聖刻(遊戯王OCG)

登録日 :2012/02/20(月) 23:16:19
更新日 : 2017/06/14 Wed 05:21:56
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聖刻とは遊戯王OCGに登場したテーマ、あるいはそのテーマをメインとしたデッキである。

▼概要

所属モンスターは全員光属性、ドラゴン族で統一されており、各々「リリース」と「通常モンスタードラゴン族(以下バニラドラゴン)を攻守0にして展開」に関する能力を持っている。
主にリリースされたときにバニラドラゴンを除外以外の好きなところから展開することができ、この展開能力の故に後述のソリティアが能力判明直後から開発され話題となっていた。
実際、高いワンキル性を誇るうえコンボデッキ特有の事故率も比較的低く、先攻でプレアデスを出して相手を縛るなど戦術も多彩なため、環境で《甲虫装機》や《HEROビート》、《ヴェルズラギア》などと覇権争いをしていた。



▼所属カード


■聖刻龍―ドラゴンゲイヴ
相手モンスター戦闘破壊時にバニラドラゴンを呼ぶ能力と、リリースされたときに聖刻バニラを呼ぶ能力を持つ下級聖刻。貴重な下級だが、リリース時の範囲の狭さがネック

■聖刻龍―ドラゴンヌート
対象にとられた時バニラドラゴンを呼べる下級聖刻。能動的に発動を狙うこともできるが、リリース時の効果を持たないため使いづらさは否めない
ぶっちゃけ、聖刻デッキに入れるよりもこのカードの効果に特化したデッキを組む方が使いやすい。
ゲイヴと併せてコンバットトリックを積み込んだデッキを作るのも面白いだろう。

■聖刻龍―ネフテドラゴン
聖刻リリースで自身を特殊召喚する効果、手札か場の聖刻をリリースして敵モンスターを破壊する効果、リリース時にバニラドラゴンを呼ぶ効果を持つ星5。汎用性は抜群で、またシユウと違いプレアデス等の優秀なランク5を呼べる点が評価出来る。

■聖刻龍―アセトドラゴン
攻撃力を下げて妥協召喚する能力、場の聖刻のレベルを他のバニラドラゴンと同じにする効果、リリース時にバニラドラゴンを呼ぶ効果。星5。エクシーズ素材にしやすく、出しやすいのでリリース要員としても扱いやすい。

■聖刻龍―トフェニドラゴン
サイバードラゴンと同じ条件の特殊召喚条件を勿論、リリース時にバニラドラゴンを呼ぶ効果。星6。全ての型において起点となる重要カード。出張要員としても大活躍。しかし特殊召喚効果を使って特殊召喚されたターンは攻撃できない。
相手にするとここに奈落を打つべきか、欲張って次の聖刻に打つべきかで悩まされるモンスター。というのもこいつをスルー→ガード・オブ・フレムベル通常召喚→ブラック・ローズとされる可能性があるのだ。とはいえシユウやネフテに打った方がいい場合もあるのもまた確かである。

■聖刻龍―シユウドラゴン
アセトの破壊対象を魔法・罠に変えた効果とリリース時にバニラドラゴンを呼ぶ効果を持つ。星6。トフェニと並んで聖刻においてキーカードとなる存在でトフェニ→コイツは聖刻の黄金パターン
ちなみにこいつ+レダメ+エネアードで打点がぴったり8000。
上手に使って1killしましょう。

■聖刻龍―ウシルドラゴン
墓地のバニラドラゴンと光ドラゴンを除外して出せる星7。破壊される代わりに他の聖刻をリリース能力を持つ。が、重いうえに能力もピーキーなため採用率は低め

■聖刻龍―セテクドラゴン
墓地のバニラドラゴンを三体除外して出せる星8。墓地のドラゴンを除外して相手のカードを破壊する能力を持つ。なかなか強力なカードだが重く、聖刻との噛み合わせが非常に悪いため聖刻デッキではほとんど採用されない。使うなら彼に特化させて使おう

■神龍の聖刻印
星8のバニラドラゴン。なんと 攻守0 という 規格外過ぎるステータス を持つ。完全に聖刻で展開すること専用のモンスター
見た目がラーの翼神竜のスフィアモードに非常に似ており、フレーバーテキストもそれを連想させるものになっている

■聖刻龍王―アトゥムス
ランク6のエクシーズモンスター。攻撃権を破棄し、エクシーズ素材を消費することでドラゴン族を攻守0にしてリクルートする能力を持つ。このデッキのエンジンで、コイツがこのデッキの爆発を可能としている

■聖刻神龍―エネアード
ランク8のエクシーズ。エアームドではない。手札と場から好きな数だけリリースし、その分敵のカードを破壊する能力を持つ。素材指定がなく、汎用性も高いためランク8が出せるデッキなら聖刻に限らず採用可能

■召集の聖刻印
聖刻をサーチする魔法。ノーコスサーチなので聖刻を安定させることが出来る。

■超力の聖刻印
手札の聖刻を呼び出すカード。強いには強いがそんなことしなくても聖刻はポンポン出ていくためあまり使われない

■抹殺の聖刻印
聖刻をリリースし、敵のモンスターを除外する罠。フリーチェーンで汎用性も高く使いやすい

■反射の聖刻印
聖刻をリリースすることでモンスター効果・魔法・罠を無効にして破壊するカウンター罠。カウンター罠内では割と汎用性が高い部類である



▼相性のいいカード


青眼の白龍
ご存知嫁ドラゴン。聖刻サポートは受けられないが単体で高い戦闘能力を持ち、彼女専用のサポートもあるためあながち劣ってはいない

銀河眼の光子竜
上級聖刻二体揃えれば特殊召喚可能。更に星8バニラドラゴンを効果で呼んでくれば超銀河眼の光子龍をエクシーズできる。お世辞にも使いやすいとは言えないがかなりのロマン

