ガンダムナドレ

登録日:2009/05/26(火) 20:51:55
更新日:2023/12/20 Wed 10:25:24
所要時間:約 6 分で読めます





クッ、やられる……!

GN-004
NADLEEH

装甲をパージしただと!?

ガンダムナドレ……

目標を消滅させる!!




出典:『機動戦士ガンダム00』 ファーストシーズン第19話「絆」毎日放送、サンライズ制作 2008年2月16日放送より


GUNDAM NADLEEH



ガンダムナドレとは『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ(MS)。




機体緒元

型式番号:GN-004
頭頂高:18.2m
本体重量:54.0t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ




機体概要

全身の装甲をパージしたガンダムヴァーチェの真の姿。
「ナドレ」という機体名はナバホ族の精霊の名に由来する。
アスリートを思わせる細身の体型で、全身の装甲が白く、頭部の追加装甲に接続されていた真紅のコード類が恰も「髪の毛」のように靡く。


装甲のパージと同時に全身にあったGNコンデンサーの大部分も排除してしまうためヴァーチェと比べて粒子貯蔵量が圧倒的に少なくなっており、GNフィールドの防御展開は出来ず、本体の装甲も薄く防御力がかなり下がっている。
反面、身軽になったことに加え装甲によって阻害されていた運動性が向上しているため、機動性は大幅にアップしている。
といってもナドレの本質は戦闘ではないため、本体の攻撃性能自体は第3世代機の中で最も低く、戦闘ではヴァーチェ装備など外装を纏うことが大前提である。

この機体は機密以上の「絶秘」とされ、その姿は離反者が現れた時以外に晒す事は許されない。
その存在すら、ソレスタルビーイング内でも極一部のメンバーにしか知らされていない。
更に、ナドレが離反・内通者の攻撃対象とならないようにという配慮から、ヴァーチェとナドレが同一の存在であることも伏せられており、
それを知る者は整備要員を除けば更に限られる。



トライアルシステム

ヴェ―ダとリンクしている機体を全て制御下に置く

鹵獲、或いはガンダムマイスターによる裏切りが起きた場合に、それを無力化する為のシステム。
GNドライヴを有するガンダムタイプMSは基本的にその性能を維持するためヴェーダからバックアップを受けている。
このトライアルシステムはヴェーダを通じて対象となる機体、つまり他のガンダムの機体機能を強制的に停止させ、動けなくなった相手を一方的に攻撃することが出来る。

このシステムを使用するには、搭載された機体と使用権限が与えられたパイロット(前例があるのはイノベイドのみ)の両方が必要となる。


しかし、権限を持つイノベイド同士が同じ時間帯にトライアルシステムを発動させると、より高位の権限を持つ者が使用権限を支配し、他者の使用を許さず上書きする仕様となっている。

ティエリアは対ガンダムスローネの為に発動させたが、
トライアルシステム権限所有者が2カ所で同時に発動させると、下位の権限で発動された場所では強制中断される性質』で
止められ、その後に『権限を持つイノベイドとヴェーダのリンクを切断』された事により、無力化してしまう。
前者はリボンズ・アルマークがより高位のトライアルシステム権限を発動する事で上書きして妨害、後者はティエリアのリンク自体を切断した。
これは、リボンズですら問答無用で真正面から強制解除という手段に打って出る事は出来ず、正式な手続きを踏まねばならない最高位の特殊権限である事も意味する。



武装

前身機であるガンダムプルトーネのGNビームライフルを改修したもの。
マズルは縦長の長方形で、ビーム刃を発振する事も可能。

  • GNシールド
同じくプルトーネの改修品で、かなり細身の盾。
先代モデルでは露出していたGN粒子放出装置がスリット式になり、耐久力が向上している。

ヴァーチェ時にも使用可能で膝に収納されている。

  • GNキャノン
ヴァーチェの肩に装備されたものだが、グリップが備わっており分離後も携行兵器として使用可能。
キャノンそのものにコンデンサーを内蔵しているため、ナドレだけでもある程度火力を維持して発射出来る。



