する。

実は雑用係と言ったのは米田の大神を試すためのウソだった。
大帝国劇場とは世を忍ぶ仮の姿。有事の際には悪の組織・黒之巣会(くろのすかい)と戦う「帝国華撃団・本部」となり、
平時は舞台で活躍する「帝国歌劇団・花組」の少女達も霊力を武器に悪と戦う秘密部隊の隊員だった。大神はその隊長として呼ばれたのだった。



本作は大まかに言って2部構成。
プレイヤーは主人公大神一郎となり、大帝国劇場の雑用係(モギリ)として隊員達とコミュニケーションをはかるアドベンチャーパートと、
霊子甲冑を駆り帝国華撃団・花組の隊長として悪と戦う戦闘パートに分かれている。

全10話で構成されており、話(チャプター)が終了するごとに予告ムービーが入る。
物語が終盤になると大神のパートナーとして6人の隊員から1人を選ぶイベントが発生し、そのキャラクターがグランドヒロインとなる。
グランドヒロインによって以降のイベントやEDは変わる。

帝国華撃団・花組の隊員(グランドヒロイン候補)

(登場順)


また作中には特定の条件を満たすことで遊べるミニゲームやムービーなどがあり、
それはゲームをクリアした後にプレイできるようになる「帝都の長い休日」でも遊べるようになる。
特にミニゲームは難易度が上がり、条件を満たすとCGが見られるなどなかなかやり込み要素が高い。

また翻訳され海外でも発売されており、比較的古い作品ながら今なお国内外でも人気は高く、女性のファンも非常に多い。
男性の視線で女性達とコミュニケーションをはかるゲームとしては異例である。


なお、女性を攻略する面があることから「このゲームはギャルゲーか否か」で10余年に渡り議論が続いているが、
プレイヤー内では「大神ゲー」という意見が大勢を占めているようだ。

【余談】
発表当時から、スチームパンク的側面からか、かのスーパーロボット大戦シリーズへの参戦が望まれている作品である。
しかしながら生みの親とも言える広井王子氏によって、参戦に否定的な発言がなされたと伝えられており、実情は不透明である。
その真偽は年月の経過によって、確認が困難となっているために曖昧になっているが、氏が手がけたもう一つの代表作魔神英雄伝ワタル共々、
未だに不参戦なのがその証明とされる。しかしながら、シリーズの最新作であったサクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜の前作までと比べての不調と、
時を同じくして訪れたセガそのものの衰退で、展開予定だった歴代シリーズのスピンオフソフトの多くが開発の頓挫に追い込まれた事をきっかけに、
シリーズの熱気は急速に冷めていった。折しも、プレイヤー側もセガの全盛期を知るユーザーからの世代交代と重なった事もあって、
制作側にかつて程の開発意欲は無くなったのか、予てから構想されていたとされる、正統シリーズの次作は実現していない。(一説によれば伯林華撃団が舞台とされる)
その間に参戦の障害とされた時代設定などがスーパーロボット大戦シリーズの発展で解消されつつあるため、期待の声は未だにある。
(本作出演声優もほぼスーパーロボット大戦に出演済みとなったため)
近年、PROJECT X ZONEシリーズにキャラが参戦に成功した(しかも同時にスーパーロボット大戦シリーズも参戦した)ため、総じて以前よりは参戦への垣根が薄くなったと言える。
そして2017年、期間限定とはいえ『スーパーロボット大戦X-Ω』に参戦。
正式参戦でこそないものの、花組メンバーに加え米田司令にかえでさん、加山に風組、さらに薔薇組まで帝劇のメンバーが勢ぞろい。
しかも主人公とヒロイン達にオリジナルの光武があてがわれる等破格の扱いを受けている。









大神「ん、これは…追記・編集?…いかん、頭がクラクラしてきた。か、体が勝手に…」

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