ファティマ・アウクソー

登録日:2011/10/31 (月) 21:59:46
更新日:2024/03/13 Wed 10:46:27
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群青の高空…?

朱色のこもれ陽

舞いおりる

白青の王者

赤い砂塵

白い……炎と

輝く神像

銀色……の



◇アウクソー

ファテイマ・アウクソーは永野護の漫画作品『ファイブスター物語』の登場ヒロイン。
人工生命体ファティマ・ファティスの一人。
バランシェ・ファティマNo.38。

登場ファティマの中でも特に重要な働きをするヒロインの一人であり、その誕生には数々の秘密を抱えている。

ファティマの女王と呼ばれる、クーンの後継ファティマにして「運命の3女神」のモデルの一人。
また、星団初の4ファティスの一人であるザ・フォーカスライトを再構成した存在にして、後にはデルタベルンの名でコーラス6世と共にA.K.D.を倒す事になる。

……作者によれば、再開も近い「魔導大戦」の真のヒロインであると云う。



【基本データ】

◇アウクソー
※クローム・バランシェ制作
A-2A-2A-3A-B1:F・M型
■体型:M型
●品格:F(フローレス)
●戦闘能力:A
●MH制御能力:2A
●演算性能:2A
●肉体耐久値:3A
●精神安定性:B1


※単体としても星団最高レベルにある最強ファティマの一人であるが、超帝国剣聖カイエン・バッシュ・カステポーを制御したいと云うバランシェの欲望によってのみ誕生した、特殊なファティマ。
その誕生、能力には未だに不可解な部分が多いが、現在までに明らかになっているのは彼女が星団初のファティマであるザ・フォーカスライトを母体とした存在であると云う事と、ドラゴン・ネイチャーと同じく“塵”一つからでも復活出来る情報体を持つ事であろう。

最新版でのデータベースによれば、史上初のファティマである事から“ファティマそのもの”と呼べる存在であるとの事。

また、嘗ては“スバース・フォーカスライト1”が2つ目の体となった現在は“カイエン・アウクソー2”が正式名称とされ、ファティマでは唯一「名と姓」を持つ。


“ガーネット”アウクソーとも呼ばれる最高称号フローレスを持つファティマの一人であるが、これは剣聖カイエンの死により「壊れて」しまった彼女を救うべくシルバー・バランシェ他、星団中のファティマ・マイトが働きかけた事により得られたものであり、アウクソー自身には関係の無い話でしか無いだろう。

……しかし、星団最高のファティマの一人として羨望の眼を向けられながらも、カイエンの死後、新たなマスターを得ようとはしない彼女は「壊れた」ファティマとして廃棄処分の運命が待ち受けている……。



【劇中の経緯】

初登場は「トラフィクス1」
剣聖ダグラス・カイエンのパートナーとして登場して早々に、いきなり主を庇って死んでしまう。

星団最強の筈のカイエンが一介の騎士でしかないレスターに遅れをとり、手傷を負うだけでもおかしいのに、更にパートナーを殺されてしまうと云うのは全く不可解であるが、その事を契機にカイエンがアトロポスに出逢う事になった事や、アウクソーが完全に「死んだ」にもかかわらずに、記憶を保ったままに復活出来る事実が明らかになった事実を見る限り、全ては「運命」であったのだと見る事が出来る。

……何しろ、この事件を契機にアトロポスは「ファティマ」である自らの運命を悟り、アウクソーの復活を目撃した平民の少女に過ぎなかったミースはバランシェの名を継ぎ、更なるアウクソー自身の復活にも関わってゆく事になるのだから……。


……復活した後はカイエンに付き従う姿が見られるだけで、特別な活躍はしておらず、共にハスハ入りを果たしているが、3030年に契約に従い戦死を選択したカイエンにプログラムを解除されてしまう。
……普通のファティマならば、新たなマスターを探すプログラムが働く筈だが、純血の騎士……殊にカイエンの為に生み出されたアウクソーの精神は、その事実を受け入れる事が出来ずに精神崩壊を引き起こしてしまった。

……実は、彼女の物語はここから始まるのだ。
「魔導大戦」の真のヒロイン。
フォーカスライトとしての彼女には妹であるS.S.L.との宿命の戦いが待っている。

そして、アウクソーとしての彼女の存在は一旦星団から消え、その記憶は更にデルタベルンへと引き継がれる……が、それはまた別の物語である。



……そして、彼女の卵巣はミース・シルバー・バランシェに移植された事により、愛しきカイエンの情報体を宿す泰華十曜の守護者たる剣聖マキシを生む仮り腹ともなる。



【パートナー】

◆剣聖カイエン・バッシュ・カステポー
唯一人の「超人間」とも呼ばれる、超帝国最後の騎士にして人類の歴史上に於ける“真”の最強騎士。
「本気」を出した場合の力は現在の天照すら凌駕するとされる。
クローム・バランシェはL.E.D.ドラゴンより受け取ったカイエンの「胚」を通して、数々の人知を超えた研究を生み出す事が出来た。
アウクソーはバランシェがカイエンを制御したいが為だけに4ファティスを犠牲にしてまで生み出そうとしたファティマである。
……しかし、アウクソーのカイエンへの想いは一貫して純粋な愛情だけであった。



【搭乗MH】

■“シュペルター”K.O.G.
天照が作り上げた天照家のスーパーMH。
剣聖ハイアラキから剣聖カイエンに引き継がれた白銀の神像は、現時点で星団で最も人を殺しているMHである。
……因みに、このシュペルターが本来の組み合わせであるカイエンとアウクソーを乗せて出動した場面は未登場のまま……である。
未登場なのは「ヤベェ強さ」の為と云うのが正解らしいが(アトロポス搭乗時とは比較にならないらしい)、それでも天照とラキシスの操るK.O.G.は倒せないらしい。
……それも「神」と「人」の差なのか。



マスター……私は、マスターにしか追記も修正も、されたくないって……。

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最終更新:2024年03月13日 10:46