音遠(烈火の炎)

登録日:2012/03/14(水) 22:14:27
更新日:2022/06/06 Mon 03:47:28
所要時間:約 3 分で読めます






いつまでもあなたの側にーーー紅麗様…





●概要

音遠とは、烈火の炎の登場人物である。麗、十神衆所属で、最後まで紅麗に仕えた一人。
黒髪ロングの女性で、なかなかのナイスバディ。初戦闘時にはおっぱいも晒している。
アニメでのCVは松谷彼哉


●実力

魔道具「不狂和音」を使用する。
この魔道具は音を溜め込むタンクそのもので、物体を破壊できるほどの音の衝撃波を放つことができる。
音遠はこの魔道具を使いこなして、様々なバリエーションの攻撃を繰り出せる。

裏武闘殺陣後は磁生が使用していた「磁双刀」を使う。磁双刀の能力については彼の項目を参照。
音遠は磁双刀を普通に刀として扱う。

また、烈火の円とほぼ同等の強固さを誇る結界を張ることもできる。
作中の超常現象はすべて魔道具の力によるものなので、これも魔道具を使っていると思われる。
額の宝石か、二の腕にはめた核っぽいものが見える腕輪がそうなのだろうか?

●来歴

元々は紅麗に仕えるメイドとして働いていたが、紅の惨劇を見て紅麗のために戦うと誓う。
この頃から紅麗に対して多少の恋愛感情はあったと思われる。
ちなみに同じ十神衆の磁生とは一度互角に戦った仲。彼や雷覇とは「紅麗のために生き、死ぬ」ことを共に血判で誓っており、その絆は強い。

●麗(音)

裏武闘時、音遠が組んだチーム。裏武闘後も行動を共にし、二人揃って音遠のことを「お姉さま」と慕っているなどどうやらかなり深い信頼関係に結ばれている様子。
というかどう見ても一線を越えた百合。紅麗一筋じゃなかったのか音遠?
アニメ版では音遠と共に孤児院で姉妹同然に育ったということになっている。

亜希

CV:緒方恵美
麗(音)先方。緑色*1のショートヘアーの持ち主。魅希とは姉妹で、こちらが妹の様子。
魔導具「言霊」の持ち主。範囲内にいる相手に幻覚を見せられるようになる能力で、発動のスイッチは「刮目」という言葉。タネが割れなければ一方的に幻覚で混乱させながら相手を翻弄できるが、幻覚より強いショックを受ければ無効化できる、「刮目」というキーワードを口にすれば所有者でなくても幻覚を作れるという弱点を持つ。

土門裸体を晒す幻覚を見せたりして翻弄するも、風子の声援に目が覚めた彼の「幻覚を自分も作りその幻覚にまぎれて嘴王をぶつける」という作戦に敗北。

麗(音)の敗退後は言霊を烈火たちに渡して魔導具を使わなくなった*2。さらに、SODOMでも登場し土門と共闘した。
自分に勝ったとして、あまり口にはしないが土門のことはかなり認めている。

魅希

CV:濱野ゆうき
麗(音)の一員で、音遠とコンビを組んで戦った。亜希の姉。
魔導具「韋駄天」と「矢魔彦」の使い手。高速移動できるようになる「韋駄天」のスピードで相手を翻弄する戦いかたを得意とする。そのスピードは精神的な不調があったとはいえ水鏡が動きを読みきれないほど。
「矢魔彦」は音を反射できる導具で、音遠の「不狂和音」と合わされば確実に音の衝撃波を相手に当てることができるようになる。

「私の心も体も顔も唇も音遠姉様だけのもの」と言うほどに音遠に心酔している。

麗(音)の敗退後は韋駄天を火影に渡したが、複数個あったのか返却されたのかSODOM編でも韋駄天を使用していた。
そして亜希と共に土門と共闘した。

●作中の活躍

裏武闘殺陣で十神衆として烈火たちの前に立ちはだかる。
部下の魅希とタッグを組み、完璧なコンビネーションと相手コンビの不和で火影側を圧倒するが、土門と風子の激励で調子を取り戻した烈火&水鏡のタッグに苦戦。
水鏡に全ての技を見切られ*3、不狂和音の最後の力として、自分の命と引き換えに会場を爆破しようとするが、水鏡に魔道具を破壊され敗北。
…それ成功してたら紅麗もヤバかったんじゃね?
そのとき、水鏡の出した氷柱に刺さって死にそうになるも、烈火に救われる。

裏武闘殺陣後、森光蘭煉華に殺されかけた紅麗を救い出す。
裏麗の捜索から逃れ、小さな廃屋でわずかな食料の殆どを紅麗に与え、自身は痩せ細りながらも献身的に介護を続ける。
その甲斐あって紅麗は目を覚まし、二人の間には愛が芽生えた。このときベッドシーンらしき描写が描かれる。
もはや戦いは忘れ、平穏を味わおうとするが、そこにみんなご存知のマーくんが現れてしまう。

紅麗がボコボコにされているのを発見した音遠は助けに近寄るが、栄養失調の身では敵わず返り討ちになり気絶。
結局、自身は戦いから逃れられないと覚悟を決めた紅麗がマーくんをステーキ(人肉)にして勝利。最初からやれよ
音遠が目覚めたときにはもう紅麗はおらず、「おまえだけでも幸せになってくれ」という言葉を聞いた彼女は彼を想い、涙を流す。

その後、「まってるだけの女なんてまっぴら」と宣言し、紅麗のためにSODOM編に再登場。
両手に磁双刀を持ち、再び紅麗のために戦う。
裏切り者の幻獣朗を斬り伏せ、雷覇に激励を与えるなど、表には出てこないがそれなりにストーリーに絡んでいた。

そして、天堂地獄を破壊した後、過去に戻る紅麗を涙ながらに見送った。
…ついて行くという選択肢はなかったんだろうか?
後に作者である安西信行氏はTwitterにて 「雷覇と音遠にとって紅麗の言葉は絶対である」 と述べている。
想像の余地を含む表現だが、麗として彼の一人でいくという選択を尊重したのだろうか。



●余談

初期(裏武闘殺陣編)では額に宝石のようなものがついていたが、物語が進むにつれ前髪が増え、見えなくなっていった。
作中、やたら「ブス」という単語に敏感。
本人は見ての通り文句なしの美人であるため、特別コンプレックスに思うような理由が見当たらない。
「魂は朽ちていった」と称するほどの麗入隊の苛烈な訓練中、美人なことを逆手に取ってパワハラでもされまくったのかも知れない。


また原作では初戦で魔導具を破壊された時に、魔導具の下の服が敗れ、乳首を晒しているが、
残念ながらアニメでは破れてはいるが、ギリギリ晒していない
なお、一件規制だから当然っぽく見えるが、風子はアニメでもしっかり晒している



私は麗!! 十神衆の音遠!! 追記、修正をまってるだけの女なんてまっぴらだよ!!

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最終更新:2022年06月06日 03:47

*1 アニメでは青色

*2 ちなみに言霊は陽炎の呪いを解くことに使われたが、失敗し砕け散った

*3 ちなみに一々技名をつけてそれを叫んでいたから見破られた。バトル漫画のお約束だが、これをしなかったらもう少し苦戦させられた気がしなくもない。