ラッキーセブン(野球)

登録日:2011/10/13(木) 12:07:59
更新日:2024/02/26 Mon 17:57:45
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ラッキーセブンとは野球(ベースボール)の試合において七回に点が入りやすいと思われていることから呼ばれている。


【概要】

しかしデータを見る限りでは最も点が入りやすいのは1回。つまり試合開始直後である。
点が入りやすいというよりは投手交代や代打攻勢などにより試合が動きやすい回というイメージを受ける。
また交代する投手も9回のクローザー、8回のセットアッパーと比べると見劣りする場合が多くそれも一つの要素である。

語源となったのは1885年9月30日のシカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の試合にて
7回にホワイトストッキングスのある選手は平凡なフライを打ち上げたのだが、このフライが強風に吹かれてホームランとなった。
このホームランによってホワイトストッキングスは優勝を決め、勝利投手はこの出来事のことを「ラッキーセブンス」と表現した。一説にはこれが「ラッキーセブン」の一般的な用法の語源でもあるという。 (wikipediaより)

また「7」という数字は旧約聖書の頃から由緒正しき幸運の数字として扱われている。
7日はが天地を創した日数かつ安息日として扱われており、
神をたたえる日と定めたことからも、聖なる数字として定着した。
スロットなどで「7」の数字が揃うと大当たり扱いになるのもそれが由来のようである。




プロ野球
日本のプロ野球においては自チームの7回の攻撃の前にそのチームの応援歌を流すことが定例化されている。
他、チアガール達の色っぽいダンスや、マスコットの可愛らしい?ショーが披露されることも多い。
他、ジェット風船を飛ばすことが多く*1、超満員の甲子園で見られる六甲おろしとともに無数の黄色の風船が飛ぶシーンは圧巻の一言である。
花火を上げる球場も多く見られる(こちらは5回裏の後のグラウンド整備の時も多いけど)。
ちなみにショーの間プレイは中断されるので、選手達にとっても短いながらも一息入れられる瞬間となっている。
上記の通り試合が動きやすいのはデータ上では1回であるものの、一息が入ることにより流れも変わりやすいので印象には残りやすいだろう。
たまに6回2アウトから投手交代などで長引くと待ち切れずに飛んでいったり、膨らましすぎてバーストする風船があるが暖かく見守ろう。早漏とか言ってはいけない。
また、ジェット風船関連でいえば9回に勝った瞬間にも飛ばすほか、7回表や9回に大量失点するようなことがあっても一部のファンが自発的に、怒りを込めて飛ばすこともある。
試合中に風船を飛ばすのは試合進行の妨げになるのでやめましょう。落ちた風船で足を滑らせると大変なことになります。

一方で禁止の球場もある。
空気圧が抜ける可能性のある東京ドームなんかはその代表例。
東京ヤクルトスワローズでは岡田団長の頃より伝統的に東京音頭が流れふりが行われる。
また公式ではないが前奏では「くた〇れ、読売」と歌う人が多く、
特にヤクルト阪神戦になると阪神ファンの中にも傘を降って歌う人もおり球場は異様な雰囲気に包まれる。
なお、神宮球場もこの文化が根付いていることもありジェット風船は禁止となっている。

ちなみに実況パワフルプロ野球シリーズではそういった球場ごとのラッキー7イベントが(簡略的にだが)再現されている。




【MLB】
メジャーリーグでは七回裏前に小休憩が設けられ『私を野球場へ連れてって』が歌われる。
チーム数が非常に多く、球場やチームカラーからして個性的なメジャーリーグだが、ラッキー7のイベントは基本どこも同じである。
逆に7回以外のイベントが目白押しで、近年はボールパークの流行もあり球場にアトラクションがあったりするところも多いほか、豪華なオーロラビジョンによる華麗な演出でお客さんを楽しませているようだ。






追記、修正はジェット風船を膨らませてからお願いします。

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最終更新:2024年02月26日 17:57

*1 ちなみにこのジェット風船の元祖は広島と言われている。