劇中での活躍

先にぶっちゃけると見せ場こそあるもののヴァーチェと比べると活躍が少なく、やや不遇な扱いを受けている。

第10話の人革連によるガンダム鹵獲作戦の折、手足を拘束されヴァーチェを鹵獲され掛けたティエリアが咄嗟に装甲をパージしナドレが登場。
GNキャノンでティエレン部隊を退け鹵獲・撃墜は免れたが、当のティエリアはこの姿を本来の計画よりも早く晒してしまったことに糸色 望した。

その後、チームトリニティと交戦した時には躊躇いなくパージしトライアルシステムを発動しスローネアイン&ドライを行動不能にしたが、上記の特性で強制解除され撃墜には至らなかった。


国連軍との最終決戦では先の戦闘でヴァーチェがダメージを受け過ぎた為、装甲を全て排除し最初からナドレの姿で出撃。
この時新たにGNビームライフルとGNシールドを装備した。

機動性と周囲の障害物を活かして立ち回り多数のGN-X相手に善戦するもアルヴァトーレの放ったビームが機体を掠め左腕とシールド、脚部を破壊され中破。
そこをパトリック・コーラサワーらのGN-Xに追い詰められる。
最期はGNビームライフルでGN-Xを2機を破壊し、自機も頭部を破壊されて大破し相討ちとなった。

仲間たちに回収してもらうことを祈ってGNドライヴを排出し完全に機能停止したが、その後GNドライヴと共に回収されティエリアも救助された。



装備変更形態

◇ガンダムナドレ アクウオス

機体緒元(アクウオス)

型式番号:GN-004/te-A02
頭頂高:18.7m
重量:57.3t
武装
GNマスクソード
GNビームサーベル
GNシールド


機体概要(アクウオス)

トライアルシステムの効果範囲を広げる為、増加装甲に大型のアンテナを装備したトライアルシステム拡張装備機。
粒子制御等のセンサーユニットとしての能力を最も高められる、ガンダムの顔をした「GNマスクソード」を装備する。
この事から、ナバホ族の「首」という意味を持つ「AKWOS(アクウオス)」と名付けられた。
後に本機の技術はセラフィムガンダムに活かされることとなる。


この兵装こそ、ナドレの本来の姿である。
本来のナドレの運用の手順は
「離反者が発生し次第、ヴァーチェが最寄の基地等に一旦移動して、このナドレアクウオスに換装してから追撃及び制裁に向かう」
というもの。

貧弱なナドレを、トライアルシステムの有効範囲を広げて守る目的以外にも、離反・内通者等がナドレの存在は知っても攻撃の対象とならないように
「ナドレという機体はプトレマイオス以外の、何処かの基地に格納されている」
と錯覚させる意図もある。

リボンズによってイオリア計画の第一段階が極端に早められた事もあり、日の目を見ないうちに関連の秘密基地で埃を被っていた。



関連機体

◆ガンダムプルトーネ

第2世代ガンダムの一機で、ナドレ及びヴァーチェの前身となった機体。

ガンダムヴァーチェ

ナドレが偽装を兼ねた外装を纏った姿。
ナドレ時に比べると直接的な戦闘能力に優れる。

◆ガンダムアルテミー

同時期に開発されていたトライアルシステム搭載機。

セラフィムガンダム

セラヴィーガンダムの背中の人。
ナドレの後継機であり、トライアルシステムを発展させたトライアルフィールドを有する。



ゲーム

機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT

ヴァーチェがキャストオフするとナドレになる。
ヴァーチェ状態とは打って変わって高機動機体となり、腕次第では高コスト機体相手にタイマンを張れる程の性能を誇る。

メイン射撃は原作通り両手に持ったGNキャノン。やや出は遅いが、万能機のビームライフルと何ら変わりはない。
他の機体に比べて、弾数が多いのが強み。

シールドガード時には何と手に持ったGNキャノンを翳して攻撃を防ぎ、格闘時には捨てて素手で殴りかかる。
特格コンボの連続パンチの最大ダメージは全機体中最高クラス。入力が非常に難しく攻撃中は無防備というハイリスクハイリターンなロマン技。

