ガンダムハルート

登録日:2010/09/09(木) 22:44:03
更新日:2024/04/17 Wed 16:28:13
所要時間:約 5 分で読めます






切り拓くんだ!!


未来を!!


明日を!!!!





GUNDAM HARUTE



型式番号:GN-011
頭頂高:19.0m
総重量:77.1t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ

武装(標準時)
GNソードライフル×2
GNキャノン×2
GNシザービット×10
GNミサイルコンテナ



劇場版 機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-」に登場するアリオスガンダムの後継機である新型ガンダム。

ダブルオークアンタガンダムサバーニャ同様にフレームは第4世代のままの為、アリオスの後継機であると同時に改造機のようなものだが、重武装で攻撃力を高めている。
動力となるGNドライヴ(太陽炉)の配置変更は行われず、アリオスと同じく両脚部中央に位置する。
飛行形態も受け継がれているが、腰部に接続されたサイドコンテナやGNソードライフルを前進翼として装着する等、これまでと比べフォルムは一変。戦闘機というより爆撃機のような幅と厚みがある形状となった。

パーツ毎にアリオスと比較するとより鋭角的になっており、飛行形態で大型の機首ユニットを被るように装着する等、ガンダムキュリオスと共通する点もある。

大きくせり出した胸部のコクピットユニットは、飛行形態ではフェイスを覆うように起き上がる。
これによりほぼ完全に頭部が隠される形となった。


アリオスでは支援機『GNアーチャー』のサポートによる火力増強が行われたが、ハルートにはキュリオスのテールユニットを簡略化した【GNミサイルコンテナ】を標準搭載。
GNアーチャーの特徴だった大型バインダーを模したサイドコンテナに高出力の【GNキャノン】をも持ち合わせ、頭部にあるアンテナの配置にはアリオスとの共通点も見受けられるが、
目元にはGNアーチャーを彷彿とさせるバイザーが付いている。
まさにアリオスとGNアーチャーがドッキングした形態《アーチャーアリオス》の発展機である。

また、チームプトレマイオスソレスタルビーイングは資金難である為、フレーム等の基礎設計はアリオスのそれを使い回しており、基本性能はアリオスと同じ。

機体操作、火器管制を分担制御する為にソーマ・ピーリスの同乗を想定しており、これまでガンダムと違い複座式のコックピットを搭載である点も特徴である。
これは、増設したバーニアや武装で無理矢理戦闘能力を上げている状態で、云わば歪な形で超高機動かつ火器管制と武装が多様・複雑化した影響故。
スーパーエース級でもないとまともに戦闘する事も儘ならず、完全に使いこなすには超兵2(3)人の複座式を必要とする超ピーキー仕様と化してしまった。


最終決戦では両脚にウエポンコンテナ付きブースターユニットを装備して出撃した。
この形態は嘗てのガンダムキュリオスガストを彷彿とさせるため、便宜上『ハルートガスト』と呼ばれる。




更に通常のツインアイ以外に頭部装甲下とフェイスカバーの下にもセンサーアイが隠されている。
発光パターンが赤になり、これら全てを展開すると六つ目となる。


この六つ目形態はマルートモードと呼ばれ、このモードとなったハルートはOSを3つ同時に起動。これにより、ハルートの豊富な武装を一度に使い分けられる。
アレルヤとハレルヤ、ソーマが揃う事で完全に力を引き出す事が出来る、まさに「真の超兵専用機」である。


主装備に採用された【GNソードライフル】には先代機と同じく速射性の高いビームライフルが導入されているが、GNキャノンとの斉射時にはクアッドキャノン効果で高出力のビームを放つ事も可能になる。
銃身下部には新素材が使われた実体剣が装着されている。ライフル部を収納し、銃床のグリップで保持する事で手持ちの剣としての使用も可能。
某ハサミ機能も健在で、銃身下部を開く事で使用可能になる。
内部刃にはGN粒子を纏わせる事が可能であり、切断力が上昇する。主にこの機能で侵食された機体からELSを切断して救助していた。

キュリオスの【GNシールド】、アリオスの【GNビームシールド】と発展を続けてきた「鋏機構」が三度搭載され、今度は純粋に攻撃装備としている。

GNソードライフルは飛行形態時に主翼を構成する為、標準で二挺装備。
飛行形態時にも使用可能で、射線が機体水平線上の斜め方向に固定されるが、正面のGNキャノンと併せて弾幕張りに有効。
更に進行方向に刃を立てて装着される為、ザンライザーのコンセプトを引き継いだ擦れ違いざまに切り裂く突撃戦法も可能である。