ドラゴラド
聖刻の為に生れたような子。ただ、能力自体はディスアドに繋がるため注意

カオス・ソルジャー -開闢の使者-
光属性中心なうえ、相性がいいカードに闇が多いためすんなり入る。エクシーズ素材としても優秀。開闢双覇斬、相手は死ぬ

忍者マスター HANZO、忍法・超変化の術
ドラゴン族デッキなので採用できる。先攻の弱点をカバーすることも可能

■星6バニラドラゴン
ランク6エクシーズするために欠かせない要素。いざとなればアドバンス召喚するのもよい。
特にラブラドライドラゴンはドラゴラドと合わせて高レベルシンクロやアルティマヤ・ツィオルキンの召喚条件を満たすのにも使える。

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
ドラゴンの御大将。アトゥムスのリクルート候補筆頭である。最近再録されたので今がチャンス。制限

征竜
ドラゴン族であるためやはり相性がいい。エメラルド・ドラゴンを手札から切りつつ聖刻をサーチできるテンペスト、オピオンやフェルグラントを処理できるブラスター、蘇生が強いレドックスあたりが主な採用候補か

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
レダメ二体から出せるロマン列車。見た目や召喚方法は一見ロマンだがワンキルするなら必須カード……だったのだが……。現在はトラゴエディアを使うことで召喚するのがベター

■儀式、帝モンスター
儀式やアドバンス召喚で聖刻をリリースすることでディスアドを回避できる。更に、呼び出したバニラドラゴンとエクシーズすることで更なる戦術を生み出すことも可能である

■The Tyrant Neptune
攻守0のレダメと他の聖刻をリリースする事で攻撃力5000近くになりレダメの効果をコピーして更なる展開が可能になる。

■カードカー・D
優秀なドローソース。手札にカードがそろえば一撃で敵を葬れる聖刻にとってはターンスキップなど些細なことである。

▼ソリティアについて

概要でも触れたがこのデッキ、既にソリティアパターンが存在している。トフェニとシユウからアトゥムスをエクシーズしてレダメを呼び出し、そのレダメで呼び出したドラゴンを素材にアトゥムスをエクシーズ……というのが基本。
出したレダメは攻守0だが、2体揃えてエクシーズしてグスタフを呼び出してやると、バーン効果も合わせて合計火力は 最低でも 12000を超える。
ただ折られやすい、コンボを撃ったターンで決めるために手札消費が激しいので折られると立て直しが効きづらいという弱点も存在する。
だが、それらを吟味してもやはり強力な即死コンボを持っていることは大きく、それなりに頭を使うので使っていて非常に楽しいことは間違いない。
使われた方はたまったものではないが
しかし、キーカード規制で現在は不可能である。

が、それでも聖刻3枚からワンキルダメージを出す方法は残っている。
その一例を紹介しておこう。

更に、現在ではこの様なワンキルルートも開発されている……。
こちらは最低手札二枚から10000以上ライフを持っていくことが可能であり、今後の聖刻のメインコンボとなる可能性がある。


こちらのコンボは最終的にレベル8×2が揃えば良い為、他にも様々なルートが存在する。
当然、上のルートとも共存可能となっている。

▼聖刻の主な転機


  • 2012年2月
GAOV発売。発売前にソリティアパターンが開発され発売直後から一線級の実力を発揮する。その為、いわゆる御祝儀価格も含めてアトゥムスは3000円を超えることも珍しくないという有様で、某暴騰列車も凄まじい勢いで価格を伸ばしていたりした。
発売直後はHANZOを入れる型が前提で議論されていたが、カードカー・Dの有用性が判明するにつれ衰退した。
また、発売前から話題となっていた聖刻リチュアが徐々に勢力を持ち始める。

  • 2012年9月
新制限が施行される。レダメ、ガストクラーケが制限、召集の聖刻印が準制限となる。これによりワンキルパターンが消滅、聖刻リチュアが瓦解するとともに環境の第一線から離れた。
ただし、その展開力は相変わらず高く、準環境級の実力はあった。群雄割拠な環境だったこともあり、大いにショップ優勝やCS入賞のチャンスはあった。
構築に際立った変化こそなかったもののレダメの空いた穴に防御のためのトラゴエディアや展開補助の思い出のブランコなどが投入されるシーンが多々見られる

  • 2013年2月
LTGY発売。征竜、ガントレット・シューターが登場、デッキパワーが向上する。以降は征竜を1~2種投入する型が主流となった。
しかし、環境が魔導と征竜の2強になってしまい、そしてそれらを同時にメタることができるヴェルズ以外のデッキはかなり厳しい戦いを強いられるようになったため環境的な地位は相対的に落ちた。

  • 2013年6月
青眼龍轟臨発売。銀龍の咆哮、竜の霊廟といった優秀なカードが多数登場しデッキパワーが上昇する。
しかし、その恩恵を最も受けたのはよりにもよって魔導と征竜であった。

  • 2013年9月
魔導書の神判、子征竜が禁止となり再び群雄割拠な環境が帰ってくる。この半年間での強化もあり、準環境級の地位を再び取り返してきている。

  • 2015年1月
ようやく召集の聖刻印の規制が解除され無制限に。相性の良いカードも増えてきたので、この勢いを逃さずに行きたい所だが、環境がかつてないほど加速している現状、盛り返すのは厳しいか?
しかし、一方でNo.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴンという新しい戦力が登場。
8軸聖刻が新たに注目を集めており、CS優勝などの報告が上がっている。



この項目が追記・修正された時アニヲタwikiから冥殿を特殊召喚する。この方法で特殊召喚された冥殿の攻撃力と守備力は0になる


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