射撃派生でGNキャノン二本撃ちや照射ビーム等も見られる。
一応後格闘でGNビームサーベルが使える。


そして、ナドレの真の能力と言えばトライアルシステム。

これもリロードが非常に遅くほぼ一度きりだが、使用すると周囲の機体の動きを止める事が出来る。まさにザ・ワールド。すかさず相手をサンドバッグにしてやろう。
但し、味方の機体も動きが止まってしまうので誤射には注意。
小ネタだが、ノーベルガンダムを見るとティエリアが驚く。


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2

作品自体の参戦は無印からだったが、GUNDAM VERSUSの有料DLCを経てエクストラ機体として参戦した。
NEXT同様にヴァーチェで出撃後、キャストオフをする事でナドレになれる。当然だが一方通行的な換装なので、再出撃しなくては再度ヴァーチェに戻る事はできない。
ちなみにキャストオフ時にゼロ距離にいるとヒット判定がある他、覚醒するとしっかりトランザムしてくれる。

新たに武装にGNビームライフルとGNシールドが追加。GNキャノンはサブ射撃に移行している。
特殊射撃はガンダムエクシア呼出をする。下格闘はGNビームライフル投擲で、ちゃんとビームサーベルを発振したまま。
特殊格闘はトライアルシステム。効果範囲が非常に狭く、リロードもかなり長いなどデメリットが大きく、あまり頼りにはできない。
格闘はGNビームサーベルを用いたものや、かつてのテンプシーロールを再現した攻撃技も登場。
覚醒技は格闘乱舞からのGNビームライフル狙撃。最終段に至るまでの過程は、最終話で見せた不死身の男に対する一連の動き。

如何せんヴァーチェの高火力砲撃に注目が行き、ナドレは殆どおまけ状態な風潮が長く続いた。
次回作機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTでもそれは変わらず、よほど詰め寄られているかしない限りは非推奨というある意味原作再現的な悲しみを背負っている。


GジェネWARS

ヴァーチェが撃墜されるとナドレになる他、開発してナドレにする事も出来る。
GNビームライフルやGNビームサーベル、そしてヴァーチェのGNキャノンを持つ。

残念ながらトライアルシステムは使えない。

ノーベルと『00』系ガンダムとを設計すると生産登録が出来る。

ロン毛繋がりですね、わかり(ry


『WORLD』では遂にトライアルシステムが使用可能になった。

その能力は「範囲内の敵をそのターンのみ行動不能にする
これで敵の反撃を気にせず攻撃出来る、まさにザ・ワー(ry


しかし、これを使うには幾つかリスクがあり・・・・
  • 効果範囲が狭い
  • ENをかなり消費する
  • ナドレ自身の防御力が低く、相手のターンでフルボッコにされかねない
等が挙げられる。
まぁ効果範囲以外はオプションパーツ等で何とかなるので機会があったら是非。

結構早い段階でナドレを晒すが、原作ほどティエリアは凹まず、そのまま正式参戦する。

高火力&鉄壁のヴァーチェの方が頼りになる為、パージしてナドレにすると寧ろマイナスになってしまう事も多い。
ついでにティエリアの防御重視の能力とも噛み合ってないので、 早めに決着をつけよう。

トランザムに必要な気力が「145」と他のガンダム(ヴァーチェ含む)よりも5多く、このガンダムの特徴たるトライアルシステムも、スパロボではあまり意味が無い為か、武装になっていないとある意味ガンダムキュリオスより酷い。

利点としてはヴァーチェに足りない移動力とP武器が追加、一番の魅力はパージするとHPとENが全快する。
最大EN値もヴァーチェから引き継ぎなので、単なる継続戦闘能力だけなら破界篇の機体の中でもトップクラス。補給が期待出来ない時にはナドレを気軽に晒してみよう。

因みに、余分な気力が必要なだけあってか、ナドレのトランザム攻撃はやたらと格好良い。




アニヲタWiki(仮)とリンクする項目を全て制御下に置く。

これが、アニヲタ民に与えられた真の能力。

Wiki篭りにのみ与えられた……項目への編集能力!

この項目はアニヲタWiki(仮)に相応しくない!そうとも……!

追記・修正に値する!!!


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最終更新:2023年12月20日 10:25