腰部後方のサイドコンテナには、新開発の【GNシザービット】を内蔵。追加装備のブースターにも内蔵されている。
先端が二股に展開し対象を挟み切る遠隔操作兵装で、ミサイルのような単純追尾兵器では対応し切れないレベルの敵が同時に多数出現した際に有効である。
パワーは全誘導兵器中最低値だが、GNシザーとしての切断力によって高い攻撃力を叩き出す。劇中でも凄まじい威力を発揮した。
その仕様上、粒子量が減少してくる長期戦になると切断力(=攻撃力)が大きく低下してしまう欠点も抱えている。



また、バックパーツはユニット化されており、破損や弾薬補給の際も迅速かつ容易に換装が行える。


劇中の無双ターンはマルートモードにより異常と言える機動を見せ、GNシザービットを飛ばしつつELSを切断・撃ち落とし、変態機動で避けまくり、
大型ELSを圧縮粒子を解放した大出力ビームでぶち抜き、超兵の力によりダブルオークアンタの対話への道開きを手助けした。 
クアンタを援護した後は、トランザムを発動。飛行形態による直角の機動を見せ付けて混乱する前線の真っ只中で戦い続けた。

ELSで溢れ返った最前線に居続けた事に加えて人命救助をしながら戦闘を行っていたので、ELSに身体のパーツを徐々に侵食されていき、最終的にパイロット2人が脱出した直後に被弾し上半身が大破した。
幸いにも下半身にある太陽炉は無事だったため、ELSとの戦いの後に再建造され、ヒューマレスト紛争に投入されている。


その活躍でアレルヤの前搭乗機であるアリオスの「電池」の汚名を払拭したが、
それとは別に、恋人であるマリー(ソーマ)と複座という設定から、今度は「愛の巣」と揶揄されることに。
しかしPVでの動画やプラモデルでの立体化による評価は高い。
劇場公開時のGNシザービットは映画館の暗さや速さのせいで碌に見えなかったが、映像ソフト化にあたって明るく修正された為、大分動きを目で追いやすくなっている。



ガンダムハルート PV版


特報用に作られた準備稿デザインのハルート。
デザインを担当した柳瀬氏曰く「変形機構を一新させた」とのことで、決定稿で主翼となるGNソードライフルは二基合わせて機首先端を構成する。
バインダーはGNアーチャーのそれに近い形状で、外側にビームキャノンを搭載。決定稿でミサイルコンテナとなるテール部は見た目ただの箱に近い形状をしている。




プラモデル
HG GUNDAM 00
9/18発売。
設定画等では「バインダーを背負わされている」という印象が強く、「薄っぺらい」という意見も多かったが、立体化してみると大きく印象は変わった。

GNソードライフルの鋏機構も再現されている他、飛行形態への変形も当然可能。
各部にロック機構が組み込まれており、しっかりと固定出来る。

未公開装備だった為、残念ながらGNシザービットは再現されていない。
また、最終決戦時のブースターユニットは付属されておらず、別売りでも販売されていない。

クリアパーツは全て無色透明なので、出来ればGNソードライフルの刃やバイザー等、見栄えに大きく影響する箇所だけでも塗装しておきたいところ。

しかし、細身の体型に大型のユニットを背負っている所為か、自立が非常に困難。

ユニットのピンを削ったり足首や脹脛にパテや錘を仕込む事で自立出来るようになるので素立ち派にオススメする。

2021年7月にプレバン限定で最終決戦仕様が遂に登場。
マルートモード時の頭部が一部新規造形で追加され、脚部のブースターユニットとGNシザービットが2基新規造形で再現されている。
GNシザービットは収納・展開状態を可動で再現可能な他、本体は展示に必要なアクションベースも付いてくる。


ゲーム
  • エクストリームバーサス マキシブースト
2015年3月についに劇場版00の最後の1機にして念願の参戦を果たした。
コストはダブルオークアンタガンダムサバーニャと同じく3000となる。
複座式のコックピットなのでアリオスと違い、パイロットがアレルヤ(ハレルヤ)&ソーマとなっている。なのでキャラ選択時の台詞がやたらと長い。因みにハレルヤは通常時でも喋る。

