巡狂座(烈火の炎)

登録日 :2012/01/30(月) 06:37:58
更新日 : 2017/05/27 Sat 06:35:47
所要時間 :約 4 分で読めます






久方ぶりに、刃を交えてみたい。




巡狂座(めぐりきょうざ)
CV:柴田秀勝

漫画『烈火の炎』の登場人物。


【人物】

禿げた頭に白く長い髭をたくわえた鉤鼻の老人。
花菱烈火の仲間である水鏡凍季也に氷紋剣を教えた、彼の師。

両親と姉を亡くした水鏡を引き取り、7年間氷紋剣を教えながら彼を養った。
水鏡は巡に非常に感謝し、尊敬していて「もう1人の父親」と言う程の恩人である。

当初、復讐しか頭になかった水鏡に学校の勉強を教えるなど、彼の「仇討ちの後の人生」をも見据えた教育を行っていた。
水鏡が優等生として通っているのは彼の薫陶の賜物である…が、教師に対する暴言、柳へのヤンデレめいた執着心など、
人格教育の点では少々問題があったようだ。

また「姉の仇が現れたら、迷わず斬れ」と、水鏡に言い聞かせていた。
以下ネタバレ






裏武闘殺陣の決勝戦、弟弟子の戒との壮絶な戦いの後、彼から

姉の仇は巡狂座である

という驚愕の事実を聞かされる。
水鏡は当然この事が当然信じられなかった。
また、本来なら一子相伝のはずの氷紋剣を何故戒に教えたのか、様々な疑問を胸に水鏡は大会後に巡狂座に会いに行くが道場は荒らされ、人ひとりいなかった…



以下更なるネタバレ






【因縁の対決】

最終決戦の地、HELL or HEAVEN にて水鏡は巡狂座と対峙する

―敵同士として―


水鏡は巡に様々な質問を投げかけるも、巡は全く応じようとはしない。

ただ、
この体に一太刀入れる度に真実を語る
と言い水鏡と巡の戦いの火蓋が切って落とされる。

そうして戦いの最中、巡の口から真実が語られていく…
―姉の仇は自分で相違無い事
―自分は麗の十神衆であった事


が、巡の体は衰弱しており、このまま戦えば確実に巡は死ぬ……それでは全てを知る事が出来ない。
そう考えた水鏡は、閻水全ての力と己の血を使い、巡の氷魔閻を破壊。


勝負あり、です。


そうして、負けを認めた巡からは更なる真実が語られた―


【真相】

実は巡は水鏡の実祖父であり、代々水鏡家に伝わる氷紋剣と『巡狂座』という称号を受け継ぐ者であった。

水鏡の父が氷紋剣の教えを受けていたが、不慮の事故で亡くなってしまう。
孫を心から愛していた巡は水鏡を危険にさらしたく無いという『祖父』としての思いと、氷紋剣を伝えなければならない『巡狂座』としての自分との葛藤に苦悶する。

苦悩の末、巡は水鏡に氷紋剣を伝授することを決め姉の美冬にその旨を伝えるも、美冬はそれを許さず代わりに自分が巡狂座になると言い氷紋剣を習い始める。


そんな折、巡の下に
「閻水と氷魔閻をもらいに来た」
と、麗の刺客…若き日の磁生がやって来る。


それと同じ頃、水鏡と美冬の元にも閻水を狙った麗の刺客が現れる。
巡は孫たちの危険を察知するが時既に遅し…美冬は殺されてしまっていた。


怒り狂った巡は刺客の二人を粉々に切り刻んだ。
つまり、本当に美冬を殺した者はこの時点で巡が仇を討っていたのだ。
(ちなみにこの際、刺客二人の卑劣なやり方に怒っていた磁生は二人を見殺しにしている)

巡は水鏡と閻水を守るために、磁生の誘いに乗り、十神衆首領補佐と言う高待遇で麗に入った。
麗解散後は水鏡と戦いたい、という条件で裏麗に加入。

巡自身は美冬を殺したのは自分と『巡狂座』という称号のせいだと自責の念に苛まれていた。
そして巡は自分、即ち『巡狂座』という姉の仇を殺させるために水鏡に氷紋剣を教えた。

水鏡が下山した直ぐ後に戒がやって来た。
巡は戒を伝言板にしようと、あえて戒に非情にあたり戒が水鏡を倒そうとするよう仕向け、水鏡がこれ程の剣士と渡り合えるならばその時が自分と戦うべき時だと決めた。


【最期】

遂に水鏡は巡狂座を倒した。
巡は真実を語った後、水鏡に止めを刺すように言う。
が、そこには復讐にとらわれていたかつての水鏡はいなかった。
氷のようだった水鏡に何か温かなものが芽生えていた。

戒という友が、火影という仲間が自分を変えてくれた―

その言葉を聞いた巡は、立派に成長した孫の姿に安堵し安らかな笑顔でその生涯を終えた。

遺体は見張りだった裏麗の男が責任を持って埋葬すると告げる。
彼はずっと巡の見張りをしているうちに、巡の身の上や孫(水鏡)の話をよく聞かされていたのだった。
戦闘中も、弱り切っている巡のことを心配しており、二人の戦いを止めようとしていた。

【戦闘】

水鏡や戒と同じく、氷紋剣を使って戦う。
描写は少ないが、水鏡や戒が使う技は全て彼ら以上の完成度で使える。

老体に加えて、敢えて一切の飲食を断って餓死寸前まで自らを弱らせていたため、本来の動きはもうできないが、もし全盛期か万全な体調であれば、水鏡が「一太刀も入れられない」ほどの強さだという。
そうであれば、紅麗並みの強さであると思われる。
というか弱体化しているであろうSODOM編時点ですら裏麗死四天・蛭湖をして「感じるパワーやプレッシャーはある意味紅麗以上」とすら言われ、獄中で何重にも鎖や重石を付けられていた状態にも関わらず「見た瞬間全身の血が凍るようだった」(←血の質が常人より上の蛭湖ですら)と言わしめる程。
師として接してきた水鏡はともかく、それ以外の人間では凄まじい重圧に勝てるかどうか疑わしかった…のかも。
《使用魔導具》

●氷魔閻
海魔の作品。戒が使っていた禍々しい剣。
腕に装着して使用する。
自意識を持った魔導具で、言語能力すらも有し、凶悪な口調で喋る。
作り手の凶悪さが反映されているのか殺傷性の高い攻撃が多く、何よりも人の生き血を欲している。

水鏡が己の血で作り出した刃で核を貫かれ、破壊された。




狂座はもう二度と巡らない―







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