残弾の多い単射のメイン1と照射のメイン2の切り替えや格闘CSのGNシザービット、特射のクアンタ呼び出しを駆使して戦う射撃寄り万能機。
変形特射のミサイルは誘導が非常に強く割と刺さりやすい。更にGNミサイルを撃ち尽くすとコンテナをパージするが、これは核弾頭並みの爆風を引き起こすトラップとして使える。
更にHPが280を切るとマルートモードが発動。
こちらは後サブで高威力のライフルとキャノンの一斉射撃を放てるほか、GNシザービットを動きながら撒ける、機動力が上がるなど性能が上がる。
その性能は、ピンチに追い詰められてもマルートモードを駆使すれば戦局を有利に巻き返せる筈。
但し、発動時の無敵時間が短い為にヴァサのメガソニック砲やストフリのドラグーンフルバースト等で狙い撃ちされるとそのまま撃墜されてしまう。
通称 「マルートチャンス」。演出でカメラが固定されてしまうので即座にガードなども難しい。ハルートと組んだ僚機はしっかりフォローする必要がある。

覚醒技は切り抜けからGNシザービットで追撃し、切り上げてからの更にシザービットで追撃、止めに地面に一斉射撃を放つ「未来を切り拓く力」。
爆風は意図的に他の敵を巻き込めないがそこそこのダメージはある。

後に解禁から3ヶ月で家庭版の機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOSTに参戦した。

前作から更に強化を貰って続投している。
後に一度下方修正を受けてはいるが、それでも同コスト帯では上位に食い込む実力を持ち続けた。

ほぼ全ての射撃武装に下方修正を受け、前作とは一転し同コスト帯では最弱に等しい立場へ転落。
特にアシストのダブルオークアンタの性能弱体化や、変形時の照射ビームに貯め時間が入るなど強みを悉く潰されてしまったのは痛い。
後に修正を貰っていたのだが、謎の弱体化や噛み合わない仕様変更など現環境に食い込めるような性能には程遠く、2500コストの方がよほど使えるなど不遇は続いていた。
奇しくもアリオスガンダムも下方修正を受けているほか、今作より参戦したガンダムキュリオスも突出した性能を持たずパッとしないため、アレルヤの機体だけが総じて不遇という謎の共通性がある。

  • 機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST
OPで登場するなどやや好待遇。
……と思いきや蓋を開けてみれば前作と立ち位置がほぼ変わらぬ弱機体のままの性能でリリースされてしまった。

前作末期の時点で2度の強化を貰ってなお環境入りどころか低コストにすら負けかねない性能だったので更に強化が入った。
まず覚醒中一回限定で使用できるトランザムクアンタの突撃技が追加された……のだが、他の同系統の武装と比べて突進速度や当たり判定が低性能で使いづらい。
変形特殊格闘に汎用的な急速変形解除が付いたものの、変形武装からのキャンセルルートが無く、ここからのキャンセルルートも無いため使いたい時に使えず、使った時には隙が大きいなど時代遅れも甚だしいコマンドになった。さらに変形射撃CSのキャンセル先が一個潰された形になるので、弱体化ではないかという見方もある程。
更にEXバーストもMバーストが無くなり純粋な機動力強化とは呼べないVバーストに変貌。垂直落下できるという点はハルートにとってそれほど嬉しいものではないため、消去法でCバーストを選ばざるをえないという3000コストにあるまじきシステム面での弱体化を受けている。

作品によって変形できるかはまちまち。
戦闘アニメは優遇されているが、他のマイスターと違ってアレルヤやマリーが新規ボイスの収録に恵まれていないのが不遇…。

OVERWORLDでは最終決戦仕様のみかつ変形不可。またPSPのスペック限界で戦闘アニメが処理落ちしている。
CROSSRAYSでは通常仕様と最終決戦仕様の2つが登場。性能差は微誤差レベルで、ENとTRANS-AM攻撃が若干上昇している。変形は可能。
変形すれば強力なアビリティ「戦闘機乗り」の対象となる上GNシザービットが射程1の近距離にも撃てる為、飛行機好きならラストに狙う機体となっている。



『いいかぁ!?追記と修正の融合だァ!!』

分かってる!

了解!



『行くぜえェェェェェェェェェェッ!!!!』

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最終更新:2024年04月17日 16:28
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